カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ゆめマート三田尻、2019年4月23日開店-隣接する丸久アルクも全面改装

山口県防府市の山口県道185号線沿いに、イズミの食品スーパー「ゆめマート三田尻」が2019年4月23日9時に開店する。

ゆめマート三田尻。

イズミ、山口県中部初となる「ゆめマート」業態を出店

ゆめマート三田尻は、パチンコ店「ルクソール防府店」跡地に出店。建物は平屋建で、店舗面積は1,540㎡。イズミのゆめマート業態としては山口県3店舗目。
食品売場の青果部門では常時50種類のカット野菜を展開、鮮魚部門では対面販売を実施、イズミ直営のインストアベーカリー「ゆめのパンやさん」やイートインコーナー(14席)も導入する。
また、テナントとして店舗棟にクリーニング店「アサヒクリーニング」、別棟に萩発祥の地場大手うどんチェーン「スナダどんどん」の2店舗が出店する。

相次ぐ「丸久近接地」への出店-丸久三田尻も全面改装

イズミはかつて山口県の地場スーパー「丸久」(本社:防府市)と提携関係にあったが、2015年に資本提携関係を解消。その後は競合関係にある。ゆめマート三田尻はゆめタウン徳山ゆめタウン周南に続く3年連続での丸久近接地への出店となった。
特にゆめマート三田尻は丸久のお膝元である防府への出店であるが、ゆめマートに近接する「丸久アルク三田尻店」はゆめマート開業に先駆けて2019年3月から約1ヶ月間の休業を伴う大型リニューアルを実施しており、改めてイズミと丸久の「競争激化」が明るみとなった。
このほか、近隣には「ディスカウントドラッグコスモス三田尻店」も立地しており、店舗間競争の激化が予想される。

ゆめマート三田尻

住所:山口県防府市大字新田111 番地1
営業時間:9時~22時

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イオンスタイル幕張ベイパーク、2019年4月13日開店-「幕張ベイパーク」街びらき

千葉県美浜区のJR京葉線海浜幕張駅と検見川浜駅の中間に位置する「幕張ベイパーク」に、大型スーパー「イオンスタイル幕張ベイパーク」が2019年4月13日に開店した。

イオンスタイル幕張ベイパーク・イオンスタイル棟。

海浜幕張駅北東の商業核として出店

イオンスタイル幕張ベイパークの建物は平屋建4棟、直営売場面積は約2,400㎡、専門店売場面積は約2,025㎡。イオンとしては美浜区5店目の店舗となる。

イオンスタイル幕張ベイパーク。複数棟で展開。

同店は「イオンスタイル幕張若葉(仮称)」「Makuhari Life Street(仮称)」として建設が進められていたもので、「ビレッジ」と称する建物にスーパー、飲食店、雑貨店などが出店する。
ビレッジ1には、食品スーパー「イオンスタイル」が出店。同店の取扱品目は食料品、ドラッグ、日用消耗品、文具、ガーデニング・グリナリーのみ、衣料品は取扱わない。

店舗イメージ。

イオン直営の輸入食品専門店「カフェランテ」では、同店初となる「厳選豆」「自家焙煎」「本格抽出」をコンセプトとしたカフェが併設される。また、イオン直営のグローサラント型業態「ここdeデリ」では、イオン自社牧場で肥育されたタスマニアビーフを取扱うステーキ専門店「ガブリングステーキ」、パスタ・ピッツァ専門店「ペルグラーノ」、約20種類のサンドウィッチを提供するサンドウィッチ・パン専門店「デリサンド」、和洋中約30種類の惣菜を対面方式で販売する惣菜専門店「リワードキッチン」が出店。約100席の座席では、イオン食品売場で購入した食料品のイートインも可能となっている。

イオン初の専門店も

ビレッジ2~4には、カフェ併設の大型雑貨店「MALAIKA BAZAAR」(マライカバザール)、フランスパン専門店「MAISON KAYSER」のカフェ業態「& COFFEE MAISON KAYSER」(アンドコーヒーメゾンカイザー)、回転寿司チェーン「すし銚子丸 雅」、イタリアンレストラン「アンジェリカ」といったイオン初のブランドが多数出店、100円ショップ「ダイソー」も出店する。
また、同店の開店に合わせて、京成グループの千葉海浜交通が運行する「イオンお客さま専用無料店舗循環バス」の停留所が4月15日から新設される。バスは「イオン本社」、「イオンスタイル幕張新都心」、「イオン幕張店」(旧カルフール幕張)、「イオンスタイル検見川浜」(旧イズミヤ検見川浜店)、「イオンマリンピア店」を循環しており、買物の利便性向上が期待される。

イオンスタイル幕張新都心。

「首都圏最大級の街づくり」2029年完成予定

イオンスタイル幕張ベイパークが立地する海浜幕張駅北東の街区「幕張ベイパーク」は、幕張新都心若葉住宅地区・文教地区未利用地マスタープランの一環として、三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンスなど7社により開発が進められた大規模都市開発プロジェクトで、イオン開店と同日の2019年4月13日に街開きが実施された。

開発計画地。

街区の完成予定は2029年、開発面積は175,809㎡。もともとこの地には大学施設の進出が計画されていたが、住宅開発主体へと転換された経緯がある。

幕張ベイパークの立地図(公式サイトより)。

首都圏最大級の街づくりプロジェクト」「首都圏最大級のミクストユースの街づくり 」を称し、タワーマンション「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」(地上37階建)を核に「全米一住みたい街」とされる米国オレゴン州ポートランドをモデルとした、未来志向の新しい豊かさの実現、暮らし方の提案・応援をする約1万人が居住可能な「ライフ・イノベーション・タウン」を目指す。

幕張ベイパークのイメージ(公式サイトより)。

街区ではポートランドに本拠地を置く設計事務所「ZGFアーキテクツ」をコンサルタントとして招聘し、建築家「光井純氏」による「デザインガイドライン」が制定、コミュニティ形成を促す街づくりが行われる。また、国家戦略特区として「ドローン宅配」や「自動運転モビリティ運行サービス」の実証実験も検討されるという。

敷地イメージ(公式サイトより)。
(撮影:Ken97005さん

イオンスタイル幕張ベイパーク

住所:千葉県千葉市美浜区若葉3-2-16
営業時間:午前9時〜午後10時

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ゆめマート日田、2019年4月12日開店-イズミ、大分県西部初出店

大分県日田市の玉川交差点近くに、イズミの大型スーパー「ゆめマート日田」が2019年4月12日に開店した。

ゆめマート日田。

県西部初のイズミ、大分県初のイズミ直営ゆめマート

ゆめマート日田は日田市中心部に近い国道386号線沿いに出店。もともとこの地には地元企業のオフィスなどがあった。
建物は平屋建、店舗面積は2,350㎡。テナントはクリーニング店、大銀ATMのみであるが、以前より隣接地には明屋書店、マックハウスが出店している。また、徒歩圏の競合店としては日田市民生協「コープひた新治店」が立地する。
イズミはこれまで大分県西部地方には出店していなかったものの、日田市民は以前から総合スーパーの「ゆめタウン久留米」や「ゆめマートうきは」まで買い物に行くことが多くあったという。

ゆめタウン久留米。

そのため、日田市民にとっては待望の「イズミ」出店となったであろう。

食品+アルファの店づくり-観光客需要への対応も

ゆめマート日田の売場は食品が中心となるが、家庭用品売場に加えて小規模の衣料品売場、そして直営ドラッグストア「ゆめドラッグ」が設けられる。
また、入口附近には直営のインストアベーカリー「ゆめのパン屋さん」が設置されるほか、大型のイートインコーナーが設置される。このイートインコーナーでは「100円コーヒー」、「150円カフェラテ」なども提供される。

イートインコーナー。

惣菜売場には「日田風焼きそば」や「中津唐揚げ」など大分県内のグルメも販売されるほか、地元の酒や銘菓の取り扱いもなされている。大分自動車道日田ICにも比較的近い同店だけに、観光客需要にも対応した店舗となりそうだ。

ゆめマート日田

住所:大分県日田市大字十二町岸高564番地-1
営業時間:9時~22時

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イオン新金岡店・エブリー専門店街、2019年5月19日閉館-旧・新金岡サティ

大阪府堺市北区の大阪メトロ御堂筋線新金岡駅前・北区役所前にあるショッピングセンター「イオン新金岡店」「エブリー専門店街」が2019年5月19日に閉館する。

ショッピングセンターエブリー、36年の歴史に幕

イオン新金岡店はショッピングセンターエブリーとして1983年4月に開業。当初の館内はニチイ新金岡店・エブリー専門店街(新金岡商業協同組合)で構成されていた。核店舗は新金岡サティを経て2011年にイオン新金岡店となった。
売場は1階から3階まで、売場面積は15,150㎡で、建物は新金岡商業協同組合が所有する。

イオン新金岡店。

隣接地には関西スーパーを核店舗とする「フレスポしんかな」(旧しんかなCITY)、「ドン・キホーテ新金岡店」が立地する。
近隣では2月3日にケーズデンキが閉店したばかりで、相次ぐ大型店閉店となった。

跡地にマンション建設か?

イオンは駅前立地であり、近隣ではマンション建設や団地の建て替えも行われているため地域の核となる新施設の出店が期待されるが、4月現在では跡地の活用方法などは発表されていない。
なお、店舗前(駅前)には11階建てマンションを4棟建設する告知が掲出されており、一部・もしくは大部分の敷地がマンションとなる可能性も高い。

店舗前に掲出された告知看板。
(写真:浅葱さんLandscape 101さん

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イトーヨーカドー ザ・プライス西川口店、2019年5月20日閉店-「中華街」のスーパー、44年の歴史に幕

埼玉県川口市の西川口駅近くに位置する総合ディスカウントストア「イトーヨーカドー ザ・プライス西川口店」が、2019年5月20日をもって閉店する。
イトーヨーカドー ザ・プライス西川口店。

西川口駅エリアを代表する大型店、44年の歴史に幕

ザ・プライス西川口店は1974年5月、総合スーパー「イトーヨーカドー西川口店」として開店。長らく西川口駅西口エリアを代表する大型店として営業を続けていたが、消費者の低価格志向への対応として2009年3月、ザ・プライス3号店「ザ・プライス西川口店」に業態転換していた。建物は地上4階建、売場面積は6,003㎡。建物は元々この場所で鉄工所を経営していた両国の不動産会社が所有する。
イトーヨーカドー直営の食品・衣料・生活雑貨売場(3,177㎡)に加え、子供服・ベビー服・ベビー用品専門店「西松屋」、100円ショップ「キャンドゥ」、文化教室「ヨークカルチャーセンター」など9店舗が出店する。

西川口駅周辺。

店舗近隣では近年、国内有数の中国人街「西川口チャイナタウン」が形成されていることから、同店フードコート「ポッポ」跡にも本場中国料理を提供する「香港飲茶 吉時餃子」が出店、注目を集めていた。

跡地の活用方法は未定、閉店セールは4月13日より開催

店舗跡地の活用方法について、現時点では未定であるが、建物は築40年以上経過するなど老朽化が進んでおり、閉店後は解体されるものとみられる。
店舗近隣にはディスカウントストア「ドン・キホーテ西川口駅前店」、中国食品専門スーパーなどが営業しているが、一般的なスーパーは駅東口の「東武ストア西川口店」のみとなるため、早急な跡地活用と新たなスーパーの進出が期待される。
イトーヨーカドーは同店の閉店に合わせて、川口駅付近の「ザ・プライス川口店」の閉店も発表しており、4月13日から閉店までの約1ヶ月間、両店合同での閉店セールが開催される。

同店と合わせて閉店を発表したザ・プライス川口店。

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イトーヨーカドー ザ・プライス川口店、2019年5月19日閉店-川口銀座、再開発へ

埼玉県川口市の川口駅前にある川口銀座商店街に立地する総合ディスカウントストア「イトーヨーカドー ザ・プライス川口店」が、2019年5月19日をもって閉店する。川口銀座商店街では再開発が計画されており、近隣の店舗も順次閉店・解体されることとなる。
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イトーヨーカドー ザ・プライス川口店。

川口銀座商店街を代表する大型店、48年の歴史に幕

ザ・プライス川口店は1970年12月に総合スーパー「イトーヨーカドー川口店」として開店。川口市の中心商店街である「川口銀座商店街」(銀座通り樹モール)を代表する大型店として長年営業を続けていたが、セブン&アイHDの大型ショッピングセンター「アリオ川口」が2005年11月に開店するなど、商環境が変化したため、2008年11月にザ・プライス2号店「ザ・プライス川口店」に業態転換していた。
5階建てで、売場面積は7,105㎡。建物は建物内に本社を置くビルメンテナンス会社が所有する。
イトーヨーカドーの直営食品・日用品売場「ザ・プライス」、直営衣料・生活雑貨売場「イトーヨーカドーアウトレット」に加え、専門店7店舗が出店する。

銀座商店街、再開発へ-タワーマンションなど建設

今回の閉店は、清水建設・野村不動産JVが参画する「川口栄町3丁目銀座地区第一種市街地再開発事業」によるもので、2019年度中の着工、2022年の完成が予定されている。

川口栄町3丁目銀座地区再開発イメージ。

店舗跡地を含む約1.1haには、地上28階地下2階建、高さ約100m、約481戸規模のタワーマンションが建設される。新施設には商業施設も併設される計画であるが、現在出店している店舗が再出店するかどうかは、イトーヨーカドーを含め未定となっている。
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川口銀座商店街。右側が再開発地区。

4月13日から閉店セール

イトーヨーカドーは同店の閉店に合わせて、西川口駅付近の「ザ・プライス西川口店」の閉店も発表しており、4月13日から閉店までの約1ヶ月間、両店合同での閉店セールが開催される。

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MEGAドン・キホーテ甲賀水口店、2019年4月25日開店-ピアゴ水口店跡に

滋賀県甲賀市水口町のピアゴ水口店跡に、ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ甲賀水口店」が2019年4月25日に開店する。

MEGAドン・キホーテ甲賀水口店。

地元の青果・鮮魚店や老舗精肉店が並ぶ「生鮮館」導入

MEGAドン・キホーテ甲賀水口店の事実上の前身となる「ユーストア水口店」は2000年3月に開店。運営会社の経営統合及び店舗ブランド再編に伴い、2009年2月に店舗名を「ピアゴ水口店」に改称していたが、2018年11月18日をもって閉店していた。
MEGAドン・キホーテ甲賀水口店の建物は地上3階建、営業フロアは1~2階、売場面積は4,636㎡。
ドンキとしては東近江店(4月23日開店)に次いで滋賀県7店舗目、甲賀地域では初出店となる。運営会社はユニーの100%子会社として設立された「UDリテール」ではなく、ドン・キホーテの直営となる。

改装中のピアゴ水口店。

生鮮4品を揃えたワンストップ型店舗」として、青果・鮮魚・精肉・惣菜をフルラインで展開する生鮮食品売場「生鮮館」では、近江牛を取扱う1902年(明治35年)創業の老舗精肉店や地元の鮮魚店、青果店といった品質にこだわったテナントを導入、精肉・総菜コーナーではドンキ名物の大容量パック「メガ盛り」商品の精肉・惣菜を販売し、ファミリー層に向けたケース販売や大容量販売の商品も強化するなど、価格訴求性の高い商品も取扱う。
その他、家電やアパレル、キッズ衣料を拡充、屋外エントランスに遊具を設置したスペースを設けるなど、「近隣のお客さまの生活の一部としてご利用いただける店舗」を目指すという。
(撮影:ヨークセブンさん 

4月22日追記:テナントとして、ユニー・ファミリーマートHD及びPPIHが出資するカネ美食品が「MEGAドン・キホーテ」内としては初となる総合惣菜店舗「kanemi」を出店する。

MEGAドン・キホーテ甲賀水口店

住所:滋賀県甲賀市水口町北泉1丁目30番
営業時間:午前9時~翌午前2時

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ダイソー梅田OPA店、2019年4月12日開店-ダイソー「新ロゴ」採用1号店、関西最大級

大阪府大阪市北区のファッションビル「梅田OPA」(梅田オーパ)に核テナントとして「ダイソー梅田OPA店」が2019年4月12日に開店した。

ダイソー梅田OPA店。

梅田OPAの大部分、関西最大級の巨大ダイソーに

ダイソー梅田OPA店は2015年3月27日に開店、店舗面積は約331㎡。長らくOPAのテナントの1つとして営業を続けていたが、施設の改装に伴い2019年3月以降一時閉店していた。
新店舗は梅田OPAの地下1~2階に出店、店舗面積は1,704㎡。
コーポレートスローガンに「だんぜん!ダイソー」を掲げ「新CI・新ロゴ採用1号店」として、売場を旧店舗の約5倍に増床。地下1階を雑貨フロア、地下2階を食品フロアに刷新し、ダイソーグループの300円均一ショップ「THREEPY」を導入するなど、上質感が感じられる売場となった。

積み重ねられたぬいぐるみコーナー。


THREEPPY梅田OPA店。

想像超えるダイソーの大規模改装、品揃えに驚きの声も

大阪・梅田エリアは以前より、西日本有数の商業集積地にもかかわらず、100円ショップが小型店4店舗(ダイソー3店舗、ワッツ1店舗)しか出店しておらず、梅田地下街の「ダイソーホワイティうめだ店」も泉の広場撤去工事に伴い2019年5月9日をもって閉店するため、多様化する顧客の要望に対応可能な幅広いジャンルの商品展開を行う大型100円ショップを望む声が聞かれていた。
関西最大級のダイソーとして生まれ変わった梅田OPA店では、旧店舗時代との売場の変化に驚きをみせる利用客も数多くみられており、SNSユーザーによる投稿も商品の豊富さに対する高い満足が伺えるコメントで占められる結果となった。
SNS映えするフラワーコーナー。

梅田OPA「ほぼダイソー化」でイオン商品券も扱い終了

今回のダイソー新CI・新ロゴ採用1号店開店に伴い、梅田OPAは館内の殆どがダイソーとなった。そのため、イオン商品券、WAONPOINTなどの取扱いを終了する。

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【熊本地震】JR豊肥本線、2020年度中に復旧へ-約5年ぶりに

2016年4月の熊本地震から一部区間が不通になっているJR豊肥本線が2020年度中に運転再開される方針であることが発表された。

豊肥本線(阿蘇市・宮地駅)。

豊肥本線、約5年ぶりに全線復旧へ

2020年度中までに復旧するのはJR豊肥本線肥後大津(大津町)-阿蘇間(阿蘇市)の27.3キロメートル。

赤い線が不通区間(地理院地図を用いて作成)。

復旧の時期は国土交通省、熊本県、JR九州でつくる「JR豊肥本線復旧連絡協議会」が2019年4月10日におこなった会議によって決まったもので、4月12日に国土交通省が発表した。
2019年春現在、被災した51箇所のうち約8割で復旧に着手しており、約4割の23箇所で復旧が完了しているという。
同区間には同じく復旧工事が進められている南阿蘇鉄道高森線(上記地図の黒破線が不通区間)との接続駅である立野駅も含まれるため、同線の復旧にも弾みがかかるであろう。
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南阿蘇鉄道。

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ドン・キホーテUNY富士中央店、2019年4月23日開店-ピアゴ跡、生鮮売場は廃止

静岡県富士市のピアゴ富士中央店跡に、ディスカウントストア「ドン・キホーテUNY富士中央店」が2019年4月23日午前9時に開店する。

ドン・キホーテUNY富士中央店。

静岡県2店舗目となるドンキ・ユニーのダブルネーム店舗

ドン・キホーテUNY富士中央店の前身となる「ユーストア富士中央店」は1995年4月に開店。運営会社の経営統合及び店舗ブランド再編に伴い、2009年2月に店舗名を「ピアゴ富士中央店」に改称していた。その後、ドンキへの業態転換のため、2019年2月3日をもってユニー直営売場を閉店、現在は一部専門店のみが営業を継続している。
隣接地にはスーパーセンターエスポットが立地する。

生鮮は取り扱い中止

ドン・キホーテUNY富士中央店の建物は地上2階建、直営売場面積は5,159㎡。ユニーの100%子会社として設立された「UDリテール」が運営する。
ドンキとしては静岡県14店舗目で、ユニー・ドンキ双方のブランドを冠したダブルネーム店舗としては2019年2月に開店した中里店に次ぎ2店舗目となる。
今回の業態転換に伴い同店では生鮮食品の取扱いを終了、テナントとして飲食店、宝くじ販売店の2店舗のみ営業を継続する。

ドン・キホーテUNY富士中央店

住所:静岡県富士市青葉町625
営業時間:午前9時~翌午前2時

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