岩田屋三越(福岡市)は、福岡県久留米市の西鉄久留米駅に直結する「岩田屋三越 岩田屋久留米店新館」(千歳プラザ)を2019年春に閉館させる。
追記:閉館日は3月21日となる。
久留米岩田屋新館。
「千歳プラザ」の売場を閉鎖、米城ビルに集約
岩田屋久留米店(久留米岩田屋)は西鉄久留米駅東口に竣工した「米城ビル」(地上11階、地下1階)に1972年5月開業。
今回閉店する新館は、米城ビルに隣接する再開発ビル「千歳プラザ」(西鉄久留米駅東口再開発A棟、専門店街を含む売場面積6,002㎡、岩田屋部分は約5,000㎡。なお「B棟」(千歳プラザ西館)はリベール。久留米市、地権者などが出資・所有する第三セクター)の竣工に合わせて1983年8月に開店した。
新館は地上10階、地下1階建てで、岩田屋は1階から4階までに出店。紳士服売場、銘菓売場、書籍「リブロ」などが入居する。
なお、久留米岩田屋全館の売場面積は17,655㎡、2017年度の年商は117億7,100万円となっている。
久留米岩田屋本館「米城ビル」(左)、新館「千歳プラザ」。
新館が入居する「千歳プラザ」のうち、5階から10階には久留米ハイネスホテルが入居するが、今後も営業を続けるものと思われる。
なお、地階の専門店「ダイソー」は岩田屋の売場ではない(専門店街「ビープラ」)が、エスカレータで岩田屋の売場とも繋がっているため、営業継続するかどうかは未定である。
新館のようす。
改修を進める本館、屋上庭園も人気に
一方の岩田屋久留米店本館は1972年5月開業と古いものの、近年は所有者の米城ビルが全面改修を進めており、2013年には屋上庭園・屋上フードコートが再整備されたほか、耐震補強工事や外壁更新、トイレの洋式化も実施されたばかり。
駅直結の好立地だけに、今後は綺麗になった本館への「一館化」による更なる活性化、そして新館跡への新たなテナント誘致も期待される。
屋上庭園。
外部リンク:IWATAYA|岩田屋久留米店 月間イベント情報 – 岩田屋三越
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