アスティ新富士、2018年11月21日開業-JR新富士駅、駅前整備も完了して脱”不便な駅”に

静岡県富士市の東海道新幹線JR新富士駅ビルに、ジェイアール東海静岡開発が運営する商業施設「ASTY新富士」(アスティ新富士)が11月21日に開業する。

ASTY新富士。

不便な新富士駅に「駅併設の商業施設」誕生

前身となる富士市新富士駅都市施設「ステーションプラザFUJI」は1988年、JR新富士駅の開設に合わせて開業。一般社団法人富士山観光交流ビューローにより、展示室、会議室などが運営されていたが、2018年6月30日をもって閉鎖されていた。
今回開店する「ASTY新富士」の延床面積は1,446㎡。
海鮮レストラン「まるごと駿河湾」、静岡地盤の焼肉チェーン「焼肉飯店 京昌園」、洋風居酒屋「丸鶏ハコザキ」、「エイトリッチーズカフェ」、地元製紙会社「紺屋製紙」プロデュースの紙バンド手芸が楽しめる雑貨店「カミレオン58」、「近藤薬局」の6店舗が出店し、セブン銀行ATMも併設する。

まるごと駿河湾。

また、大階段や内装の一部に地元産の「富士ひのき」を使用するなど、富士市の玄関口として相応しい環境づくりを目指すとしている。

館内イメージ。


館内イメージ。

「富士山口」整備も完了-利便性向上に

新富士駅では、富士市がおこなっていた「富士山口(北口)駅前広場整備事業」が11月1日に完成。バス乗降場のロータリー化、一般駐車場の増設などが行われた。

富士山口(北口)整備イメージ。

新富士駅は東海道新幹線の駅では唯一、在来線・他社鉄道路線が接続されておらず、富士市の中心部からも2kmほど離れているため利便性が高いとは言いがたかった。
駅周辺には東芝グループや王子製紙グループ、日本製紙の工場、富士市産業交流展示場「ふじさんめっせ」が立地するにもかかわらず、駅前にはディスカウントストア1店舗しかなく、飲食店の出店も僅かなものであったため、今回のASTY新富士開業は出張客のの満足度向上にも繋がるであろう。

外部リンク:ASTY静岡 | ASTY新富士
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