JR九州は、2021年の開業を目指して工事が進められている「熊本駅ビル」(仮称)の開発概要を発表した。
新・熊本駅ビル。
新駅ビルは12階建て
現在の熊本駅ビルは1958年に建築されたもので、1991年に欧風に改装されたもの。
現・熊本駅舎。
新たな駅ビルは地下1階、地上12階建て。延床面積は107,000㎡、店舗面積は37,000㎡となる。駅ビル部分の店舗面積はアミュプラザ鹿児島、アミュプラザおおいたとほぼ同規模だ。
館内の地階~7階は商業施設と映画館、8階は結婚式場など、9階から12階はホテルとなるほか、約800台の駐車場が設置される。
このほか、別棟の立体駐車場も整備されるため、全体の駐車台数は約2100台となる。
館内全体の構成図。
JR九州の「アミュプラザ」と「ホテルブラッサム」進出
商業施設はJR九州が展開する大型商業施設ブランド「アミュプラザ」になると見られ、高層階には映画館が入居。駅ビル前にはイベントが開催できる大屋根を設置し、大屋根の上と館内の一部には憩いと賑わいの空間として「水と緑の立体庭園」が整備される。
大屋根の上には庭園が設置される。
また、宿泊施設はJR九州のホテルブランド「ホテルブラッサム」になると見られ、結婚式場、バンケットルームなどが併設される。
「えきマチ1丁目」は2018年春に増床
駅ビルの建設に先駆けて、JR九州は2018年春に熊本駅の豊肥本線・鹿児島本線下り線の高架化を行い、それに合わせて高架下に商業施設を増床する。
増床工事に伴い、構内の商業施設「えきマチ1丁目熊本」の西館部分は10月1日より休業している。
えきマチ1丁目は増床のため10月1日より一部休館中。
(熊本地震の復旧工事中に撮影)
新駅ビルのイメージ画像はニュースリリースより。
外部リンク(ニュースリリース):熊本駅ビルの開発概要について
外部リンク:増床・リニューアル工事に伴う「えきマチ1丁目熊本西館」休業のお知らせ
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