埼玉県川口市のショッピングセンター「イオンモール川口」が8月31日をもって閉店する。
施設は閉店後に「新しいイオンモール」に建て替えられる見通しだ。
イオンモール川口。
かつての「グリジャ」、34年の歴史に“一旦”幕降ろす
イオンモール川口はジャスコと三菱商事の合弁会社「ダイヤモンドシティ」が手がけたショッピングセンター「川口グリーンシティ」(イオンモール川口グリーンシティ、通称グリジャ→2011年に現名称に変更)として1984年に開業。1990年には3階建ての既存棟南側に6階建て(売場は3階まで)の新棟を増床した。
売場面積は34,000㎡で、施設所有者はサイボー(旧 埼玉紡績)株式会社。
総合スーパー「イオン川口店」を核に「ユニクロ」、鉄道模型店「ポポンデッタ」など約70の専門店が営業している。
イオンモール川口の館内。
3階では「メモリアル展」を実施中
イオンモール川口では8月31日の閉店を前に売り尽くしセールを実施中で、3階特設コーナーでは「イオンモール川口メモリアル展」が開かれている。
メモリアル展ではイオンモール川口の歴史を振り返るパネルや昔の商品広告・グッズなどが展示され、利用客の寄せ書きや新施設に関するアンケートボックス(後述)も設けられている。
3階ではメモリアル展を実施。
閉店後は「新しいイオンモール」に建て替えへ
施設を所有するサイボーは、イオンモールとの共同で「周辺まちなみ景観に配慮した新たなコミュニティ空間の創出」を掲げた土地利用を検討していくと発表していた。
館内特設コーナーには『新しいイオンモール川口に「あったらいいね!」大募集』と題したアンケートボックスが設けられており、施設は「新しいイオンモール」に建て替えられるものとみられる。
館内特設コーナーでは新施設に対するアンケートを実施。
至近では、同じくサイボー所有の「イオンモール川口前川」(旧ダイヤモンドシティ・キャラ」が立地している。
そのため、イオンモール川口跡に誕生する「新しいイオンモール」は、既存店(川口前川)と「被らない」施設像が求められそうだ。
外部リンク:イオンモール川口
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