大中原宿店、2018年3月25日閉店-人気老舗雑貨店、最後の店舗が閉店

元ダイエー系で、現在はマルシェガーデン株式会社(千代田区)が展開する老舗アジアン・中国雑貨ブランド「大中」最後の実店舗「大中原宿店」(1980年開店、東京都渋谷区)が、2018年3月25日をもって閉店する。

大中原宿店。

ダイエーのアジアン・中国雑貨専門店として創業

大中は大阪市都島区の「ダイエー京橋店」内で1972年に創業。
ダイエーグループのアジアン・中国雑貨専門店「大中」として全国に店舗網を拡大した。店名の由来は諸説あるが、「大栄」と中国、そしてダイエーの創業者「中内功」氏を暗喩したものであるとも言われる。
創業した1972年は日中国交正常化が行われた年で、看板キャラクターである「大中パンダ」は同年に日本に上陸した上野動物園のパンダ人気にあやかり作られたもの。大中のシンボル的存在となっており、店舗では「パンダスリッポン」など大中オリジナルのパンダグッズが数多く並べられている。

人気の「パンダ」商品(公式Twitterより)。

2009年にはパルコ、丸井、イオンモールなどの大型商業施設内や、繁華街に路面店として70店舗近くを展開していたが、ダイエーの事業整理に伴い、当時の運営会社は2014年に清算されていた。
現在の大中は、ダイエーから雑貨専門店「マルシェ」「大中」の一部店舗を承継した「マルシェガーデン」が2014年から運営している。

竹下通りの原宿店、閉店セール実施中-今後は通販で?

大中原宿店は原宿・竹下通りに1980年に開店。2月17日から閉店セールが行われており、人気商品「パンダTシャツ」などの人気商品が最大70%引きで販売されている。

原宿店では閉店セールを実施中。

マルシェガーデンによると、大中の一部商品はネットショップ・通販などで販売を継続する方針だといい、今後も長年親しまれた「大中」ブランドが生き続ける可能性もある。

外部リンク:大中(公式サイト)
外部リンク:大中 DAICHU OFFICIAL BLOG
外部リンク:大中原宿店(@DaichuHarajyuku)さん | Twitter
外部リンク:大DAICHU中さん(@daichu_official) • Instagram写真と動画
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