マルエツ立川駅北口店、2月25日閉店-撤退相次ぐ「フロム中武」、ニトリも閉店

かつて“サブカルの聖地”として親しまれた JR立川駅前の商業施設「フロム中武」(ふろむちゅうぶ)からテナントの流出が相次いでいる。
フロム中武の新たな核店舗であった地下1階の食品スーパー「マルエツ立川駅北口店」が2月25日に閉店。3階の「ニトリデコホームフロム中武店」も2月12日に閉店している。
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フロム中武・マルエツ立川駅北口店。

かつての「サブカルの聖地」、2015年に一旦幕

フロム中武は中武ビルディングが運営する専門店ビルで、店舗面積は12,552㎡。 1962年に「中武デパート」として開業し、1984年の全面リニューアルを機に現在の施設名となった。

フロム中武には2002年11月にアニメショップ最大手「アニメイト」が進出して以降、フィギュア専門店や中古同人ショップ、アイドルカフェなどサブカル系のテナントが相次ぎ出店。一時は「ももいろクローバーZ」がライブ拠点の1つとしていたほか、正面看板などに掲げられた立川に関するユニークなキャッチコピー(現在も不定期で実施)が一躍注目を浴びたこともあり、立川を代表する「サブカルの聖地」として一時代を築いていた。
しかし、施設の老朽化に伴う耐震工事のため2015年4月から約1年間一時閉店し「サブカルの聖地」としての歴史に幕を下ろした。

リニューアルから僅か2年…撤退相次ぎ岐路に立たされる

2016年5月に全館リニューアルを迎えたフロム中武であったが、改装休業中にアイドルカフェ「ハーツ劇場」や「アニメイト」などが周辺ビルに完全移転していたこともあり、サブカル系テナントを呼び戻すことはできずに大幅な路線転換を実施。
改装後は食品スーパー「マルエツ」(売場面積:895㎡)、紳士服「サカゼン」、100円ショップ「ダイソー」、生活雑貨「ニトリデコホーム」など、大型専門店を中心とした商業施設となった。
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リニューアルオープンしたころのフロム中武。

しかし、好調な立川エリアの近隣商業施設とは裏腹に、リニューアルの目玉であった大型スポーツショップ「ギャラリー2」(7階)が2017年7月に、「ニトリデコホーム」(3階)が2018年2月に相次ぎ撤退するなど苦境に立たされており、新店舗の誘致もままならない状況が続いている。
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僅か1年半で撤退したニトリデコホーム。
高島屋立川店へのニトリ大型店進出が閉店の原因とみられる。

今回フロム中武から撤退する「マルエツ立川駅北口店」は、開店前は立川駅北口では数少ない食品スーパーになるとして期待を集めていたが、生鮮食品や惣菜部門の強化を打ち出した「MEGAドン・キホーテ立川店」(2016年1月開店、旧ダイエー跡地)や業務用食品スーパー「肉のハナマサ立川店」(2016年10月開店)が同時期に開店したこともあり、競争力が低下していた。
マルエツの閉店により、フロム中武は地階の全体、3階の殆ど、6階の半分が空き店舗となる(7階は大部分が改装中)。

7階は「医療モール」に-新たな核店舗はどうなる

フロム中武は打開策として2018年2月1日以降に7階全区画を医療モール「立川北口メディカルモール」に転換する大幅リニューアルを進めており一部区画には医療機関が開業している。
しかし、依然として多くのフロアで空き区画が目立っているうえに集客の要であった食品スーパーも失うことから、近隣の大型商業施設と差別化可能な有力テナントの早期誘致が期待される。

外部リンク:フロム中武
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