カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

三井アウトレットパーク マリンピア神戸、2024年度リニューアル開業-現店舗は2023年1月15日閉店

兵庫県神戸市垂水区の垂水駅近くにあるアウトレットモール「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」が建替えのために2023年1月15日に一旦閉館し、2024年度にリニューアルオープンする。

マリンピア神戸。(ニュースリリースより)

マリンピア神戸、開業24年で建て替えに

三井アウトレットパークマリンピア神戸は1999年7月に「マリンピア神戸ポルトバザール」として開業、2008年に現在の名前に改称された。エキチカであるとともに、隣接して港とマリーナを擁することを特徴としている。
2006年、2009年に増床しており、現在の店舗面積は22,093㎡。現在の建物での営業は2023年1月15日までとなる。

マリンピア神戸、大きく増床へ

マリンピア神戸の建替え後の延床面積は約74,000㎡と、現在より大幅に広くなる見込み。

マリンピア神戸の建替え後イメージ。

三井不動産は今回の建替えに際して「施設のスケールアップをはかり、国内外のファッションブランドやセレクトショップ、キッズ、スポーツ&アウトドア、生活雑貨など、幅広い店舗・ブランドをより一層充実させる」としている。
(画像は公式サイトとニュースリリースより)

三井アウトレットパーク マリンピア神戸

兵庫県神戸市垂水区海岸通り12-2

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イチセトウチ、2022年9月30日より順次開業-福山そごう→天満屋ロッツ→リム跡、地元企業が「新コンセプト」で1階のみ再生

広島県福山市のJR福山駅西側にある旧福山そごうビルの1階が「イチセトウチ(iti SETOUCHI)」として、2022年秋より区画ごとに順次開業している。

イチセトウチ(iti SETOUCHI)
外観はリムふくやまのまま。

旧福山そごう→天満屋ロッツ→リム、4度目の再挑戦

ここまでの詳しい経緯はこちら。

イチセトウチ、そごうビルの1階のみ活用で順次開業

イチセトウチは、旧福山そごうビルの1階のみを活用したもの。延床面積は約5,500㎡。施設の管理・運営は福山市による公募・選考によって決定した、福山電業株式会社(本社:福山市)が行う。同社は1946年創業の地場老舗企業で、電気設備工事を主業に病院や消防署など官民問わず様々な施設の工事を手がけているほか、近年は福山市中央公園Park-PFI事業などまちづくり事業への参画を積極的に進めている。

イチセトウチのエントランス。
そごうの社旗掲揚柱が再活用されている。

同店は今までのそごう、ロッツ、リムのようなテナントを多く出店させた商業施設とは異なって「小さなまち」をキーワードとし、レンタルスペースとしての性格も兼ね備えていることを特徴としており、2022年9月30日には複数の小規模店舗が出店する食品ゾーン・物販ゾーン「フードビレッジ」「マーケットストリート」(各店舗は順次開業)などが、11月30日にコワーキングスペース「tovio(トビオ)」が開業し、大部分の区画が営業を開始することとなった。

食品・物販ゾーンには近隣エリアの人気店も

食品ゾーン・物販ゾーン「マーケットストリート」には、核店舗的存在である食品・総菜店「ニード・ザ・プレイス・セトウチ」をはじめ、尾道市の自転車専門店「BETTER BICYCLES」、井原市の生花店「グリーンショップナカノ」などが出店。また「フードビレッジ」には、市内のチーズケーキ店「ヴァッシュ」の支店をはじめ、うどん店やカレー店などが出店した。2023年中も複数の店舗が開店する予定となっている。

NEED THE PLACE SETOUCHI.

多様なコワーキングスペース・オフィスゾーン

コワーキングスペース「トビオ」はレセプション(受付)を含む7つのエリアで区切られており、大型モニター付きの会議室やソファーラウンジ、半個室式のプライベートエリアなど1人から複数人の用途に合わせた使用を可能とした。

コワーキングスペース「tovio(トビオ)」

トビオの内部には、無線Wi-Fiやカラー複合機、ウォーターサーバーなどの現代のビジネス活動に適した設備を設置している。

トビオ内部。

館内にはトビオのほかにもレンタルオフィスイベントスペースDIYスタジオなどを開設。来館者が商品を購入したするのみならず、様々なことを行うことができる「体験型」の施設構成がされている。

オフィスエリア。左がレンタルオフィスのブース。
エスカレータ部分は冬季のみ閉鎖。


Cage(イベントスペース)。

また、建物の商品搬入口部分をそのままDIYスタジオと工作室に活用、コストをできる限り下げる工夫がなされている。

DIYスタジオと工作室。

「開口部」で回遊性の創出めざす

このほか、館内の大きな特徴となるのが建物を東西にくり抜くように通された道路の存在。さらに、建物には施設の東西4ヶ所にも新たに開口部が設けられた。
これらの通路や開口部の新設によって、建物を開放的なものとし、外の歩道エリアと館内の回遊性を向上させるとともに、賑わいの創出につなげることを目標としている。

東西に通された道、両端の壁が切り取られている。

4度目の再挑戦、地元企業の新たな視点で成功なるか?

以前の記事で述べたとおり、旧福山そごうビルは様々な企業が運営に乗り出したものの、駅から歩いて10分弱という距離もあり、全ての企業が10年以内での撤退を余儀なくされている。

天満屋が運営していた福山ロッツの1階。

今回は1階のみではあるが、地元企業の手によって今までとは大きく異なるコンセプトと館内構成での活用計画が始動することとなった。
福山市と福山電業の契約期間は7年の予定。この期間でイチセトウチはどのような運営を行なっていくのか、福山市のまちづくりと併せて今後の行方が注目される。

iti SETOUCHI(イチセトウチ)

広島県福山市西町1−1−1 1F
営業時間:10:00〜21:00

コワーキングエリア「tovio(トビオ)」

営業時間:10:00〜21:00
利用料金(1dayプラン):1,100円
                                                           (23歳以下 550円)

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ララきりしま、2022年12月9日開業-高原町で初の大型複合店、ダイレックスや直売所など出店

宮崎県高原町の宮崎自動車道高原インターチェンジ前に、複合商業施設「ララきりしま(LaLaきりしま)」が2022年12月9日に開業した。

ララきりしま。(公式サイトより)

高原町で初の大型複合商業施設、高原IC前に

ララきりしまが開業したのは「パチンコニューヨーク」の跡地。
運営は宮崎県小林市に本社を置く「エイコー建設」で、建物は平屋建て、敷地面積は約1万4500㎡、店舗面積は1,934㎡。
高原町にはこれまで小型スーパーがあったものの店舗面積1,000㎡以上の大型店が存在しておらず、初めての大型複合商業施設となる。

ダイレックスなど出店、防災拠点としても期待

ララきりしまの中核となるのは農産物直売所「ララきりしまハッピーマルシェ」とディスカウントスーパー・ドラッグストア「ダイレックス」。
このほか霧島市の本店を置くベーカリー「SUMOMOベーカリー」、コンビニエンスストア「セブン-イレブン」が出店する。
また、高原町では、各テナントと災害時の物資提供などの協力を求める連携協定を締結。町内初の大型店は、災害時の防災拠点としての機能も備えることとなった。

LaLaきりしま

宮崎県西諸県郡高原町西麓1366ほか
営業時間:9時~22時(ダイレックス)
直売所は18時半迄、コンビニは24時間営業

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磯崎新氏、2022年12月28日死去-多くの「都市の顔」手掛けたポストモダン建築家、代表作「つくばセンタービル」など

世界的建築家で、様々な文化施設や複合商業施設などを設計したことで知られる磯崎新氏が2022年12月28日に亡くなった。

ポストモダン界の巨匠・磯崎新

磯崎新氏は1931年大分市生まれ、東京大学大学院卒。ポストモダン建築家の代表として知られる。2019年には「建築界のノーベル賞」と称される「プリツカー賞」を受賞していた。
多くの「都市の顔」的存在の建物を手掛けており、コンベンション施設・文化施設を多く手掛けたことで知られる。複合商業施設としては「つくばセンタービル」等の設計をおこなっている。

主な作品-多くの都市の「代表的建築」手掛ける


西日本シティ銀行本店(旧・福岡相互銀行、1972年)


西日本シティ銀行佐賀支店(旧・福岡相互銀行、1973年)
同行の多くの店舗を設計したが、合併で殆どが解体された。


西日本総合展示場(1977年)


つくばセンタービル。「TC」を図案化。(1983年)


お茶の水スクエアA(1987年)


水戸芸術館・水戸芸術館タワー(1990年)


北九州国際会議場(1990年)


別府ビーコンプラザ(1995年)


山口情報芸術センター(2003年)

このほか、代表作としては旧福岡相互銀行(福岡シティ銀行)の多くの支店、JR由布院駅、大分県立図書館、ロサンゼルス現在美術館、深圳文化センターなどがある。

関連記事:2019年のプリツカー賞に磯崎新氏-「建築界のノーベル賞」、日本人8人目
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さとちょうヒロロ店、2023年1月15日閉店-ヒロロはリニューアルへ

青森県弘前市のJR弘前駅近くにあるショッピングセンター「ヒロロ」の核店舗「さとちょうヒロロ店」が、2023年1月15日に閉店する。

ヒロロ。

ジョッパル→ヒロロの食品核、3度目の閉店

ヒロロは2013年7月に開業。建物は地下1階、地上7階建てで、売場面積は13,691㎡。運営会社は地元民間業者らが出資するマイタウンひろさき。
当初は総合スーパー「ダイエー弘前店」を核とする再開発ビル「ジョッパル」として1994年3月に開業したが、ダイエー本体の経営不振のために2005年10月に閉店。ダイエー撤退後は核店舗がない状態で営業を続けたが、運営会社の破綻により2009年10月に閉鎖れて、約4年近い空白期間を経て、2013年7月に「ヒロロ」として再出発を果たした。
ヒロロ開業時の食品核店舗は青森地場の食品スーパー「ルミエール」だったが、家賃滞納と給料未払いによって2018年7月29日をもって閉店。同年8月7日からは同じく地場スーパーの「さとちょう」が核店舗となっていた。

2階の核店舗はTSUTAYA BOOKSTORE HIRORO.(公式サイトより)

さとちょうは弘前市内では知名度が高く、一定の集客力があったと思われるものの、徒歩圏に複数の既存店があることから商圏の重複があると思われた。

ヒロロ、リニューアルで新店舗を誘致へ

地元メディアによると。ヒロロは他の一部フロアも含めるかたちでリニューアルを行うとしている。
そのため、2023年中には新たなスーパーマーケットが出店し、それに合わせて1階には複数の空き店舗も解消するものと思われる。

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八幡浜銀座商店街、2023年中にアーケード撤去完了

愛媛県八幡浜市中心部の八幡浜銀座商店街で、2022年夏からアーケードの撤去作業が進められている。

八幡浜銀座商店街。

八幡浜銀座、2021年に高島屋が閉店していた

八幡浜銀座商店街のアーケードは、八幡浜市中心部を東西に走る全長約200メートルのもの。アーケードは1963年に設置されたもので、その後1978年には道路のカラータイル舗装化などのリニューアルが実施された。

2021年まで伊予鉄高島屋が出店していた八幡浜銀座。

当時の商店街には、核店舗として2階建ての百貨店「いよてつそごう八幡浜店」(伊予鉄高島屋が引き継ぎ減築して営業を続けたが、2021年1月閉店)が出店するなど、賑わいを見せた。

八幡浜新町はアーケード存続

アーケード撤去は老朽化によるもの。2022年夏より工事が進められており、すでに一部ではアーケードが撤去されている。工事は2023年中に完了する予定となっている。
なお、南北にのびるアーケードで「黒い商店街」として売り出し中の八幡浜新町商店街のアーケード(1964年設置、約500メートル)については撤去されないものと思われる。

八幡浜新町商店街。こちらのアーケードは存続するとみられる。

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【優勝セール情報】ウエストランド、M-1グランプリ優勝で日本一記念セール【2022年】

岡山県津山市出身のお笑いコンビ「ウエストランド」が、吉本興業と朝日放送テレビ(ABCテレビ)主催による“漫才日本一”の称号を賭けた漫才大会「M-1グランプリ2022」決勝戦で勝利を収め、優勝を決めた。
ウエストランドによる同大会での優勝は初、タイタン所属芸人による同大会での優勝も初となる。

コンビ名の由来となった商業施設「ウエストランド」。
(2020年2月閉館の旧店舗)

岡山県津山市と縁の深いウエストランドの優勝にあわせ、M-1グランプリスポンサーやコンビ名の由来となった県内の地元企業・地元商業施設を中心に優勝記念セールやキャンペーンが打ち出されている。

2022年12月現在の商業施設「ウエストランド」。
(2021年6月新装開業の新店舗)

ウエストランド 優勝セール」の実施が発表されている主な企業や店舗は以下の通り。
※追加情報があり次第、順次更新いたします。
※予定は変更されることがありますので、詳細は各店舗にお問い合わせください。

M-1グランプリスポンサー企業
  • セブンイレブンジャパン
    セブンイレブン×M-1グランプリキャンペーン
    :日清食品どん兵衛の特売セール、M-1グランプリカード配布など

マルイグループ・ウエストランド

  • マルイグループ(岡山県津山市)
    津山が生んだお笑いコンビ ウエストランド優勝おめでとう
    :2022年12月19日から数日間開催
    :2,000円以上(税抜)購入毎にマムハートカード100P付与
    (12月20日~22日限定/LINEミニアプリ連携必須)
    :LINE登録者限定「ウエストランドおめでとう」クーポン配布
    (12月20日限定/日清食品どん兵衛)
  • マルイウエストランド店(岡山県津山市)
    津山が生んだお笑いコンビ ウエストランド優勝おめでとう
    :2022年12月19日から数日間開催
    :生鮮食品特売セール(みかん・玉葱など)
    :冷凍食品3割引など

    ウエストランドの優勝を祝うマルイウエストランド店。
商店街
  • ソシオ一番街(岡山県津山市)
    :各店舗で優勝記念掲示など

    ウエストランドの優勝を祝うソシオ一番街。

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台湾カルフール、統一グループが2023年中に買収-台湾「スーパー2強」時代に

台湾の流通大手「統一グループ」は、フランス大手スーパー「カルフール」と合弁で運営する同社傘下の「台湾カルフール」株式のうち60%を290億台湾元(約1400億円)で取得することを2022年7月に発表した。これにより、2023年中に台湾カルフールは統一グループが株式のすべてを保有することになる。

台湾カルフール。(台北市萬華区)

中文:統一集團買下台灣家樂福。於112年中將完成交割。

統一グループ、台湾カルフール全株式を取得

カルフールは1987年に台湾の流通大手「統一企業」との提携で「プレジカルPresiCarre・統一家楽福)」を設立して台湾に進出、1989年に高雄市に1号店を出店。カルフールのフランス法人系が株式の6割を、統一企業系が株式の4割を保有する。

本部機能がある統一国際ビル。下層階は誠品。(台北市信義区)

台湾カルフールの仏カルフールの保有分(全体の60%)のうち、2023年中に統一企業が株式の49.5%を、統一超商が10.5%を購入する。これにより、台湾カルフールは統一企業が70%、統一超商が30%の株式を保有することになり、全株式を統一グループが保有することとなる。

小型店「カルフール便利購」の店舗。

統一グループは台南紡績を前身に持つ台湾の流通・食品大手で、小売業としては統一時代デパート(旧阪急百貨店)統一超商(台湾セブン-イレブン)台湾スターバックスなどを運営する。
なお、かつては中国カルフールにも統一グループが出資していたが、2011年に株式を売却している。

「統一超商」が運営するセブン-イレブン金玉店。(宜蘭県)

統一グループはカルフールの商標の使用権も取得するとしており、当面は「カルフール」の店舗名が維持されることとなる。

規模拡大すすめる台湾カルフール、スーパー二強時代に

台湾カルフールは2006年に英国系スーパー「台湾TESCO」、2019年に台湾製糖傘下のスーパー「台糖量販TAISUCO」、2020年には香港系スーパーの台湾事業「頂好WELLCOME」「JASONS」を買収するなど、経営規模の拡大を進めていた。
台湾ではスーパー国内最大手「全聯福利中心」も経営規模の拡大を推し進めており、2021年10月には同社が大手スーパー「大潤發」を買収したばかり。
台湾の流通地図は僅か数年でカルフールVS全聯という二強が争う構図となった。

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札幌すすきの駅前複合開発計画、2023年秋開業-ロビンソン・ラフィラ跡、ヨーカ堂・シネコンなど出店

北海道札幌市中央区すすきの(薄野)の札幌市電すすきの電停・市営地下鉄すすきの駅前にあった商業ビル「ススキノラフィラ」跡地に「(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画」が2021年7月2日に着工され、2023年秋の開業をめざして工事が進められている。

2020年に閉店したラフィラ、松坂屋→ロビンソン跡

ススキノラフィラは1974年6月に釧路市の企業と松坂屋が共同出資した百貨店「札幌松坂屋」として開店。1979年4月にイトーヨーカドーの出資を受けて「ヨークマツザカヤ」となった。
1994年3月には松坂屋系列を離れ、ヨーカドーグループの百貨店「ロビンソン百貨店札幌店」となり、2002年には百貨店と専門店街という構成に改められたものの経営は好転せず、2009年にイトーヨーカドーなどが出店する専門店街「ススキノラフィラ」となった。しかし、建物の老朽化のため、再開発をめざして2020年5月に閉館していた。

ススキノラフィラ。

東急不動産などが再開発、シネコン・ホテル併設

(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画」は東急不動産、竹中工務店、イトーヨーカ堂、アインファーマシーズ、キタデンなどが建設するもので、建物は地下2階~地上18階建て、延床面積は約5万3378㎡、高さは約78m。コンセプトは「札幌の街に「あそびば」を~昼も眠らない街ススキノへ~」。
建物北側(すすきの交差点側)には、直接アプローチ可能な緑あふれる「日常的な憩いの場・集いの場となり、にぎわいを創出する屋内外広場」(2~3階)が設けられ、各種イベントが開催されることになる。また、北側高層階には大型ビルボード(街頭ビジョン)が設けられる。

地下2階には「イトーヨーカドー」によるスーパーマーケット、地下1階のマルシェには道産食材を多く導入。1階は「アインファーマシーズ」を核としたコスメ&ドラッグストアや飲食店、2階は体験価値を重視した物販・サービス店舗が出店。3階・4階は飲食店街となる。
また、5階~7階には「TOHOシネマズ」によるシネマコンプレックス、7階~18階には「東急ホテルズ」によるホテルの入居を予定されている。

ススキノラフィラ跡のフロア計画。

(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画

住所(地番):北海道札幌市中央区南4条西4丁目1番1

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京都高島屋S.C.、2023年10月増床開業-ショッピングセンター化で蔦屋書店など出店

京都京都市下京区の阪急京都本線京都河原町駅に直結する百貨店「高島屋京都店」が、建物の増築にともない複合商業施設「京都高島屋S.C.(ショッピングセンター)」として2023年秋に新装開業する。
追記:開業日は10月17日となった。

高島屋京都S.C.のイメージ。
本館・シカタビルと一体感あるフォルムを形成する。

京都発祥の老舗百貨店、30年ぶり全面改装

高島屋は1831年に京都烏丸松原上ルで創業。屋号の由来は創業家の出身地が近江国高島郡(現滋賀県高島市)によるもの。
現在の高島屋京都店は1946年12月に「高島屋京都四条店マーケットセンター」として開業。1950年に「高島屋京都四条店」として開業したもので、建物は地上7階地下1階建、店舗面積は49,539㎡。

高島屋京都店。四条通側が長らく凹状となっていた。

高島屋京都店は1994年3月の大規模増床後、2006年8月にレストラン街を「ダイニングガーデン 京回廊」として刷新、2015年から2016年にかけて食料品・化粧品売場を改装、2018年12月には本館隣接のシカタビルにラグジュアリーブランド路面店「GUCCI京都高島屋店」を導入するなど、フロア・カテゴリ単位の改装で競争力の維持を図っていたが、約30年ぶりに全館規模の増床をともなう改装を実施することとなった。

高島屋本館と直結する専門店ゾーン。

合弁会社による「蔦屋書店」展開など新しい試みも

全館開業後の京都高島屋S.C.の営業フロアは地上7階~地下1階、営業面積は約65,000㎡。(百貨店約52,000㎡/専門店約13,000㎡)

高島屋京都店の既存ロゴに「S.C.」を冠する。

京都高島屋S.C.増床フロア(専門店ゾーン)は「(仮称)高島屋京都店増築計画北館新築工事」として建設が進められていたもので、「百貨店と専門店ゾーンが全フロアで接続する一つの建物」として一体的な商空間を展開。

高島屋京都S.C.のイメージ。
本館・シカタビルと一体感あるフォルムとなる。

コンセプトに「出“あう”場所、出“あい”に行く場所 【会・逢・遇】 ここは京都の交差点 四条河原町」を掲げ、専門店ゾーン各フロアごとに異なる建築家(環境デザイナー)設計のもと異なるコンセプト「Convenience & Department Store(B1F)」「Residence & Water Garden(2F)」「Chaos Park(4F)」を打ち出すなど、新しい「混在性」を創出するとしている。

高島屋京都S.C.専門店ゾーン4階「Chaos Park」。

また、専門店ゾーンの目玉テナントとして、高島屋グループ2社とカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の合弁会社「TTC LIFESTYLE」運営による初の複合書店「京都 蔦屋書店」を展開。百貨店と専門店ゾーン全体で、街のアンカーとして、「京都で一番の待ち合わせ場所」をめざすとしている。

京都蔦屋書店。

京都高島屋S.C.(現高島屋京都店)

住所:京都府京都市下京区四条通河原町西入真町52
営業時間:午前10時~午後8時(2022年10月現在)

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