カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

東京ミズマチ、2020年6月18日開業-浅草とスカイツリーを結ぶ高架下複合商業施設、すみだリバーウォークも同日開通

東京都台東区の東武伊勢崎線(東京スカイツリーライン)浅草駅・東京都墨田区の東武とうきょうスカイツリー(旧・業平橋)駅間に、同社の高架下複合商業施設「東京ミズマチⓇ」が2020年6月18日に開業する。

東京ミズマチ。

スカイツリーと浅草を結ぶ複合施設、隅田川橋梁に歩道

東京ミズマチは、墨田区が推進する「北十間川・隅田公園観光回遊路整備事業」との連携の一環として建設が進められてきた高架下複合商業施設で、建物は平屋建(一部2階建)、敷地面積は約5,500㎡、延床面積は約3,554㎡。

東京ミズマチ。

コンセプトに「Live to Trip」を掲げ、テナントとして日本初となる米国・ニューヨーク発祥のレストラン「Jack’s Wife Freda」や表参道のベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」が手掛ける「むうや」、地元・曳舟の和菓子屋「いちや」、地元・墨田のグルメバーガー「shake tree DINER TOKYO」、コンビニ「ファミリーマート」(イートイン9席設置)など12店舗が出店。
墨田区の魅力を国内外に発信する「産業支援施設(仮称)」やコミュニティ型ホステル「WISE OWL HOSTELS RIVER TOKYO」も併設する。

東京ミズマチロゴデザイン。

東武鉄道は当初、既存の東武伊勢崎線隅田川橋梁に併設する浅草連絡歩道橋「すみだリバーウォーク」を4月13日に開通、東京ミズマチのウエストゾーンを4月17日に全面開業、イーストゾーンを6月より順次開業する予定であったが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、連絡歩道橋の開通時期・施設の開業時期をともに延期していた。

すみだリバーウォーク。

浅草と東京スカイツリータウン「東京ソラマチ」間を結ぶ東京ミズマチ・すみだリバーウォークの開業にあたり、同社は「海外からのお客さま、国内旅行者、地元地域の方が皆で楽しめる、新たな下町のコミュニティスポットを目指します。 」とコメントしている。
新施設の開業・連絡歩道橋の開通による回遊性向上を機に、浅草・東京スカイツリーエリアの一体感が強まり、都内有数の観光地としての地位がより盤石なものとなるだろう。
すみだリバーウォークのロゴマーク。
東京スカイツリーと同じ字体を採用している。

東京ミズマチ・すみだリバーウォーク

住所:東京都墨田区向島1丁目
営業時間:店舗によって異なる
開門時間:7時~22時

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アトレ竹芝、2020年6月17日開業-ウォーターズ竹芝に「駅ソトatre」

東京都港区のJR浜松町駅近く(ゆりかもめ竹芝駅前)に、JR東日本グループの都市型ショッピングセンター「アトレ竹芝」が2020年6月17日に開業する。
WATERS takeshiba.

芝弥生会館・四季劇場跡地で進行中の大規模再開発

竹芝ウォーターフロント開発計画「WATERS takeshiba(ウォーターズ竹芝)」は、JR東日本がビジョンに「つぎの豊かさを生み出すまち」を掲げ、グループの宿泊施設「シーサイドホテル芝弥生(芝弥生会館)」や劇団四季専用劇場「JR東日本アートセンター四季劇場[春][秋]」「自由劇場」、業務関連施設、社宅跡地で推し進める大規模複合再開発プロジェクトの総称。敷地面積は約23,000㎡、延床面積は約102,600㎡。
タワー棟・シアター棟・駐車場棟の3棟を中心に、定期航路船や羽田空港アクセス船(実証実験)が発着可能な竹芝地区船着場(港)「ウォーターズ竹芝前」や竹芝干潟が整備されている。
この港には、両国・浅草とお台場を結ぶ航路が就航する。

ウォーターズ竹芝前(写真提供:れめさん)。

アトレ竹芝、国内初となる「駅ソトアトレ」に

WATERS takeshibaの中核施設のうち、タワー棟(旧・高層棟)は地上26階地下2階建(高さ約120m)、シアター棟(旧・劇場棟)は地上6階地下1階建(高さ約45m)、駐車場棟は地上10階地下1階建(高さ約35m)。
アトレ竹芝。

アトレ竹芝は、タワー棟・シアター棟の低層(1~3階、4階一部)商業フロアを担うもので、店舗面積は約7,800㎡。
同社国内初の「駅ソトアトレ」として、コンセプトに「NEW CURIOUS」、提供価値に「感性に、遊び場を。」を掲げる。
第1期開業時点ではイオングループが運営するフランス・パリ発祥のオーガニック食品スーパー「Bio C’ Bon(ビオセボン)」やコンビニ「ナチュラルローソンクオール」、サードウェーブ系ハンバーガーカフェ「the 3rd Burger」、ワールドリカーインポーターズ(世界のビール博物館)のステーキ&クラフトビール新業態「ブラウアターフェル」、プロントの新業態「和カフェ Tsumugi(ツムギ)」、カフェ「珈琲館」といったテナント6店舗が出店する。
ビオセボンアトレ竹芝店。
同社初となるコーヒーのサブスクリプションを提供する。

また、第2期開業時には、日本初のダイアログ・ミュージアム「対話の森」やリビタ(京王電鉄系)が手掛ける劇場型コミュニティスペース「SHAKOBA」、コーエーテクモウェーブ(テクモピア)のラグジュアリーエンターテイメント施設「Digital Park LUXY」、トランジットジェネラルオフィスが手掛ける子供のためのエンターテインメント施設「CULAFUL」、ラグジュアリーオーシャンビューラウンジ「BANK30」、フレンチレストラン・寺子屋の新業態「SUD Restaurant / TERAKOYA」といったテナント7店舗が出店する予定となっている。

ウォータース竹芝。

アトレ竹芝は当初、2020年4月13日に第1期開業、7月14日に第2期開業を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けた緊急事態宣言発令により、開業時期を延期していた。
第1期については6月17日に開業するが、第2期の開業日は現時点で未定となっている。
追記:2期開業は8月7日。詳細は後述。

国際ホテル・劇団四季を備える文化拠点-ヤクルト本社も

WATERS takeshibaでは、アトレ竹芝に先行して、4月1日にはタワー棟中層階オフィスフロアに(5~14階)にヤクルト本社が移転、4月27日にはタワー棟高層階(16~26階)にJR東日本グループ初となるマリオット・インターナショナル加盟のラグジュアリーホテル「mesm Tokyo, Autograph Collection(メズム東京、オートグラフ コレクション)」が開業している。
mesm Tokyo, Autograph Collection.

今後はシアター棟2~6階に、旧・四季劇場・自由劇場の後継施設として「JR東日本四季劇場[春][秋]」が開業を予定しており、感性の遊び場を謳うアトレ竹芝とともに、竹芝の新たな文化発信拠点としての役割を担っていくであろう。

追記:8月7日開業エリアはシアター棟が開業

2期開業となる8月7日には、シアター棟には、中核施設として劇団「ユースシアタージャパン」が開業。
そのほか、新たな時代の出会いを作るとするコミュニティスペース「SHAKOBA(シャコウバ)」、大自然をテーマとした子供のためのキッズパーク・キッズルーム・カフェ併設エンターテイメント施設「CULAFUL(キャラフル)」、コーエーテクモウェーブが運営し、酒やドリンクを楽しみながらデジタルクレー射撃などをおこなうことができるエンターテイメント施設「Digital Park LUXY(デジタル パーク ラグジィ)」、1985年に創業したイタリア料理店「パッパガッロ」、大手カフェ「タリーズコーヒー」が開店。タワー棟には、老舗フレンチレストラン「SUD Restaurant/TERAKOYA(スッド レストラン/テラコヤ)」が開店する。

追記:9月1日には医療モールが開業

8月23日には、シアター棟に、日本初のソーシャルエンターテイメントを体験できるダイバーシティ型のダイアログ・ミュージアムミュージアム「対話の森」、子供専用フォトスタジオ「ラヴィ・アンファン」が開店。
9月1日には、タワー棟に医療モールなどが開店する。

ウォーターズ竹芝/アトレ竹芝(写真提供:れめさん)。

アトレ竹芝

住所(タワー棟):東京都港区海岸1-10-30
住所(シアター棟):東京都港区海岸1-10-45
営業時間:11時~20時(当面の間)

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ドムドムハンバーガーイオン鹿児島鴨池店、2020年6月14日閉店-日本最南端のドムドム、45年の歴史に幕

鹿児島県鹿児島市鴨池の「ドムドムハンバーガーイオン鹿児島鴨池店」が、2020年6月14日をもって閉店する。

一転存続が決まった日本最南端、鹿児島唯一のドムドム

ドムドムハンバーガー鹿児島鴨池店は、1975年7月に「ドムドムハンバーガー鹿児島店」として、鹿児島市電郡元電停前・鴨池動物園跡地のダイエー鹿児島店(現・イオン鹿児島鴨池店)1階に開店。2015年9月には入居施設の運営会社・屋号変更に合わせて現在の店舗名に改称した。
開店以来長らく、ダイエーグループの飲食子会社「ドムドム(後のウェンコジャパン)」「オレンジフードコート」が直営店として店舗を運営していたが、2017年7月にオレンジフードコートがドムドム事業の運営権と一部店舗をレンブラントHD(ドムドムフードサービス)に売却した際、同店は譲渡対象(直営53店舗中26店舗)に含まれなかったため、9月末までに閉店する見込みとなっていた。
一度は閉店が確実視された同店であったが、2017年9月30日に大阪市内で行われた記者会見で店舗の追加譲受が発表され、一転して存続が決定。10月1日からレンブラントHDの直営店として運営開始、同月中に新CIへのリニューアルが行われた。

ドムドムハンバーガーイオン鹿児島鴨池店。
2010年頃「緑ドム」に改装していた。(現在は新CIに再改装済)

新体制移行後初「入居する施設の閉店を伴わない閉店に」

ドムドムは2017年10月の新体制完全移行を機に、店舗のリニューアルや話題性の高いグルメバーガーの発売、お好み焼きバーガーを始めとする人気メニューの復活を実施。
並行して「2021年までに19店舗の新規出店」という方針を掲げ、同年12月には「ドムドムハンバーガー厚木店」「ドムドムハンバーガーラフレ初生店」を相次ぎ出店、2018年2月には「ドムドムハンバーガー姫路広畑店」を出店。各種イベントへの催事出店やテレビ番組・人気アパレルとのコラボに取組んでいる。
その一方、ドムドムが入居する施設の老朽化に伴う直営店閉店や店主の高齢化に伴うFC店廃業、福岡ヤフオク!ドーム(現・福岡PayPayドーム)大規模リニューアルに伴う福岡ドームドムドム特設店舗閉店により、依然として店舗の減少が続いている。

ドムドムハンバーガー京橋店。
(改装1号店・再開発のため現在は閉店)。

ドムドムハンバーガー鹿児島鴨池店の閉店は、新体制移行後初となる「入居施設の老朽化・建替えによる店舗閉鎖を伴わない閉店」であり、同店の閉店により直営店は19店舗(+FC店舗8店舗)、九州地方の店舗は笹丘店1店舗のみとなる。

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イオン甲府ココリ店、2020年11月30日閉店-再開発ビルの核店舗、僅か4年で

山梨県甲府市の中心部・紅梅通りにある再開発ビル「ココリ」(正式名:紅梅地区再開発ビル)の核店舗である「イオン甲府ココリ店」が2020年11月末に閉店する。

ココリ甲府。

再開発ビルの期待の星だったイオン、4年で閉店

ココリは、2010年8月に開店。総事業費約107億円のうち半分を甲府市と山梨県、国がそれぞれ補助金として負担して2010年8月に開業した再開発ビルで、高層階は(タワーマンションライオンズマンション)、中層階は専門学校、下層階は商業施設で構成される。
開店当初のココリは地元の宝石産業をアピールするために「アウトレットジュエリーモール」が核となっており、不振を極めた。そのため、2011年12月には2階を「アニメイト」などが出店する「ホビータウン甲府」に改装することで活性化を図ったが、ホビータウンの来客がビル全体の集客不振を解消するには至らず、ジュエリーモールを核店舗に決めた行政の責任が問われる事態となっていた。

ホビータウン甲府。

そこで「イオンモール」が「イオンモール甲府昭和」の増床に合わせて2014年末にココリのプロパティマネジメント契約を締結。「毎日うれしいがココに」をキャッチフレーズに、2016年までにイオンリテールの運営する食品スーパー「イオン」(2016年7月開店)を核に、酒売場「イオンリカー」、「未来屋書店」といったイオン系テナントや、「築地銀だこ」、「サンマルクカフェ」といった飲食店が誘致され、普段使いしやすい商業施設として生まれ変わったことで以前と比較して多くの地元住民の利用が見られるようになった。

イオンモール甲府。

一方で、近年は2019年8月にイオン系の未来屋書店が、2020年3月に300円ショップが閉店するなど、テナントの撤退が相次いでおり、エントランスである1階にも非物販テナントであるマンションギャラリーや就労継続支援A型事業所が出店するようになっていた。
イオンリテールは撤退の理由を店舗が狭すぎることを挙げている。イオンの店舗面積は僅か871㎡のみしかなく、イオンリテールの店舗としては狭かった。イオンの閉店に併せてイオンリカーも撤退するという。
後継テナントは6月時点では発表されておらず、ココリのテナント撤退に拍車がかかる恐れもある。

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ZARA展開のインディテックス、約1200店舗閉鎖へ-2020年6月発表、新型コロナ影響で

ファストファッション「ZARA」などを展開するアパレル世界大手「インディテックス」(本社:スペインガリシア州)は、系列全店で合わせて最大約1200店舗を閉店させることを2020年6月10日に発表した。

ZARAの店舗(熊本市)。

アパレル世界大手、ZARAなど1200店閉鎖-全店の2割弱

インディテックスは「ZARA」「ベルシュカ」などのアパレル店を世界中で約7400店舗展開。閉店を予定するのは「ZARA」約300店舗など合わせて約1200店で、系列全店舗の2割近くにあたる。

これらの大規模閉店は、新型コロナウイルスの感染拡大もありオンライン販売への移行を目指したもの。同社によると、同社が地盤とする西ヨーロッパ地域は新型コロナウイルスの感染拡大が深刻であり、実店舗の売り上げは減少傾向にあった一方、2020年4月のオンライン売り上げは大きく増加したという。
今後はEC販売の強化をめざし、3年間で10億ユーロを投じるとしている。

日本への影響は?

ZARAは日本国内では約100店舗を展開しているが、多くの店舗は大都市圏か、地域一番店の大型ショッピングセンター内のみに留まっており、地方での展開はあまり進んでいない。
そのため、日本での閉鎖店舗は一部のみに留まる可能性が高いであろう。

ZARA渋谷店。

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ライカムロフト、2020年6月12日開店-LOFT沖縄1号店、イオンモールのFOREVER21跡に

沖縄県中頭郡北中城村のイオンモール沖縄ライカム1階に、セブン&アイHD(そごう・西武)傘下の生活雑貨専門店「ライカムロフト」が2020年6月12日に開店する。

ライカムロフト。

ロフト、沖縄県内1号店をイオンモールに出店

ライカムロフトは、2019年10月をもって日本から撤退したFOREVER21跡に出店するもので、営業面積は約950㎡。同社129店舗目、イオンモール専門店街初の店舗となる。(イオンモール岡崎の百貨店核・西武岡崎店内除く)
ロフトは当初、大和ハウスグループが開発を進める複合商業施設「イーアス沖縄豊崎」の目玉となる店舗として、2020年4月23日に沖縄県内初となる「豊崎ロフト」の開店を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、豊崎ロフトの開店を6月19日に延期していた。このため、ライカムロフトが沖縄県内初の店舗となることとなった。

開店を延期した豊崎ロフト。

ライカムロフトは「ロフトが最も多く展開しているスタンダードな店舗」として、文具雑貨、健康雑貨、バラエティ雑貨、生活雑貨など22,100アイテムを揃える。また、沖縄県ロフト初出店を記念してシーサーやジンベエザメなど「沖縄をモチーフとした限定デザインのアイテム」を展開する。
コクヨ 測量野帳 沖縄バージョン。


ぺんてる サインペン 沖縄バージョン。

オープニングキャンペーンとして、ロフトアプリでライカムロフトをお気に入り登録した税込1,100円以上購入の買物客を対象に5%オフサービスを行う。

東急ハンズが先行する沖縄で店舗拡大なるか

沖縄県内では2012年3月に東急ハンズが沖縄地場大手流通グループ「サンエー」とFC契約を締結し、7月に県内1号店「東急ハンズ宜野湾コンベンションシティ店」を出店。その後も、サンエーグループとの提携のもと店舗拡大を続けており、2020年現在、本島中部・南部の狭いエリアに異例の3店舗体制を構築(ハンズカフェを合わせると4店)。また、無印良品も地方では異例の7店舗体制となっている。
ロフトは県内2店舗同時期出店によって先行する東急ハンズなどに対抗する狙いがあろう。

ライカムロフト

住所:沖縄県中頭郡北中城村字ライカム1番地 イオンモール沖縄ライカム1階
営業時間:午前10時~午後10時

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イオン下門前店、2020年6月11日開店-新潟撤退のバロー跡「イオン化」1号店

新潟県上越市の新潟県道186号線沿いに、イオンリテールの食品スーパー「イオン下門前店」が2020年6月11日午前10時に開店する。

イオン下門前店。

イオン、今年4月閉店のバロー跡を引継ぎ出店

イオン下門前店の前身となる「スーパーマーケットバロー下門前店」は2012年11月に開店。建物は平屋建、売場面積は1,792㎡。
バロー下門前店は、2008年4月に開業したバロー上越モール店に次ぐ新潟県内2号店であり、2014年3月には新潟三越伊勢丹の百貨店ギフトサロン「新潟伊勢丹エムアイプラザ上越店」(売場面積430㎡)も出店するなど、ロードサイドの食品核としての役割を担ったが、バローの食品スーパー新潟県内撤退に伴い2020年4月5日をもって閉店していた。
イオン下門前店は、バローから店舗を引継ぎ開店するもので、イオンリテールとしては「イオン上越店(アコーレ)」に次ぎ、上越市内2店舗目となる。
バロー時代と同様に生鮮食品を取扱うほか、イオンのグローサラント型売場「ここdeデリ」やインストアベーカリーを導入する。
伊勢丹などテナントは基本的に継続して営業をおこなう。

新潟バロー跡、順次再生するも上越モールは先行き不透明

イオンリテールは、バローが新潟県内で運営していた3店舗のうち2店舗を引継いでおり、2020年6月25日にはバロー上越寺店跡に食品スーパー「イオン上越寺店」(売場面積1,945㎡)の開店を予定している。
その一方、バローの旗艦店であった「バロー上越モール」(売場面積16,164㎡、バローHD自社所有物件)は、依然として食品売場の後継店舗が決まっておらず、食品核不在のままABCマートや西松屋などの専門店が営業する状態が続けている。
バロー上越モールは、1994年に開業した日本初のパワーセンターを称する「上越ウイングマーケットセンター」、1996年に開業した「上越ショッピングセンターアコーレ」に次ぐ市内有数の商業施設であり、イオンが引継いだ2店舗とともに早急な再生が期待される。

イオン下門前店

住所:新潟県上越市下門前1871
営業時間:午前9時~午後9時
(開店当日は午前10時~午後9時)

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虎ノ門ヒルズビジネスタワー、2020年6月11日開業-下層階にスーパー・飲食街「虎ノ門横丁」など59店舗

東京都港区虎ノ門の森ビル系複合施設「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」の商業フロア部分が2020年6月11日に開業する。

左から虎ノ門ヒルズ・(仮称)麻布台ヒルズ予定地・六本木ヒルズ。

新たな「東京の玄関口」めざすビジネスタワー

虎ノ門ヒルズは、国家戦略特別区域特定事業認定の再開発プロジェクト「虎ノ門一丁目地区第一種市街地再開発事業」の一環として2017年2月に着工、2020年1月に竣工した。建物は地上36階地下3階建で、敷地面積は約10,065㎡、延床面積は約172,925㎡、高さは約185㎡。建物のうち、商業フロアは地上4階~地下1階で売場面積は約7,600㎡、オフィスフロアは地上5階~36階で総賃室面積は約96,000㎡。

虎ノ門ヒルズバスターミナル。

建物地階は東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅(6月6日開業)や銀座線虎ノ門駅と通路で直結しており、1階にはBRT(バス高速輸送システム)や空港リムジンバスも発着可能なバスターミナルを設けるなど、世界と都心部を繋ぐ新たな東京の玄関口を目指すとしている。
なお、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、一部は当初より遅れて開業することとなった。

エリア初となる高級スーパーや横丁など59店舗が出店

虎ノ門ヒルズビジネスタワー地下1階には虎ノ門ヒルズエリア初となる食品スーパー「福島屋」の高級業態を核に、JR九州グループの牛たん専門店「博多たんや」の関東初となる店舗、勝本の新業態、「てんせんめん」サードウェーブ系ハンバーガーカフェ「the 3rd Burger」など飲食店9店舗が出店。

博多たんや虎ノ門店。

1階にはフレンチの巨匠「ジョエル・ロブション」のカフェ&ブティック新業態「LE CAFÉ LA BOUTIQUE de Joël Robuchon」やフランスワイン専門店「ラ・ヴィネ」、菓匠三全の銀座発スイーツブランド「HONMIDO(本実堂)」、京都の老舗和菓子店「鶴屋𠮷信」、「スターバックスコーヒー」など、ビジネスシーンに不可欠な”手土産”を中心とした9店舗が出店。
2階にはURBAN RESEARCHとファミマのコラボ新業態「アーバン・ファミマ!!」を核に、米国ロサンゼルス発祥の「TACOS WAY」、SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERSのビジネスパーソン向け書店「SPBS TORANOMON」など8店舗が出店する。

SBPS TORANOMON.


アーバンファミマ。

3階「虎ノ門横丁」には、築地銀だこの「NEOたこ焼き」と称する新業態「築地金だこ」や新宿の老舗もつ焼店初となる分店「鳥茂 分店」、銀座の本格割烹・器楽亭の分店「虎ノ門酒場器楽亭+」、渋谷区松濤の紹介制レストラン「エレゾハウス」、「虎ノ門横丁セラー(HAND PICKING WINE)」、横丁の店舗監修を担ったタベアルキスト・マッキー牧元氏による「虎ノ門横丁POPUPレストラン」など、多店舗展開をしていない東京の名だたる人気店を中心とした26店舗(期間限定店舗含む)が出店。LINEを活用した入場制限時の整理券発行・順番待ち機能、モバイルオーダー機能にも対応する。
虎ノ門横丁。

そのほか、シュラスコ料理店「バルバッコア」などレストラン6店舗が出店。4階の大規模会員制インキュベーションセンター「ARCH」(約3,800㎡)には、森ビルのカフェ&バー「ARCH CAFE & BAR」が出店する。
虎ノ門横丁フロアマップ。

2023年までに2棟が開業、ホテルや高級レジテンスも

森ビルグループは2014年6月の「虎ノ門ヒルズ」(地上52階地下5階建)開業に合わせ、エリアマネジメント戦略の一環として「ToMoTo(TOMORROW’S TOKYO)」を掲げ、虎ノ門・新橋エリアでの大規模再開発プロジェクトを推し進めている。
今回開業した虎ノ門ヒルズビジネスタワーに加え、2021年には森ビルグループの高級住宅ブランド「MORI LIVING」シリーズ最高峰の新築分譲マンション「虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」(地上54階建、約550戸)、2023年には商業施設・オフィス・ホテルにより構成される多機能複合施設「虎ノ門ヒルズステーションタワー」(地上49階建、高さ265m)も完成予定であり、東京都心の新たな拠点としての地位をより高めることとなりそうだ。

虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー(写真左)。

虎ノ門ヒルズビジネスタワーのテナント一覧
階数 店舗名 業種
地下1階 ERICK SOUTH 南インドカレー&バル
地下1階 the 3rd Burger ハンバーガー、カフェ、野菜料理
地下1階 Soup Stock Tokyo スープ専門店
地下1階 てんせんめん ラーメン
地下1階 博多たんや 牛たん・和食
地下1階 PARIYA DELICATESSEN デリカテッセン
地下1階 BOUL’ANGE ベーカリー・カフェ
地下1階 福島屋 スーパーマーケット
地下1階 MOM&POP SPAGHETTI’S スパゲッティー専門店
1階 京菓匠 鶴屋𠮷信 和菓子
1階 スターバックス コーヒー スペシャルティ コーヒーストア
1階 丁子屋呉服店 呉服業
1階 パティスリー パブロフ パウンドケーキ・洋菓子・カフェ
1階 フランスワイン専門店 ラ・ヴィネ ワインショップ
1階 beillevaire 虎ノ門 発酵バターとチーズ・スイーツ
1階 HONMIDO 洋菓子
1階 LA MAISON DU CHOCOLAT 高級チョコレート専門店
1階 LE CAFÉ LA BOUTIQUE de Joël Robuchon カフェ&ブティック
2階 アーバン・ファミマ‼ コンビニエンスストア・衣類・雑貨・カフェ
2階 SPBS TORANOMON 書店
2階 Allpress Espresso カフェ
2階 KASHIYAMA オーダーメイドスーツ
2階 CLASSICS the Small Luxury  ハンカチーフ専門店
2階 Tacos Way メキシカンデリ
2階 Tabio レッグウェア
2階 Maker’s Shirt 鎌倉 ファッション
3階 Äta 虎ノ門 魚介系ビストロ
3階 ATELIER KOHTA カウンターデザート
3階 鮎ラーメン + ラーメン・大衆和食
3階 ELEZO GATE ELEZO 肉料理
3階 魚菜由良 雑魚亭 居酒屋
3階 築地金だこ ネオたこ焼き
3階 KOREAN IZAKAYA ジャン 韓国居酒屋
3階 si si 煮干啖 パスタ&バール
3階 酒食堂 虎ノ門蒸留所 スピリッツ蒸留所・バー&居酒屋
3階 ソムタム ダー タイ料理
3階 中華そば 勝本 ラーメン
3階 つかんと とんかつ
3階 deli fu cious フィッシュバーガー・カフェ
3階 虎ノ門酒場器楽亭+ 居酒屋
3階 虎ノ門PAIRON 餃子居酒屋
3階 TORANOMON BREWERY クラフトビール
3階 虎ノ門横丁 POPUPレストラン POPUPレストラン
3階 鳥茂 分店 焼きとん
3階 バードランド 虎ノ門 焼鳥
3階 HAND PICKING WINE 虎ノ門横丁セラー
3階 ファイヤーホール 4000 火鍋
3階 Plancha ZURRIOLA スパニッシュ鉄板焼
3階 振り塩とイタリアン    イル・フリージオ イノベーティブ(イタリアン・寿司)
3階 ポロフリ g 揚げ物専門店
3階 香港焼味酒家 赤坂璃宮 中華
3階 Ryukyu Chinese Stand TAMA 沖縄・台湾・中華
3階 京都 鰻 まえはら 和食(鰻)
3階 琥 千房    虎ノ門 鉄板焼料理店
3階 バルバッコア シュラスコ
3階 函館の立ち喰い寿司 まるかつ水産 寿司・和食
3階 memento mori バー
3階 和食・酒 えん 虎ノ門 和食
4階 ARCH CAFE & BAR カフェ・バー
虎ノ門ヒルズビジネスタワー

住所:東京都港区虎ノ門一丁目17番1号 他
営業時間:11:00~20:00(物販)
営業時間:10:30~19:30(食物販)
営業時間:11:00~22:00(飲食・虎ノ門横丁)
※店舗・曜日により異なる

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ビバホーム、「ムサシ」展開のアークランドサカモトが買収へ-発端は「LIXILの御家騒動」

ホームセンター大手の「ホームセンタームサシ」を展開する「アークランドサカモト」(本社:新潟県三条市)は、住宅設備大手「LIXIL」の子会社で大手ホームセンター「ビバホーム」、ショッピングセンター「ビバモール」などを展開する「LIXILビバ」(本社:埼玉県さいたま市浦和区)を買収する方針であることが2020年6月に判明した。

ホームセンタームサシ。(大阪府堺市)

ムサシがビバを買収-小が大を飲む

アークランドサカモトは1952年に金物販売業として創業。1978年に「ホームセンタームサシ」1号店を出店した。2020年2月期の売上(年商)は約1126億円(ホームセンター部門以外を含む)。おもに北陸地方・東北地方を中心に、南は関西地方まで店舗展開をしているほか、北海道では「ジョイフル本田」と北海道の住宅設備企業「キムラ」との合弁により「ジョイフルAK」の運営に関わっている。
また、子会社は日本を中心として東アジア各国でカツ丼店「かつや」、肉めし「岡むら屋」、唐揚げ「からやま」、カレー専門店「camp」など多彩な飲食店を展開している。

かつや。(東京都大田区)

LIXILビバは1977年にトーヨーサッシ(→トステム→LIXIL)のホームセンター「ビバホーム」として創業。2020年現在は、北海道から九州までホームセンター「ビバホーム」を展開するほか、ビバホームを核店舗の1つとするショッピングセンター「ビバモール」も運営している。2020年3月期の売上(年商)は約1885億円。
今回の買収は「小が大を飲み込む」かたちとなる。

ビバモール。

LIXILはLIXILビバの株式の約53%を保有するが、アークランドサカモトによる買収を報道した複数メディアによると、アークランドサカモトがTOBを実施してLIXILビバのすべての株式の取得をめざすといい、買収金額は1000億円を超える見込みだという。
今回の経営統合により、アークランドサカモトの年間売上高は約3000億円となり、DCM、カインズ、コメリ、コーナンに続く「ホームセンター業界国内5位」に躍り出ることとなる。屋号が変更されるかどうかなどについては6月現在発表されていない。

「シンガポール移転」に端を発する「御家騒動」一因に

LIXILがビバホームを売却する方針であることは予てから報じられていた。
その発端は、2019年にLIXIL創業家の潮田洋一郎会長(当時)がLIXILをMBO(経営陣による買収)して上場廃止にし、日本を捨てシンガポールに本社などを移転する方針を発表したこと。
これに対し、2019年6月の株主総会で潮田氏が解任され、潮田氏との意見の相違により2018年に解任されるかたちで経営から退いていた住友商事出身の瀬戸欣哉氏がCEOに就任することとなった。
ビバホームは潮田氏が力を入れていた事業の1つであるとされるが、瀬戸氏体制となったのちは、住宅設備メーカーのなかで「小売店」という異色の業態であるビバホームについて売却の検討がなされていることが報じられていた。

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ツクモ福岡店、2020年6月30日閉店-わずか5年で九州撤退

福岡県福岡市中央区天神のヤマダ電機系総合PC専門店「ツクモ福岡店(TSUKUMO 福岡店)」が、2020年6月30日をもって閉店する。

大規模リストラを打ち出していたツクモ

ツクモ(旧・九十九電機)は1947年3月に東京・秋葉原で創業。
創業以来長らく、秋葉原に本社を置く家電量販店「石丸電気」「サトームセン」とともに電気街のシンボル的存在であったが、経営悪化を機に2009年3月以降ヤマダ電機の完全子会社「ProjectWhite」による経営となった。
同社は2020年5月14日に「オンライン・B2Bビジネス強化」「好調なWEB販売部門、法人営業部門及びオリジナルPC開発部門への人的リソース投入」を理由とした首都圏店舗半数超の閉鎖を伴う店舗統廃合計画を発表。
上記計画の発表後も、同社秋葉原旗艦店「ツクモパソコン本店1・2・3」2号館の「ツクモロボット王国」を廃止しヤマダ電機PB商品「YAMADA SELECT」を新規導入、合わせて3号館を閉鎖する縮小リニューアルを実施。「ツクモDOS/Vパソコン館」5フロアのうち3フロアを暫定的に閉鎖するなど、先行き不透明な状態が続いていた。

ツクモ九州唯一の店舗、わずか5年で閉店

ツクモ福岡店は、2014年12月にヤマダ電機系家電量販店「ベスト電器福岡本店」8階に開店。開業当初の売場面積は約350㎡、同社九州唯一の営業拠点として福岡法人営業所を併設する。
2016年11月にはベストの大規模リニューアルに合わせて7階に増床移転。ツクモが得意とするPCパーツや中古商品の取扱強化に加えて、仮想現実を体感できる「VRデバイス」の体験コーナーを拡充、ベスト電器や館内の漫画・同人専門店「メロンブックス」「らしんばん」と共同販促キャンペーンを実施するなど、九州最大規模の総合PC専門店として親しまれていた。
同社は今回の福岡店閉店について、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響を受け、協議を重ねた結果」であるとコメントしており、店頭での買取やサポート受付についても6月23日をもって終了するとしている。
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ベスト電器福岡本店。

閉店は店舗統廃合の理由をとしているが、新型コロナウイルスの感染拡大による実店舗での売り上げ低下などが影響している可能性もある。

PCショップ閉店相次ぐ福岡市中心部

福岡市は九州随一のPCショップ集積地であった。しかし、2013年5月のユニットコム系PC専門店「TWOTOP博多店」が閉店、2018年2月にパシフィックネットのPC専門店「PCNET博多駅店」が廃業、2019年8月に「ドスパラ博多店」が市内郊外のコマーシャルモール博多に移転するなど、大手PCショップが相次ぎ姿を消しており、福岡の自作PC環境はさらに悪化することになる。

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