キャンドゥ、イオンが買収へ-2021年10月14日発表、TOBにより子会社化めざす

イオン」(本社:千葉市美浜区)は、100円ショップ大手「キャンドゥCan☆Do)」(東京都新宿区)に対し、子会社化をめざして株式の公開買付け(TOB)を開始することを2021年10月14日に発表した。

キャンドゥの店舗。(熊本市)

100円ショップ業界4位「キャンドゥ」

キャンドゥは1993年に埼玉県戸田市で創業。2007年に100円ショップ「クリスタル」(のち「ル・プリュ」)を買収するなどして経営規模を拡大した。

キャンドゥ・旧ロゴ(鎌倉市、この店舗は現在新CIに変更)。

かつてはダイエーとの関係が強く、ダイエーの大型店舗に数多く出店していたほか、2018年からはDCMグループとFC契約を締結することで、ホーマックなどDCM系列の多くの大型ホームセンターに出店している。
2020年11月期の連結決算によると年商は約730億3400万円、2021年9月末現在は1,155店舗を展開。国内の100円ショップ業界4位(ダイソー・セリア・ワッツに次ぐ)であり、タイ・モンゴルにも店舗を構える。

イオン、TOBで子会社化-上場は維持

イオンは代表取締役社長・筆頭株主である城戸一弥氏らから株式を取得するほか、TOBを実施。約210億円を投じて株式の51%以上を取得し、キャンドゥを連結子会社とする計画。
子会社化後も東京証券取引所市場第一部上場と現在の役員体制は維持する方針としている。

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