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コンフォートホテル京都東寺、2021年4月8日開業-ダイエーグルメシティ九条東寺店跡に「東寺&トレインビュー」ホテル誕生

京都府京都市南区の近鉄京都線東寺駅前にあったダイエーグルメシティ九条東寺店の跡地に、チョイスホテルズジャパンの宿泊施設「コンフォートホテル京都東寺」が2021年4月8日に開業する。

東寺のダイエー跡地、NTT都市開発の複合施設に

チョイスホテルズジャパン(本社:東京都中央区)は、2000年9月に大手ホテルチェーン「Choice Hotels International」(本社:米国メリーランド州/世界40ヶ国7,000施設超)の日本におけるマスターフランチャイジー会社「日本チョイス」として設立。設立当初より、東海地方地盤の大手ホテルチェーン「グリーンズ」(本社:三重県四日市市)の完全子会社として経営が行われている。
コンフォートホテル京都東寺が出店するのは九条油小路交差点近くの国道1号線・九条通り沿い。近鉄東寺駅、市バスの九条近鉄前バス停からもすぐの場所となる。
建物は2021年2月に竣工、地上8階地下1階建、敷地面積は984.24㎡、延床面積は約5,944.37㎡。客室数は全182室。

Comfort HOTEL Kyoto Toji.
駅やバス停から至近の場所となる。

当地には長らく、1968年11月に開店したダイエーグループの総合スーパー「ダイエーグルメシティ九条東寺店」(旧・サカエ/地上3階建、売場面積1,325㎡)が営業していたが、競合店の相次ぐ進出もあり2018年12月をもって閉店。
ダイエー跡地ではNTT都市開発主導のもと、2019年11月以降「京都東寺駅前開発プロジェクト」として、コンフォートホテルを核にブランワン(本社:京都市中京区)のベーカリーカフェ「Fiveran」が出店する複合施設の建設が進められていた。

ダイエーグルメシティ九条東寺店。(2018年当時)

コンフォート京都再進出2号店、独自の空間やサービスも

コンフォートホテル京都東寺では、3月24日に開業した「コンフォートホテル京都堀川五条と同様、京都に特化した新たなコンセプト「re;KYOTO~ここからはじまる、新しい京都~」を掲げ、京都発のテキスタイルブランド「ケイコロール」(山元桂子氏)とのコラボを実施。
内外装は「シンプルでありながら、深みのあるデザイン」「静けさだけでなく、趣きもあわせ持つ、京都に魅せられた人々が何度も訪れたくなるホテル」を意識。館内中央には吹き抜け(坪庭)が設けられ、内装には碁盤の目のモチーフ、フロントには京町家のモチーフ、ライブラリーカフェには満月をモチーフとした照明や和傘があしらわれている。

Comfort HOTEL Kyoto Toji Front.

館内にはオープンスペース「Comfort LibraryCafe(コンフォートライブラリーカフェ)」を設置。同社としては27施設目で、フリードリンクやブックディレクターの幅允孝氏が選書した書籍・写真集(180冊超)に加え、フリーWi-Fiやコンセントが整備される。
また、宿泊者を対象とした茶道体験などイベントを開催可能なスペースを設ける。(茶道体験の提供方法や日程、金額など詳細は未定)

Comfort Library Cafe Kyoto Toji.

一部客室は「東寺ビュー」「トレインビュー」

客室にはソニー製のAndroidTV(HDMI接続可能)や可動式のデスクを導入するなど、コロナ禍での「ニューノーマル」やテレワークに対応。

客室。

さらに、京都駅徒歩圏内かつ東寺駅そばであることから、一部の客室からは神社仏閣や京都タワーに加えて新幹線や近鉄京都線を一望することができる。

鉄道好きの担当者オススメの客室。
写真左には近鉄京都線の東寺駅がみえる。

都商研の取材に対し、鉄道好きの担当者は「この部屋に当たると嬉しくなる」とコメント。客室からの景色のよさ、そして「トレインビュー」であることも人気を呼びそうだ。

コンフォートホテル京都東寺
(Comfort HOTEL KyotoToji/凱富酒店京都東寺)

住所:京都府京都市南区西九条島町 54-1
(ダイエーグルメシティ九条東寺店跡地)
※予約・宿泊プラン詳細は以下リンク参照

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コンフォートホテル京都堀川五条、2021年3月24日開業-旧・日本1号店近くに再出店、京都らしい「伝統文化の提案」掲げる

京都府京都市下京区の京都市営地下鉄烏丸線五条駅近くに、チョイスホテルズジャパンが運営する宿泊施設「コンフォートホテル京都堀川五条」が2021年3月24日に開業する。

米国発のグローバルホテルチェーン「チョイスホテルズ」

チョイスホテルズジャパン(本社:東京都中央区)は、2000年9月に大手ホテルチェーン「Choice Hotels International」(本社:米国メリーランド州/世界40ヶ国7,000施設超)の日本におけるマスターフランチャイジー会社「日本チョイス」として設立。設立当初より、東海地方地盤の大手ホテルチェーン「グリーンズ」(本社:三重県四日市市)の完全子会社として経営が行われている。
チョイスホテルズジャパンは、2019年10月のマスターフランチャイズ契約更新にあわせてロゴマークを刷新。あわせて訪日外国人観光客増加を見据えた積極的な新規出店と既存施設のリニューアルを進めていた。

現在のコンフォートホテル・ロゴマーク。

2021年2月末時点で、日本国内における「コンフォートイン」「コンフォートホテル」「コンフォートスイーツ」の施設数は全国66施設、客室数は10,495室となっている。

コロナ禍のなか堀川五条に出店したコンフォート

コンフォートホテル京都堀川五条が出店するのは堀川五条交差点近くの国道1号線・堀川通り沿いの民家跡。地下鉄五条駅、市バスの堀川五条バス停からもすぐの場所となる。
建物は地上10階建、延床面積は約4,573.08㎡。客室数は全153室。

Comfort HOTEL Kyoto Horikawagojo.
駅やバス停から至近の場所となる。

コンフォートホテル京都堀川五条では、観光客需要に加え、京都府内の大学や研究所、MICE施設利用客などビジネス需要の獲得をめざす。
その一環として、館内のオープンスペース「Comfort LibraryCafe(コンフォートライブラリーカフェ)」(同社26施設目)では、フリードリンクやブックディレクターの幅允孝氏が選書した書籍・写真集に加え、フリーWi-Fiやコンセントを整備。客室にはコンセントやUSBポートを10口ほど整備、ソニー製AndroidTV(HDMI接続可能)や可動式のデスクを導入するなど、コロナ禍でのニューノーマルやテレワークへの対応をおこなっている。

Comfort Library Cafe Kyoto Horikawagojo.

また、同ホテル最大の占有面積とベッド数を備える「ファミリールーム」(25㎡)には“小上がり”を導入するなど、「清潔感かつ温かみのあるデザインを前提に、アクセントとして京都旅行での躍動的な気分が継続できるような地域性をプラス」するとしている。

Family Room(Three Beds).

「7年ぶり復活」で「京都ならではの伝統文化」提案

コンフォートホテル堀川京都五条の近くには、かつて1999年2月にコンフォートブランド日本1号店として開業した「コンフォートイン京都五条」(2014年1月閉館/客室数46室)が立地。同ホテルとしては約7年ぶりの京都府内再進出となる。
同ホテルは日本における“コンフォートブランド始まりの地”への再進出であることから、京都に特化した新たなコンセプト「re;KYOTO~ここからはじまる、新しい京都~」を掲げ、伝統と新しさの双方に焦点を当てた内容となる。
その一環として、1930年創業の舞台衣装専門染工場「山元染工場」が2016年4月に立ち上げたテキスタイルブランド「ケイコロール」(山元桂子氏)とのコラボを実施。客室内には同氏によるファブリックパネルを展示するほか、ライブラリーカフェには「館内のダークな色調に悪目立ちしない明るい気持ちの配色を意識した山のライン」を強調した暖簾アートが展示されている。

コンフォートホテル京都五条の暖簾アートと山元桂子氏。

2021年4月8日開業予定の「コンフォートホテル京都東寺においても、客室にケイコロールのパネルを展示。京都東寺のライブラリーカフェでは宿泊者を対象とした茶道体験などイベントを開催する。(茶道体験の提供方法や日程、金額など詳細は未定)
担当者は都商研の取材に対して(コロナ禍によって)ホテル内で楽しめる内容を充実させたことは「ビジネスホテルではなかなか珍しい」ことだとして期待を寄せる。

コンフォートホテル京都東寺の茶道体験。

コロナ禍のなか「付加価値」でより楽しめるホテルに

京都府内では、近隣の府県や都市と比べ新型コロナウイルスの感染者数の抑え込みがなされており、2021年2月28日をもって京都府の緊急事態宣言が解除、さらに京都市では3月22日をもって飲食店への時短要請が解除されている。その一方で、宿泊施設においては依然としてビジネス需要・観光需要ともに先行きが不透明な状況にある。
こういった背景もあり、コンフォートホテル京都五条は従来のビジネスホテルとしての価値向上のみならず、京都が持つ伝統文化をホテル内で体感・体験できるという付加価値を付け加えることで「ビジネスホテル+α」を実現。結果的に「ビジネス客」「観光客」の双方にとってより過ごしやすく、そしてより楽しめるホテルになったといえよう。

コンフォートホテル京都堀川五条
(Comfort HOTEL KyotoHorikawaGojo/凱富酒店京都堀川五條)

住所:京都府京都市下京区堀川通五条下る泉水町 134-32
※予約・宿泊プラン詳細は以下リンク参照

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東急ハンズ池袋店、2021年10月31日閉店-ハンズ旗艦店、37年の歴史に幕

東京都豊島区のサンシャインシティ近くにある大手雑貨店・都市型ホームセンター「東急ハンズ池袋店」が、2021年9月下旬に閉店する。
追記:閉店日は10月31日となった。

東急ハンズ池袋店・エントランス。

池袋のハンズ、37年の歴史に幕

東急ハンズ池袋店は「住友生命池袋ビル」の核テナントとして1984年9月に開業。建物は地下2階地上9階建て、売場は1階から8階まで、店舗面積は6,390㎡で、同社の旗艦店として知られる。
建物は三菱UFJ信託銀行を経て、2021年現在は大部分がヒューリックの所有となっている。

東急ハンズ池袋店(ヒューリックより)。

ハンズは閉店理由について老朽化を大きな要因としているものの、池袋駅近くではマルイが閉店を発表しているほか、飲食店の撤退も目立っている。ハンズも3月時点では近隣への移転などを発表しておらず、池袋地域はコロナ禍の影響が非常に大きなものとなっている。

建物の今後やハンズの後継店舗などについては、3月時点では発表されていない。

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香椎ビッグマートビル、2021年4月閉館-旧・ダイエー、ヤマダはベスト電器跡に移転

福岡県福岡市東区千早の西鉄香椎宮前駅・国道3号線沿いにある福岡地所グループの複合商業ビル「香椎ビッグマートビル」が2021年4月中旬を目処に全館閉店する。
香椎ビッグマート(家電住まいる館YAMADA)とベスト電器

旧ダイエー、香椎一の商業ビル「ビッグマート」

香椎ビックマートは1980年5月に開業。建物は地上5階地下1階建、店舗面積は12,419㎡。2020年時点では福岡地所グループのエフ・ジェイ・エンターテインメントワークスが運営する。
開業当初は福岡市東区で最大の大型店であり、総合スーパー「ダイエー香椎店」を核に「ベスト電器」や地場文具・事務用品店「ピットまつや」などの専門店、福岡地所系の「TNC西日本文化サークル」「九州スポーツ振興・福岡イトマンスイミングスクール」(ともに本社機能併設)といったカルチャー施設に加え、当時福岡地所の大株主だった「福岡シティ銀行(現・西日本シティ銀行)」の支店が出店していた。
さらに、隣接地には福岡地所グループの大規模分譲マンション「サンライフ香椎」や飲食店街「香椎ファミリープラザ」(ドムドムなど出店)、香椎駅前には旧・ユニード系の総合スーパー「ダイエー香椎駅前店(ユニード香椎アピロス)」(1973年開店/2000年閉店)が出店しており、福岡地所・ダイエーともにドミナントを形成していた。
しかし、2000年代に入ると近隣にイオン香椎浜、ゆめタウン博多など大型ショッピングセンターが相次ぎ出店。その影響もあり、福岡イトマンが香椎本店を閉校(本社は南区長住に移転/香椎スポーツガーデンフェニックスが居抜き出店)、2005年10月には核店舗のダイエーが閉店するなど、テナントが相次ぎ撤退した。
そのため、ダイエー閉店直後の同年12月に家電量販店「ヤマダ電機テックランド福岡香椎本店」と食品スーパー「ハローデイ香椎店」を核とする施設にリニューアル。地階には「ダイソー」と「サンドラッグ」が新規出店、高層階には福岡イトマンの受け皿となった「ブリヂストンスイミングスクール」がフェニックスを買収するかたちで再出店するなどして再生を果たした。
香椎ビッグマートのエントランス。

核店舗であり、ヤマダ電機テックランドから業態転換した「家電住まいる館YAMADA福岡香椎店」の営業フロアは地上1~2階、売場面積は9,421㎡。
ヤマダグループの福岡旗艦店であり、テックランド時代は家電製品に加えて書籍売場やカー用品売場を導入するなど幅広い品揃えであった。一方で、2012年12月にヤマダがベスト電器を子会社化したことで、近接するベスト電器(→ビックカメラ→B・B香椎本店)とのグループ間競合が生じることとなった。
そこで、ベストには同社と提携関係にあった「ゲオ・セカンドストリート」に加えて2015年7月に地場手芸店「サンカクヤ」、2016年12月に「西松屋」を導入。また、ヤマダは2018年5月に家電住まいる館YAMADAの九州1号店に業態転換、2019年4月には「ヤマダ不動産」を導入するなどして、棲み分けが図られた。

ビッグマートは解体、ヤマダはベスト跡に移転

築40年を迎えた香椎ビッグマートは近年老朽化が進んでおり、再開発計画が始動していた。
2020年11月にヤマダ不動産が路面店として香椎駅前に移転。12月にはブリヂストンスイミングスクールと地階フードコートが閉鎖。さらに、ダイエーに代わるかたちで施設の核店舗となったヤマダとハローデイも2021年3月31日をもって現店舗を閉店することを発表している。

ひと足先に閉店した西銀跡。

残るサービス系店舗も4月中旬を目処に閉店する予定で、建物は全館閉鎖となる見込み。5月以降解体工事が予定されているが、3月時点では跡地の活用方法などについては発表されていない。
このうち、ヤマダは近接するベスト電器の建物への移転を発表している。ベスト電器は2021年3月7日をもって閉店、テナントの西松屋やゲオ・セカンドストリートも3月中に閉店している。

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港南台バーズ、高島屋跡に増床して2021年4月22日リニューアル開業-無印良品を核にノジマなど出店

神奈川県横浜市港南区のJR根岸線港南台駅前にあった「高島屋港南台店」の跡に、専門店街「港南台バーズ」が増床し、2021年4月22日にリニューアルオープンする。

港南台バーズ。

港南台高島屋、バーズ専門店街に

高島屋港南台店は、相鉄グループの日本市街地開発(当時)が開発を主導する商業施設「港南台バーズ」の百貨店核「横浜高島屋港南台店」として1983年10月1日に開業。高島屋グループの運営会社再編に伴い、1995年9月に高島屋の直営店舗となった。

高島屋港南台店。

営業フロアは地上5階地下1階、売場面積は8,214㎡、売上高は79億7900万円(2019年2月期)。ペデストリアンデッキや連絡通路を通じて総合スーパー「ダイエー港南台店(イオンフードスタイル港南台)」、既存の「港南台バーズ専門店街」に直結していたが、高島屋は経営不振により2020年8月16日に閉店していた。
その後、高島屋跡は専門店街とすべく改装がすすめられていた。

高島屋跡、大型専門店で構成-食品はMUJI×伊勢丹

今回の増床リニューアルは、相鉄アーバンクリエイツと相鉄ビルマネジメントが高島屋が出店していたエリアを全面改装しておこなうもの。
キャッチフレーズは「+New わくわくプラス、ときめきプラス」で、高島屋跡は殆どに大型専門店が出店する形式となる。

高島屋跡・専門店の構成。

そのうち、地階と1階には核テナントとして「無印良品」が5月14日に移転・増床して出店。店舗面積は約4973㎡と、無印良品として関東最大級で、食品売場は「クイーンズ伊勢丹」を展開する三越伊勢丹グループの「エムアイフードスタイル」と共同で運営し、「食と農」をテーマに地元の旬野菜のほか、生鮮食品やグロサリー、総菜などを取り扱うとしている。また、他の無印良品大型店と同様に「おかしの量り売りコーナー」「給水コーナー」等も設置される。
2階には「アカチャンホンポ」「スタジオマリオ」が出店するほか、キッズスペースなどを新設。
3階には「ユニクロ」(増床移転)と「ジーユー」、4階には「コーナン」、5階には家電量販店「ノジマ」が県内最大級の売場面積で、それぞれ核テナントとして出店する。コーナンには工作コーナー「DIY LABO」を併設する。
さらに、屋上には遊具エリア「バーズテラス」を新設。テラスには「バーベキューエリア」が設けられるといい、地域の憩いの場となりそうだ。

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無印良品 道の駅なみえ、2021年3月20日開店-無印良品、道の駅初出店

福島県浪江町の国道6号線沿いにある「道の駅なみえ」に、無印良品の道の駅初出店店舗「無印良品 道の駅なみえ」が2021年3月20日に開店する。

無印良品、道の駅初出店は「震災復興のシンボル」に

「道の駅なみえ」は、浪江町の復興のシンボルとして自動車整備場などの跡地に2020年8月1日プレオープン。
産直市場「いなほ」や「レストランかなで」「ふくしまフルーツラボ」などが出店している。

道の駅なみえ(良品計画より)。

「無印良品 道の駅なみえ」は無印良品としては道の駅初出店となる店舗。面積は158.47㎡と、無印良品のなかでは小型店で、運営は道の駅の運営をおこなう一般社団法人「まちづくりなみえ」に委託するライセンスドストアとなる。
店内では人気のレトルトカレーや掃除用品、天然素材を使用したインナーウェアなどを販売。
良品計画は、「浪江町の生活の拠点として、「商いを通じて、人と人とのつながりを創出すること」を目指し、浪江町との連携をより強めるとともに、地域活動へ積極的に参画し、中心市街地の活性化のきっかけになりたい」としている。
都心の鉄道駅への出店は多くみられる無印良品であるが、2018年には千葉県で「道の駅」にも似た産直施設「里のMUJI」の運営を開始している。今後はこうした道の駅自体への出店事例も増えていくことになるのか注目される。

無印良品 道の駅なみえ

住所:福島県双葉郡浪江町大字幾世橋字知命寺60
営業時間:10時~18時

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ピアゴパワー妙興寺店、2021年3月19日開店-アピタ・ユーストア跡のPIAGOプラス、9ヶ月で業態転換

愛知県一宮市の名鉄本線妙興寺店前に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)グループの総合スーパー「ピアゴパワー妙興寺店」が2021年3月19日午前9時に開店する。

ピアゴパワー妙興寺店。(写真:たそかにさん

アピタ・ユーストア・ピアゴ・プラス経て新業態1号店に

ピアゴパワー妙興寺店の前身となる「ピアゴ妙興寺店」は、1986年6月にユニーの高級総合スーパー「アピタ一宮店」として開店。2003年6月にユニーグループのディスカウント「ユーストア妙興寺店」として業態転換、2009年2月にはグループの運営会社及び店舗ブランド再編にともない店舗名を「ピアゴ妙興寺店」に改称、2020年6月27日にはユニーの新業態1号店「PIAGOプラス妙興寺店」として再び業態転換していた。

ピアゴプラス妙興寺店。

PIAGOプラスは、ドンキ流の「個店経営を本格導入したNewピアゴ1号店」として、かつてのユーストアと同様に各フロアには「APITA CLOTHING(アピタクロージング)」「デイリードラッグ」といったユニー直営の大型専門店を導入。あわせて、PPIHグループのタピオカ・焼き芋スイーツ店「tapi-mo」やピザ店「PIZZA ALBA」、生花店「HANACHAN LAND」を導入していた。

妙興寺のユーストア12年ぶり復活、ドンキ流で原点回帰

ピアゴパワー妙興寺店の建物は地上5階建、直営フロアは1~3階、店舗面積は7,790㎡、直営売場面積は5,566㎡。一宮市内の不動産会社である東洋繊維が所有する。
同店では「安さへの徹底したこだわりと品揃えの“偏愛と傾斜”を強めた4つの専門店の集合体」を掲げ、各フロアにはかつてのユーストアと同様にユニー直営の食品・衣料・生活用品専門店を導入。改装前から引続き100円ショップ「ダイソー」や一宮市内に本社を構える珈琲店「MGコーヒー」、パン工房「ブーランコ」、カネ美食品の総合惣菜店「Kanemi」といったテナントが出店する
「ピアゴパワー」ロゴマーク。

1階にはユニー直営のディスカウント型食料品専門量販店「食の殿堂ユーストア」が出店。ドンキ流新業態として約11年ぶりに復活した同業態としては萱場店に次ぎ2店舗目。妙興寺駅前には約12年ぶりの復活となった。
ユーストアは売場面積を従来比1.2倍に拡大。生鮮4品(青果・鮮魚・精肉・惣菜)を取扱うほか、加工食品やデザート類の品揃えを強化。あわせて、様々なエンターテインメント要素を取り入れる。


「食の殿堂ユーストア」ロゴマーク。

2階にはユニー直営のインナーウエア・シューズ特化型専門量販店「ONE MILE(ワンマイル)」が出店。
同業態では従来のAPITA CLOTHINGと異なり、ワンマイル(1.6km)圏内で外出する際に着ていけるホームウエアの拡充を掲げ、インナーウエアの売場面積を2.5倍に、スニーカー・サンダルをメインとしたシューズの売場面積を2.6倍に拡大する。
「ONE MILE」ロゴマーク。

3階にはユニー直営のディスカウント型ドラッグストア「パワフルプライス ユードラッグ」、ユニー直営のキッチン&ダイニング用品の編集型量販店「カーニバル」が出店。
ユードラッグでは「ユニー最大級のドラッグストア」として、デイリードラッグ時代から売場面積を1.5倍、アイテム数を2倍に拡大。カーニバルはコロナ禍による自炊関連アイテム需要増加を受け、キッチン&ダイニング用品・調理家電を合計した売場面積を従来比7倍、アイテム数を従来比10倍に拡大する。
「ユードラッグ」ロゴマーク。


「ユードラッグ」ロゴマーク。

今回の改装に伴い、出店したばかりだった「アピタクロージング」をはじめとして複数のテナントが僅か数ヶ月で閉店、さらに新業態だった「ピアゴプラス」は、早くも業態消滅することとなった。

PIAGOパワー妙興寺店

住所:愛知県一宮市大和町妙興寺字白山西3番地2 
営業時間:午前9時~午後11時

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イオンタウン茨木太田、2021年3月27日開業-東芝跡地、ダイエーを核にユニクロ、ふたば書房など約50店出店

大阪府茨木市の東芝大阪工場跡に、イオングループのショッピングセンター「イオンタウン茨木太田」が2021年3月27日午前9時に開業する。

イオンタウン茨木太田。

東芝工場跡「茨木スマートコミュニティ構想」の商業核

イオンタウンは、茨木市が東芝大阪工場(東芝茨木工場)跡地で推進する官民一体複合開発プロジェクト「茨木スマートコミュニティ構想」(敷地面積約185,000㎡)の商業核として出店したもの。
茨木市は茨木スマートコミュニティ構想において「住宅・商業・文教・医療福祉」の集積を目指すとしており、再開発エリア近隣ではJR総持寺駅が2018年3月に開業。再開発エリア内では「文教」の核として追手門学院の「追手門学院大学茨木総持寺キャンパス」「追手門学院中学校・高等学校(茨木安威から移転)」が2019年4月に開校、関西最大級のデータセンター「NTTコミュニケーションズ大阪第7データセンター」が2019年12月に稼働を開始したほか、「住宅」の核として、三井不動産グループと野村不動産による大規模新築分譲マンション「茨木ICO CITY」(2棟地上14階475戸)の開発も進められていた。

イオンタウン茨木太田と店舗周辺。

イオンタウンは開業に際し、茨木市や追手門学院大学との連携も発表。「いばらきWAON」と、学生向けの「いばらきWAON 追手門学院大学版」の発行をおこなう。
また、近鉄バスはイオンタウンの開業に合わせ、阪急茨木市駅からのバスを増発。最寄りバス停の停留所名を「追大総持寺キャンパス前(イオンタウン茨木太田前)」に変更する。

イオンタウン旗艦店級、ダイエーを核に約50店

イオンタウン茨木太田の建物は地上2階建、敷地面積は29,852㎡、総賃貸面積は17,412㎡、延床面積は27,000㎡。約64万人の豊富な商圏人口を武器に、イオンタウンのなかでも旗艦店級の規模となる。
核店舗はダイエーの食品スーパー「イオンフードスタイル茨木太田店」。店舗面積は約2,000㎡で、
売場ではスイーツと冷凍食品を強化。さらにダイエー直営ベーカリー「D’s ベーカリー」を併設。イートインコーナーも設置される。

イオンフードスタイル茨木太田店(ダイエー)。

4月22日からはダイエーネットスーパーの対応を開始する。
さらに、店舗横に専用スペースを設置し、ネットスーパーで注文した商品を車に乗ったまま受け取ることが可能な「ドライブピックアップ」をダイエー初導入。店外に設置した冷凍・冷蔵にも対応した「D’sピックアップロッカー」で、非接触・非対面で商品を受け取ることが可能となっている。

ドライブピックアップコーナー。
英字ロゴがダイエーマーク「上弦の月」となっている。

そのほか、物販テナントとしては「ユニクロ」「ニトリエクスプレス」「ABC-MART」「ダイソー」「コジマ×ビックカメラ」「あかのれん」などが、飲食テナントとしては「サイゼリヤ」「バーガーキング」「スターバックス」などが出店する。
そのうち、韓国発チキンブランド「bb.q OLIVE CHICKEN cafe」、書店「ふたば書房」など8店が大阪府初出店。ふたば書房では雑貨の販売もおこなう。
開業時の総テナント数は51店舗となる。

ふたば書房。

イオンタウン茨木太田・テナント一覧(51店舗)
階数 店舗・ブランド名 業種
1階 イオンフードスタイル(ダイエー) 食品スーパー
1階 日本鮮魚 鮮魚
1階 牛兆 精肉
1階 蔵や 食物販
1階 a terre bebe 食物販
1階 メサベルテ 食物販
1階 おかしのまちおか 食物販
1階 生花青果 花・果物・カフェ
1階 まつかわ 青果
1階 have a Nice Day Bake by
OYATUYA.ISU
食物販
1階 カルディコーヒーファーム グロッサリー
1階 スターバックス カフェ
1階 FOREST GREEN ROAST&BAKE by
ROCCA&FRIENDS
飲食
1階 bb.q OLIVE CHICKEN café 飲食
1階 トリトン~ラ・サルーテ~ カフェ
1階 回転寿司  ととぎん 飲食
1階 かつ処  季の屋 飲食
1階 ウエルシア薬局 ドラッグ
1階 ユニクロ カジュアル衣料
1階 3COINS+plus 雑貨
1階 my makura Bed 寝具
1階 エービーシー・マート
1階 stream market 服飾雑貨
1階 Zoff メガネ
1階 ブランドリバリュー 買取
1階 宝くじチャンスセンター 宝くじ
1階 クリーニングルビー クリーニング
2階 コジマ×ビックカメラ 家電
2階 あかのれん ファミリー衣料
2階 ニトリ express 雑貨
2階 ひごペットフレンドリー ペットショップ
2階 ふたば書房 書籍
2階 ダイソー 100円均一
2階 ママフル ベビー子供服
2階 冠婚葬祭なび サービス
2階 アーバンフィット24 フィットネス
2階 スマホスピタル サービス
2階 茨木ひかり歯科クリニック 歯科
2階 カラダ整骨院 整骨院
2階 プログラミングスクール iTeen 教室
2階 セイハ英語学院 教室
2階 小学館の幼児教室 ドラキッズ 教室
2階 カットコムズ ヘアカット
2階 DONNA TOTAL HAIR CARE 美容室
2階 保険クリニック 保険
2階 バーガーキング ハンバーガー
2階 彩色ラーメンきんせい ラーメン
2階 蕎麦とラー油で幸なった。 和食・蕎麦
2階 鶴丸饂飩本舗 うどん
2階 コスコスイーツ工房 クレープ
2階 サイゼリヤ レストラン
イオンタウン茨木太田

住所:大阪府茨木市城の前町600番27
営業時間:9時~22時(ダイエーイオンフードスタイル)

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大名古屋ビルShops&Restaurants、2021年4月28日から順次リニューアル開業-伊勢丹跡、高島屋・成城石井など出店

愛知県名古屋市中村区のJR名古屋駅前にある複合ビル「大名古屋ビルヂング」の商業ゾーン「大名古屋ビルShops&Restaurants」が、2021年4月28日から順次リニューアルオープンする。
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大名古屋ビルヂング。

核店舗の伊勢丹、僅か4年で閉店していた

「大名古屋ビルヂング」は三菱地所グループが名古屋駅前・桜通口正面に1962~65年にかけて開業させた複合ビル。
長年に亘って名古屋駅前のシンボルとして親しまれたが、近年は老朽化が進んでいたために2012年に解体、2013年より建て替え工事が行われ、2016年3月に再開業した。建物は地上34階建、地下4階建で、高さは約175メートル。
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かつての伊勢丹エントランス。

地階~5階の商業施設「大名古屋ビル Shops & Restaurants」の核として地階~2階には名古屋で初となる伊勢丹の中型店「イセタンハウス」(ISETAN HAUS)が出店したが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり2020年8月に閉店していた。

伊勢丹跡、JR名古屋高島屋が核テナントに

新たな核店舗として出店するのは、ジェイアール東海高島屋が運営する「JR名古屋高島屋」。
本館にある高級時計売場を移転・増床させ、2021年夏に日本最大級の高級時計ゾーン「ジェイアール名古屋タカシマヤ ウオッチメゾン」として開業する。店舗面積は約1,200㎡。

ジェイアール名古屋タカシマヤ ウオッチメゾンのイメージ。

地階は食品を中心としたマルシェに刷新

また、地階は、食品を中心に雑貨やコスメなどを販売する「大名古屋マルシェ」として2021年4月48日から順次開業する。
テナントとしては、すでに徒歩圏にも店舗がある「成城石井」「スターバックスコーヒー」や、「アインズ&トルぺ」などおなじみの大手店舗のほか、バルセロナ発のアートキャンディ専門店「パパブブレ」、岐阜発の紅茶専門店「annon tea house」、鎌倉発のアップルパイ専門店「あっぷるぱい考太郎」、資生堂の美容室「ビューティーチューン 資生堂」(5月8日開店)など、名古屋で初となる店舗も数多く出店する。
また、合わせて貫通通路を含む共用部もリニューアルする。

地階イメージ。

今回のリニューアルに合わせ、5階スカイガーデンでは4月28日から大名古屋マルシェとの連動したイルミネーション装飾「ピクニックスカイガーデン(仮称)」が開催される。
また、ゴールデンウィーク中の4月28日~5月9日には様々なイベントが開催される予定となっている。
追記:太閤口の成城石井は5月6日で統合閉店となる。

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MEGAドン・キホーテ武蔵浦和店、2021年3月26日開店-武蔵浦和駅高架下のビバホーム跡、自転車・ベランピング強化

埼玉県さいたま市南区のJR埼京線武蔵浦和駅高架下に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ武蔵浦和店」が2021年3月26日午前9時に開店する。

MEGAドン・キホーテ武蔵浦和店。

ビバホーム跡「自転車・ベランピング強化」MEGAドンキ

MEGAドン・キホーテ武蔵浦和店は、2020年7月に閉店したホームセンター「ビバホーム武蔵浦和駅店」跡への出店で、営業フロアは1~2階、売場面積は4,319㎡。駐車場台数118台、駐輪場台数420台を備える。
武蔵浦和店は「日常の中に“ワクワク・ドキドキの非日常感”を提供する驚安店舗」として、店内には“お祭り”イメージの大きなドンペン提灯や壁紙といった装飾を施す。
店舗1階では食料品・酒類や日用消耗品を中心に展開。ドンキならではの大袋菓子や多国籍食品に加えて、イエナカキャンプ需要に対応したベランピングコーナーや修理・メンテナンス・試乗に対応した自転車コーナーを備える。
店舗2階では大型・小型家電製品や衣料品、バラエティ雑貨、インテリア用品など幅広く展開する。

大きなドンペン提灯。

ドンキとしては“MEGAドンキ業態”でありながら生鮮食品売場を導入しないもの、埼京線武蔵浦和駅の高架下空間にはマーレビル開発の「武蔵浦和マーレ」(核店舗:荒井商事アルズフーズマーケット)やJR東日本グループの商業施設「ビーンズ武蔵浦和」(核店舗:マルエツ)、武蔵野線武蔵浦和駅の北側には東京建物・新日鉄系の「武蔵浦和ショッピングスクエア」(核店舗:オリンピック)など生鮮品を取扱う大型店が複数営業している。ビバホーム時代は1階に大規模な自転車売場「サイクルスタジアム」を備えていたことも、生鮮を導入せずに自転車売場を強化した背景とみられる。
また、ドンキ開店にあわせて、隣接する武蔵浦和マーレは三菱・新日鉄系の大規模複合再開発施設・タワーマンション「武蔵浦和SKY&GARDEN」との連絡通路を閉鎖する。

MEGAドン・キホーテ武蔵浦和店

住所:埼玉県さいたま市南区白幡5-16
営業時間:午前9時~翌午前1時

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