神奈川県藤沢市の江ノ電藤沢駅ビルに、小田急百貨店を核とするショッピングセンター「ODAKYU湘南GATE」(小田急湘南ゲート)が2019年3月22日に開業する。

ODAKYU湘南GATE。
江ノ電藤沢駅直結の百貨店、ショッピングセンターに一新
小田急湘南ゲートの前身となる「小田急百貨店藤沢店」は1974年5月、江ノ島電鉄が経営母体の「江ノ電百貨店」として創業。
競合店との競争激化に加えて江ノ電自体が小田急電鉄の傘下であることから1985年には株式会社藤沢小田急(現:小田急百貨店)に経営譲渡、屋号を「小田急百貨店」に改称している。

小田急百貨店藤沢店。
施設は地上7階地下1階建で、売場面積は12,641㎡。施設は小田急百貨店が所有している。施設2階は江ノ電藤沢駅と直結しており、江ノ電の駅ビルとして開業した経緯がうかがえる。
小田急グループが共同開発、60以上の専門店が出店
今回の大規模改装は、駅ビルの運営ノウハウを有する小田急電鉄と小田急百貨店が共同開発する形で実施。改装後は小田急百貨店が店舗の運営を担う。

改装中のようす。
キーワードに「My Favorite & 3rd.Place」を掲げ、「小田急百貨店ふじさわ」(旧藤沢店)を核に60を超える専門店が入居する。

ODAKYU湘南GATEのロゴマーク。
地下1階は「地域のお客さまから支持される上質な食卓を提案するフロア」として、小田急百貨店が食料品売場を展開、小田急山のホテルが手掛ける菓子・惣菜・ベーカリー専門店「ボン・ロザージュ」、横浜・戸塚のレーズンウィッチ店「鎌倉小川軒」、ティラミス専門店「C3」(シーキューブ)の3店舗が新規出店する。
1階は「ビューティとファッションで上質な日常を提案するフロア」として、小田急百貨店が化粧品・服飾雑貨売場を展開、改装に合わせてラグジュアリーブランド「COACH」(コーチ)がさいか屋から移転する。

小田急百貨店藤沢店は改装に合わせて店名を変更する。
2階は「湘南ライフスタイルを体感できるグランドフロア」として、イオングループの高品質オーガニック食品スーパー「ビオセボン」、食のセレクトショップ「DEAN&DELUCA」(ディーンアンドデルーカ)が手掛ける「DEAN & DELUCA CAFE」、「Afternoon Tea TEAROOM」など12店舗が出店。

ODAKYU湘南GATEの館内イメージ。
3階は「食とファッション ワンランク上の日常があるフロア」として、オンワード樫山の婦人服店「23区」、「レリアン」、アメリカンカジュアルウェア「McGREGOR」(マックレガー)など百貨店で定番のブランドに加え、飲食店など18店舗が出店。
フードホール「湘南ゲートキッチン」には、地元精肉店「タカギフーズ」が初めて手掛ける肉バル「湘南Grill Style」、藤沢発のジャパニーズスパゲッティ専門店「JPASTA」、海老名ビナウォークで売上No.1を記録したラーメン店「清勝丸」、湘南の地魚・神奈川の地野菜・地酒にこだわった「茅ヶ崎海ぶね」、韓国家庭料理「李家PEGOPA」といった湘南・藤沢の飲食店6店舗が出店する。

フードホール「湘南ゲートキッチン」。
4階は「湘南の暮らしをコトとモノでサポートするフロア」として、100円ショップ「ダイソー」、眼鏡店「OWNDAYS」など13店舗が出店。
5階は「自分や家族のお気に入りが発見できるフロア」として、手芸用品店「ユザワヤ」、旅行代理店「H.I.S」など14店舗が出店。小田急百貨店時代から「京橋千疋屋フルーツパーラー」も引続き出店する。
6階は「人と人をつなぐ開かれたコミュニティフロア」として公共施設が入居。藤沢市民会館及び秩父宮記念体育館に隣接する「藤沢市南市民図書館」、JR藤沢駅ビル「ルミネ藤沢」6階の「藤沢市民ギャラリー」がそれぞれ2019年夏以降に移転する。
7階は「バラエティ豊かな食とサービスを提供するフロア」として、小田急百貨店レストラン街「味彩小路」を「湘南ゲートダイニング」としてリニューアル。焼肉店「牛兵衛草庵」や小田急不動産の住宅相談所「湘南小田急住まいのプラザ」など8店舗が出店。百貨店のお中元・お歳暮ギフト特設会場も設けられる催事場「イベントスクエア」も併設される。
屋上はこれまで通り「ベルマーレフットサルコート藤沢」と「小田急豊川稲荷神社」が設置される。
大型店間の競争激しい湘南・藤沢エリア
藤沢駅周辺は、長らく湘南エリアを代表する商業集積地として、小田急百貨店を始め、さいか屋、OPA、イトーヨーカドー、ビックカメラ(旧・丸井)といった大型店が多数出店するなど高い集客性を維持してきたが、2000年代以降、辻堂駅周辺で進められた大規模都市開発の一環により、住友不動産グループの「テラスモール湘南」、丸紅グループの「ラズ湘南辻堂」が相次ぎ開業、パナソニック藤沢工場跡地でも「FujisawaSST」(藤沢サスティナブル・スマートタウン)が開発され、蔦屋書店を核とした「湘南T-SITE」が開業するなど、大型店間の競争は駅周辺のみならず藤沢市全域に広がりをみせるようになった。

藤沢オーパ。
小田急百貨店の改装に合わせ、OPAも大規模改装を実施しており、今後も生き残りを懸けたさらなる店舗間競争の激化が予想される。
ODAKYU湘南GATEの館内構成
| 屋上 | ベルマーレフットサルコート/稲荷神社 |
| 7階 | レストラン「湘南GATEダイニング」/サービス(百貨店) |
| 6階 | 藤沢市南市民図書館/市民ギャラリー |
| 5階 | 趣味雑貨/サービス(ヘアサロン・旅行等)/カフェ |
| 4階 | 生活雑貨/サービス(美容・リラクゼーション) |
| 3階 | フードホール「湘南ゲートキッチン」/ファッション |
| 2階 | カフェ/ナチュラルコスメ/食物販/ファッション/イベンストペース「きらっとプラス」 |
| 1階 | 化粧品/服飾雑貨(百貨店) |
| B1階 | 生鮮三品/惣菜/菓子/グロサリー/ベーカリー(百貨店) |
館内構成。
ODAKYU湘南GATE
住所:神奈川県藤沢市南藤沢21-1
営業時間:(一部除く)
10時~20時(小田急百貨店・専門店街)
10時~19時(7階カード・ギフトサロン)
飲食店は11時~22時/22時半まで
外部リンク:小田急湘南GATE
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ドン・キホーテ赤坂見附店、2019年2月15日閉店-僅か9ヶ月で
東京都港区の東京メトロ赤坂見附駅近くのディスカウントストア「ドン・キホーテ赤坂見附店」が、2019年2月15日午後11時をもって閉店した。

ドン・キホーテ赤坂見附店。
赤坂不動尊山門跡のドンキ、僅か9ヶ月で閉店に
ドン・キホーテ赤坂見附店は、赤坂不動尊入口(山門)及びコインパーキング跡地に2018年5月10日開店。建物は地上7階地下1階建で、ドン・キホーテは地上1階〜5階部分に出店。売場面積は1,846㎡。
同店では昼間はビジネス街、夜は繁華街となる地域特性への対応として、都内最大級となるお酒コーナーの設置や弁当、ネクタイ、シューズの販売を強化するなど、約300m南東に位置する「ピカソ赤坂店」(2012年開店)との差別化、2店舗体制による相互補完を図っていた。
同社は以前より、2017年2月に開店した「ドン・キホーテ神保町店」を僅か8ヶ月後の10月に閉店させるなど、短期間での出退店を繰り返し行うなど経営判断の早さで知られており、赤坂見附店の撤退もその一環とみられる。
近隣のピカソ赤坂店も、開店当初は「高感度型モデル店舗」を掲げ採用を避けていたドンキ流POPの導入や営業時間の段階的な短縮(24時間営業→8時~26時→8時~24時)を行うなど、赤坂エリアでの店舗戦略の見直しを進めている。

ピカソ赤坂店。
再びピカソ1店舗体制となった赤坂エリアのドンキであるが、同社は積極的な出店攻勢を継続しており、今後も再び赤坂に「ドン・キホーテ」店舗を再出店する可能性が考えられる。
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三和ストアー、2019年3月15日全店閉店-呉地盤の中堅スーパー、60年の歴史に幕
広島県呉市に本社を置く地場中堅スーパー「三和ストアー」が、2019年3月15日をもって全7店舗を閉店、60年の歴史に幕を下ろすことを発表した。

三和ストアー本通店。(旧・三和ストアー本店)
呉市民の台所として親しまれたスーパー、60年の歴史に幕
三和ストアーは1959年5月、呉市本通で創業。
同社は「呉で一番早くスーパーマーケット形式を取り入れたスーパー」として、最盛期には呉市内に12店舗を展開。
2000年代以降は新規出店・スクラップアンドビルドを加速し、一部店舗を都市型食品スーパー業態「パセット」に転換するなど積極的なリニューアルを進めていたが、近年は競合店との競争激化により店舗数を7店舗まで減らしていた。

三和ストアーパセット中通店。
三和ストアーが運営する全7店舗のうち「三和ストアー天応店」「三和ストアー前川店」「三和ストアー阿賀店」の3店舗を2月28日までに閉店、「三和ストアー本通店」「三和ストアー吉浦駅店」「パセット中通」「パセット長ノ木」の4店舗を3月15日までに閉店する。
同社店舗は同業他社への譲渡、運営移管が検討されているが、運営店舗の多くで施設の老朽化が顕著にみられることから、譲渡対象店舗は一部に限られるとみられる。
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パトリア七尾、2019年3月3日に閉館へ-運営会社の破綻で
石川県七尾市の七尾駅前に位置するショッピングセンター「パトリア七尾」が、2019年3月3日に閉店する方針であることが都商研の取材で分かった。
追記:多くのテナントは撤退するが、カジマートは3日以降も当面営業を継続する。
追記:大和百貨店ギフトサロンは隣接ビルに移転
追記:ミスタードーナツは当面営業
追記:3月10日、カジマート閉店
追記:3月11日、エスカレータ停止(2階は3店が営業)

パトリア七尾。
七尾市を代表する大型店だったが
パトリア七尾は1995年開店。建物は地上7階建、売場面積は15,079㎡。第三セクターで大和、ユニーなども出資する七尾都市開発が運営する。
開業当初は1~3階に百貨店「大和」と総合スーパー「ユニー」が出店、4~5階にはイベントホールが整備されるなど、七尾市を代表する複合商業施設として営業していたが、2010年に大和が1階に店舗を集約、2017年2月に「ピアゴ」(旧ユニー)が撤退するなど一時存続が危ぶまれることとなった。

奥に見えるのが七尾駅。駅前に立地する。
左は2006年に開業した「ミナクル」でコンビニや図書館が入居。
2017年4月には1階に北陸地盤の高品質食品スーパー「カジマート」と同社がFCとして運営する書店「うつのみや」が1階に出店、同年6月には「ホームセンターロッキー」が2階に出店するなど、低層階では早期の後継店舗誘致に成功した一方で、3階はサービス系1店舗を除きほぼ全てが空きフロアという状況が続いている。
建物は3月3日をもって全館閉鎖、一部では存続の動きも
今回のパトリア七尾閉店は開業以来、管理運営業務を行っていた「七尾都市開発」が2月15日をもって破産の申し立てをおこなうことを決定したことが理由だという。
経営破綻がウェブサイトで告知されたことを受けて都商研がおこなった取材に対し、ある核テナント企業は「パトリアが3月3日に閉鎖するため閉店せざるを得なくなった、申し訳ない。」と述べ、3月3日に閉館する方針であることが分かった。
その一方で、パトリア管理組合が七尾都市開発から商業フロアの管理・運営を引き継ぎ運営を継続する動きもみられるなど、先行き不透明な状況となっている。
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大塚家具、ヤマダと業務提携へ-2019年2月発表、日中ファンドから約38億円の資金調達も
家具販売大手の「大塚家具」(東京都江東区)は、家電量販店最大手「ヤマダ電機」との業務提携及び、越境EC事業を手掛ける「ハイラインズ」との資本業務提携による約38億円の資金調達をおこなうことを2019年2月15日に発表した。
IDC大塚家具新宿ショールーム。
大塚家具、将来的にはヤマダ電機への商品供給も検討
ヤマダ電機は2011年に住宅メーカー「エス・バイ・エル」を買収し住宅関連事業に本格参入して以降、2012年に旧日立化成系の住宅設備メーカー「ハウステック」を買収するなど事業強化を推進、家電販売事業との相乗効果が期待される「スマートハウス」の拡販を目指している。
同社は2016年11月、東京都立川市に生活提案型業態「LABI LIFE SELECT」1号店を出店、2017年6月には群馬県前橋市の同社アウトレット店舗跡を業態転換する形で家具・インテリア専門店「インテリアリフォームYAMADA」を出店、同年9月には茨城県ひたちなか市の同社店舗跡に家電製品と家具・インテリアの併売、直営カフェの併設を行う新業態「家電住まいる館YAMADA」1号店を出店しており、2019年1月時点では59店舗を展開する。

「家電住まいる館YAMADA」は全国へと拡大しつつある。
今回の業務提携は両社の家具・家電販売ノウハウの共有が目的だとしており、将来的にはヤマダ電機家電住まいる館に対する大塚家具商品の供給、法人顧客(ホテル・旅館など)への家電・家具の納入、物流・リフォーム分野における協業も検討されているという。
ハイラインズからの資金調達により中国本格参入目指す
大塚家具はヤマダ電機との業務提携と合わせて、越境EC事業を手掛ける「ハイラインズ」と資本業務提携を締結、ハイラインズ及び日中アライアンスファンドを対象とした第三者割当による新株予約権の発⾏により約38億円を調達する。
大塚家具は、阿里巴巴集団(アリババグループ)の中国大手ネット通販「天猫国際」(T-MALL)に旗艦店を出店するハイラインズとの提携により、中国EC市場への本格参入とアリババ系家具小売大手「北京居然之家云地匯新零售連鎖有限公司」(居然之家/Easyhome/イージーホーム)との関係性強化を目指すという。
再建の道筋が不透明な大塚家具、株価は一時ストップ安に
大塚家具は2015年の大塚久美子社長復帰以降、会員制廃止や中価格帯商品の充実、地方百貨店への小型店・提携店舗出店、中古家具の買取・販売や家具アウトレット事業への参入など経営改革を推し進めているが、売上高及び来客数の減少により経営状況は悪化の一途を辿っている。
2017年11月には貸会議室大手「TKP」と資本業務提携を締結し、旗艦店の一部売場をTKPに転換、2018年12月には「居然之家」(Easyhome/イージーホーム)と業務提携を締結したが再建への道筋は未だに鮮明なものとはなっていない。

TKPとの資本業務提携は今後も継続する。
大塚家具の株価は2018年12月より上昇傾向にあったが、2019年2月14日から2日連続で一時取引停止、2月15日には一時ストップ安となり前日比-15.65%となる388円で取引時間終了を迎えた。
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福岡ビル、2019年3月31日閉館-TSUTAYAはショッパーズに、西鉄本社は博多に移転
福岡市中央区天神の西鉄福岡駅・地下鉄天神駅前にある複合ビル「福岡ビル」(福ビル)が再開発のため2019年3月末に閉館する。

福岡ビル。
天神交差点の顔、58年の歴史に幕
福岡ビルは1961年に完成。福岡市中心部・天神交差点の顔として知られる。1962年から西日本鉄道本社が入居しており、のちに建物も西鉄の所有となった。2005年の福岡西方沖地震では多数の窓ガラスが割れる被害を受けた。
建物は地上10階建地下3階建てで、地階から3階までは商業施設となっており、地階は飲食街、屋上はビアガーデンとなっている。
商業施設部分は永年に亘って丸善が核店舗であったが、近隣に出店する淳久堂書店との経営統合もあり閉店し、2011年4月からはTSUTAYAが核店舗となっている。

丸善出店時代、福岡西方沖地震の補修後。
閉館を控えて、館内のテナントは退去が進んでいる。現在の核店舗「TSUTAYA天神駅前福岡ビル店」は2月28日に閉店する予定となっている。

テナントの退去が進む。
TSUTAYAはショッパーズに、西鉄本社は博多に移転
TSUTAYA天神駅前福岡ビル店は丸善跡に2011年4月開店。新本と古本を同じ売場に並べる売場を特徴としていたが、開店から8年での閉店となる。
閉店後、同店は旧ダイエーショッパーズ福岡を改装して誕生する複合オフィス「天神ショッパーズ福岡」へと移転する。4月中の新装開店を目指して工事が進められる。ツタヤ店内にある「ハニー珈琲」も一緒に移転する方針だという。

イオンショッパーズ福岡。複合オフィスに改装される。
天神ショッパーズ福岡は4階から地下1階までが商業床となるが「ダイソー」「TSUTAYA」が大型店として出店する計画であることから、イオンの売場は商業床の半分程度(地階から2階程度)になるものとみられる。
天神ショッパーズ福岡のフロア構成。
また、福岡ビルの5階から6階に入居する西日本鉄道本社は住吉神社横にある「博多センタービル」(博多区)に移転する。天神地区の再開発完了後に再移転するかについては発表されていない。

福ビル館内にある西鉄の広報掲示板。
福岡ビル・天神コア跡、西鉄が「天神一高いビル」建設
天神エリアでは、福岡市が「天神ビッグバン」と称して高さ制限や容積率の規制緩和による民間再開発促進事業を推進しており、福岡地所による「天神ビジネスセンター開発プロジェクト」、三菱地所による「イムズ建替プロジェクト」、積水ハウスによる大名小学校跡地再開発(ザ・リッツ・カールトンなどが進出)の大型再開発が相次ぎ進行中している。

再開発が進む天神地区(西日本ビル跡)。
福岡ビル跡地は、西日本鉄道により天神コアビルなどと合わせて再開発される予定となっており、天神コアも2020年春に閉館する。
跡地には、2024年に天神地区で最も高い地上19階地下4階建て・高さ約96メートルの複合商業ビルが建設される計画となっている。

天神コアは2020年閉館、合わせて再開発される。
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京阪交野タウン・平和堂フレンドタウン交野、2019年2月15日開業
大阪府交野市の天野川沿いにショッピングセンター「京阪交野タウン」が2019年2月15日に開業する。
交野市に京阪系ショッピングセンター
京阪交野タウンは交野市星田北の田んぼ跡に出店。開発者は京阪電鉄不動産。
核テナントは平和堂のショッピングセンター「平和堂フレンドタウン交野」とホームセンター「カインズホーム交野店」で、両社とも交野市初出店となる。
なお、カインズホームは3月上旬に開業する。
無料駐車場は798台収容となる。

平和堂フレンドタウン交野。
平和堂、交野市初出店-30テナント導入
平和堂の商業施設「フレンドタウン交野」は平屋(2階駐車場)で売場面積は9,650㎡。

フレンドタウン交野のロゴ。
食品売場として「平和堂フレンドマート」が出店する。生鮮売場には専門テナントも導入、イートインコーナーも設けられるほか、大阪市のベーカリー「石窯パンの店 ゴッホ」、寝屋川市に本店を置く銘菓店「和菓子の店ちとせ」なども出店する。
そのほか、テナントとしてドラッグストア「ココカラファイン」、100円ショップ「ダイソー」、子供服「バースディ」(3月7日開店)、メガネ「眼鏡市場」、靴「シュープラザ」、婦人服「Green Parks topic」、フードコート「フレンドダイニング」(ミスタードーナツなど)など30店舗が出店する。
飲食テナントの一部は今後順次開業する。

フレンドダイニングのイメージ。
2月15日は8時半からオープニングセレモニーを開催。
今後、開店を記念して様々なイベントが開催される予定となっている。

京阪交野タウン
住所:大阪府交野市星田北二丁目26番1号
営業時間:9:00~21:00(平和堂)
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アーク諏訪、2019年2月21日開業-丸光・スワプラザ跡地に
長野県諏訪市のJR上諏訪駅前に複合商業施設「アーク諏訪」が2019年2月21日に開業する。

アーク諏訪。
まるみつ百貨店跡に複合商業施設が完成
アーク諏訪は「まるみつ百貨店」と複合商業施設「スワプラザ」の跡地再開発で建設されたもの。
まるみつ百貨店は1965年に諏訪丸光として開業。長野丸光とともにそごうと提携していたこともあったが、2011年に閉店していた。
また、スワプラザは1979年に開業。まるみつ閉店後は買い物弱者支援なども行われていたが、老朽化もあり再開発が決定した。
開発者は諏訪駅前開発。2棟の跡地のうち複合商業施設「アーク諏訪」となったのは北側半分。南側は10階建ての分譲マンション「ポレスター上諏訪駅前テラス」(全89戸)となった。
なお、一部に公共施設が入居することから建設費のうち約17億円を諏訪市が負担した。
核テナントは諏訪初出店の「ツルヤ」
アーク諏訪は地上3階建てで、店舗面積は3,344㎡。
1階は核テナントとしてスーパー「ツルヤ」(本社:小諸市)が出店する。
ツルヤは諏訪地方初出店で、売場面積は約2,300㎡。
2階には「マツモトキヨシ」、100円ショップ「ワッツ」、補聴器店「リオネットセンター」、美容室、医療機関、飲食店など約10店が出店する。
3階には公共施設の諏訪市駅前交流テラス「すわっチャオ」、放送大学、NBSとLCVの支局などが入居する。このほか、370台収容(マンション用の約100台除く)の駐車場が併設され、施設利用者は1時間無料となる。

アーク諏訪全体図。
ツルヤ、マツモトキヨシ、駐車場などは2月21日開業。2階の一部店舗、3階の公共施設は3月から5月にかけて順次開業する。
また、ポレスター上諏訪駅前テラスは2019年11月竣工予定で、これを以て上諏訪駅前・丸光跡の再開発は完了する。
アーク諏訪
住所:長野県諏訪市諏訪1丁目7
営業時間:9:30~20:00(ツルヤ)

(画像は諏訪駅前開発、ポレスター上諏訪駅前テラスより)
外部リンク:上諏訪駅前開発
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ドン・キホーテ京都河原町店、2020年春開店-坂本龍馬暗殺の舞台「近江屋」近く
京都府京都市中京区の阪急京都線京都河原町駅近くに、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ京都河原町店」が2020年春ごろに開店する。

ドン・キホーテ京都河原町店の出店予定地。
ドンキ、京都河原町エリアに約13年ぶり復活
ドン・キホーテ京都河原町店の前身となる「ドン・キホーテ河原町店」は2005年3月に開店。
京都市中心部初のドンキとして、大手時間制ゲームセンター「JJCLUB100」(現在は廃業)と共同出店したが、わずか1年3ヶ月後となる2006年6月をもって閉店していた。店舗跡は長期間空きビルになったのち解体され、ファッションビル「京都BAL」(2015年8月建替)の一部となっていた。

ドン・キホーテ河原町店(旧店舗、BAL右奥)。
店舗は8階建て-坂本龍馬暗殺の「近江屋」近接
ドン・キホーテ京都河原町店は、坂本龍馬暗殺の舞台として知られる近江屋跡の近くに出店。建物は地上8階建地下1階建、敷地面積は約352㎡、延床面積は約2,660㎡。
店舗の詳細は明らかにされていないが、2016年7月に開店した京都駅前の「ドン・キホーテ京都アバンティ店」では、ウェルカムクルーの配置や外貨精算サービスの提供、着物・模造刀などのコスプレ衣装や民芸品、SIMカードの取扱いが行われていることから、京都河原町店も立地特性を活かした訪日外国人観光客のインバウンド消費に対応した店舗になるとみられる。
ドン・キホーテ京都河原町店
住所:京都市中京区河原町通蛸薬師下る塩屋町321番
営業時間:未定
ルミエール太宰府店、2019年2月6日閉店-ニトリ跡に「仮店舗」2月8日開店
福岡県太宰府市大佐野のショッピングセンター「ビッグウェイシティモール」に出店する地場大手ディスカウントストア「ルミエール太宰府店」が、改装移転工事のため2019年2月6日をもって閉店、ニトリ太宰府店跡に「ルミエール太宰府店仮店舗」として2月8日に新装開店した。

ルミエール太宰府店仮店舗。
出店テナントの再編が進むビッグウェイシティモール
ルミエールの出店するビッグウェイシティモールは、九州地場大手スーパー(当時)「ニコニコドー」の旗艦店として1995年に開業。建物は生活館、食品館、酒販売店、立体駐車場の4館体制で、売場面積は11,478㎡。
開業当初、ニコニコドーの大型ディスカウント「ビッグウェイ」を核に、複数の有力専門店が出店していたが、運営会社の業績不振や複雑な施設構造、競合施設との競争激化もあり、2000年5月をもって一時全館閉店していた。同年秋には食品館1館に直営売場を集約、生活館を提携関係にあった「ニトリ」に運営移管したが、食品館のニコニコドーは2002年をもって閉店、生活館のニトリは隣接地への移転のため2018年12月をもって閉店している。(詳細は関連記事「ニトリ太宰府店、12月16日閉店」に記載)

ビッグウェイ生活館・ニトリ太宰府店。(2018年12月閉店)
ルミエールの福岡旗艦店、ニトリ跡に一時移転
ルミエール太宰府店は、ビッグウェイ食品館に「ロジャース太宰府店」として2002年11月に開店、2004年に現在の店名に改称した。2007年には、敷地内駐車場に三角商事福岡本部(福岡サポートセンター)とグループの児童書専門店「あっぷっぷ」を新設、2009年10月に大規模リニューアルを実施、2012年7月には明治屋産業びっくり酒店跡にグループの酒販売店「豊島屋」を導入するなど、三角商事の福岡における重要拠点として位置付けられている。
同店は生鮮食料品をはじめ、衣料品、生活用品、大型家電、カー用品など幅広い商品を取扱う総合ディスカウントストアとして近隣住民から支持を集めているが、2010年以降相次ぎ開店した近隣店舗(東那珂店・春日店・筑紫野店など)と比較し、建物の老朽化が進行していたこともあり、2019年2月6日をもって一時閉店することとなった。

隣接地に移転したニトリ太宰府店新店舗。
仮店舗の営業期間、新店舗活用方法は未定
ルミエール太宰府店仮店舗は、ビッグウェイ生活館1階(旧ニトリ太宰府店)に2月8日開店。旧店舗と同様に衣食住全般を取扱う総合ディスカウント業態として営業する。
開店当日は旧店舗からの移転直後であり、一部では品薄の売場もみられたが、近隣住民からは「今までの店は古すぎて照明も暗めだし床もガタガタだった」「(仮店舗は)仮だけど凄く明るいし通路も広い」など、仮店舗に対する満足と新店舗への期待の声も聞かれた。

ルミエール太宰府店仮店舗。
旧店舗は建替えもしくは既存店の大規模リニューアルなどが計画されているが、仮店舗の営業期間や新店舗の詳細については未定という。
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