インターコンチネンタルホテル、別府に進出へ-2019年目途に

世界的高級ホテルチェーンの「インターコンチネンタルホテル」が大分県別府市に進出を検討していることが分かった。

別府温泉。

一時は西武セゾングループだった外資系超高級ホテル

インターコンチネンタルホテルは1946年にパンアメリカン航空が創業。
世界的な高級ホテルチェーンとして成長したが、パンアメリカン航空の経営悪化に伴い売却され、1988年には西武セゾングループの手に移った。その後、西武セゾングループの経営再建により、現在は大手ホテルチェーン「ホリディイン」なども経営するイギリスのシックス・コンチネンツホテルズグループとなっている。
日本国内では全日空グループと業務提携しており、横浜にある「ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル」が全国的に有名だ。

ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル。

インターコンチネンタル、別府明礬温泉に進出

インターコンチネンタルホテルが進出するのは、別府市明礬温泉にあるIT企業「オーリッド」(O-RID)の研究施設跡と、隣接する「サンライズニュータウン」附近。

明礬温泉。右上の高台にある白いビルが研究所跡。

敷地は約8万㎡、部屋数は89室を想定しており、大分市でラグビーワールドカップが開催される2019年夏までの開業を目指すとしている。
国内の外資系超高級ホテルは首都圏への進出が多く、九州ではグランドハイアット(キャナルシティ博多)、ヒルトン(福岡シーホーク)、シェラトン・グランデ(宮崎シーガイア)など数えるほどしかない。
別府温泉では、この1年間のうちに大江戸温泉物語や星野リゾートなど大手リゾートホテルチェーンの進出が相次いでいる。その一方で、外資系高級リゾートホテルの進出は初のことであり、同ホテルは国内外に対して別府温泉の、そして九州観光の知名度を大きく上げる働きも持つであろう。

追記:ホテルの名称は「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」となる予定。

完成予想、ニュースリリースより。


追記:現地写真。

外部リンク:InterContinental(英語版)
ニュースリリース:ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパが2019年に誕生 
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