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ユニー・アピタ伊勢崎東店内に「メガガイア」、2018年7月27日開店-総合スーパー不振のユニー、パチンコへの「場所貸し」進むか

群馬県伊勢崎市のショッピングセンター「ユニー・アピタ伊勢崎東店」1階に、準核店舗としてパチンコ「メガガイアアピタ伊勢崎東」が7月27日に出店した。

メガガイアアピタ伊勢崎東。

上毛道路沿いのアピタ、スマーク開業後は苦戦

アピタ伊勢崎東店は伊勢崎市三室町の上武道路沿いに1998年11月回転。建物は2階建てで、売場面積は15,120㎡。
2008年11月には1㎞北に東京建物のショッピングセンター「スマーク伊勢崎」(売場面積52,800㎡、核店舗:ベルク)が出店しており、規模で大きく劣るアピタは苦戦を強いられていた。
株式会社ガイア(東京都中央区)のパチンコ店「メガガイア」はアピタ1階の売場一角を改装する形で出店する。
メガガイアはパチンコガイアの旗艦店業態(大型店)。群馬県では3店舗のメガガイアで、27日にグランドオープンを迎えた。

不振のユニー、パチンコへの「場所貸し」進むか?

パチンコ店がアピタと同居するものとして、これまでは超大型店の「ギャラリエアピタ知立店」(愛知県知立市、元ヤオハン)等で営業する「KEIZ」や、「フェアモール福井」(福井市、核店舗:アピタ福井大和田店)等にある「コロナワールド」の例があったが、ガイアとの同居は初となる。
ユニー・ファミリーマートHDは、今年2月からアピタ・ピアゴの6店舗をディスカウント大手「ドン・キホーテ」とのコラボ店舗「MEGAドン・キホーテUNY」に改装するなど、不振に喘ぐ総合スーパー部門のテコ入れに奔走していだけに、今回のアピタ伊勢崎東店のようなパチンコ店への「場所貸し」も、同社の総合スーパー改革・店舗存続の選択肢の1つになっていく可能性が考えられる。

(店舗画像はガイア公式サイトより)
外部リンク:メガガイアアピタ伊勢崎東(ガイア公式サイト)
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ヨークベニマル小名浜リスポ店、2018年7月27日開店-タウンモールリスポ跡地、小名浜で愛された“先代”の名を継ぐ

1月15日まで営業していた福島県いわき市小名浜のショッピングセンター「タウンモールリスポ」跡地に、食品スーパー「ヨークベニマル小名浜リスポ店」が7月27日に開店した。

ヨークベニマル小名浜リスポ店(チラシより)。

小名浜で愛されたリスポ、ベニマルが名を継ぐ

ヨークベニマル小名浜リスポ店は、かつてあったショッピングセンター「タウンモールリスポ」跡地に出店。建物は平屋建てで、売場面積は1,968㎡。
タウンモールリスポは1969年11月に地元商工業者などが出資する地域主導型のショッピングセンター「小名浜商店街」として開店(1997年に名称変更)し、およそ半世紀にわたって小名浜中心部の消費を支えたが、6月15日のイオンモール開業を前に老朽化のために閉店していた。
今回出店するヨークベニマルは、小名浜で長年愛されてきた「リスポ」の名を受け継ぐ形となった。
閉店したタウンモールリスポの公式サイト。(現存)

ヨークベニマル小名浜店は建て替えへ

なお、小名浜リスポ店から800m北西の小名浜愛宕町で営業していた「ヨークベニマル小名浜店」(1976年開店)は、施設老朽化のため7月22日に一時閉店。
店舗の建て替え後、2019年秋の再出店を目指す。

ヨークベニマル小名浜リスポ店

住所:福島県いわき市小名浜字蛭川南5番4
営業時間:9:30-21:30

ニュースリリース:「ヨークベニマル小名浜リスポ店」開店のお知らせ
ニュースリリース:「ヨークベニマル小名浜店」休業のお知らせ
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ドン・キホーテ石垣島店、2018年8月10日開店-石垣島初進出

沖縄県石垣市に、同島初となるディスカウントストア「ドン・キホーテ石垣島店」が8月10日に開店する。

ドン・キホーテ石垣島店

石垣島を代表する商業集積地に出店

ドン・キホーテが進出するのは、石垣島の国道390号線沿い。
ドンキ進出予定地は島内唯一の空港「石垣空港」と旅客船ターミナル「石垣港」から車で15分と近く、「ANAインターコンチネンタル石垣リゾート」を始めとする高級リゾートホテルやゴルフ場も立地する。
また、周辺には島内最大規模の商業施設「イオンタウンやいま」「サンエー石垣シティ」、大型ホームセンター「メイクマン石垣店」が立地するなど、石垣島を代表する一大商業集積地となっている。

地域住民と観光客双方の需要に対応した店舗をめざす

ドン・キホーテ石垣島店は沖縄県内6店舗目となるドン・キホーテで、石垣島には初出店。売場面積は3,207㎡。
2016年に開店した「ドン・キホーテ宮古島店」と同様に、青果・精肉・惣菜といった生鮮食品を充実させるなど、地域住民の日常的利用を想定した食料品売場を設ける。
また、国内外からの観光客需要に対応できるよう、化粧品やスマホパーツ、玩具に加え、水着やシュノーケリングなどを取り揃えたマリングッズコーナーやお土産コーナーも展開。店の前にはシーサーも飾られるようだ。

東運輸、店舗前にバス停を新設

地元バス事業者「東運輸バス」は、出店予定地正面にバス停「ドン・キホーテ前停留所」の新設を予定しており、公共交通による空港などへのアクセスも良好なものとなる。
宮古島、石垣島に続き、ドン・キホーテは今後も地域住民と観光客双方の需要に対応するかたちの「離島型店舗」の出店を進めるとみられる。

出店予定地正面には「ドン・キホーテ前停留所」も新設される。

ドン・キホーテ石垣島店

住所:沖縄県石垣市大浜高田原462-1
営業時間:午前8時~翌午前2時

ニュースリリース:2018年8月10日(金)『ドン・キホーテ石垣島店』オープン~地元の方と国内外の観光客の多様なニーズにお応えする“多機能型店舗”~
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ドン・キホーテ寝屋川香里園店、2018年8月10日開店-京阪香里園駅前に

大阪府寝屋川市の京阪電鉄香里園駅西口に、ディスカウントストア「ドン・キホーテ寝屋川香里園店」が8月10日に開店する。

ドン・キホーテ寝屋川香里園店。

香里園最大規模の「お菓子売場」を備えた地域密着型店舗

ドン・キホーテ寝屋川香里園店は、パチンコ店「アミューズ香里園」(1995年開店)跡に出店する。建物は地上3階建てで、売場面積は約857㎡。
利便性とトレンド性を兼ね備えたカテゴリー強化型店舗」として、エリア最大規模の「お菓子売場」や家庭雑貨品、インナー衣料、化粧品、スマホパーツの品揃えが店舗の特徴となっている。近隣の高槻店や枚方店と異なり、日用消耗品と食品を強化した地域密着型の店舗づくりを目指すとしている。

競争激しい香里園だが「貴重」なディスカウント店

香里園は京阪沿線を代表する人気住宅地として知られており、駅前徒歩圏内には総合スーパー「ライフ香里園店」や高級路線の食品スーパー「京阪ザ・ストア フレスト香里園店」「トップワールド香里園店」などの商業施設が出店しているが、ドン・キホーテのようなディスカウント業態の店舗はあまり駅近くに存在しなかった。
駅周辺では以前から大型マンションの建設が相次いでおり、既存の競合スーパーとは異なる「低価格路線」のドン・キホーテは、ファミリー層を中心に高い支持を集めるであろう。

ドン・キホーテは京阪電鉄香里園駅西口に出店する。

ドン・キホーテ寝屋川香里園店

住所:大阪府寝屋川市香里園南之町27-28
営業時間:午前9時~翌午前2時

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VR ZONE OSAKA、2018年秋開業-バンダイナムコ旗艦店、HEP FIVEのSEGA梅田ジョイポリス跡に

大阪・梅田の阪急系ファッションビル「HEP FIVE」8階・9階に、バンダイナムコアミューズメント(namco)の大型体感型アミューズメント施設「VR ZONE OSAKA」が2018年秋に開業する。
VR ZONE OSAKAのキービジュアル

バンナム体感型アミューズメントの旗艦店、梅田に進出

バンダイナムコアミューズメント(namco)はダイバーシティ東京プラザ内に2016年4月から10月までの約半年間、前身となるVRエンターテインメント研究施設「VR ZONE Project i Can」を期間限定で開設。機動戦士ガンダムを代表する自社コンテンツに加え、高所体験、鉄道運転シミュレーションなど、VRならではのアトラクションを揃え好評を博した。
2018年7月現在、20種類近い最新のVRアクティビティを揃えるフラッグシップ店舗「VR ZONE」を東京・新宿に1施設、3~4種類程度のVRアクティビティを揃えるゲームセンター併設のVR体験コーナー「VR ZONE Portal」を20施設展開している。

フラッグシップ店舗「VR ZONE SINJUKU」。(東京都新宿区)
こちらは再開発のため2019年を目処に閉館予定。

このうち、新宿のフラッグシップ店舗「VR ZONE」では、バンダイナムコの自社コンテンツのみならず、「新世紀エヴァンゲリオン」など、日本を代表するアニメ・ゲームのコンテンツを活かした様々なVRアクティビティが揃えられている。
また、「ドラゴンクエスト」「攻殻機動隊」がテーマのVRアクティビティでは、施設規模を活かした20m×12mの「専用アリーナ」が設置され、広い空間を実際に歩き回りながらのVR体験が楽しめる。VR ZONE Portalにはない、物販や各種イベントも定期的に行われる。

VR ZONE Portal併設namco店舗の一例。(神戸市兵庫区)


VR ZONE Portal UMEDA(OSビル・namco梅田店内)は、
新店舗出店に伴い6月20日をもって営業終了していた。

目玉は“国内初”となる「ゴジラ」のVRアクティビティ

VR ZONE OSAKAが出店するのは、「HEP FIVE」8階・9階のセガ系屋内型アミューズメント施設「梅田ジョイポリス」店舗跡。
バンダイナムコ(namco)とセガは以前から、大型アミューズメント施設「ナンジャタウン」「ジョイポリス」の遊好姉妹都市締結やオンライン通信サービス、ゲーム用ICカードの相互利用を行うなど、アーケードゲーム市場において提携関係にあり、今回のVR ZONE進出につながったことも考えられる。

HEP FIVE。

VR ZONE OSAKAでは、シン・ゴジラの世界観を活かした国内初稼働の「ゴジラVR」など14のVRアクティビティが設置される予定。7月19日からは店舗公式Twitterが開設されており、HEP FIVEの観覧車搭乗券が当たるキャンペーンも実施されている。
ゴジラVRのイメージ。
TM&©TOHO CO., LTD. ©BANDAI NAMCO Amusement Inc.

(イメージ画像はバンダイナムコアミューズメントより)
外部リンク:VR ZONE OSAKA
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広電ストア・マダムジョイ、10月からマックスバリュに-イオングループに経営譲渡

広島電鉄の子会社「広電ストア」(マダムジョイ)は、10月1日付で全店舗をマックスバリュ西日本に経営譲渡することを7月23日に発表した。

広電ストア・マダムジョイ千田店。
(電車はイオン・ジ・アウトレットに移設)

マダムジョイ、イオンの「マックスバリュ」に

広電ストアは1964年に広電会館の核店舗として1号店「広電ストア己斐店」を出店。その後、広島都市圏や島根県に店舗網を拡大した。1号店の己斐店は「ズッコケ三人組」の舞台としても親しまれた。

1号店である己斐店。

2018年3月には己斐店が老朽化のため閉店し、7月現在は広島市内に食品スーパー「マダムジョイ」5店舗を展開するほか、広島市周辺で広電バスを改造した移動スーパー「ヒロデンジャー」の運営もおこなっている。
また、私鉄系スーパーの商品開発グループである「八社会」に加盟、同グループのプライベートブランドも導入している。

イメージキャラクター「地産地製戦隊 ヒロデンジャー」。

広電ストアは10月1日付でマックスバリュ西日本に経営譲渡される。移動販売車ふくむ全店舗が順次「マックスバリュ」に改装されるとみられる。
マックスバリュ西日本は2011年10月に創業地の姫路市から広島市の旧「広島サティ」に本社を移転させており、広島都市圏での店舗展開を拡大させている。

追記:9月26日に全店閉店、10月末までに再開店へ

マダムジョイは9月26日に全店を閉店。
マックスバリュ西日本は店舗を改装したうえで、10月末までにマックスバリュの店舗として再開店させる予定としている。

ニュースリリース:株式会社広電ストアの事業譲渡に関する基本協定書締結のお知らせ
関連記事:ひろでん会館、3月31日閉館-マダムジョイ己斐店なども閉店、再開発へ
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橘百貨店で「宮崎市公式インスタグラム写真展」、2018年8月15日まで開催-「食品売場」跡地で

宮崎県宮崎市橘通の百貨店「ボンベルタ橘」(橘百貨店)の地階・食品売場跡地で、宮崎市による「#miyazaki_colors 宮崎市公式インスタグラム写真展」が7月7日から8月15日まで開催されている。

橘百貨店。

地階の大部分が閉鎖状態だった

ボンベルタ橘は、地場百貨店「橘百貨店」として1952年に開業。経営悪化に伴いニチイグループと提携、その後、1976年に提携相手をジャスコ(現・イオン)に変更し「橘ジャスコ」となった。1988年には建て替えを機に現在の屋号に変更。2008年にイオングループを離脱し、地元資本の「橘百貨店」の運営となった。
地階の食品売場は、2015年7月より地場スーパー「ハーティながやま」(都城市)の運営となっていたが、2018年2月20日を以て僅か2年半で閉店していた。現在は、一部の和洋銘店などを除いて閉鎖状態となっている。

地階・食品売場。

なお、ながやまは2018年秋に宮崎市北部に「ハーティながやま住吉店」を出店するため、事実上の移転となる。

地元に愛されるデパ地下跡で「インスタ」催事を開催

宮崎市は、2017年4月に人気写真SNS「Instagram」のアカウントを開設。ハッシュタグ「#miyazaki_colors」をつけ投稿された写真を1日1枚紹介している。
今回の写真展は、アカウント開設1年以上経過とハッシュタグ付き写真の投稿が40,000件を突破したことを記念し開催されたもの。
8月上旬には、缶バッジの配布や「インスタ映え」スポットの設置などのイベントも計画されている。

宮崎市公式サイトより。

今回のイベントの目的は「多くの方に市の公式インスタグラムを知ってもらい、市の美しい景観やインスタ映えするスポットを紹介することで宮崎に観光に来たいと思ってもらうこと」。
食品売場の後継店舗は決まっておらず、当面の営業再開は見込めないものの、写真展の開催により”ひと夏限定”の賑わいを見せている。

外部リンク:#miyazaki_colors  宮崎市公式インスタグラム写真展 | ボンベルタ橘
関連記事:
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SHIBUYA109、2019年春から「新ロゴ」に-7月22日にお披露目

SHIBUYA109」で来春から使用される新たなロゴサインが、7月22日にお披露目された。

「SHIBUYA109」現在のロゴ。

109、初のロゴ変更

「SHIBUYA109」は東急グループのファッションビル「ファッションコミュニティー109」として1979年4月に開業。売場面積は7,877㎡。
同店では開店40周年となる2019年春より新たなロゴを導入すべく公募を実施しており、公式サイトでは「109ロゴメーカー」も公開されていた。ロゴの変更は開店以来初となる。
お披露目には渋谷区長、藤田ニコルらが特別審査委員として出席。採用されたのは、インハウスデザイナー兼イラストレーターのハナガキダイジュ氏と会社員の池田敦美氏が製作したロゴで、丸みのある文字と、ピンクと青のグラデーションが特徴となっている。

「SHIBUYA109」新ロゴタイプ(公式サイトより)。

新ロゴは2019年春より使用が開始され、建物にも設置される予定。あべのなどの支店においても順次採用されるものと思われる。

外部リンク:SHIBUYA109の新しいロゴが決定!
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埼玉県、イトーヨーカドー春日部店に「アニメだ!埼玉 発信スタジオ」2018年7月21日開設-「あの花」など参加のスタンプラリーも

東武鉄道・春日部駅前の総合スーパー「イトーヨーカドー春日部店」3階に「アニメだ!埼玉 発信スタジオ ~オラが埼玉を紹介するゾ~」が2018年7月21日にオープンしたゾ。

イトーヨーカドー春日部店。

野原家御用達のデパート「サトーココノカドー」

イトーヨーカドー春日部店は、春日部市を舞台とする人気アニメ「クレヨンしんちゃん」内で登場するデパート「サトーココノカドー」のモデルとなった店舗と言われており、作中では食品売場でしんのすけが母みさえにチョコビをねだるシーンなどが象徴的に描かれている。
この説明は前回の記事のコピペだけど気にしてはいけないゾ。

作中に登場するサトーココノカドー。
(春日部市公式サイトより)

これまで3度「サトーココノカドー化」していた春日部店

イトーヨーカドー春日部店では、クレヨンしんちゃんと春日部市によるコラボ企画「オラのマチ・春日部にくれば〜」の一環として、2017年4月9日から4月16日までの期間限定で「サトーココノカドー」として営業。店舗塔屋のサトーココノカドー化や、クレヨンしんちゃんの世界観を再現した販促やセール「みさえ・ザ・バーゲン」を実施し、利用者から大きな反響を呼んだ。
さらに、2017年12月15日から2018年1月8日には春日部店2階で「25周年記念 クレヨンしんちゃん展 in 春日部」を開催、タマタマまたまた「サトーココノカドー」として営業。店舗塔屋のみならず、レシートもサトーココノカドー仕様に変更し、サトーココノカドー版チョコビ、特製クッキー、電子マネー「nanaco」(受注生産)などコラボ商品が大幅に拡大された。

サトーココノカドー春日部店。

2018年4月11日から5月8日までは「サトーココノカドー1周年」と新作映画「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~」上映を記念して、3度目3ヶ月ぶりとなる「サトーココノカドー」が復活。店舗塔屋を「野原しんのすけが全面に押し出された新デザイン」に改装し、地元・埼玉のホテルなどと共同開発したオリジナル商品の販売も行われた。

大量に山積みされたサトーココノカドー仕様のチョコビ。

一方で、人気だった「サトーココノカドー版チョコビ」など一部商品は、3度目のコラボをもって終売が告知されており、今後の新たなコラボに注目が集まっていた。

埼玉舞台の「アニメ・マンガ情報発信施設」が誕生

アニメだ!埼玉 発信スタジオ ~オラが埼玉を紹介するゾ~」は、埼玉県が主導し、イトーヨーカドーと春日部市、東武鉄道の協力により開設されたもの。
埼玉観光サポーターともなっている「野原しんのすけ」(しんちゃん)が、埼玉県にゆかりのあるアニメ・マンガや観光情報を発信。サトーココノカドーの法被を来た「野原しんのすけ」のフィギュアや「野原一家」と一緒に記念撮影できるフォトスポット、ワークショップコーナーも設置されるなど、ファンや海外からの旅行者が、埼玉県ゆかりのアニメ・マンガに触れ合える場所を目指す。

「オラが埼玉を紹介するゾ」。

イトーヨーカドー春日部店と埼玉県は、今後も「埼玉県=アニメの舞台」のイメージ確立に向けた企画を通してより一層地域の活性化に貢献していくとしている。

スタンプラリー開催-あの花、ヤマノススメなども参加

埼玉県はこの「アニメだ!埼玉 発信スタジオ ~オラが埼玉を紹介するゾ~」開設に合わせて県内鉄道事業者6社と連携した「鉄道でめぐる!埼玉×アニメ横断ラリー2018」を7月22日から12月21日まで開催している。クイズに全問正解した参加者を対象に、対象作品のオリジナルグッズがプレゼントされる。
参加アニメは「月がきれい」「らき☆すた」 「ヤマノススメ」「キャプテン翼」「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」 「心が叫びたがってるんだ。」 「クレヨンしんちゃん」 。
夏休みに“聖地巡礼”してみてはどうだろうか。

県内各地でスタンプラリーが開催される(西武飯能駅前)。

外部リンク:イトーヨーカドー春日部店
外部リンク:25周年記念 クレヨンしんちゃん展特設サイト
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三井不動産、博多区の青果市場跡に大型商業施設出店へ-九州初「ららぽーと」級、キッザニアも

福岡県福岡市は、事業者を公募していた博多区那珂の「福岡市中央卸売市場青果市場」跡地について、三井不動産を中心とする企業グループを開発事業者に選定したことを7月19日に発表した。
今後、2021年度の完成を目指して大型ショッピングセンターが建設される。

青果市場跡地。

JR竹下駅近く-三井不、イオン、イズミ、JR九州が応募

旧・青果市場の面積は約87,000㎡。JR竹下駅から徒歩10分(約800m)ほど南側に立地していたが、老朽化により2016年に人工島の「アイランドシティ」(東区)に移転。福岡市が民間への売却をめざして再開発事業者の公募を行っていた。

立地図。

公募に応募した各グループの代表企業は、三井不動産のほかイオンモール、イズミ(ゆめタウン)、JR九州であった。
三井不動産は土地買取価格として190億円を提示しているという。

「ららぽーと」級SCを核に「キッザニア」など出店

三井不動産は本館(延床面積139,010㎡)に進出する「ららぽーと」タイプのショッピングセンター(正式名称未定)を核とし、併設する別館(12,560㎡)には子供向け職業体験テーマパーク「キッザニア」が出店する予定。駐車場台数は約3,000台。
施設の正式名称、核となる商業テナント名などは発表されていないが、「ららぽーと」を冠する可能性が高いと思われる。
事業コンセプトは「出会いの広場」で、屋上や周辺にはアグリパーク、ファミリーパーク、エクササイズパーク、スポーツパークなど10の広場を開設。イベント広場や体験農場として活用する計画だ。広場面積は合計約38,000㎡にも及ぶという。

完成予想図(イメージパース)。

また、徒歩圏にある竹下商店街との連携や、周辺駅、福岡空港との連絡バスの運行もおこなわれる予定だ。
近く、2021年度末の開業を目指して工事が開始される。

「三井」「三菱」の旗艦商業施設、福岡で激突

現在、ヤフオクドーム前のホークスタウン跡では2018年度中の完成をめざして三菱地所が九州初のショッピングセンター「マークイズ福岡ももち」(MARK IS)の建設を進めている。
両社の店舗は距離があるといえども、福岡市内で大手不動産会社2社の”旗艦商業施設”が激突することになる。

マークイズ福岡ももち(ニュースリリースより)。

「ららぽーと」、「キッザニア」の進出が確定すれば、両者ともに関西以西で初となる。「地域初」の挑戦だけに、どういったテナントが出店するのかが注目される。
(画像は福岡市ウェブサイトより)

外部リンク:青果市場跡地活用事業 事業予定者を決定しました! (福岡市)
関連記事:三菱地所、ホークスタウン跡に「MARK IS」出店へ-ZEPP福岡も復活
関連記事:ららぽーと湘南平塚、2016年10月6日開業
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