福岡市中央区の天神ビブレ8階にある老舗音楽ホール「ビブレホール」(天神ビブレホール)が、2018年9月から福岡吉本専用劇場「よしもと天神ビブレホール」として生まれ変わる。
天神ビブレ。
地元と共に育った人気ライブホールだった
天神ビブレは西鉄街・因幡町商店街などを再開発して生まれた「ニチイ天神ショッピングデパート」として1976年11月に開業。
1982年3月に「天神ビブレ21」(のちの天神ビブレ)に業態転換した。現在はイオン傘下のダイエー系ファッションビル「オーパ」が運営する。
ビブレホールは1982年3月の天神ビブレ21開業時に開館。収容人員は250名(オールスタンディングの場合)。
地元・九州出身の福山雅治、椎名林檎(正確には埼玉県生まれ福岡育ち)など有名アーティストの公演が数多く行われてきたほか、近年はその立地の良さから九州を拠点とするアイドルグループの公演・対バンも頻繁に開催されており、地域と共に育ってきた人気ライブハウスであった。
福岡吉本専用劇場としては3代目
福岡よしもと(よしもとクリエイティブ・エージェンシー福岡支社・吉本興業福岡事務所)は1989年に発足。
専用劇場としては1999年に「博多駅交通センタービル」に吉本111劇場(吉本ゴールデン劇場)を開設したものの2003年に閉館、続いて2012年に「あるあるシティ小倉」にあるあるYY劇場を開設したものの2015年に閉館している。今回の専用劇場は3代目となる。
福岡よしもとはよしもとビブレホールの開館に先駆けて、寿一実を座長として「九州新喜劇」を立ち上げている。
なお、吉本興業による外部へのホール貸し出しも可能であることから、これまでと同様に一部の音楽ライブ公演も実施される可能性が高いものの、これまでよりも大幅に縮小されることになるとみられる。
外部リンク:福岡よしもと
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