JR大阪駅の高架下商業施設「梅三小路」の「ソフマップ梅田店」跡地にタイトー直営ゲームセンター「タイトーステーション梅三小路店」が5月26日に開店した。
タイトーステーション梅三小路店。
「駅ナカエンタメ」掲げ、梅三小路にタイステ進出
タイトーステーション梅三小路店は2017年1月閉店したソフマップ梅田店跡に出店、面積は約347坪(約1147㎡)。
コンセプトに「駅ナカエンタメ」を掲げ、今年20周年を迎える運転シミュレーションゲーム「電車でGO!」の歴代シリーズや、最新作「電車でGO!!」のロケテストを実施するなど、駅ナカ立地を意識した筐体を展開する。
オープン記念としてオリジナルTシャツ、限定モデル鉄道時計の販売も行われる。
閉店したソフマップ梅田店。
ゲーセン不況下でも出店進めるタイトー
ゲームセンター業界は、少子高齢化や娯楽の多様化による市場の縮小が続いており、2014年の消費税増税、専用オンライン回線接続による筐体の高価格化などに対応できなかった運営会社の店舗閉鎖、規模縮小が続いている。2016年の、SEGAの渋谷旗艦店撤退(現:ドンキホーテ)や複合アミューズメント施設大手「ROUND1」(ラウンドワン)の大幅店舗整理は記憶に新しく、「ゲーセン不況」を印象付ける一件となった。
その一方、タイトーは2008年に直営ゲームセンターのブランドを原則「タイトーステーション」に統一して以降、直営店舗網の統廃合による都心部回帰、業界初となるFC事業を開始するなど拡大戦略を推し進めている。2015年には多機能電子マネー端末による決済サービスを開始するなど、運営側の柔軟な価格設定権と利用客の利便性向上を両立させ、支持を集めることに成功しており、電車でGOの新シリーズの行方とともに今後の展開が期待される。
外部リンク:「タイトーステーション梅三小路店」JR大阪駅桜橋口に5月26日オープン:JR西日本
外部リンク:駅ナカエンタメ「タイトーステーション 梅三小路店」がJR大阪駅 桜橋口に5月26日(金)オープン!歴代「電車でGO!」稼働やオリジナルグッズ販売も
関連記事:ソフマップ梅田店・ソフマップ水戸駅店、1月31日閉店