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沼津ステーションビル・アントレ、2018年10月19日全面リニューアル-JR沼津駅

静岡県沼津市のJR沼津駅ビル「沼津ステーションビル・アントレ」が10月19日に改装リニューアルオープンする。

JR沼津駅ビル「アントレ」。

4月から改装していたJR沼津駅ビル

JR沼津駅ビル「アントレ」は1973年開業、1981年に増床されて現在の姿となった。建物は地上2階建てで、売場面積は2,852㎡。JR東海グループの静岡ターミナル開発(静岡市)が運営する。

館内のようす(そして館内の曜)。
※改装中の撮影のため、現在は展示形式が変更されています。

テナントとしては、レディスファッション・コスメ「MARY QUANT」、眼鏡店「T.G.C Tokyo Glass Company」(2017年4月開店)、ドラッグストア「ウエルシア」(2017年2月開店、のち増床)、100円ショップ「キャンドゥ」、文具売場併設複合書店「くまざわ書店」(2017年4月開店)、カフェ「ドトールコーヒーショップ」「ヴィ・ド・フランス」、コンビニ「ファミリーマート」など約20店舗が出店している。
アントレでは2018年4月から改装工事が開始されており、一部のフロアが閉鎖されていた。

4月より改装が行われていた。

2期に分けて改装-食品集中レジ化、案内所なども新装

5月から7月24日にかけての第1期リニューアルでは、沼津市内で深海水族館や商業施設を運営する「佐政水産」が1階に新規出店。
茶処・水口園茶店」(1階)と同店に設置されているラブライブ!コーナー、「沼津観光案内所」(2階)も移転・リニューアルオープンし、案内所には「沼津特産品売場」も新規開設される。
沼津観光案内所では、コインロッカーに入らない大荷物などを預かるサービスもおこなわれている。

リニューアルされた観光案内所(市公式サイトより)。


水口園茶店。移転新装後もスタンプ設置などを継続。
(公式フェイスブックより引用、画質補正)

10月19日の第2期リニューアルオープンでは、1階生鮮ゾーンを「フードマーケット」とし、生鮮品をこれまでのテナント別会計から買い回りしやすい集中レジ方式へと改めた。
地元沼津の鮮魚店「三鮮」と中華総菜・弁当店「香香飯店」が新規出店。このほか、地元沼津の青果店「フレッシュストアータカハシ」、浜松に本店を置く精肉店「肉のくわばら」、大井川鐵道を傘下に持つエクリプス日高グループの和惣菜・弁当店「天神屋」、生花「hanami」が店舗を改装している。

FOOD MARKET(ニュースリリースより)。


1階
「駅ヨコグルメストリート」(水口園ツイッターより引用)。

なお、アントレ前(西武百貨店跡)にある「雄大フェスタ・ラブライブ!サンシャイン!!カフェ」についても、7月にリニューアルオープンしている。

10月19日から22日まで記念セールを実施

アントレは10月19日を以て全館リニューアルオープンとなる。
改装当日の19日はアントレ館内で1,000円以上購入した買物客先着200名を対象に「オリジナルトートバッグ」を配布、20日から22日までの3日間は館内で2,000円以上購入した買物客を対象に「お楽しみ抽選会」を開催する予定となっている。

出店テナント一覧(28店舗)

太字は4月~10月のリニューアルにより新規出店・改装した店舗

1階「駅ヨコグルメストリート」
  • 三鮮(鮮魚)
  • 香香飯店(中華総菜・弁当)
  • フレッシュストアータカハシ(青果)
  • 肉のくわばら(精肉)
  • 天神屋(和惣菜・弁当)
  • hanami(生花)
  • ヴィ・ド・フランス(カフェ)
  • ドトールコーヒー(カフェ)
  • 柿安 口福堂(和菓子)
  • 焼鳥 日本一(焼鳥)
  • こまつや(和惣菜・弁当)
  • 水口園茶店(茶)
    :ラブライブ!沼津まちあるきスタンプ(渡辺曜)
  • 佐政水産(沼津干物)
  • ファミリーマート(コンビニ)
  • QB HOUSE(ヘアカット)
  • クリーニングのサトウ
2階「バラエティグッズ&ライフスタイル&ヘルスケア」
  • 沼津観光案内所
    :沼津特産品売場
  • マリークヮント(レディスファッション)
  • ちふれ(化粧品)
  • T.G.C Tokyo Glass Company(眼鏡)
  • ウエルシア(ドラッグストア)
    :ウエルシア薬局(調剤薬局)
  • くまざわ書店(書籍・文具)
  • キャンドゥ(均一ショップ)
  • えにし屋(占い・癒し・開運)
  • リフレッシュスペース(リラクゼーション整体)
  • 東洋整体クイック沼津(整体)
  • おしゃれ工房

外部リンク:アントレ | JR沼津駅ビル
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無印良品 銀座、2019年4月4日開店-無印の世界旗艦店、「MUJI HOTEL」併設

東京都中央区の銀座並木通りに無印良品の新たな世界旗艦店となる「無印良品 銀座」(無印良品銀座店)が2019年4月4日に開店する。

無印良品世界旗艦店「無印良品 銀座」。

無印「世界旗艦店」、レストランも併設

無印良品 銀座」は、銀座三丁目のマロニエ通り沿い近くで三井不動産と読売新聞が手がける再開発事業「マロニエ×並木 読売銀座プロジェクト」により誕生する複合施設に出店。
建物は地下3階、地上10階建てで、無印良品は地下1階〜地上6階の一部に店舗を構える。店舗面積は3,300㎡を超え、無印良品において史上最大の面積となる予定だ。なお、同店の開店を前に、これまでの旗艦店「無印良品 有楽町」は12月2日を以て閉店する。(詳細はリンク先を参照)。

無印良品有楽町店。

「無印良品 銀座」では「食」に関する商品・サービスをこれまで以上に拡大するといい、有楽町店で見られたような生鮮品販売も実施されるとみられる。
また、生産者や生産現場に想いを馳せ、食べ物と人との関係を再度見つめなおすきっかけとなることを目指す「素の食」をテーマとするレストラン「MUJI Diner」(118席)が地下1階で展開される。銀座という立地ながら、レストランは1人でも家族連れでも気軽に立ち寄れる雰囲気になるとみられる。

高層階は「MUJI HOTEL GINZA」
無印良品 銀座」の6階の一部から10階には「MUJI HOTEL GINZA」が入居する。ホテルは良品計画がコンセプトの提供及び内装デザインの監修を行い、部屋には無印良品の家具やアメニティグッズが備えられる。
客室数は79室で、ホテル内にもレストランを併設する。ホテルの運営・管理は小田急グループ子会社の都市デザイン会社「UDS」が行う。

高層階には良品計画初のホテルが入居。

MUJI HOTELは中国で2店舗展開されているが、国内では初となる。
なお、無印良品では、2018年12月12日より約3か月間、現在の「無印良品 有楽町」と新しい「無印良品 銀座」との間に位置するマロニエゲート銀座2の1階に、POP-UP STOREを展開するとしている。
(新店舗の画像はニュースリリースより)
無印良品 銀座
東京都中央区銀座3丁目103番
営業時間: 10:00~21:00
 
外部リンク:無印良品 銀座

無印良品 有楽町、2018年12月2日閉店-2019年開店予定の「銀座店」に機能移転、跡地は再開発へ

東京都千代田区の有楽町駅近くにある無印良品の旗艦店「無印良品 有楽町」(無印良品有楽町店)が12月2日に閉店する。

無印良品有楽町店。

無印が出店する「有楽町インフォス」、再開発で閉館へ

「無印良品 有楽町」は旧東京都東六号庁舎跡地に開業した商業施設「有楽町インフォス」1階に2001年11月にオープン。
有楽町インフォスはもともと再開発までの暫定利用措置として1998年5月に開館した「宝塚1000days劇場」として利用されていた建物を再活用したもので、全体の売場面積は6,617㎡。かつては館内の一部にソフマップが、のちにロフトが出店していた。

ロフトが出店していたころ。

同店は、ロフト撤退後の増床部分に「青果売場」を設け、そのすぐ横には館内で営業する直営のカフェ「Cafe&Meal MUJI」と連携したテイクアウト専門店を設置。旬の野菜を使ったメニューを提供していることも特長であった。

有楽町店の青果売場。

有楽町インフォスを含む有楽町駅周辺地区(旧都庁舎跡地)は東京都と民間による都市再生プロジェクトの対象地区となっており、再開発のために近く解体されるものとみられる。
無印良品有楽町店の機能は、2019年4月4日に開業する予定の新たな世界旗艦店「無印良品 銀座」へと引き継がれる。(銀座店の詳細はリンク参照)

外部リンク:無印良品 有楽町
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ドン・キホーテららぽーと立川立飛店、2018年10月20日開店-ドンキのモール向け新業態

東京都立川市にある「三井ショッピングパークららぽーと立川立飛」3階に、ドン・キホーテの期間限定新型コンセプト店舗「ドン・キホーテららぽーと立川立飛店」が10月20日に開店する。
ドン・キホーテららぽーと立川立飛店。

ドンキのモール向け新業態、ららぽーとに期間限定出店

ドン・キホーテららぽーと立川立飛店は、立川市内2店舗目のドンキで売場面積はごく狭い90㎡。
商業モールへの新型コンセプトのモデル店舗」として、菓子、化粧品、生活用品、玩具、家電製品などを販売。「安くて面白くていいもの」をテーマに集めた商品を「まとめ販売」でも提供するコーナーや500円のワンコインプライスコーナーを設ける。
売場面積は小さいもの、通常店舗と同様に「ダンボール陳列」や「手書きPOP」にこだわった店舗づくりを目指すとしている。

立飛店は期間限定-他のSCにも広がるか?

同社は、「ピカソ」「ドン・キホーテessence」「驚安堂」「ファミリーマート PRODUCED BY ドン.キホーテ」といった、複数の小型店舗モデルを開発しており、10月6日にも高速道路パーキングエリアに期間限定ショップ「ミチドンキ」の出店を行うなど、出店先の新規開拓や店舗モデルの多角化を進めている。
立川立飛店は期間限定ショップとしての出店であり、数ヶ月後を目処に閉店する予定となっている。(詳細な閉店時期は未定)

ドン・キホーテららぽーと立川立飛店

住所:東京都立川市泉町935-1 ららぽーと立川立飛店内3階
営業時間:午前10時~午後9時

画像はリリースより。

関連記事:ミチドンキNEOPASA清水店、10月6日開店-ドンキ新業態、伊勢丹跡に
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あおい書店渋谷南口店、2018年10月24日閉店-渋谷駅桜丘口地区再開発で、ライブハウス「DESEO」は移転へ

東京都渋谷区のJR渋谷駅南口にある大型書店「あおい書店渋谷南口店」が再開発のため10月24日に閉店する。

再開発エリア、あおい書店渋谷南口店前。

映画「君の名は。」に登場した大型書店

あおい書店渋谷南口店は2010年に開店。第1カスヤビルの1階から2階を占める大型書店で、映画「君の名は。」に登場したことでも知られる。
なお、かつてここには永年JTB(日本交通公社)が出店していたが、スクランブル交差点前へと移転。また、近隣では渋谷ヒカリエなどにも出店している。

渋谷駅桜丘口地区再開発始動-東急が超高層ビル建設

あおい書店渋谷南口店の閉店は同地の再開発にともない入居する第1カスヤビルが解体されるため。
周辺では、東急グループが中心となり「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」の計画が進行中。
再開発地区は約2.6haと広大で3街区に分けられ、A街区には地上37階、地下4階建ての、B街区には地上32階、地下2階建ての、C街区には地上4階のビルが建設される。なお、C棟には敷地内にあるキリスト教会が移転する。

再開発エリア図(東急不動産ウェブサイトより)。

渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業の全街区は2023年の竣工を目指しており、近く工事が本格化することとなる。
渋谷では、昨年よりブックファーストや山下書店、ブックオフなど大型書店の閉店が相次いでいるが、渋谷においては「新参者」であったあおい書店までも早々に閉店することとなった。

渋谷駅桜丘口地区再開発の完成予想図。
(東急不動産ウェブサイトより)


再開発断面図(東京都資料より)。

ライブハウス「DESEO」も閉館、O-EAST隣に移転へ

再開発エリアには、あおい書店に隣接する「つり具の上州屋」が入居する建物や、1998年に開館した老舗ライブハウスの「SHIBUYA DESEO」、姉妹館の「DESEO mini」などが含まれる。

再開発エリア、DESEO・乙-kinoto-前。

このうち、ライブハウス「DESEO」「DESEOmini」については、11月30日に閉館し、12月21日にハーベストビルディング(渋谷区道玄坂2-13-5、「TSUTAYA O-EAST」隣のラブホテル街)に移転することを発表している。
再開発エリア、DESEOmini前。

DESEOと同じ建物に出店するライブハウス「乙-kinoto-」の移転先は未定となっている。

外部リンク:渋谷再開発・渋谷駅桜丘口地区|プロジェクト・ノート|東急不動産
関連記事:ブックオフ・ビンゴ・ヤフオフ!渋谷センター街店、7月22日閉店-渋谷の書店、また消える
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築地魚河岸、2018年10月1日開業-場外市場の新商業施設、築地市場は10月6日閉場

東京都中央区の築地場外市場に新たな商業施設「築地魚河岸」が2018年10月1日にグランドオープンした。

築地魚河岸・海幸橋棟(6月の獅子祭)。

部分開業から約2年、ようやく全面開業-仲卸機能も

「築地魚河岸」は築地場外市場・新大橋通りから築地波除神社の間に生まれた新たな商業施設。建物は3階建てで小田原橋棟(おだわらばしとう)と海幸橋棟(かいこうばしとう)の2館体制。小田原橋棟は晴海通りから直接入ることも出来る。

築地魚河岸・小田原橋棟。

築地魚河岸はもともと築地市場閉場後の新たな目玉施設として2016年11月に開業する予定であったが、築地市場の閉場延期に伴い同月から一部での暫定営業を行ってきた。
出店店舗は約60店舗で、仲卸業者が多く出店することから卸売機能も備え、午前5時から午前9時までは業者専用。一般客は午前9時から利用できる。
館内にはフードコート形式の「魚河岸食堂」や、食のイベントを開催するキッチンスタジオ、イベントスペースも設けられている。

築地市場は10月6日閉場-10月11日に豊洲に移転

築地魚河岸に隣接する「築地場内市場築地市場・東京都中央卸売市場築地市場)」は10月6日に閉場する。
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築地市場(場内)。

その後、予定から約2年遅れとなる10月11日に豊洲へと移転することとなる。

豊洲市場。

外部リンク:築地魚河岸 | 築地場外市場 – 公式ホームページ
関連記事:東京臨海部BRT、会社設立延期へ-築地市場の移転延期で環2線開通できず
関連記事:豊洲市場「千客万来施設」、運営主体の万葉倶楽部が撤退方針
関連記事:築地市場、豊洲への移転を当面延期へ

エディオンなんば本店、2019年6月開店-同社最大の都市型旗艦店、精華小学校跡地に

大阪府大阪市中央区難波の南海なんば駅前、旧・精華小学校跡地に大型家電量販店「エディオンなんば本店」が2019年初夏に開店する。
追記:6月7日開業となった。

エディオンなんば本店。(2018年10月)

1995年に閉校した精華小学校再開発、ようやく完了へ

大阪市立精華小学校は1873年に開校。1929年竣工の校舎は高い建築的価値があったとされ、1995年に近隣小学校との統廃合に伴い閉校したのちも、2011年3月まで校舎を「大阪市精華生涯学習ルーム」、体育館を公立劇場「精華小劇場」として運営を続けていた。
当初は、2013年に大阪市から小学校跡地を取得したアデランス創業者の資産管理会社「成信」により、ホテルを核とする複合商業施設が計画されていたが、エディオンの出店が決定する2017年まで更地の状態が続いていた。

建物の一部には精華小学校を意識したデザインが施される。

エディオン最大級の「都市型旗艦店」

エディオンなんば本店の建物は地上9階地下1階建で、売場面積は約15,735㎡。
同社は2016年3月に同社初となる免税専門店「エディオンユニバーサル・シティウォーク大阪店」を出店して以降、訪日外国人観光客のインバウンド需要に対応した500㎡前後の“特化型”店舗を難波・心斎橋エリアや近鉄百貨店内に多数出店している。
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爱电王(愛電王)道頓堀店。

一方で、新店舗「エディオンなんば本店」は2018年現在同社最大の都市型店舗である「エディオン広島本店」(現在の売場面積約15,510㎡)を上回る規模であり、訪日外国人観光客のみならず地元客はもちろん、幅広い客層が楽しめる「エディオンの旗艦店」になるとみられる。

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イオンフードスタイル小平店、2018年10月4日開店-ダイエー小平店を業態転換

東京都小平市の総合スーパー「ダイエー小平店」が「イオンフードスタイル小平店」に業態転換し、2018年10月4日にリニューアルオープンする。

開店39年で「ダイエー」から転換

ダイエー小平店は1979年5月に、西武多摩湖線八坂駅(東村山市)の駅前に開店。売場面積は9,197㎡で、建物はダイエーが所有する。建物名は「小平ビル」。
今回の改装後も運営会社はダイエーのままであるが、10月4日からは「ダイエー」の屋号は使用されないとみられる。

ノジマ、パシオスなど新たに出店

1階には地域最大規模となる150席規模のフードコートを設ける。フードコート内にはダイエーオリジナルのベーカリーコーナー「D’sベーカリー」が出店する。
このほか改装後は新規テナントとして9月から10月にかけて1階にカレー「サティー」、2階に家電量販店「ノジマ」(西友久米川店から移転)、衣料品「パシオス」、100円ショップ「ダイソー」、手芸「トーカイ」、ゲームコーナー「モーリーファンタジー」などが新たに出店。また、2階の婦人服「ロベリア」などがリニューアルされる。2階は全て専門店となるが、直営の衣料品売場は1階に移設されて残される。
なお、1階の「ドムドムハンバーガー」は継続して出店するが、5月の改装によりベーカリー併設店から通常業態へと転換されている。
旧・ドムドムベーカリー小平店。

イオンフードスタイル小平店

住所:東京都小平市小川東町2-12-1
営業時間:9:00〜21:00

外部リンク:ダイエー小平店|東京都|ダイエー店舗情報
関連記事:イオンフードスタイル港南台店、9月28日開業-ダイエー港南台店を業態転換
関連記事:ダイエー横浜西口店、近く閉店へ-「サンコー」から51年の歴史に幕
関連記事:ドムドムベーカリー小平店、5月31日閉店-ドムドム唯一の「ベーカリー」消滅

イズミ岩国店、2018年10月16日閉店-岩国駅前の大型店、再開発へ

山口県岩国市のJR岩国駅ロータリー前にある大型商業施設「イズミ岩国店」が10月16日に閉店する。

岩国駅前のイズミ、44年の歴史に幕

イズミ岩国店は1974年10月開店。売場面積は4,376㎡(現在は閉鎖されているフロア含む)、建物は地上5階、地下1階建てで、イズミなどが所有する。
もともと全館がイズミの総合スーパーだったが、イズミの直営売場は2002年2月に同社と提携するスーパー「はなわ」(三次市)が運営する店舗へと転換されていた。

イズミ岩国店。

現在は、地階には「はなわイズミ岩国店」(2002年2月開店、764㎡)、1~2階に100円ショップ「ザ・ダイソーイズミ岩国店」が出店。3階以上は空き店舗となっている。

解体、再開発へ

イズミ岩国店は岩国市により耐震性が低い建物として発表されており、建物は解体されると思われる。
イズミ岩国店周辺では再開発準備組合が立ち上がっており、跡地は将来的に商業施設、飲食店、公共施設、マンションなどが組み合わさった複合ビルとなる計画である。

外部リンク:イズミ岩国店 店舗情報
関連記事:西友・ザ・モール周南、2018年5月から7月にかけて閉店-イズミが取得、「ゆめタウン下松」秋ごろ開店
関連記事:ゆめタウン廿日市、2015年6月11日開店-ゆめタウンの旗艦店に

那覇オーパ、2018年10月13日開業-カフーナ旭橋の核店舗

沖縄県那覇市の沖縄都市モノレール(ゆいレール)旭橋駅前の再開発ビル「カフーナ旭橋」に、イオングループ(旧・ダイエーグループ)のファッションビル「那覇OPA」(那覇オーパ)が10月13日に開業する。

那覇OPA。

OPA、約5年ぶりに沖縄再進出

OPAは旧ダイエー系、現在はイオン傘下のファッションビル。
もともと那覇OPAは、国際通りの地場系ファッションビル「フェスティバルビル」(1984年開業)跡に1996年に開業したものであったが、競合施設との競争激化や需要の変化を理由に、2013年7月をもって閉店していた。(詳細は前記事を参照)

旧・那覇オーパ。(現・ドン・キホーテ国際通り店)

バスターミナル再開発ビルの核として出店

カフーナ旭橋A街区は、那覇バスターミナル(戦前の那覇駅跡地)再開発事業「旭橋駅周辺地区第一種市街地再開発事業(北街区)」の中核施設として、2015年から建設が進められてきたもの。建物の延床面積は約65,100㎡で、投資額は約195億円。連絡通路を通じて旭橋駅と直結される。

カフーナ旭橋。

施設内には、那覇OPA(2~3階の大部分)の他にも、10月1日に「那覇バスターミナル」(1階)、「沖縄観光情報センター」(2階)が先行開業しており、今後は「沖縄県立図書館」(3~6階)、「グッジョブセンターおきなわ」(6階)、オフィス(7~11階)も入居する予定。

那覇バスターミナル。

沖縄初のブランドなど約50店舗が出店、アート系催事も

那覇OPAの総賃貸面積は約5,200㎡。
CONNECT∞OKINAWA」をコンセプトに掲げ、沖縄独自の食・カルチャーと、日本・海外の最新トレンドを融合した施設づくりを行う。また、主要顧客層を「都市生活に価値観を持つ20~40代」と想定し、近隣住民やビジネスパーソン、トレンドに敏感な来街者、リピートツーリストの獲得を目指すという。

エントランス。

那覇OPAに出店する約50店舗のうち、沖縄県初出店が25店舗、地元発祥企業が14店舗となる。
2階には、ルームウェアブランド「gelato pique」(ジェラートピケ)や次世代のベーシックブランドを謳う「Mila Owen」(ミラオーウェン)、サマンサモスモスの「SM2 otan taman」、リアルサーフブランド「BILLABONG」(ビラボン)、ワンランク上の靴を取扱う「ABCマート プレミアステージ」など、人気ファッションブランドが多数出店。
富澤商店の「TOMIZ」、イスラエル発のチョコレートカフェ「MAX BRENNER CHOCOLATE BAR」、台湾発の人気かき氷店「アイスモンスター」、原宿・表参道発のロールアイス専門店「ロールアイスクリームファクトリー」、ハワイマウイ島発のレモネード専門店「WowWow Hawaiian Lemonade」、那覇市首里で人気のスイーツショップ「デザートラボショコラ」、ドトール・日レスグループの「星乃珈琲店」、「ポケストップ」など、食物販系のテナントも充実する。

Food Garden Walk

3階には、100円ショップ「ダイソー」や携帯キャリアショップ、スマホ修理店などのサービス系店舗が出店する。
詳細な出店テナント一覧はページ下部に掲載

那覇OPAでは、「オーパデアウ」と題したオープニングプロモーションを実施しており、今後も沖縄で活躍するタレント8人により結成されたオリジナルユニット「008」(ゼロゼロエイト)による広報活動や沖縄出身アーティストを起用したアート企画「オーパデアウ、Art」を定期的に開催していくという。
(写真提供:まさやさん)

出店テナント一覧(約50店舗)
2階
  • ジェラート ピケ(レディス)
  • ミラ オーウェン(レディス)
  • コスメキッチン(コスメ)
  • サマンサモスモス オタンタマン(レディス)
  • ビラボン(メンズ・レディス)
  • ラヴィジュール ランファン
  • アーチ ワンダーキューブ(メンズ・レディス)
  • TAMBO(メンズ・レディス)
  • ブリランテ(メンズ・レディス)
  • KIKIRU(レディス)
  • 24karats(メンズ・レディス)
  • ケルアック(メンズ・レディス)
  • ABC-MARTプレミアステージ(シューズ)
  • ロンドンコーリング(シューズ)
  • SuiSavon-首里石鹸-(コスメ)
  • オペレッタ(コスメ)
  • 箸や万作(雑貨)
  • かんざし屋wargo(雑貨)
  • 北斎グラフィック(雑貨)
  • ブースバイフィルター(バッグ・雑貨)
  • ルピス(雑貨)
  • Clair COSMETICS&NAIL(コスメ・ネイル)
  • TOMIZ(製菓材料・調理器具)
  • ベーカリーカフェ ティノ コパン(ベーカリー)
  • ワウワウハワイアンレモネード(レモネード)
  • ポケストップ(ポキ)
  • アイスモンスター(台湾かき氷)
  • アイボリッシュ(カフェ)
  • CHA BAR(タピオカドリンク)
  • 大三元(飲茶)
  • 星乃珈琲店(喫茶)
  • やんばるジェラート(ジェラート)
  • ビタスムージーズ(スムージー)
  • リエージュ(ワッフル)
  • ボールドーナツパーク(ドーナツ)
  • デザート ラボ ショコラ(ケーキ)
  • ロールアイスクリームファクトリー(アイスクリーム)
  • マーサンミッシェル(生キャラメル)
  • マックス ブレナー チョコレート バー(チョコレート)
  • ショウダイ ビオ ナチュール(スイーツ)
  • スマートエクスチェンジ(外貨両替)
  • イオン銀行ATM
  • 琉球銀行ATM
3階
  • ダイソー(均一ショップ)
  • エフプレミアムプラザ(家庭用医療器)
  • ライフ ラウンジ(カフェ)
  • スマホ119(スマホ修理)
  • ソフトバンク(携帯ショップ)
  • ワイモバイル(携帯ショップ)
カフーナ旭橋・那覇オーパ

沖縄県那覇市泉崎 1-20-1 カフーナ旭橋A街区
10時~21時

外部リンク:那覇オーパ|2018年秋 オープン予定 – OPA
外部リンク:カフーナ旭橋
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