セーブオン、2018年8月31日で「完全消滅」-ローソンに転換で

ベイシアグループの中堅コンビニエンスストア「セーブオン」(SAVE ON、本社:前橋市)は、同社がメガフランチャイズ契約を結ぶ「ローソン」へ転換するため、群馬県内で最後まで残る店舗が8月31日朝に一斉閉店する。
これにより、セーブオンの店舗名は完全消滅する。

群馬県内の全店舗、ローソン転換で「完全消滅」

セーブオンは伊勢崎市に本社を置く大手スーパー「いせや」(現:ベイシア)のコンビニエンスストア部門として1983年に誕生。かつての展開エリアは群馬県を中心とする関東、東北、北陸で、全盛期には約600店舗を展開していた。
2012年からは富山、長野といった遠隔地の一部店舗をローソンに譲渡。2016年以降は、既存のセーブオン店舗を「ローソン」へと転換後、株式会社セーブオンがその店舗をFC展開する「メガフランチャイズ契約」の締結によって、群馬県を除く各地の店舗がセーブオン運営のローソンへと生まれ変わっていった。

セーブオンの店舗(新潟市)。

2018年7月までに群馬県を除くセーブオン店舗の「ローソン」への転換が完了したが、残っていた群馬県内の159店舗もローソンへの転換のため8月31日朝までの全店閉店が決定。
これにより、35年続いた「セーブオン」のブランドは完全消滅する。
なお、近隣にローソンがあるなどの理由でローソン化されない店舗は残存せずにそのまま8月中に完全閉店となる可能性もある。
群馬県外の店舗は既にローソンへ転換していた。(熊谷市)

今年の夏休みは最後の「セーブオン」に会うために、群馬へと出かけてみてはいかがだろうか。

ニュースリリース:群馬県内セーブオン店舗 閉店のお知らせ (セーブオン公式サイト)
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