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そごう・西武、2021年2月までに店舗網大幅縮小-川口そごう・岡崎西武・大津西武・西神そごう・徳島そごう閉店、2店縮小

流通大手「セブン&アイホールディングス」(東京都千代田区)は「そごう・西武」5店舗の閉店と2店舗の規模縮小を発表した。
sogokawaguchi
川口そごう。

そごう・西武、店舗網大幅縮小へ

西武大津店」(滋賀県大津市)、「西武岡崎店」(愛知県岡崎市)、「そごう徳島店」(徳島県徳島市)、「そごう西神店」(兵庫県神戸市西区)は2020年8月末までに閉店。「そごう川口店」(埼玉県川口市)は2021年2月末までに閉店する。

西武大津ショッピングセンター。

このほかロフトなどが出店する「西武福井店」(福井県福井市)の新館、「西武秋田店」(秋田県秋田市)の別館的存在であるフォンテ秋田地下1階「ザ・ガーデン自由が丘・西武秋田店」も2021年2月に閉店する。
なお、福井西武の新館高層階は多くがテナントであるため、テナントは残留する可能性もあろう。

セブンアイ傘下後、近年続く閉店-改装も一部に留まる

そごう・西武はセブンアンドアイホールディングス傘下になって以降、近年はとくに店舗の閉鎖・譲渡を加速させているが、閉店した店舗のなかには他社では閉店しなかったと思われる店舗、立地を考えるとセブンアイが都心店並みの資金を投入してフロアやテナント構成を見直す、ファッションビル的なテナントを導入するなどといった抜本的な店舗改革を行なえば十分黒字化できた可能性のある店舗も少なくない。
今回閉店する店舗は築年数が比較的浅い物件も少なくないものの百貨店業態の終了などではなく完全閉店であるとみられ、地域への影響が甚大である一方、それぞれについての後継店舗などについては一切発表されていない。

2016年に閉店したそごう柏店。閉店が相次いでいる。

今回の閉店により、そごうは創業地である関西からは完全撤退となり、引き継ぐ企業が無ければ川口市、岡崎市、大津市、徳島市からは百貨店が消滅する。
また徳島県については、日本で唯一の百貨店が1店舗も存在しない県となる。百貨店が存在しない県、また百貨店が存在しない県庁所在地ができるのは1976年(滋賀県、大津西武が開店)以降は初めてのこととなる。

旧そごう神戸店。10月より阪急が経営を引き継いだ。

セブンアイは併せて2022年度末までに約3,000人の人員を削減することを発表したほか、イトーヨーカドーの大量閉店も示唆している。

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ララオカヤ、2021年度を目処に閉館-岡谷駅前のイトーヨーカドー跡、解体へ

長野県岡谷市のJR岡谷駅前にある複合施設「ララオカヤ」が、2021年度を目処に閉館する。

ララオカヤ。

大型テナントが相次ぎ撤退していた「ララオカヤ」

ララオカヤは岡谷駅前第一種市街地再開発事業の一環として1984年3月に開業。延床面積は約17,248㎡。
開業当初は松本電鉄(現・アルピコ交通)傘下の諏訪バスと地元地権者が所有する複合商業施設として、大手総合スーパー「イトーヨーカドー岡谷店」と地場食品スーパー「松電ストア岡谷駅前店」(現・デリシア)を核に運営が行われていた。
しかし、岡谷市の商業求心力低下に伴い施設の核となる「イトーヨーカドー岡谷店」(2~3階)が2001年7月に、松電ストアから店名を変更した「アップルランド岡谷駅前店」(1階)が2002年6月に相次ぎ撤退したことから、1階に商業テナントを集約。
その後は、一部物販店舗と金融機関、バスセンター、岡谷市役所岡谷駅前出張所(2002年4月開設)が営業するのみとなっていた。

岡谷市取得後は公共施設主体の施設に転換していた

岡谷市中心部ではララオカヤの核テナント撤退と同時期に「おかや東急百貨店」(1997年9月開業)が売上目標の未達などにより2002年4月をもって閉店。地域商業への影響を危惧した岡谷市が2002年3月に百貨店建物を取得していた。
おかや東急跡は地場百貨店「カネジョウ」(日本百貨店協会非加盟)を核とする新たな商業施設「イルフプラザ」として2002年6月に先行開業、2003年3月に全面開業するなど早期再生が図られれたこともあり、ララオカヤの土地・建物の大部分を所有する諏訪バスは、岡谷市に対して自社所有床の取得を要請していた。

イルフプラザ。

それを受け岡谷市はララオカヤの諏訪バス所有床を2004年から2007年にかけて段階的に取得、1階の一部と2階の大部分をイベント会場「イベント広場」に転用し、3階に「信州大学大学院諏訪圏サテライトキャンパス」を誘致するなど公共施設主体の施設として刷新した。
岡谷市によるララオカヤの取得後は、市主導により隣接する産業振興拠点施設「テクノプラザおかや」と連携したイベントや観光物産関連イベントが行われていたほか、2009年からは人気同人作品「東方Project」に登場する神社のモデルとされる「洩矢神社」など複数の「聖地」が岡谷市内に存在することから、複数の運営主体により同人誌即売会が定期的に開催されるなど地域の文化・産業拠点としての役割を担っていた。

岡谷市が全床を取得、解体へ

岡谷市はララオカヤの大部分の床を所有しており、2021年中に全床を取得、その後は解体する方針を固めている。しかし、2020年時点で跡地の活用方法については決まっていない。
なお、地権者との交渉次第では2021年度以降も運営継続が行われる可能性もある。

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ダイエー成増店、2019年12月31日閉店

東京都板橋区の成増スキップ村商店街にある総合スーパー「ダイエー成増店」が2019年12月中旬に閉店する。
追記:閉店日は12月31日となった。

ダイエー成増店。

成増駅前のダイエー、31年の歴史に幕

ダイエー成増店は1988年6月に開業。売場面積は15,583㎡で、建物名は「成増名店街ビル」で明治安田生命が所有する。テナントとしてはアシーネ、ダイソー、ノジマなどが出店する。
当地にはもともと「成増名店街」があり、忠実屋傘下となっていたスーパー「シヅオカヤ」やマルイなどが出店していたが、忠実屋はのちにダイエーに合併されている。
一時は店舗の高層階にダイエーの本社機能の一部が置かれていたほか、グルメシティ関東の本社が置かれていたこともある。

ダイエー成増店のエントランス。

閉店は店頭掲示にて告知されたもの。
跡地の活用方法については2019年10月現在発表されていない。
建物は築31年ほどであり、好立地かつ賃貸物件であることから、当面なんらかの形で再活用される可能性もあろう。

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イオンスタイルつきみ野、2019年10月12日開店-マイカルつきみ野サティ、建替えで「32分の1」サイズに

神奈川県大和市のショッピングセンター「イオンつきみ野店」
(旧・つきみ野サティ)の跡地に小規模の食品スーパー「イオンスタイルつきみ野」が2019年10月12日に開店する。

イオンスタイルつきみ野(リリースより)

つきみ野サティ、「建て替え」表明で閉店していたが…

イオンつきみ野店は2000年11月にマイカルつきみ野サティとして開業。建物は地上5階、地下1階建て、延床面積は約84,000㎡、売場面積は31,618㎡。同社の旗艦店級の店舗の1つであり、9スクリーン2,053席のシネコン「ワーナーマイカルシネマズ」を併設。2011年からはイオンとマイカルの合併により「イオンつきみ野店」となっていた。

つきみ野サティのイメージパース
(マイカル公式サイトより)。

しかし、大和市内にはイオンつきみ野店のほかにイオン大和鶴間店、イオン大和店があるほか、イオン海老名店、イオン相模原店も近く、さらに2018年にはイオンモール座間も開業。イオンつきみ野店は「建替え」を理由に閉店することとなった。

新店舗は「標準的なマックスバリュより小規模」

「イオンスタイルつきみ野」の売場面積は旧イオンの約32分の1となる999㎡。イオングループの標準的なマックスバリュよりも狭い。取り扱いは食品のみとなるが、その場でできたての弁当・惣菜などを食べることができる「ここdeデリ」を導入する。
また、イオンのオンラインショップである「キッズリパブリックオンライン」、「イオンスタイルファッション」、「イオンスタイルホーム」、「グラムビューティークウェブストア」で購入した商品を店舗でも受け取ることができる「店舗受取りサービス」を開始するという。
なお、旧サティの敷地の大部分にはマンションが建設される。

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ららぽーと沼津、2019年10月4日開業-「ライブモール」コンセプトに「ラブライブ!」コラボも

静岡県沼津市の国道1号線沿いに、三井不動産の大型ショッピングセンター「三井ショッピングパーク ららぽーと沼津」(Lalaport Numazu)が2019年10月4日にグランドオープンする。

ららぽーと沼津。

「ライブモール」を掲げ217店が出店

ららぽーと沼津はJR片浜駅から東に約2km、国道1号線沿いの東椎路地区に出店。周辺にはナフコ、ニトリなどのロードサイド型大型店が立地する。同地へのららぽーとの進出は2013年に決まっていたが、計画地の市街化編入手続きなどに時間を要していたという。
ららぽーと沼津の敷地面積は約11万9816㎡、延床面積は約16万5000㎡(立体駐車場棟含む)、店舗面積は約6万4000㎡。売場は1階から3階までで、全217店が出店する。そのうち静岡県初46店、静岡県東部初出店119店、ショッピングセンター初15店、新業態18店となる。
館内イメージ。

コンセプトは「LIVE MALL NUMAZU」(ライブモール沼津)。
三井不動産は「豊かな自然に囲まれた沼津を舞台にショッピングやお食事を楽しんでいただくことはもちろん、いつ・誰と来てもライブやコンサートのような臨場感、高揚感、一体感を味わえる場所でありたい。 」としており、年間売り上げは約320億円を見込む。

1階の核テナントはスーパー「三和」-水族館も

1階には核店舗として食品スーパーマーケット「三和」(本社:東京都町田市)が出店。静岡県には初出店となる。
さらに、食品ゾーンには沼津市に本社を置く佐政水産が体験型マルシェ「Mercado DE SAMASAメルカドサマサ)」を開設する。

メルカドサマサ。

メルカドサマサには佐政水産のほか地元のお茶「あらいえん」、肉・惣菜「くわばらダイニング」などが出店。飲食スペースも併設されるほか、地元の沼津港深海水族館とコラボレーションしたミニ水族館「駿河湾大水槽」が設置される。

駿河湾大水槽。


メルカドサマサ。

レストラン街には「ファミリービュッフェ 太陽のごちそう」、「串家物語」、「いしがまやハンバーグ」、「焼肉飯店 京昌園」「伊豆高原ケニーズハウスカフェ」などが出店する。

1階イメージ。

このほか、1階には食関連店舗としてベーカリー「ドンク」、「ミニワン」、台湾茶「貢茶」、和グロサリー「久世福商店」、輸入食品雑貨「カルディーコーヒーファーム」、「サーティーワンアイスクリーム」、「スターバックスコーヒー」、「コメダ珈琲」などが、そのほか物販店舗などとして1階の準核テナントであるイオングループのドラッグストア「ウエルシア」をはじめ、東京デリカの鞄・財布店「サックスバー」、健康食品・化粧品「DHC」、大手雑貨店「無印良品」、「ロフト」、アパレル「AZUL by moussy」、「URBAN RESEARCH DOORS」、300円ショップ「スリーコインズ」、旅行代理店「HIS」、眼鏡「眼鏡市場」などが出店する。

2階には地域初「H&M」など登場

2階には「H&M」、「ナノユニバース」、「INGNI」、「アメリカンホリック」などのアパレル店を中心に構成されるほか、家電量販店「ノジマ」、財布・鞄「carcru(カルクル)」、アウトドア用品「アルペンアウトドアーズ」、スポーツ用品「スーパースポーツゼビオ」、眼鏡「JINS」、旅行代理店「JTB」、「タリーズコーヒー」などが出店する。
さらに、無料の屋内キッズスペース「こもりらのもり」も設置される。

こもりらの森。

3階には映画館、フードコートは1100席

3階には約1100席の巨大フードコート「NUMAZU GRAND DINING」が開設される。「らぁ麺屋 飯田商店」が「湯河原 飯田商店」の新業態で出店するほか、ハワイ料理「ホノルル食堂DaCafe」、親子丼「ひな鶏伊勢ゐ」など個性的な店舗が出店。「鎌倉パスタ」、「いきなり!ステーキ」、「リンガーハット」、「一風堂エクスプレス」などといった有名店も軒を連ねる。
フードコートには、グループ等で貸切で食事を楽しめるスペース「ららスタジオ」も併設される。

3階・フードコート。

このほか、ティーンズファッション「ピンクラテ」、アパレル「グローバルワーク」、ジーンズ「ライトオン」、靴「ABC-MART」、子供用品「アカチャンホンポ」、眼鏡「Zoff」、百円ショップ「ダイソー」、ベイシアグループの作業着・アウトドア品店「ワークマンプラス」、雑貨・書籍「ヴィレッジヴァンガード」などが出店。
1800席規模のシネコン「シネマサンシャイン」、ボウリング・ゲームセンターなど総合アミューズメント「コロワナールド」も設けられる。なお、コロナワールドにはスクフェスACも設置される予定。

イベントスペースも設置

コミュニティ機能としては合計5,000㎡の緑地広場・屋外イベントスペース「うみの広場」、吹き抜けのイベントスペース「ひかりの広場」、交通広場などが整備されている。

うみの広場。


ひかりの広場。

施設内には帰宅困難者待機スペースを設けるなど、駿河湾にほど近い広域防災拠点としての役割も果たすという。

ラブライブ!サンシャイン!!「Aqours」とコラボ

ららぽーと沼津では、沼津市が舞台となっているアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」(Love Live! Sunshine!!)とのコラボレーションも実施される。

コラボイメージ。

フロアガイドには「Aqours」のメンバーが登場するほか、3階「ヴィレッジヴァンガード」と2階「carcru」では、オリジナルコラボレーション商品が販売される。

オリジナルグッズの例。
(carcru:浦の星女学院冬服配色の小銭入れ、税込9,020円。ロゴやメンバー記号などはカスタム可能!)

さらに、舞台探訪アプリ「舞台めぐり」アプリ内にも特別スポットとして「ららぽーと沼津」が登場。AqoursのメンバーとのAR記念撮影を楽しむことができる。
なお、フロアガイドの大量持ち帰りなどは天界堕天条例によって禁じられているため、深淵の深き闇からららぽーと沼津に堕天したリトルデーモンたちは自制を持って行動されたい。

筆者は津島善子の髪型がいつもの団子ではないことに動揺している。

グランドオープンとなる10月4日には女優の木村佳乃さんを迎えて午前8時55分よりオープニングセレモニーを開催。1階「うみの広場」では荒井麻珠さんによる記念ライブも開催する。
また、各店ともにオープニングセールも実施される(店舗により異なる)。

ららぽーと沼津

住所:静岡県沼津市東椎路字東荒301-3他
営業時間:物販・サービス・フードコート10時~21時
レストランは11時~22時 など
(画像は公式サイトとニュースリリースより)

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クロスモール豊田陣中、2019年10月11日開業-ヤマナカ豊田フランテ館跡地に

愛知県豊田市の名鉄豊田線豊田市駅及び梅坪駅の中間に位置する国道153号線沿いに、オリックスのショッピングセンター「クロスモール豊田陣中」が2019年10月11日に開業する。

クロスモール豊田陣中。

ヤマナカフランテ館の跡地に「クロスモール」

クロスモール豊田陣中の前身となる「ヤマナカ豊田フランテ館」は1982年に「ヤマナカ陣中店」として開店。2000年代にグループの高級スーパーの屋号を冠した「フランテ館」に業態転換したが、建替えのため2018年5月をもって閉店していた。
クロスモールの建物は地上3階建(店舗2階建、屋上駐車場)で敷地面積は約13,188㎡、延床面積は約10,368㎡。
1階には食品スーパー「ヤマナカ」やファストファッション「ユニクロ」、美容室「デューポイント」、「ほけん相談デスク」、リラクゼーションサロン「爽快館」など5店舗が入居。
2階にも総合衣料品店「あかのれん」、総合子供・ベビー専門店「西松屋」、ドラッグストア「マツモトキヨシ」、100円ショップ「Seria」、ヤマナカグループのスポーツクラブ「エグゼノ/ソラリエ」など5店舗が入居する。

ヤマナカではスポーツクラブ利用者向けの商品展開も

クロスモールの核となる「ヤマナカクロスモール豊田陣中店」は平屋建、売場面積は約1,507㎡、年間売上目標は18億円。

ヤマナカクロスモール豊田陣中店。

店舗ビジョンに「お客様に旬のおいしさとワクワク感を笑顔で提供します」を掲げ、豊田市に本店を置く「松華堂」の和菓子や名古屋市天白区に本店を置くロールケーキが有名な「農ブランド」の洋菓子を販売、グループのスポーツクラブ利用者を対象としたロカボ商品やプロテイン・アミノ酸含有商品の充実を図るなど、おいしさや鮮度にこだわった季節感あふれる売場づくりを進めるという。

クロスモール豊田陣中

住所:愛知県豊田市陣中町1丁目26-8
営業時間:9時30分~21時50分
※オープン日より3日間は9時開店

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阪急・阪神、梅田駅・河原町駅など5駅を2019年10月1日改称-「大阪・京都のターミナル」明確化

阪急阪神ホールディングス(大阪府大阪市)の「阪急電鉄」「阪神電鉄」は、2019年10月1日付で「梅田駅」「河原町駅」「石橋駅」「鳴尾駅」など5駅の駅名を「大阪梅田駅」「京都河原町駅」「石橋阪大前駅」「鳴尾・武庫川女子大前駅」に改称した。

駅名看板の交換を終えた阪急大阪梅田駅。(10月1日午前2時)

100年以上の歴史を誇る「梅田駅」、ついに改称

阪神梅田駅は1906年12月に開業、阪急梅田駅は1910年3月に開業。両社が管轄する駅ともに、自社鉄道網の拡大や百貨店を代表するグループ企業各社による沿線開発事業多角化の要としての役割を担っていた。
しかし、訪日外国人観光客を始めとする沿線外からの利用客が乗換する際の利便性向上、そして「大阪の中心部に位置するターミナル駅」であることを分かりやすくするために。2019年10月1日の消費税増税に伴う運賃改定に合わせて「大阪梅田駅」への改称を決めていた。

駅名看板交換中の阪急大阪梅田駅。(10月1日午前2時)


駅名看板の交換を終えた阪急大阪梅田駅。(10月1日午前5時)


駅名看板の交換を終えた阪神大阪梅田駅。(10月1日午前5時)

阪急京都本線の河原町駅についても同様の理由で「京都河原町駅」に改称されている。
こうした背景には、インターネットの乗換案内普及もあろう。これまでは「大阪/OSAKA」「京都/KYOTO」で検索した際に阪急・阪神が候補として表示されなかったが、今回の改称によりそうした問題は解消されることとなる。
このほか、阪急宝塚本線・箕面線の石橋駅は大阪大学の最寄駅にあたり、駅名変更が沿線の価値向上に結び付くが期待できることから「石橋阪大前駅」に改称、阪神本線の鳴尾駅は2018年12月に近隣の武庫川女子大学と包括連携協定を締結したこともあり「鳴尾・武庫川女子大前駅」への改称を決めた。
なお、阪急の切符表記については「梅龱」から「大阪梅龱」へと変更されている。(※機種依存文字)

さらに増加する梅田駅

関西を代表する大手私鉄2社が今回、梅田駅を「大阪梅田駅」に改称した一方で、依然として大阪梅田エリアにはJR西日本の「大阪駅」「北新地駅」、大阪メトロの「梅田駅」「西梅田駅」「東梅田駅」など複数の事業者が管轄する駅が乱立している。

うめきた2期エリアには「北梅田駅」が開業を予定している。

2023年春にはJRおおさか東線やなにわ筋線などを結ぶ「北梅田駅」の開業が控えており、今後も目的駅を探し迷う観光客の姿を目にする機会は減らなさそうだ。

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イケチュー、2019年9月29日全店閉店-9月30日に自己破産申請

大阪府堺市堺区に本社を置くスーパー「イケチュー」(池忠)を展開する「シヨツピングセンター池忠」が9月29日に全店閉店・事業停止し、9月30日に大阪地方裁判所に自己破産を申請した。

イケチュー羽衣店(高石市)。

イケチュー、自己破産・事業停止-今後は未定

イケチューは1966年に創業、1973年に会社設立。
堺市周辺でスーパーマーケットなどを展開していたが、2004年に一度民事再生法を申請、経営再建をおこなった。
2019年現在は大阪府内に食品スーパー6店舗をはじめとして、リサイクルショップ、花店、ベーカリーなどを展開。
和泉中央店は2018年7月12日に新築開店したばかりであった。

イケチュー和泉中央店(出典:公式サイト)。

しかし、とくに昨年開店した和泉中央店をはじめとして多くの店舗は競合店がある立地であり、厳しい状況であったと思われる。
イケチューは9月29日を以て全店舗を閉店している。今後の譲渡先などについては9月30日時点ではまだ発表されていない。

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イオン京橋店、再開発で再出店めざす-2019年9月30日閉店、賑わう「ダイエー旗艦店」最終日

大阪府大阪市都島区のJR京橋駅に直結する大型総合スーパー「イオン京橋店」(旧・ダイエー京橋店)が、2019年9月30日20時20分をもって47年の歴史に幕をおろした。
今後建物は解体され、再開発がおこなわれる。

閉店当日のイオン京橋店。

ダイエー時代に売上西日本一を記録したイオン

イオン京橋店は1971年11月に「ダイエー京橋店」(京橋ショッパーズプラザ京橋)として開業。長らく関西におけるダイエーグループの旗艦店として営業しており、最盛期には同社店舗のなかで西日本一の売上を記録した時期もあった。その後、ダイエーの総合スーパー事業縮小に伴い2016年3月をもってイオンリテールに運営移管、現在の店舗名に改称したが、再開発のため2019年7月に一時閉店が発表されていた。
建物は地上5階建で売場面積は22,769㎡、建物はイオンリテールが所有する。
ダイエー京橋店。

イオン京橋店はダイエーからの転換当初、テナントとして80近い専門店が営業を行っていたが、イオンの閉店に先駆けて大型ゲームセンター「パロ」「モーリーファンタジー」が9月16日23時をもって閉店、老舗中華料理店「中国料理 大北京」や「スターバックスコーヒー」が9月29日をもって閉店しており、閉店当日まで営業を継続していたテナントは「ユニクロ」「ドムドムハンバーガー」「ミスタードーナツ」など一部となっていた。

和やかな閉店当日、地元有名歌手らによる閉店式典開催

イオン京橋店では閉店当日となる9月30日19時から閉店セレモニーを開始。19時から大阪市都島区のゴスペルサークル「cucumber choir@human note」による歌の披露、19時20分から日本テレビ系音楽オーディション番組「歌スタ!!」でメジャーデビューを果たし一世を風靡した地元・京橋出身の歌手「木山裕策氏」がヒット曲「home」を始めとする3曲(home三部作)を立て続けに披露した。

「home」を歌う木山裕策氏。

19時50分からはイオン京橋店長崎正司店長や都島区商店会連盟会長、イオン京橋店専門店会会長ら関係者による挨拶が行われ、従業員による花道で買物客のお見送りが行われた。
当初の閉店予定時刻から遅れること20分、多くの人が見守るなか、20時20分にシャッターが下ろされ、イオン京橋店は約半世紀の歴史に幕を下ろした。

イオン京橋店関係者による閉店の挨拶。

再開発のため一時閉店-再出店の「詳細は未定」

都商研の取材に対し、イオンリテール広報担当者は「都市再生緊急整備地域指定を受けていること」を一時閉店の理由として挙げており、店頭にも「一時閉店」の文字が掲げられている。
しかし、新施設の詳細は決まっておらず、9月時点では発表されていない。
今後は建物を解体し、数年をかけて再開発を実施。完成後の「再出店」をめざすという。
京橋は大阪市東部の一大ターミナルでありながら、大型再開発プロジェクトが相次ぐ梅田、難波、心斎橋と比較すると古い街並みが多く残り、開発が進んでいなかった。京橋の新たなランドマークとなる施設の誕生が期待される。

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フューチャーシティファボーレ・平和堂アルプラザ富山、2019年10月19日増床リニューアル開業-施設の7割を刷新

富山県富山市婦中町の国道359線沿いに位置するショッピングセンター「フューチャーシティ・ファボーレ」(平和堂アルプラザ富山)が、2019年10月19日午前10時に増床リニューアルオープンする。

フューチャーシティ・ファボーレの増床棟。

開業20年を機に施設全館の7割を刷新

フューチャーシティ・ファボーレは2000年10月に開業。建物は地上4階建、営業フロアは1~2階、敷地面積は約116,000㎡、店舗面積は約55,000㎡、延床面積は130,000㎡。平和堂と地元資本が共同出資し設立した「富山フューチャー開発」が開発、運営する。

フューチャーシティ・ファボーレの全景。

2019年現在は、平和堂グループの総合スーパー「アル・プラザ富山」(約14,000㎡)を核に、ファストファッション「ユニクロ」や大型雑貨店「無印良品」、100円ショップ「ダイソー」、ホームセンター「DCMカーマ」、家電量販店「コジマ×ビックカメラ」、総合スポーツ用品店「スポーツデポ」、スーパー銭湯「とやま天然温泉ファボーレの湯」、映画館(シネマコンプレックス)「TOHOシネマズファボーレ富山」など100以上の専門店が入居する。

多くのテナントが出店。

今回の増床リニューアルでは店舗正面玄関付近の平面駐車場スペースに新館(増築棟、店舗面積約14,000㎡、延床面積約29,000㎡)を新設し、全館の店舗面積を約69,000㎡、全館の延床面積を約159,000㎡に拡張する。
また、コンセプトに「NEW FAVORE, NEW LIFE.」を掲げ、新規店舗86店舗(北陸初18店舗、富山県17店舗、富山市初20店舗を含む)を導入、既存店のうち35店舗も館内移転や改装を進めるなど、全館の約7割を刷新する。

NEW FAVORE, NEW LIFE.

ロフトなど86店舗を新たに導入

1階本館フロアには大手雑貨店「ロフト」「PLAZA」や平和堂の健康スポーツショップ「e-fit Sports」など生活提案型店舗が富山県内に初出店。

富山ロフト。

新たに誕生する食の専門店ゾーン「スイーツ&マルシェ」には、旧・西武セゾングループ共同出資の北海道アンテナショップ「北海道うまいもの館」や台湾タピオカスイーツ店「台湾甜商店」、飛騨高山発バームクーヘン専門店と紅茶ドリンク専門店のコラボショップ「広重TEAマジック」、大阪の「ベイクドマジック」など北陸初を含む飲食店が出店。レストラン街にも味一番フード(めん房本陣)の新業態「そば処 花凛」やすかいらーくグループのビュッフェレストラン「GRAND BUFFET」など2店舗が新規出店する。新館フロアには、北陸最大級となるファストファッション「H&M」やセレクトショップ「FREAK‘S STORE」、金沢竪町のBEKKUが手掛ける「PEACE PARK」などトレンドを意識した店舗が出店する。
また、ファボーレの核として出店する平和堂は、今回の増床リニューアルオープンに合わせて「売場のショップ化」を推進。食品館を富山県内初となる「アルプラフーズマーケット」業態に転換するほか、衣料、雑貨、ビューティ関連売場に関しても独自のブランド、コンセプトを冠したショップに転換する。

220インチの大型ビジョンを整備する「太陽の広場」。

2館本館フロアには390円均一ショップ「サンキューマート」が北陸初、総合ベビー・子供用品店「アカチャンホンポ」が富山県初、ワールドの「SHOO・LA・RUE」が富山市初出店するなどファミリーカジュアル衣料やキッズ関連店舗を集積したフロアとする。

アカチャンホンポファボーレ店。

新館フロアにはヨドバシカメラグループの登山・スキー・アウトドア用品店「Mt.石井スポーツ」が北陸初、古着セレクトショップ「WEGO」やストライプの「AMERICAN HOLIC」、「AZUL by moussy」が富山市初出店するなどトレンドを意識した店舗が出店する。また、新館フロア東側には立山連峰を一望できる大型フードコート「立山フードテラス」(約900席)を新設、台湾小籠包専門店「京鼎樓」のフードコート向け業態「京鼎樓小館」や神田カレーグランプリで過去2回優勝した実績を持つ「100時間カレー」、「ウェンディーズ・ファーストキッチン」、ヨーグルトカフェ「yogorino caffé」など北陸初出店4店舗を含む13店舗が出店するほか、有料予約制のパーティルームを併設する。

立山フードテラス。

競争激化する富山エリア

ファボーレは2000年の開業当初は富山市内最大の売場面積の商業施設であったが、2002年には隣接する高岡市に「イオン高岡ショッピングセンター(現・イオンモール高岡)」が開業したことで首位から陥落、その後も2015年に「三井アウトレットパーク北陸小矢部」「イオンモールとなみ」が相次ぎ開業、2019年9月には「イオンモール高岡」が増床するなど競争が激化しており、当初の勢いを失いつつあった。

イオンモール高岡。

ファボーレは今回の増床リニューアルに合わせて、10月19日から11月24日までの土日祝日まで富山駅〜ファボーレ間に無料シャトルバスを運行するほか、地元メディア(北日本新聞社、富山放送)との協力体制構築や情報提供アプリの配信、eスポーツ大会など最新のデジタルイベントの開催を行うなど、周辺競合施設との差別化による集客をめざすとしている。
(写真:anzenpinさん

ファボーレ(平和堂アルプラザ富山)

住所:富山県富山市婦中町下轡田165−1
営業時間:10時~21時

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