カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

イオン湯川店、2019年6月29日リニューアル-フードコート、約2年ぶりに復活

北海道函館市の函館市電湯の川温泉電停近くに位置する総合スーパー「イオン湯川店」が、10日間の休業を経て、2019年6月29日にリフレッシュオープンする。

イオン湯川店。

かつてはグルメシティ北海道本社を併設

イオン湯川店は1981年10月に、ダイエーグループの「ホリタ」が運営する総合スーパー「ホリタショッパーズプラザ湯川店」として開店。運営会社再編の一環により、1990年3月に「ダイエー湯川店」に改称、2006年に「グルメシティ湯川店」に改称、2015年9月のダイエー北海道地方撤退に伴うイオン北海道への店舗承継を機に現在の店名に改称している。
売場面積は6,047㎡。建物は道内でテーオーハウスやテーオーデパートを展開するT.O.HD(テーオーホールディングス) が所有する。
2019年現在、テナントとして旧ダイエー系の婦人服店「ロベリア」、100円ショップ「キャンドゥ」、ゲームコーナー「モーリーファンタジー」などの専門店が出店している。なお、2009年までグルメシティ北海道の本社事務所が併設されていたため、高層階に大型のオフィススペースがある。

地場産品と専門店を強化

今回の改装では、コンセプトに「忙しい毎日に新たな食と彩りを」を掲げ、1階食品売場、フードコートを中心に全面改装を実施。直営食品売場では、イオン北海道初となる老舗洋菓子店監修のシュークリームや地元人気店のスフレなどを取り揃えたオリジナルスイーツブランド「Delica´Sweet´」を導入するほか、「函館牛」「道南レッドポーク」、道南地域の食材を使用した惣菜の品揃えを拡大するなど地場産品を強化する。その他直営売場でも「専門店化」を推進、ヘルス&ビューティーケア(H&BC)売場の増床移転やリカー売場での道産ワイン、道内・青森地酒拡充に取組む。

フードコートは約2年ぶりに完全復活

フードコート「DINING PLAZA」(座席数100席以上)には、大衆中華料理店「餃子の王将」、札幌のカレー専門店「ミスターカレー」、美唄焼き鳥・総菜専門店「」といった函館市内初となる飲食店ブランドに加え、函館を代表する老舗洋食店「五島軒」のケーキショップ、「ロッテリア」、石屋製菓グループのおはぎ店「サザエ」、ハンバーガーチェーン「ロッテリア」など6店舗が出店。(サザエのみ館内移転)

DINING PLAZA.

オレンジフードコートが運営する「オレンジキッチン」「キッチンクレープ」「ドムドムハンバーガー」の閉店以来、飲食店が全店撤退していたフードコートが約2年ぶりに復活することとなった。

函館で最強のイオン、客層のさらなる拡大なるか

イオン湯川店は函館空港からも近いうえ、道南を代表する温泉街「湯の川温泉」、函館市電「湯の川温泉」電停から徒歩圏に位置するため、タイガーエア台湾の機内誌で「函館最強的AEON湯川」(函館で最強のイオン)として紹介されるなど、以前から近隣住民に限らず、国内外からの観光客の来店を想定した品揃えが特徴であった。
今回の改装では、地場産品の強化や北海道の人気店が揃うフードコートの新設が行われるなど、近隣競合店舗との差別化や観光客取込みに向けた施策がより一層顕著なものとなっており、観光客の利用増加に期待がかかる。

イオン湯川店

住所:北海道函館市湯川町3丁目14-5
営業時間:8時~21時45分

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多治見駅前プラザ・テラ、2019年6月30日閉館-再開発で29階建てビル建設へ

岐阜県多治見市のJR多治見駅前にある複合商業ビル「多治見駅前プラザ・テラ」(TERRA)が、再開発により2019年6月30日で閉館する。

多治見駅前プラザ・テラ(再開発組合公式サイトより)。

旧・名鉄パレから48年の歴史に幕

多治見駅前プラザ・テラは1971年10月に「名鉄ストアー多治見駅前店」(のちの名鉄パレ)を核店舗とした商業ビル「名鉄多治見ショッピングセンター」として開業。売場面積は6,455㎡。建物は地権者組合の「多治見駅前ビル」が所有する。
1999年に名鉄パレが撤退し「駅前プラザ・テラ」となった。

テラと再開発エリア(再開発組合公式サイトより)。

2019年現在はスーパー「パワーズ」を核店舗に、地元・岐阜県で創業した衣料スーパー「オンセンド」、100円ショップ「ダイソー」、書店「東文堂」、三菱UFJ銀行、FMたじみのサテライトスタジオなどが出店するが、閉館を前に一部テナントはすでに退店している。

多治見駅前、再開発で29階建てタワマンなど建設

閉館はJR多治見駅南口周辺の再開発のため。
多治見駅南口では多治見駅南地区市街地再開発組合による再開発計画が進んでおり、テラの跡地には3階建ての複合商業ビル、12階建てのホテル、29階建てのタワーマンションが建設される。
マンションの総戸数は約220戸で、再開発の費用はマンションの分譲収益と行政の補助金によって賄われる。

再開発エリア(再開発組合公式サイトより)。

多治見駅前では駅北口の整備がおこなわれたほか、市役所の駅北庁舎が建設されるなど、再開発が続いている。
今回の南口の再開発により、駅周辺の景観は一変することとなる。

再開発後の完成予想図(再開発組合公式サイトより)。
この図にはのちに追加された「ホテル棟」がないため、実際の計画図は変更されている可能性が高い。

外部リンク:多治見駅南地区第一種市街地再開発事業(超高層ビル・都市開発研究所)
外部リンク:多治見駅南地区市街地再開発組合
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ザ・ビッグ久留米すわの店、2019年7月19日開店-イズミゆめマート跡にイオン初出店、異例の早期営業再開

福岡県久留米市諏訪野町の食品スーパー「ゆめマートすわの」跡に、イオングループの食品スーパー「ザ・ビッグ久留米すわの店」が2019年7月19日午前10時に開店する。

イズミ跡にイオン進出、わずか1ヶ月での異例の早期再開

ザ・ビッグ久留米すわの店の前身となる西友傘下の食品スーパー「サニーすわの町店」は2002年1月に開店。サニーとしては専門店街を備える大型店で、西鉄久留米駅、JR南久留米駅ともに徒歩10分圏内に位置し、24時間営業の利便性の高い店舗であったが、ウォルマートによる不採算店閉鎖の一環として、2015年3月31日をもって閉店していた。
その後、イズミが運営を引継ぎ「ゆめマートすわの」として2015年11月22日に再開店した。ゆめマートとなった以降も4店のテナントが出店、銀行ATMが設置されていた。
しかし、2019年6月16日をもって閉店していた。
ゆめマートすわの。

ザ・ビッグ久留米すわの店の建物は地上1階建、敷地面積は13,636㎡、商業施設面積は2,219㎡、ザ・ビッグ直営店舗面積は1,793㎡。マックスバリュ九州のザ・ビッグ業態としては21店舗目、久留米市では3店舗目となる。
マックスバリュ九州はゆめマートすわの閉店に先駆けて、2019年5月から求人募集を開始しており、同社がイズミから事実上店舗を引継ぐ形での新規出店となった。
イオングループとイズミは以前より競合関係にあり、過去にはイオン運営店舗跡にイズミが出店したことはあるもの、イズミ運営店舗跡にイオンが出店した事例はなかった。イズミは西友から店舗を引継ぎ「ゆめマートすわの」を開店する際に、出店理由として「引き続き地域に欠かせない生活インフラとしての機能を存続させる目的」を挙げており、イズミが撤退する際、同社による後継店舗の誘致が行われたものとみられる。

ザ・ビッグ久留米すわの店

住所:福岡県久留米市諏訪野町1903番1号
営業時間:午前9時~午後11時

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MEGAドン・キホーテ福岡福重店、2019年6月27日開店-九州最大級のドンキ、「長崎屋」九州再進出

福岡県福岡市西区のイオン福重店跡に、総合ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ福岡福重店」が2019年6月27日午前8時に開店する。   
MEGAドンキホーテ福重店。

イオン福重店跡に長崎屋の「MEGAドンキ」が新規出店

MEGAドン・キホーテ福岡福重店が出店する建物は1983年11月に、ダイエー傘下の流通大手「ユニード」が運営する総合スーパー「福重アピロス」として開店。運営会社再編の一環で1994年に「ダイエー福重店」に改称、2015年9月には「イオン福重店」に再度改称し営業を継続していたが、建物の老朽化や競争激化もあり2018年9月をもって閉店していた。

旧・イオン福重店。

その後、2019年2月にPPIHグループ(旧ドン・キホーテグループHD)の長崎屋が運営するメガドンキに改装されることが発表されていた。(詳細は過去記事を参照

直営グローサラント併設食品売場に加え、20近い専門店も

MEGAドン・キホーテ福岡福重店は地上4階建、直営の売場面積は8,343㎡。
1階の長崎屋直営フロアでは、生鮮食品売場(青果・鮮魚・精肉・惣菜)に加え、ドンキ系企業各社によるグローサラント型業態「レストラウンジ」を展開。レストラウンジでは、食品売場でも販売される厳選食材を使用した焼き立てステーキ店「ステーキいただき!」、握りたて寿司・海鮮丼専門店「マグロ王」など、ライブキッチンを採用した複数の飲食店舗が導入される。また、焼き芋・タピオカ専門店「tapi-mo」など、ドンキオリジナルの充実した飲食メニューを提供するとしている。
2階の長崎屋直営フロアでは、コスメ、アパレル、バラエティグッズ、家電製品、家庭雑貨品といった商品を、ドンキならではの「宝さがし」を意識した空間で販売する。

多くのテナントも出店。

3階は専門店フロアとなり、家電量販店「ベスト電器」(原店から事実上の移転)、100円ショップ「ダイソー」、旧寿屋系のゲームセンター「パスカランド」、バローグループのスポーツクラブ「スポーツクラブアクトス Will_G」、携帯電話店「ソフトバンク」などの専門店が出店する。

別棟・ソフトバンク。西銀と塾の跡。

旧・ダイエー福重店の周辺には福岡地所の大型ショッピングセンター「木の葉モール橋本」(サンリブ)や「ミスターマックス橋本ショッピングセンター」(ハローデイ)、食品スーパー「サニー」、「マルキョウ」などが立地しており、イオンは老朽化に加えてそうした競合店舗に負けるかたちで閉館に至った経緯がある。
ドンキが競争の激しい地域市場に対してどのような影響をもたらすのか注目される。

近隣にあるミスターマックス・ハローデイ。

MEGAドン・キホーテ福岡福重店に出店するテナント一覧
1階フロア
  • クリーニングの博栄(クリーニング )
  • FBフレッシュフーズ(青果)
  • 博多だるま(ラーメン)
  • 銀志朗(お好み焼き)
  • マグロ王(寿司・海鮮丼)
  • ステーキ いただき!(鉄板焼き)
  • くいなくいな (デリカキッチン)
  •  PIZZA FULL!(ピザフル!)(ピザショップ)
  • チョウマソ(チーズハッドグ)
  • tapi-mo(タピモ)(焼き芋&タピオカ)
  • VERY VERY JUiCE(ドリンクスタンド)
  • かぐわし屋(カフェ)
1階フロア(別棟)
  • ペットショップワンラブ(ペットショップ)
  • ソフトバンク・ワイモバイル(携帯電話販売)
  • マックファミリー・ほしくま保育園(美容室&保育園) 
3階フロア
  • ダイソー(100円均一)
  • ベスト電器(家電)
  • パスカランド(ゲームセンター)
  • スポーツクラブアクトス Will_G(フィットネス)
MEGAドン・キホーテ福岡福重店

住所:福岡県福岡市西区拾六町1-7-1
営業時間:午前8時~翌午前0時

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キュープラザ池袋、2019年7月19日開業-都内最大級シネコンに日本初「4DX with ScreenX」

東京都豊島区東池袋のサンシャイン通りに東急グループの複合商業ビル「キュープラザ池袋」が2019年7月19日に開業する。

キュープラザ池袋。

サンシャイン近くのボウリング場跡などを再開発

キュープラザ池袋はボウリング場「ブランズウィックボーリング」などの跡地を再開発したもので、「東急不動産」とシネマサンシャインを運営する「佐々木興業」が建設。キュープラザとしては5館目となる。
キュープラザ池袋の建物は地下2階、地上14階建てで、コンセプトは「ENTERTAINMENT PLAZA」。地下1階から3階には飲食店街を中心に12店舗が出店する。

建物イメージ。

飲食店としては火鍋店「小肥羊」、ハンバーガー大手「バーガーキング」、ベーグルカフェ「AWESOME STORE & CAFE」、韓国のかき氷店ソルビンが金澤濃厚中華そば神仙とコラボした「ソルビン池袋」、ドイツ風ビアホール「シュマッツ・ビア・ダイニング」などが、そのほかには「セブンイレブン」、カフェ併設の「プラザカプコン」などが出店する。
カプコンにはVRゲームのコーナーが設けられるほか、カフェについては開業時に「戦国BASARA」とコラボした「戦国BASARA バトルパーティー」が開催される予定。
また、屋上には「池袋バッティングセンター」が再出店する。

都内最大のシネコン、池袋に

4階から14階は映画館「グランドシネマサンシャイン池袋」となる。
映画館としては都内最大級の12スクリーン、2,443席の規模で、全12スクリーンにRGBレーザープロジェクターを導入。
国内最大級のスクリーン「IMAX®レーザー/GTテクノロジー」シアター、270度のワイドスクリーンを備えた日本初となる体感型「4DX® with ScreenX」シアターも備える。

館内イメージ。

また、館内各所に国内の有名クリエイティブスタジオ「WOW」がプロデュースしたインスタレーションを設置。4階のエントランスロビーには球体に映像を投影する「Light Sculpture(仮)」が、12階のホワイエ&ラウンジには「Motion Ceiling」と題した巨大なLEDビジョンによる天井画が設けられる。

館内イメージ。
(4F「Light Sculpture(仮)」/12F「Motion Ceiling」)

映画館内には5階にワッフル店「クラッパーズダイナー」、12階にイタリアンバル「バールパノーラマ」が出店する。
なお、現在のシネマサンシャイン池袋は7月12日を以て閉館する。

テナント一覧
  • 池袋バッティングセンター
  • グランドシネマサンシャイン
  • バール パノーラマ
  • クラッパーズダイナー
  • プラサカプコン
  • カプコンカフェ
  • 小肥羊
  • EDW
  • ソルビン
  • タリーズコーヒー
  • AWESOME STORE & CAFE
  • バーガーキング
  • セブン-イレブン
  • 寿司・和食 築地日本海
  • 焼肉ブラックホール
  • シュマッツ・ビア・ダイニング
キュープラザ池袋

住所:東京都豊島区東池袋一丁目30番1他

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イオン浪江店、2019年7月14日開店-役場前の衣料スーパー跡に

福島県浪江町の浪江町役場前にイオンリテール運営のスーパー「イオン浪江店」が2019年7月14日に開店する。

イオン浪江店。

浪江町の支援を受け出店

イオン浪江店が出店するのは2011年に閉店した衣料品スーパー「フレンドショップかねこ」の跡。浪江町の誘致によるもので、元の建物への居抜き出店となる。
イオンリテールは2019年2月19日に「浪江町における商業環境整備に関する覚書」を浪江町と調印しており、浪江町は同社に対して5年間の家賃減免・補助などを行う。
浪江町は東日本大震災の影響により多くの店舗が閉店・もしくは移転しており、買い物できる場所が少なくなっていた。町によると、イオン以外にも出店の打診をおこなったものの断られた経緯があるという。
イオンは朝6時から夜20時までの長時間営業をおこなう予定で、復興への後押しになるものとして期待される。

衣料品は「端末で注文」

イオン浪江店の建物は平屋で売場面積は約881㎡(+イートインスペース)。キャッチフレーズは「浪江町の皆さまと共に歩み、集い、新たな活力と笑顔があふれる店」。
取り扱い品目は食品、日用品、薬のみで、面積が狭いため衣料品売場は設けられないが、館内の注文用タブレット端末を設置することで寝具や収納用品、ベビー用品などを店舗や自宅などで受け取ることができるようにするという。
また、イートインスペース「ここdeデリ」を設置。食べて帰るスタイルの提案もおこなうとしている。
(画像は公式サイトより)

イオン浪江店

住所: 福島県双葉郡浪江町大字幾世橋字大添60番地1
営業時間:6:00~20:00(日曜日・祝日は9時開店)

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イオンフードスタイル四ツ橋店、2019年6月20日開店-ダイエー、四ツ橋駅前に24時間営業で出店

大阪府大阪市西区の大阪メトロ四ツ橋駅近くに、ダイエーの食品スーパー「イオンフードスタイル四ツ橋店」が2019年6月20日午前9時に開店する。

イオンフードスタイル四ツ橋店・ヴィアイン心斎橋四ツ橋。

ビジネスホテルの下層階にダイエー出店

イオンフードスタイル四ツ橋店の建物は地上12階建、営業フロアは1~2階、売場面積は850㎡。

AEON FOOD STYLE.

同店ではJR西日本グループのビジネスホテル「ヴィアイン心斎橋四ツ橋」(7月1日開業予定)との共同出店店舗として、パック詰め惣菜20品目(主食・メイン・サブ)を組み合わせて購入可能な「Deli Selection」やインストアベーカリー「D’sベーカリー」、トラベル関連の消耗品、肌着、シャンプーの品揃えを強化するなど、ビジネス・観光目的の宿泊者を対象とした売場づくりを行う。

Floor image.

また、訪日外国人観光客を対象とした24時間両替可能な外貨両替機、イートインコーナー(14席)も設置する。

四ツ橋駅・心斎橋駅から最も近いスーパーに

イオンフードスタイル四ツ橋店が出店する四ツ橋駅周辺は心斎橋駅からも徒歩圏であり、関西を代表する繁華街であるが、これまで生鮮食品を取扱うスーパーは西大橋駅近くの「ライフ西大橋店」と「BIG BEANS WEST本店」のみであり、24時間営業のスーパーは出店していなかった。
イオンフードスタイル四ツ橋店は四ツ橋駅から徒歩1分、心斎橋駅から徒歩5分という非常に良好な立地にあり、各駅から最も近い食品スーパーとなるため、立地が定着すれば心斎橋筋周辺に来訪する買物客、ビジネス客の来店も見込めるであろう。

イオンフードスタイル四ツ橋店

住所:大阪府大阪市西区新町1丁目5番8号
営業時間:24時間営業

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天神コア、2020年3月31日閉館-西鉄「天神一高い」複合ビル建設へ

福岡市中央区天神の西鉄福岡駅・地下鉄天神駅前にある西鉄のショッピングセンター(ファッションビル)「天神コア」が再開発のため2020年3月31日に閉館する。

天神コア。

44年の歴史に幕-夏から「ラストバーゲン」

天神コアは1976年6月に開業。商店街「西鉄街」「銀座通り」などの再開発によって誕生したもので、建物は地上8階、地下2階建てで、40年以上に亘って西鉄系ファッションビルとして親しまれてきた。
天神コアでは、2019年夏のバーゲン(6月28日より)からは「ラストバーゲン」をを開催。ビアガーデンでは7月中旬より写真パネルを設置する。

最後の夏バーゲンは6月28日から。

閉館直前となる2020年2月からは「お客さまメッセージボード」の設置もおこなう予定だという。

福岡ビル・天神コア跡「天神一高いビル」に

天神エリアでは、福岡市が「天神ビッグバン」と称して高さ制限や容積率の規制緩和による民間再開発促進事業を推進しており、福岡地所による「天神ビジネスセンター開発プロジェクト」、三菱地所による「イムズ建替プロジェクト」、積水ハウスによる大名小学校跡地再開発(ザ・リッツ・カールトンなどが進出)の大型再開発が相次ぎ進行中しており、2019年3月には天神コアに隣接する「福岡ビル」も閉館している。

再開発が進む天神地区(西日本ビル跡)。

福岡ビル・天神コアの跡地には、西鉄によって地上19階地下4階建て、延床面積約100,000㎡、高さ約96メートルの「天神一高い」複合商業ビルが建設される。 
建物イメージ。

新ビルの開発コンセプトは「創造交差点 meets different ideas」で、外装デザインは米国の「Kohn Pedersen Fox Associates」が行う。
新ビルのうち、地下2階から4階までは商業フロアとなり、天神コアを引き継いだ施設が開業する予定。
5階から6階は天神交差点を一望する九州最大のスカイロビーとなる。7階は機械室となる。

新ビル・商業フロアスイメージ。

また、8階から17階には九州最大の基準階面積を誇る賃貸オフィスを整備。18階から19階にはハイクオリティホテルを入居させる計画だ。地下3階から地下4階は駐車場となる。

新ビルのフロアプラン。

建物は2024年の1期開業を目指して工事が進められる。
天神ビブレなどの解体・建替え後に2期開業・グランドオープンとなる。

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渋谷パルコ、2019年11月22日開業-渋谷の文化発信基地、約3年ぶりに復活

東京都渋谷区宇田川町のファッションビル「渋谷パルコ」が、約3年間の建替期間を経て、2019年11月下旬に開業する。
追記:開業日は11月22日となる。

渋谷PARCO。

渋谷の文化発信基地「パルコ」、約3年ぶりに復活

渋谷パルコは1973年6月、池袋パルコ(1969年開業)に次ぐ同社2号店として開業。建物は地上9階地下1階建、売場面積は19,479㎡。
西武セゾングループ(当時)の旗艦店として、最盛期にはPart1・Part2・Part3、パルコクアトロ(現在「クラブクアトロ」が出店)、専門店街「ゼロゲート」、インテリア「SR6」といった物販施設のほか、劇場「パルコ劇場」、美術館「パルコミュージアム」(池袋パルコに移転)、ライブハウス「クラブクアトロ」といった施設を併設するなど、渋谷を代表する文化発信基地となっていた。
しかし、2007年に老朽化に伴う耐震強度不足を理由としてPart2が閉館(現・hotel koé tokyo)、残るPart1・Part3も「宇田川町14・15番地区第一種市街地再開発事業」に伴う建替工事のため2016年8月をもって休館していた。
SR6、ZERO GATE、クラブクアトロは休館中も営業を続けている。

渋谷PARCO。(旧店舗)

なお、現在建設中の建物の仮囲いには漫画「AKIRA」のモチーフが描かれている。

渋谷パルコの仮囲い。

パルコ創業50年を記念する「次世代型商業施設」

渋谷パルコの建物は地上19階地下3階建、延床面積は約64,000㎡。商業フロアは地上10階地下1階(10階は一部フロアのみ)、延床面積は約42,000㎡、投資額は約214億円、専門店数は約180店舗。
ビルコンセプトに「世界へ発信する唯一無二の“次世代型商業施設」を掲げ、デザイナー・クリエイターとの共感・共創により、新しい刺激や楽しさの体験価値を提案し、グローバルに情報発信するビルを目指す。

渋谷PARCO。(イメージ)

また、ビルターゲットに「“ノンエイジ”“ジェンダーレス”“コスモポリタン”」を掲げ、特定の年齢層、性別にターゲットを絞らず、感性で消費をする「新しいこと、人と違うこと、面白いこと、個性を追求する」都市生活者が世界中から訪れるビルを目指す。

地下1階は「カオス」なレストラン街に

地下1階「CHAOS KITCHEN」は、メインレストランフロアとしてコンセプトに「食・音楽・カルチャー」を掲げ、ミシュランビブグルマン「自家製麺MENSHO」の新業態、元鮨職人によるフィッシュバーガー専門店「deli fu cious」、福岡のハンバーグステーキ店「極味や」うどん屋「おにやんま」、ジビエ・昆虫料理「米とサーカス」、老舗純喫茶「はまの屋」、ティフォンの新業態カフェ「Tyffonium cafe」、新宿二丁目に本店を構えるMIXバー「CampyBar!(仮)」など21の飲食店が出店。
渋谷パルコ旧店舗外壁に設置されていた五十嵐威暢氏によるパルコネオンサイン「C」も「現代アート作品」として展示する。

CHAOS KITCHEN。

そのほか、アナログレコード店「ユニオンレコード」、コンドーム専門店「Condomania」といった店舗も進出、パルコが渋谷スペイン坂で営業するアートカルチャー、アニメ、ゲーム、ミュージックの展示スペース「GALLERY X BY PARCO SHIBUYA」、吉祥寺で営業するミュージックカフェ&バー「QUATTRO LABO」も出店する。なお、吉祥寺の店舗は閉店となる。

GALLERY X。

ファッションフロアではAIショールームやECとの融合も

1階「SHÒTENGAI EDIT TOKYO」には、日本初となるクラウドファンディングを活用した実証実験型AIショールーム「BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE」、フードカルチャーを発信する食のギャラリー「COMINGSOON」が開設、「GUCCI」「LOEWE」「COMME des GARCONS」などラグジュアリーブランドも多数出店する。

BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE。

2階「MODE & ART」には、「KENZO」「ISSEY MIYAKE SHIBUYA」「COMME des GARÇONS・JUNYA WATANABE MAN」「COMME des GARÇONS HOMME」といった日本人デザイナーによるブランド、美術専門誌「美術手帖」初となる現代アートを発信する直営店「OIL by 美術手帖」など出店する。

ナカシブ通り。

3階「CORNER of TOKYO STREET」4階「FASHION APARTMENT」には、次世代のファッションデザイナーやブランドのインキュベーションをテーマとした自主編集売場「GEYSER PARCO」「PORT PARCO」、糸井重里が手掛ける「ほぼ日刊イトイ新聞」の“文化の案内所”「ほぼ日カルチャん」を開設するほか、新たなパルコミュージアム「PARCO MUSEUM TOKYO」も併設する。
PARCO MUSEUM TOKYO.

5階「NEXT TOKYO」にはオムニチャネル型売場「CUBE(仮称)」(約430㎡)を開設する。CUBE内に出店する11店舗は店頭在庫を戦略アイテムや限定商品に絞り込み、その他の商品をパルコのECサイト「PARCO ONLINE STORE」で販売するなど、ショールーム機能を高めた「NEXT店舗」を目指す。5階フロア内では、VRコンテンツアワード「NEWVIEW AWARD 2018」でPARCO賞を受賞したVR空間デザイナー「Discont氏」によるインスタレーション作品も展示する。

CUBE.

6階「CYBERSPACE SHIBUYA」には、「JAPAN CULTURE」を発信するゾーンとして、国内初となる任天堂直営店「Nintendo TOKYO」、ポケモン直営店「ポケモンセンター シブヤ」、「刀剣乱舞万屋本舗」が出店、電脳サブカルチャーの情報発信
基地を目指す。
7階「RESTAURANT SEVEN」には、北海道を代表するジンギスカン専門店「松尾ジンギスカン」、福岡発祥の天ぷら専門店「博多天ぷらたかお」など飲食店7店舗が出店。渋谷パルコ旧店舗外壁に設置されていた五十嵐威暢氏によるパルコネオンサイン「R」も「現代アート作品」として展示する。

パルコ劇場、シネクイントも渋谷パルコに復活

8階「THEATER, CINEMA, GALLERY」には、パルコ直営の劇場「パルコ劇場」、パルコ直営のミニシアター「CINE QUINTO」(シネクイント)、ほぼ日刊イトイ新聞のイベントスペース「ほぼ日曜日」が出店。渋谷パルコ旧店舗外壁に設置されていた五十嵐威暢氏によるパルコネオンサイン「P」も「現代アート作品」として展示する。
パルコ劇場は旧劇場時代の約1.5倍の座席数636席を備えるなど、オールS席で鑑賞できるプレミアムな空間を目指す。

PARCO劇場。

9階「PUBLIC STAGE」には、多目的スペースとしての使用や文化発信型スクールの開催を行う「クリエイティブスタジオ」が開設、産官学民連携組織「渋谷未来デザイン」も原宿から移転する。

CREATIVE STUDIO.

10階「ROOFTOP PARK」は屋上広場「ROOFTOPPARK(仮)」(約420坪)、屋内イベントスペース「PARCOMMUNE(仮)」(約60坪)が設けられる。

高層階はオフィス

高層階(10階の一部、11階~19階)は主にオフィスエリアとなる。メインテナントとして「カカクコム」などを傘下に持つデジタルガレージグループが入居する。

パルコの集大成

渋谷パルコでは今回の再開発プロジェクトにより、国内初となるブランドや新業態の進出のみならず、直営劇場や美術館、イベントスペースの集約が進められるなど、同社の事業の集大成ともいえる「感性」を訴求する商業施設づくりが実現が図られた。
創業50年を機に生まれ変わったパルコが、変化を続ける渋谷で行う価値提案の「これから」に期待したい。

渋谷パルコ

住所:東京都渋谷区宇田川町15-1
営業時間:10:00~21:00(物販・サービス)
営業時間:11:00~23:30(飲食店)

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ブランチ岡山北長瀬、2019年6月27日開業-JR北長瀬駅前の岡山操車場跡地に

岡山県岡山市北区のJR北長瀬駅前にオープンモール型のショッピングセンター「ブランチ岡山北長瀬」が2019年6月27日に開業する。

ブランチ岡山北長瀬。左からB棟、C棟、A棟となる。

JR北長瀬駅前に大和リースの商業施設と集合住宅

ブランチ岡山北長瀬が進出するのは、JR山陽本線北長瀬駅前の国鉄岡山操車場敷地跡地。

駅前に操車場跡地の碑がある。

土地は岡山市が所有しており、2016年5月に公募によって大和リースが定期借地方式で商業施設と集合住宅を建設することが決定、それぞれの建設が進められていた。
駅ロータリーの向かい側(西側)には岡山市民病院が、ブランチの東側には岡山ドームが立地する。

隣接地には大和リースの集合住宅(2棟39戸)が建設された。

核テナントは「天満屋ハピーズ」

ブランチ岡山北長瀬のコンセプトは「まちと共創するパークサイドリビング」。
延床面積は19,234㎡、店舗面積は9,150㎡。建物は一部2階建てのオープンモール型となる。駐車場は425台。

B・C棟の間には屋根付の広場がある。奥は岡山ドーム。

核テナントは百貨店系スーパー「天満屋ハピーズ」で、売場面積は1,083㎡。同社と提携するセブンアイHDの商業施設と同様のサービス「セブンカフェ」も導入される。

館内イメージ。

そのほか「マツモトキヨシ」「本の森セルバ」「キャンドゥ」など45店舗が出店。地域交流スペース・コワーキングスペース「ハッシュタグ」も設けられる予定となっている。

核店舗の天満屋ハピーズが出店するC棟(左)。

なお、開業時は27店舗でのスタートとなる。
開業時~7月ごろまでに開店するテナントは以下を参照(ニュースリリースより)。


ブランチ岡山北長瀬・1期テナント一覧。

ブランチ岡山北長瀬

住所:岡山市北区北長瀬表町二丁目17番80号
営業時間:9時~21時(天満屋ハピーズ)

(撮影:ヨークセブンさん 

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