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佐世保玉屋、2020年10月1日から「3フロア」に縮小-新型コロナで退店相次ぐ

長崎県佐世保市の百貨店「佐世保玉屋」の営業フロアが、2020年10月から「1階から3階まで」の3フロアに縮小されることが分かった。

佐世保玉屋。

佐世保玉屋、3フロアに縮小-建物は9階建て

佐世保玉屋は1918年10月に開業。建物は9階建てで、店舗面積(1階-9階)は13,363㎡。長崎県北部で唯一の百貨店となっている。
営業フロアの大幅縮小は都商研と文鉄の取材で判明したもの。佐世保玉屋は新型コロナウイルスの感染拡大などによりテナント撤退が相次いでおり、縮小に踏み切ったものと思われる。
改装後は、1階では現在と同様に食品や化粧品を扱う一方、2階に4階以上にあった「スコッチハウス」(紳士服)や旅行鞄売場が移設されるなど、2階・3階にこれまで高層フロアにあった売場を移設し、婦人服・紳士服・服飾雑貨を中心に販売するものとみられる。

閉鎖となる前の5階・6階。

この改装とコロナ禍に伴い、直営家電売場、「サンリオ」「ファミリア」「アクアスキュータム」など多くの売場やテナントが営業終了となっている(後述)。

空きフロアとなった5階(撮影:文鉄・お札とコインの資料館)。

なお、新型コロナウイルスの感染拡大にともない長期閉鎖されている高層階のファミリーレストラン、屋上遊園地などの営業再開予定については、9月時点で明らかにされていない。

屋上遊園地。9月現在は閉鎖されている。

近い将来の「建替え」意向示すも詳細は未定

佐世保玉屋を巡っては、建物の老朽化による耐震性の無さが指摘されており、玉屋は佐世保市に対して「2022年3月までに現店舗の営業を終えて建て替えに入る」方針を示している。
そのため、現店舗は2年以内に閉鎖される可能性が高く、今後の行方が注目されている。

佐世保玉屋・主な閉店テナント(詳細は要問合わせ)
※随時更新することあり/更新日:10月上旬時点
2階
  • エンスウィート(婦人服)7月31日退店
  • トゥービーシック(婦人服)8月27日退店
  • 23区(婦人服)8月31日退店
  • 自由区(婦人服)8月31日退店
  • MKミッシェルクラン(婦人服)8月31日退店 ※但し、9月25日より佐世保駅ビル・えきマチ1丁目佐世保1階にて営業再開。
  • イッツインターナショナル(婦人服) 9月中旬退店 ※但し、商品の一部は1階のフランドルショップで販売継続
3階
  • セシオセラ(婦人服)2月27日退店
  • マリサグレーズ(婦人服)7月20日退店
  • 銀座ヨシノヤ(婦人靴)7月31日退店
  • シンプルライフ(婦人服)7月31日退店
  • アクアスキュータム(婦人服)7月31日退店
  • プリマティーボハナエモリドゥ(婦人服)7月31日退店
  • メゾンドゥサンク(小さいサイズの婦人服)8月31日退店 ※但し、9月25日より佐世保駅ビル・えきマチ1丁目佐世保1階にて営業再開。
  • リフォームコーナー 既に終了済み
4階
  • シンプルライフ(紳士服)7月31日退店
  • インターメッツオ(紳士服)7月31日退店
  • ダーバン(紳士服)7月31日退店
  • 23区オム(紳士服)8月31日退店
  • アラミス(紳士服)8月31日退店
  • アラミス(化粧品) 既に退店済み
5階
  • 日用雑貨売場 3月8日終了
  • 家電売場 3月8日終了
  • ちふれ(化粧品)3月31日終了
  • サンリオ 5月26日退店(在庫処分実施)
  • ポンポネットJr(子供服)6月30日退店
  • ブルークロス(子供服)6月30日退店
  • ブルークロスガールズ(子供服)6月30日退店
  • ファミリア(子供服)8月26日退店
  • ポロラルフローレン(子供服)8月31日退店
  • エムズキッズ(子供服) 既に退店済み
  • 玩具売場 9月下旬終了
  • 文具売場 9月下旬終了
  • 子供雑貨売場 既に終了済み
  • 美術サロン 既に終了済み
  • 茶道具売場 既に終了済み
  • 学生服売場 既に終了済み
  • マンシングウェア(ゴルフウェア) 既に退店済み
  • ハートフルプラザ(介護用品) 既に終了済み

※6階以上については休業中(9月時点)
※改装後に移設・営業再開する可能性もあるため、詳細は店舗に問い合わせをお願いします。

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吉四六漬、2020年9月末製造中止-九州で人気の漬物、売上減で農協合併を機に

大分県玖珠町の名産で九州各地で販売されるもろみ漬け「吉四六漬(きっちょむづけ)」が、2020年9月末で製造中止となる。

吉四六漬。

九州に根付いた「吉四六漬」

吉四六漬は1978年に玖珠町農協が製造を開始。パッケージイラストは大分県出身の漫画家・イラストレーター富永一朗氏が担当した。玖珠町を代表する特産品として同町の「一村一品」にも選ばれている。

販売される吉四六漬。

玖珠町農協は合併により玖珠九重農協(JA玖珠九重)となったのちも、定番の「胡瓜」「大根」「人参」以外に「椎茸」「セロリ」「こんにゃく」など大分県産野菜を中心に様々なバリエーションを展開することで観光客にも人気を集め、大分県・福岡県を中心として九州各地の百貨店やスーパーマーケット、駅、土産品店などで販売されるようになった。

JA統合のタイミングで終売-コロナ禍も影響か

吉四六漬の製造終了は、2021年度にJA玖珠九重がJAおおいたと合併するタイミングに合わせたもの。
吉四六漬は近年売り上げの減少が続いていたといい、地元紙・大分合同新聞によると最盛期の売り上げは約7億円であったが、2019年度は約1億円ほど。JAの大規模統合を前に事業整理に踏み切ったものと思われる。
さらに、吉四六漬は大分県内では土産品売場の定番商品であり、コロナ禍による土産品需要の減少も大きな影響を与えることになったことが推測される。

大分県の土産品売場で販売される吉四六漬。

なお、吉四六漬に類似する漬物としては、福岡県上毛町の二反田醤油店が製造し、福岡県豊前市・大分県中津市周辺で食べられているもろみ漬け「求菩提漬」がある。吉四六漬の味が恋しくなったならば、この求菩提漬を購入し、昔を懐かしむのも良いであろう。

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米・シズラー、2020年9月22日倒産-世界展開する大手レストラン、日本の店舗は営業継続

米国大手のレストランチェーン「シズラー(Sizzler)」(米国・カリフォルニア州)が、日本の民事再生法に相当する連邦破産法11条の適用を申請し、2020年9月22日に経営破綻した。
日本法人は米国法人破綻の影響を受けず営業を継続するとしている。

シズラーの店舗(押上店)。

世界大手飲食店のシズラー、新型コロナで経営破綻

シズラーは1958年にカリフォルニア州で創業。2020年現在は米国を中心としてアジア太平洋地域に展開をおこなっており、グリルメニューとサラダバー(実施は店舗による)で人気を集めた。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け経営が悪化。経営破綻に至ったものとみられる。

日本のシズラーはロイヤルHD運営・営業継続

日本のシズラーは1991年にロイヤルホストを展開するロイヤルグループが展開を開始。かつては大阪や福岡にも出店していたが、2020年現在は首都圏のみで10店舗を展開する。
2020年現在、国内のシズラーはロイヤルHD(本社:福岡市博多区)の傘下でキリンビールとの合弁企業である「アールアンドケーフードサービス」(シェーキーズなどを展開)が運営している。同社によると日本の店舗はオーストラリアのコリンズフーズから商標ライセンスを取得しているため、直接的な影響はないとしている。
ロイヤルHDは新型コロナウイルスの感染拡大により「てんや」「カウボーイ家族」などを中心に系列一部店舗の閉鎖を発表しているが、その閉鎖店舗に該当しない限りは営業を続けるとみられる。

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久屋大通公園・レイヤードヒサヤオオドオリパーク、2020年9月18日開業-公園内に商業ゾーン、名古屋テレビ塔もリニューアル

名古屋市中区にある久屋大通公園(北側)のリニューアルが完成し、公園内に三井不動産の商業施設併設型公園「RAYARD Hisaya-odori Park(レイヤード・ヒサヤオオドオリパーク)」が2020年9月18日に開業。同日に「名古屋テレビ塔」もリニューアルオープンした。

レイヤード・ヒサヤオオドオリパークと名古屋テレビ塔。

久屋大通公園の北側、三井不動産などがリニューアル

Hisaya-odori Parkは、名古屋都心のシンボルロード「久屋大通」の中央部にある久屋大通公園の北側部分(面積約54,000㎡)をリニューアルしたもの。

公園に設置されたロゴタイプ。

パーク内はテーマごとに、大型の芝生広場・けやき広場を擁する「学びの森ゾーン」(ZONE1)、自然豊かな小径でそぞろ歩きを楽しむことができる「アーバンリゾートゾーン」(ZONE2)、テレビ塔近くにあり、日常をより豊かにする店舗が並ぶ「コミュニケーションゾーン」(ZONE3)、名古屋の魅力を発信する新たな「シンボルゾーン」(ZONE4)の4街区で構成。ゾーン4には水辺広場を設置。ミストの演出もおこなわれる。
指定管理者は三井不動産。2017年の都市公園法改正では、規制緩和により公園内に民間事業者の収益施設の設置を促進する「公募設置管理制度(Park-PFI)」が創設されたが、このヒサヤオオドオリパークは日本最大級のPark-PFI事業になるという。

4つの街区・ゾーン構成(三井不動産)。


4つの街区・ゾーン構成(三井不動産)。

商業ゾーンは「レイヤード」2号店

商業施設は三井不動産が運営。商業ブランド「RAYARD(レイヤード)」としては、2020年7月に開業した渋谷区立宮下公園に併設される商業施設「RAYARD MIYASHITA PARK」に続く2号店となった。
店舗ゾーンは24の独立棟で構成され、テナントは飲食店を中心に全35店舗。そのうちスヌーピーをテーマとしたカフェ「PEANUTS Cafe」、軽井沢発のカフェレストラン「Eloise’s Café」、ポロ ラルフローレンの店舗とカフェの複合店「ラルフズ コーヒー」、池袋発のセレクト書店・ブックカフェ「天狼院書店」、アウトドア用品「Snow Peak」のカフェ・コワーキングスペース併設業態、卓球場「T4 NAGOYA」など22店舗が名古屋初出店となった。

店舗ゾーン。

三井不動産は指定管理者として、久屋大通公園を「発信性と日常性を併せ持つ名古屋の新しいシンボル」にするとしている。
コロナ禍のなかではあるが、公園は屋外ということもあり開業時から多くの人が訪れている。とくにテレビ塔と水盤は名古屋を代表する記念撮影スポットになるであろう。

COACHなども出店する。

名古屋テレビ塔もリニューアル-館内にホテルも

9月18日には名古屋テレビ塔もリニューアルオープンした。
名古屋テレビ塔は日本初の展望台付きテレビ塔として1954年6月に開業。設計者の内藤多仲博士は同塔を皮切りに「タワー六兄弟」と呼ばれる通天閣(2代目)、別府タワー、さっぽろテレビ塔、東京タワー、博多ポートタワーを相次いで設計。名古屋テレビ塔は「六兄弟の長男」となっている。
2005年には国の登録有形文化財に指定された一方、テレビ塔機能は2011年のアナログテレビ放送と2012~2016年まで行われたNOTTVの放送終了を以て終了。さらに2019年1月にはリニューアルと耐震工事のため長期休業に入っていた。


水盤に写るテレビ塔をカメラに収めようとする人々。

今回の改装の目玉は、10月に中層部の4・5階に開業する「ザ・タワーホテル・ナゴヤ」。ホテル内には4階に13部屋、5階の南北にデッキテラス付きのスイートルーム2部屋が設けられる。館内には多治見焼のタイルが使われるなど、地場産品をアピールする働きも併せ持つ。
また、1階から4階には、Jリーグ「名古屋グランパスエイト」と英国風パブ「ハブ」のコラボ店舗「HUB GRAMPUS PUB 名古屋テレビ塔店」などの飲食店を中心とした店舗が新たに出店している。
(撮影:hirotti…さん

久屋大通公園

住所:愛知県名古屋市中区
営業時間:公園:24時間開放/パーク内の店舗:11時~23時
名古屋テレビ塔は10時~21時(夏季など21時40分まで)/飲食店は店舗による。

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サンサンプラザ、2020年10月12日閉館-御殿場の旧・忠実屋→ダイエー、45年の歴史に幕

静岡県御殿場市のショッピングセンター「サンサンプラザ」が2020年10月12日に閉館する。

サンサンプラザ。

旧忠実屋からダイエーを経てサンサンプラザに

サンサンプラザは1975年7月に忠実屋御殿場店として開店。1994年のダイエーとの合併によりダイエー御殿場店となったのち、2010年に閉店した。
その後、市内のスーパー「ミートピアホートク」を核に西松屋、オギノ、ダイソーなどが出店する商業施設として再出発していた。

閉店告知(オギノ)。

近年、サンサンプラザでは耐震改修促進法に基づく耐震診断結果の公表によって老朽化による耐震性不足が発覚。対応を迫られていた。
建物は築45年が経過しており、閉館後に解体される可能性が高い。
跡地については9月時点は発表されていない。
(写真:全国スーパーめぐりさん)

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DCM、島忠を買収へ-TOB実施、ホームセンター業界首位に

大手ホームセンター「ホーマック」「カーマ」「ダイキ」などを傘下に持つ「DCMホールディングス」(東京都品川区)は、首都圏を中心に「島忠ホームズ」を展開する「島忠」(埼玉県さいたま市)に対しTOBを実施し、傘下に収める方針であることが2020年9月に分かった。

DCMの店舗(2020年9月開業のダイキ尾道店)。

DCM、島忠買収でホームセンター首位へ

DCMホールディングス(以下DCM)は2006年9月に大手ホームセンター「カーマ」「ダイキ」「ホーマック」の経営統合により設立。その後「サンワ」「くろがねや」などを傘下に収めたほか「ケイヨーD2」と資本業務提携関係にある。2020年現在、東日本では全都道県に出店している。
なお、DCMはイオンと資本業務提携関係にあり、イオンはDCM株式の約4%を保有する。
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DCMの店舗・ホーマック。

島忠は1893年に家具製造として創業。首都圏を中心に、関西地方にもホームセンターを展開しており、家具を祖業とすることから家具に強いことで知られる。1991年に東証一部に上場しており、年商は1500億円前後で推移している。

島忠ホームズ。

共同通信社の報道によると、DCMは島忠に対しTOBを実施、傘下に収める方針。
DCMは、2018年度には国内ホームセンター業界において売り上げ首位であったが、2019年度はカインズ(売上高:約4410億円)がDCM(売上高:4300億円)を抜き首位となっていた(以下:コーナン、コメリ、ナフコ)。
今回の経営統合が実現すれば、売上高は約5,800億円となり、DCMが首位に返り咲くこととなる。
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大阪の都市型旗艦店であるDCMダイキなんば店。

ホームセンター業界を巡っては、複数の大手・中堅各社が経営統合して生まれたDCM以外にも経営統合の動きが続いている。
2020年にはドンキグループであった「ドイト」を「コーナン」が買収したほか、「ムサシ」を展開する「アークランドサカモト」が「LIXILビバ」を買収する方針を発表している。

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TOKYO TORCH、2027年度竣工-日本一高いビル「トーチタワー」擁する再開発、常盤橋タワー2021年6月先行開業

三菱地所は、東京都千代田区の東京駅日本橋口前で開発を進めている「東京駅前常盤橋プロジェクト/常盤橋街区(仮称)」の街区名称を「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」とし、中核となるタワービル2棟の名称を「常盤橋タワー(仮称時:A棟、1期開業)」、「Torch Tower(トーチタワー、仮称時:B棟、2期開業)」とすることを、2020年9月17日に発表した。

トウキョウトーチ・トーチタワーのイメージ。

東京駅前・常盤橋地区の名称「トウキョウトーチ」に

「東京駅前常盤橋プロジェクト/常盤橋街区(仮称)」の建設にともなう再開発事業の正式名称は「大手町二丁目常盤橋軸第一種市街地再開発事業」で、開発エリアは国家戦略特区の都市再生特別地区に指定されている。
敷地面積は約31,400㎡、総延べ面積は約740,000㎡。おもに「常盤橋タワー」、「トーチタワー」、変電所棟、下水局棟の4棟で構成される。

トウキョウトーチ・街区構成。

「TOKYO TORCH」という街区名称は、常盤橋街区が日本を明るく照らす希望の灯りのような存在でありたいという想いが込められたものだという。

ロゴイメージ。

東京駅・丸の内周辺は1894年の三菱一号館竣工以来、百数十年に亘って三菱グループのオフィスビルが集積する地域となっており、再開発計画は三菱グループの威信をかけたものとなる。

高層階に展望台や外気を取り入れるロビーも

中核となる2棟のうち、2021年6月に竣工する「常盤橋タワー」は、高さ212m、地上38階(建築基準法上は40階)地下5階。
2027年度に竣工する「トーチタワー」は高さ390m、地上63階地下4階。トーチタワーは日本最高層のビルとなる。

トウキョウトーチ・イメージ。

両ビルともに主にオフィスとなるほか、トーチタワーの高層階には都心最高層クラスとなる展望施設、約100室のホテルを設置。
このほか、下層階には約2,000席の大規模ホール、約15,000㎡の商業ゾーン、約7,000㎡の広場が整備される。隣接して整備される常盤橋公園などを含めると、屋外空間の総面積は約20,000㎡となる。

57階のホテルロビーは外気を取り入れるデザイン。

商業ゾーンは地下1階から地上6階。3階から6階の一部には大規模ホールが設けられ、屋上庭園も設置される。
商業施設には日本の文化を五感で味わえる飲食店舗とエンターテインメント施設が中心。さらに、常盤橋は「銭湯発祥」の地といわれることから温浴施設「常盤湯」を設ける。
また、広場に面して横丁空間が整備される。

トウキョウトーチ・下層階イメージ。

建物は地下部分で東京メトロ大手町駅と直結され、呉服橋交差点地下歩行者通路の整備や帰宅困難者支援機能の強化などもおこなうとしている。
(画像は三菱地所公式サイト・ニュースリリースより)

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西友のぞみ野店、2020年10月27日閉店-和泉市の旧・松源、わずか7年で

大阪府和泉市の桃山学院大学和泉キャンパス近くにある食品スーパー「西友のぞみ野店」が、2020年10月27日午後6時をもって閉店する。

西友のぞみ野店。

泉北ニュータウンの西友、わずか7年で営業終了

西友のぞみ野店は、2012年11月22日午前9時に和歌山地盤の食品スーパー「松源のぞみ野店」(同年4月閉店)跡を居抜きする形で開店。同社大阪府内7店舗目、関西では8年ぶりの新規出店だった。
埼玉県熊谷市の「西友籠原店」との同時オープン店舗として「快適なお買いもの環境を提供するための取り組み導入」を掲げ、食料品や日用消耗品、ペットフード、ヘルス&ビューティ商品などを展開。ウォルマートグループの調達網を駆使した直輸入商品を導入することで「利便性の高い毎日のお買物の場としてご支持いただける店作り」を目指すとしていた。
その一方、開店当初から店舗近隣で営業していた「万代のぞみ野店」に加え、2014年8月にはサンフェステ運営の生鮮取扱い業務用食品スーパー「業務スーパー和泉のぞみ野店」が開店。泉北高速鉄道和泉中央駅周辺でもショッピングセンターのリニューアルや食品スーパーの新規出店がみられるなど、競合店が増加傾向にあった。

閉店告知。

西友は2012年7月から11月にかけて「西友のぞみ野店」「西友行田佐間店」「西友籠原店」を相次ぎ出店したが、いずれの店舗も2020年10月25日から27日に閉店することになった。
西友のぞみ野店の引き継ぎ店は上野芝店(大阪府堺市西区)となる。

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西友行田佐間店、2020年10月26日閉店-旧・与野フードセンターYバリュー行田店、わずか8年で

埼玉県行田市の水城公園近くにある食品スーパー「西友行田佐間店」が2020年10月26日午後6時をもって閉店する。
西友行田佐間店。

与野フード跡に出店した西友

西友行田佐間店が出店する「仁徳ビル」は1986年9月に開店。建物は地上2階建で敷地面積は2,856㎡、売場面積は1,898㎡。店舗近隣に本社を構える足袋メーカー「仁徳商店」が所有する。
ビル建設当初は、埼玉県地場食品スーパー「与野フードセンター行田店」が核店舗として営業、1990年代には与野フードの食品ディスカウント業態「Yバリュー行田店」と100円ショップを中心とする店舗に転換したが、2010年春に閉店していた。
西友行田佐間店は2012年7月にYバリュー行田店跡を居抜きする形で開店。同社埼玉県内29店舗目として、食料品や日用消耗品、ペットフード、ヘルス&ビューティ商品、薬などを展開。埼玉県内産地場野菜やウォルマートグループ直輸入商品の導入により差別化を図っていたが、わずか8年で営業終了することとなった。
西友行田佐間店の閉店に先駆け、10月25日には籠原店も閉店するため、埼玉北西部での店舗網が大きく縮小することとなる。
西友吹上店が引継ぎ店舗となる。

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西友籠原店、2020年10月25日閉店-熊谷市の旧・とりせん、わずか7年で

埼玉県熊谷市の食品スーパー「西友籠原店」が2020年10月25日午後6時をもって閉店する。
西友籠原店。

埼玉北西部での店舗網拡充をめざしたが

西友籠原店は、2012年11月22日午前9時に群馬地盤の食品スーパー「とりせん籠原店」(同年6月閉店)跡を居抜きする形で開店。建物は平屋建で店舗面積は1,964㎡。隣接地に社宅を、近隣に事業所を構える日立金属ソリューションズが所有する。
同社埼玉県内30店舗目、大阪府和泉市の「西友のぞみ野店」との同時オープン店舗として「快適なお買いもの環境を提供するための取り組み導入」を掲げ、食料品や日用消耗品、ペットフード、ヘルス&ビューティ商品などを展開。
同年7月に開店した「西友行田佐間店」を始めとする自社グループ店舗が近隣に点在することから、物流インフラの有効活用が可能であることを謳っていた。
西友籠原店の閉店にあわせて、10月26日には行田佐間店も閉店するため、埼玉北西部での店舗網が大きく縮小することとなる。
西友東松山店が引継ぎ店舗となる。

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