カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

GAP心斎橋店・三木楽器心斎橋店、2018年11月22日開店

大阪府大阪市中央区の心斎橋筋商店街に、「GAP心斎橋店」「三木楽器心斎橋店」が11月22日に開店した。

心斎橋に「GAP」「三木楽器」が出店する新ビルオープン

「GAP心斎橋店」「三木楽器心斎橋店」が出店する「心斎橋MGビル」は地上5階地下2階建、延床面積は約2,009㎡。
当地には長らく大型楽器専門店「三木楽器心斎橋店」が営業していたが、三井不動産との共同再開発プロジェクト「(仮称)心斎橋筋一丁目計画」による建替えのため、2016年6月をもって一時閉店、心斎橋筋北商店街やアメリカ村に分散移転していた。

GAP心斎橋店は地下1階~2階に出店、店舗面積は925㎡。
Gapロゴアイテムを取扱う最新デザインを採用した「ロゴショップ」やインナー・ルームウェアブランド「Love by Gap」をフルラインで展開する。また、開店を記念して店頭ウィンドウには大阪の街並みを凝縮し表現した「ミニチュア模型」を設置、数量限定で袖に「NANDEYANEN / SHINSAIBASHI」のプリントを施したGapロゴパーカーを販売する。
三木楽器心斎橋店は1階の一部、3階~5階に出店。
ピアノ・エレクトーン専門ショップ&スクール」として、プロの演奏が聴ける本格的なライブスペースや楽譜コーナーを完備、世界的に活躍する著名なピアニストによる特別レッスンやヤマハピアノ・エレクトーン専門スクールも開設するという。

GAPは1999年以来、心斎橋筋商店街から少し離れた長堀通の日本生命心斎橋ビルに店舗を構えていたが、新店舗はユニクロの日本初となるグローバル旗艦店「ユニクロ心斎橋店」(2010年10月開店、売場面積約2,644㎡)、H&Mの関西旗艦店「H&M SHINSAIBASHI」(2013年4月開店、売場面積約3,000㎡)が隣接する好立地にあり、外国人観光客を始めとする来街者による買回りの拡大が期待される。

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ゆめマート木太、2018年11月20日開店-四国初のゆめマート、高松市に

香川県高松市の国道11号線(志度街道)沿いに、イズミの食品スーパー「ゆめマート木太」が11月20日に開店した。
ゆめマート木太。

国道11号線沿いのパチンコ店跡にイズミ

ゆめマート木太はパチンコプラス高松木太店(2018年2月閉店)跡地に出店。建物は平屋建で店舗面積は約1,880㎡。
四国初となる「ゆめマート」ブランドの店舗として、対面販売の鮮魚コーナーや店内調理の惣菜など、鮮度と価格にこだわった直営食品売場や日用品コーナーを展開、イートインコーナー(24席)も併設する。
また、公共料金・各種料金の支払が可能な収納窓口代行サービス(MMK)にも対応する。

四国初となる「ゆめマート」、多店舗化なるか

イズミは1998年に「ゆめタウン高松」を出店して以降、香川県内にゆめタウン3店舗、徳島県内にゆめタウン1店舗を展開し、地域住民の支持を獲得しているが、2015年の「デイリーマート」(徳島県美馬市)買収まで、四国で食品スーパーを展開しておらず、競合するイオングループと比べ多店舗化に出遅れていた。
イオンは2010年に「マルナカ」(香川県高松市)と資本業務提携を締結(のちに完全子会社化)、2018年10月に「フジ」(愛媛県松山市)と資本業務提携を締結するなど、四国での攻勢を強めており、イズミも「ゆめ」ブランドの食品スーパーを新規出店することで、四国での店舗網拡充を本格化させるものとみられる。

ゆめマート木太

住所:香川県高松市木太町字西浜2442-1
営業時間:9時~22時

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ドン・キホーテ須賀川店、11月30日開店-ウルトラマンコラボの須賀川市に

福島県須賀川市の国道4号線沿いに、ディスカウントストア「ドン・キホーテ須賀川店」が11月30日午前9時に開店する。

ドン・キホーテ須賀川店。

ヨネヤボウル跡、ドンキに

ドン・キホーテ須賀川店は、須賀川駅から徒歩11分ほどの距離にあるボウリング場「ヨネヤボウル」(2006年閉店)の跡地に出店。建物は平屋建、売場面積は2,064㎡。

ドンキは福島県3店舗目、長崎屋から業態転換した「MEGAドン・キホーテ ラパークいわき店」(2009年3月開店、長崎屋運営)以来、9年ぶりの新規出店となる。
“驚安感”を追求した「地域密着型アミューズメント店舗」として、化粧品やブランド品、カジュアル衣料やバラエティ雑貨といったドン・キホーテならではの商品に加え、冷凍食品・日配品などの加工食品、日用消耗品、地場の調味料、酒など約5万アイテムを取扱うほか、通路幅約1.8mの買い回りしやすいレイアウトを展開するなど、幅広い客層に支持される店舗づくりを目指す。

ウルトラマン故郷「M78星雲 光の国」をイメージ

また、ドンキが立地する須賀川市が円谷英二監督の出身地であるという縁から、2013年に「ウルトラマン」の故郷「M78星雲 光の国」と姉妹都市連携を締結、円谷プロ作品を起用した地域活性化を進めている。
そのため、同店でも内装に「M78星雲 光の国」をイメージした宇宙の装飾や照明演出を施すという。

ドン・キホーテ須賀川店

住所:福島県須賀川市山寺道76番
営業時間:午前9時~翌午前2時

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ドン・キホーテ熊本下通り店、2018年11月30日開店-ZARA跡、近隣の既存店もリニューアル

熊本県熊本市中央区の下通商店街にある「ZARA熊本店」跡に、ディスカウントストア「ドン・キホーテ熊本下通り店」が11月30日に開店する。

ドン・キホーテ熊本下通り店。

イオンへの移転で閉店したZARA、3ヶ月でドンキに

ドン・キホーテ熊本下通り店は、地上4階建(営業フロアは1~3階部分)で、売場面積は996㎡。熊本市の不動産会社「松藤産経」(マツフジビル)が所有する。
ドンキは熊本県内5店舗目。元々このビルには「ZARA熊本店」(2010年11月開店)が出店していたが、イオンモール熊本への事実上の移転に伴い8月15日をもって閉店していた。

ZARA熊本店。

熊本下通り店は「熊本市の繁華街に多様なニーズにお応えする“利便性強化型店舗”」として、1階に九州初となる「焼き芋」「タピオカスイーツ」などを提供するモバイルフードコーナー「tapi-mo」(タピモ)を導入、免税カウンターや菓子、飲料売場を設け、2階・3階には化粧品やカラーコンタクト、スマホパーツなどドン・キホーテならでは商品を展開するとしている。

至近距離にある熊本中央店もリニューアル

今回のドン・キホーテ熊本下通り店の開店により、徒歩3分ほどの距離にある「ドン・キホーテ熊本中央店」の今後が注目されていたが、同店は11月26日から28日まで一時休業を実施。11月29日から「ドン・キホーテ熊本西銀座通り店」に店名を変更。営業時間を短縮、リニューアルオープンすることを発表しており、熊本のドンキは「2店体制」となる。

ドン・キホーテ熊本下通り店

住所:熊本県熊本市安政町5-27
営業時間:午前9時~翌午前2時

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MEGAドン・キホーテ港山下総本店、2018年11月22日開店-旧店跡に「総本店」

神奈川県横浜市中区の元町・中華街駅近くに、ドン・キホーテグループの総本店「MEGAドン・キホーテ港山下総本店」が11月22日に開店する。
MEGAドン・キホーテ港山下総本店。

2000年開店の山下公園店を建替え

前身となる「ドン・キホーテ港山下店」は、1929年創業の「バンドホテル」跡地に2000年4月開店。2009年には横浜市内初のMEGAドンキ業態「MEGAドン・キホーテ山下公園店」にリニューアルしたが、建替えのため2016年9月をもって閉店していた。

ドンキ初の「総本店」、生鮮や豊富な飲食テナントも導入

MEGAドン・キホーテ港山下総本店は、同社が旧店舗と隣接する国家公務員宿舎の跡地に建設した「港山下ナナイロ」(地上4階地下1階建、売場面積約6,088㎡)の地上1階・地下1階部分に出店する。
みなとみらい線元町・中華街駅の徒歩圏内にあり、横浜中華街や山下公園に近接することから、近隣住民向けに生鮮4品(青果・鮮魚・精肉・惣菜)を展開。国内外からの観光客向けに多言語対応の免税カウンターに加え、観光案内所やシェアサイクル「ベイバイク」のサイクルポートを設置するなど、グループのノウハウを集結させた店舗を目指すとしている。
店内イメージ。

そのほか、アミューズメント施設「アピナ」や長崎ちゃんぽん「リンガーハット」、讃岐うどん専門店「はなまるうどん」、回転寿司「くら寿司」、クレープ・タピオカ専門店「MOMI&TOY’S」、「サンマルクカフェ」など、飲食・サービス系テナントを中心に21店舗が出店する。

11月22日に開店記念セレモニーを開催

11月22日には湘南乃風HAN-KUNやIMALUによるオープニングセレモニーも開催。横浜出身のボーカルグループ「Firstplace」によるミニライブなども行われる。

MEGAドン・キホーテ港山下総本店

住所:神奈川県横浜市中区新山下1-2-8
営業時間:24時間営業

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イオンタウン川西、2018年11月23日開業-ダイエーから「移転」

兵庫県川西市の能勢電鉄鼓滝駅前に「イオンタウン川西」が2018年11月23日午前9時にグランドオープンする。

イオンタウン川西。

フードスタイルが核の「食」中心のショッピングセンター

イオンタウン川西は、ダイエー川西店駐車場及びフォルクス川西店の跡地に出店。建物は地上2階建で、総賃貸面積は約8,290㎡。
毎日便利に、食と健康をテーマとしたショッピングセンター」を掲げ、ダイエーが運営する「イオンフードスタイル川西店」を核に、イオングループのドラッグストア「ウエルシア薬局」、「眼鏡市場」、家電量販店「ジョーシン」、100円ショップ「キャンドゥ」、24時間営業のスポーツクラブ「エニタイムフィットネス」、サンマルクの本格珈琲店「倉式珈琲店」、定食屋「大戸や」、たこ焼・お好み焼・焼そば専門店「じゃんぼ總本店」、「カレーハウスCoCo壱番屋」、「職・パン屋&廣永洋菓子店」など22の専門店が出店する。

22テナントが出店。

ダイエー運営ながら「ダイエー」の名前捨てる

核となる「イオンフードスタイル川西店」は、隣接する「ダイエー川西店」(11月17日閉店)からの移転。
「イオンタウン」の核としてダイエーが出店するのは関西初であり、兵庫県初となる「by daiei」を冠さない「イオンフードスタイル」の屋号となる。
同店では、地域最大規模の簡便・時短商品の展開、料理レシピの提案と試食を提供するキッチンサポートコーナー、イートインの設置が行われるなど、「健康的な暮らしを支える店舗」を目指すとしている。

ダイエー川西店閉店の記事はこちら

テナント一覧(22店舗)
一部店舗は11月21日に先行オープン(ソフトオープン)する
  • イオンフードスタイル(スーパーマーケット)
  • 職・パン屋&廣永洋菓子店(パン・洋菓子)
  • ナチュアプラス(スムージー・ドーナツ)
  • じゃんぼ總本店(たこ焼・お好み焼・焼そば)
  • ウエルシア薬局(ドラッグ)
  • 眼鏡市場(メガネ・補聴器・コンタクト)
  • ソフトバンク(携帯電話)
  • チャンスセンター(宝くじ)
  • Joshin(家電・リフォーム・おもちゃ)
  • キャンドゥ(100円ショップ)
  • 三菱UFJ銀行(ATM)
  • クリーニングコーヨー(クリーニング)
  • Lucky Hair(美容室)
  • インザバーバー(理容室)
  • ぷらす整骨院(整骨院・鍼灸院)
  • 個別指導塾スタンダード(個別学習塾)
  • さくらい歯科(歯科)
  • アートチャイルドケアSEDスクール(児童発達支援サービス)
    (2019 年1 月オープン予定、11~12 月中は仮オープン)
  • エニタイムフィットネス(スポーツクラブ)
  • カレーハウスCoCo壱番屋(カレー)
  • 大戸屋(和定食)
  • 倉式珈琲店(カフェ)
イオンタウン川西

住所:兵庫県川西市多田桜木1丁目4番1号
営業時間:9時~22時(イオンフードスタイル川西店)
営業時間:10時~21時(物販・サービス・飲食専門店)

外部リンク:イオンタウン川西 | イオンタウン株式会社
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ダイエー川西店、2018年11月17日閉店-老朽化で「イオンフードスタイル」として移転へ

兵庫県川西市の能勢電鉄鼓滝駅前にある総合スーパー「ダイエー川西店」が、2018年11月17日午後6時に閉店する。

ダイエー川西店。

老朽化で「ダイエー」としての44年の歴史に幕

ダイエー川西店は1974年6月開店。建物は地上4階建で、売場面積は12,115㎡。
未来屋書店が運営する「アシーネ」、家電量販店「ジョーシン」、100円ショップ「キャンドゥ」、ゲームセンター「ポップンパーク」(旧・らんらんらんど)、「ドムドムハンバーガー」、「ダートコーヒー」、ステーキ店「フォルクス」(別棟)といった専門店が営業していたが、殆どがダイエーの閉店より前に撤退している。
ダイエー川西店の周辺では、イズミヤ多田店が食品売場の増床やイートインの新設、有力専門店の導入を行う大規模改装を2017年3月に実施。そのほかの郊外店の影響もあり、集客力が低下していた。

ダイエー、「イオンフードスタイル」として移転

今回の閉店はダイエー川西店駐車場跡地及びフォルクス川西店跡地への「イオンタウン川西」開業に伴うもので、ダイエーは「イオンフードスタイル川西店」として移転、11月23日から営業再開する。
新店舗はダイエー直営のままであるが、屋号に「ダイエー」「by daiei」を採用せず、食品スーパー業態となる。

玄関周辺にはイオンタウンへの移転告知が掲げられている。

現店舗は、築40年以上が経過して施設の老朽化が進んでおり、閉店後は解体されイオンタウン川西の平面駐車場として再整備される。

「イオンタウン川西」のテナント等はコチラ

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イケア、原宿駅前に2020年春出店-NTT系再開発ビルに都内初「都心型」店舗

家具大手「イケア」(IKEA、本社:オランダ)の日本法人「イケア・ジャパン」(本社:船橋市)は、2020年春に東京都心初となる店舗を原宿駅前に建設される再開発ビルに出店させることを発表した。

原宿駅から徒歩1分の「イケア」誕生

イケアが出店するのはJR原宿駅から徒歩1分の場所に建設中の「原宿駅前プロジェクト」(仮)。
この場所にはかつて原宿アパートメンツ、原宿第一マンションズなど複数のビルが立地しており、「ICI石井スポーツ」などが出店することでも知られていたが、再開発のため2016年前後に解体されていた。

右側のビルにICI石井スポーツなどが入居していた。
原宿駅から徒歩1分の場所となる。

イケアが出店する「原宿駅前プロジェクト」(仮)はNTT都市開発が開発する地上10階、地下3階建ての複合ビル。
低層階は商業施設や飲食店などに、高層階はマンションとなる。
イケアが出店するのは低層階の商業施設部分で、面積は約2,500㎡。
郊外店よりも規模は小さいものの、イケアにとって東京都心初の店舗となる。同社はパリ中心部でも出店を計画するなど、世界各地で都心型店舗の開発を進めつつある。
店舗のコンセプトなどについては今後発表するとしている。

原宿駅前プロジェクト完成予想図。

ニトリや無印良品などの競合他社が都心エリアでの攻勢を強めるなか、将来的にこうした「都心型イケア」が首都圏各地、そして全国へと拡大していくのかどうかが注目される。

ニトリは2017年に渋谷に旗艦店を出店。
無印良品は2019年に銀座に旗艦店を出店予定だ。

追記:建物名は「WITH HARAJUKU」に

「原宿駅前プロジェクト」の正式名称は「WITH HARAJUKU」(ウィズ・ハラジュク)に決定した。

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スーパー大栄、旧「丸和」と経営統合へ-2019年3月を目処に

イズミ傘下の食品スーパー「ユアーズ」(広島市東区)は、九州・山口北西部地区の全店舗(旧・丸和の運営店舗、飯塚店を除く)の会社分割と、同じイズミグループに属する「スーパー大栄」への事業承継、店舗運営の移管を2019年3月を目処に行うことを発表した。P1020275-1-1
ユアーズの店舗(広島県)。

イズミ、九州・山口の食品スーパー2社を地域で整理

ユアーズ」は1979年5月に広島県で設立。
2005年には日本初の24時間営業スーパーとして知られた「丸和」(北九州市小倉北区)を、2007年には「アパンダ」を運営していた「石原商事」(北九州市小倉南区、旧スーパーなかのなど)を傘下に収め、最盛期にはグループ全体で100店舗超を展開していたが、2015年にイズミの傘下となった。イズミ傘下となる前から行われていた不採算店の閉鎖により、2018年11月現在は全屋号を併せても40店舗にまで減少している。
イズミ傘下となって以降は、一部丸和店舗の「ゆめマート」ブランド化や販売商品、物流、ポイントサービスの共通化を進めている。
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丸和小倉本店。日本初の24時間営業スーパー。

スーパー大栄」は1962年7月創業。最盛期にはショッピングセンター「D&D」、生鮮ディスカウント「フレッシュ8」など60店舗近く展開していたが、2014年1月にイズミの傘下となった。イズミ傘下となる前から行われていた不採算店の閉鎖により、2018年11月現在の店舗数は20店舗まで減少している。
イズミ傘下となって以降は、「ゆめドラッグ」の導入や販売商品、物流、ポイントサービスの共通化を進め、2016年6月には運営する全店舗を「ゆめマート」に転換している。
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ゆめマートに転換したスーパー大栄D&D田川大任店。

今回の「スーパー大栄」と旧「丸和」の分離統合によって、イズミ傘下のスーパーマーケット事業運営会社はイズミ本体の運営店舗を除くと、

  • スーパー大栄」(山口県・福岡県)
  • ユアーズ」(広島県・岡山県)
  • ゆめマート」(熊本県)
  • デイリーマート」(徳島県)

の4社となり、県単位でほぼ「一本化」されることとなる。

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イオン千葉長沼店、2019年2月閉店-ワンズモールの核、旧ダイエー

千葉市稲毛区にあるショッピングセンター「ワンズモール」の核テナント「イオン千葉長沼店」が2019年2月に閉店する。

ダイエー千葉長沼店。(現・イオン千葉長沼店)

稲毛区最大のショッピングセンターの核店舗

ワンズモールは、日産不動産により2000年11月15日に開業。建物は地上5階建で、店舗面積は45,100㎡、売場面積は35,289㎡。2018年11月現在、施設は東西アセットマネジメントが所有し、ザイマックスアルファが運営を行う。
千葉都市モノレールスポーツセンター駅から少し離れた国道16号線沿いに立地しており、「トイザらス」「スポーツデポ」「ニトリ」といった大型専門店も出店。2013年春に大規模リニューアルを行ったこともあり、稲毛区で最大の商業施設として高い集客力がある。

ワンズモール。

イオン千葉長沼店は、ワンズモールの核テナント「ダイエー千葉長沼店」として、ワンズモールの開業翌日となる2000年11月16日に開店。
ダイエーが産業再生機構傘下となった翌年2005年2月には、不採算店として閉鎖店舗の対象に加えられたものの、同年9月に一転して営業継続が決定。その後も、直営3フロア(17,674㎡)を1/2に集約し、家電、玩具、インテリア売場を廃止、専門店に転換することで営業を続けていた。開店以来、長らくダイエーの直営店舗であったが、2016年3月にはイオンリテールに運営移管され、現在の店名に改称している。

新テナントは未発表-競合激しい地域、今後どうなる?

長沼エリアには、「イオンタウン稲毛長沼」(マックスバリュ稲毛長沼店)や「フレスポ稲毛」(マミーマート稲毛長沼店)といった郊外型ショッピングセンター、「トライアル長沼店」「ドン・キホーテ稲毛長沼店」といったディスカウント業態も出店する商業激戦区であるが、ワンズモールは前述の通り高い集客性を維持していることから、新たな核テナントの導入が期待される。

外部リンク:ワンズモール
外部リンク:イオン千葉長沼店 | お買物情報やお得なチラシなど
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