埼玉県川口市のJR川口駅前にある百貨店「そごう川口店(川口そごう)」が、2021年2月28日午後7時30分すぎに閉店した。

最終日を迎えた川口そごう。
そごう30号店、30年弱の歴史に幕
川口そごうは1991年10月に再開発ビル「川口駅東口第3工区再開発ビル」の核テナントとして開店。1978年に出店表明してから開店まで13年もかかっており、また「そごうグループ30号店」の記念すべき店舗でもあった。
キャッチフレーズは「世界へ。そごう新世紀、始まる」。店舗面積は37,635㎡で、建物はそごう・西武が所有する(そのほか地権者の持ち分あり)。2020年2月期の年商は約153億円であった。

エントランスドアの金色の取っ手やエレベーターのドアには川口市花「テッポウユリ」がデザインされていた。
そごう出店と前後して川口駅周辺は再開発が進み、鋳物の街の駅前は首都圏有数の都市に相応しい姿となった。
出店から約29年が経過したそごうの建物は駅前のシンボルとなっており、まだそれほど古さを感じさせないものの、バブル期に建設された建物であり、豪華な造りも経営の重荷になったと考えられる。

最後の輝きを見せた川口そごう。
晴天に恵まれた最終営業日-「挨拶なし」静かな終幕
最終営業日となった2月28日は、晴天に恵まれ朝から多くの客が詰めかけた。

JR川口駅に掲げられた感謝の看板。
3階にはそごう開業当時からのポスターや写真が数多く飾られたほか、10階の「川の流れる名店食堂街」には寄せ書きコーナーも設けられた。

3階には開店当時の写真が。

10階には寄せ書きコーナーが。
寄せ書きには多くの「まるちきり」と「ぴえん」の姿があった。
午後になり閉店が近づくと、店内はさらに混みあった。
あまりに多くの客が訪れたためか、エスカレータが故障するハプニングもあった。

エスタレータが故障するハプニングも。
閉店時間を迎えた19時半が近づくと、3階の出口は多くの人で混み合い、また川口駅前に続くペデストリアンデッキも多くの人で埋め尽くされた。

閉店間際、多くの人が出口へと向かう。
19時30分過ぎに3階の店内入り口のシャッターが閉まり、19時40分頃には3階デッキ入口に緞帳が張られるとともに照明が消え、川口そごうは29年半の歴史に幕を下ろした。

閉店を見守る人々。
店舗前には大勢の人が集まっていたものの、閉店時の挨拶などは無く、静かな幕切れとなった。

川口そごうは29年半の歴史に幕を下ろした。
跡地の活用問題、長期化か-ロフトはアリオに移転
川口そごうの閉店により、川口市からは百貨店が消滅する。
跡地の活用方法などについては、2021年2月時点で何も発表されていない。館内の一部を建設予定の市立美術館として使う案も出ているとされるが、具体化するのはメインテナントの入居等が決まってからのことになろう。
テナントのうち、そごう・西武傘下の雑貨店「川口ロフト」は徒歩圏の「アリオ川口」に移転し、2021年4月23日にグランドオープンするほか、ネイルサロン「Gフィンガー」、レストラン「エスタリア」などの一部テナントも近隣への移転を発表している。一方で、新型コロナの影響が続いていることもあってか、殆どの店舗は川口市から撤退することとなった。
川口そごうの売上は最盛期の半分程度だったといえども、2019年時点で150億円以上もあり、首都圏郊外の百貨店のなかでは比較的好調なほうであった。首都圏有数の大都市の駅前が空き店舗となり、さらにこの規模の売り上げがほぼ消失・市外に流出するとなれば、市にとっても大きな痛手となろう。

川口駅前には大きな空き店舗が聳え立つことに。
「本当に住みやすい街」(アルヒ調べ)2年連続首位に輝いた同市であり、そごう裏の商店街では大型再開発事業も行われているものの、駅前の大型空き店舗問題は長期化しそうだ。
(写真撮影:文鉄・お札とコインの資料館)
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ガイナックスシアター、2021年2月28日閉館-旧・サティ東宝、イオン米子駅前店のサブカルイベント施設
鳥取県米子市の大型総合スーパー「イオン米子駅前店」3階にあるミニシアター・多目的イベントスペース「ガイナックスシアター(GAINAX SIATER)」が、2021年2月28日をもって閉館する。

ガイナックスシアター。
米子市内唯一の映画館「SATY東宝」が前身だった
ガイナックスシアターの前身となる映画館「米子SATY東宝」は、1990年6月に開館。スクリーン数は3スクリーン。
米子駅前SATY東宝が出店していたマイカル米子駅前サティ。
1996年3月には核店舗の業態転換にあわせて「米子VIVRE東宝」に、2001年3月には「米子駅前SATY東宝」に施設名を変更した。
2004年3月には運営会社がマイカルと東宝の合弁会社「サティ東宝」から東宝完全子会社の「関西共栄興行」に移行したが、競合関係にある松竹系のシネマコンプレックス(MOVIX日吉津/6スクリーン)と比べ規模が小さく、2012年8月31日をもって閉館することとなった。
米子駅前SATY東宝。
米子ガイナの映画館再生プロジェクト、7年の歴史に幕
ガイナックスシアターは2014年2月に開館。
開館当初は、ガイナックスの商店街活性化プロジェクトとして発足した「ヨナゴフィルム」(2011年2月設立)による運営であったが、後にガイナックス創業メンバーで米子市出身の赤井孝美氏が代表取締役を務める「米子ガイナックス」(2014年5月設立)に運営を移行、米子ガイナックス社の本社事務所も置かれた。

ガイナックスシアターが出店するイオン米子駅前店。
ガイナックスシアターは、開館以来「山陰のポップカルチャー発信基地」を称し、ガイナックスが設立に携わったポップカルチャーイベント「米子映画事変」や鳥取県が主導する「まんが王国とっとり」の国際声優コンテスト、米子駅前SATY東宝時代の防音設備を活かしたライブ・トークショー、文化教室の会場として活用されていた。
しかし、2020年5月1日から新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から一時休館。緊急事態宣言解除後は段階的に文化教室や映画の上映を再開したものの、同年12月には「米子映画事変継続支援プロジェクト」と題してポップカルチャーイベントのクラウドファウンディングを開始するなど、厳しい運営状況となっていたとみられる。
米子ガイナックスの本社事務所は存続
ガイナックスシアター閉館後の跡地活用については、2021年2月の現時点では未定となっているが、米子ガイナックスの本社事務所機能は残る予定となっている。
最終日となる2月28日午後1時からは、「さよならガイナックスシアター上映会・トークショー」と題して、 映画の一挙上映や地方都市でのミニシアターの可能性について語るトークイベントが行われる。
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ベスピア堺インター、2021年2月28日全面リニューアル開業-「ライフ」核に「コーナンPRO」「ニトリ」出店
大阪府堺市西区の阪和自動車道堺IC・ 堺泉北道路平井ICそばにあるショッピングセンター「ベスピア堺インター」1階に、ライフコーポレーションの食品スーパー「ライフ堺インター店」が2021年2月28日に開店する。
ベスピア堺インターでは、2021年2月10日にホームセンター「コーナンPRO堺インター店」、2月19日に家具・インテリア店「ニトリ堺インター店」、2月20日に関西地盤のヘアサロン「若松 理容サービス堺インター店」が先行開店しており、ライフの開店によりベスピアは全面リニューアル開業することとなった。

ライフ堺インター店。
テナントの撤退相次いでいたベスピア
ベスピア堺インターは2000年11月に開業。建物は地上2階建、店舗面積は17,441㎡。
開業以来長らく、大阪府岸和田市に本社を置く地場中堅スーパー「スーパーサンエー堺インター店」を核に、DCMグループのホームセンター「ダイキ」やスポーツ用品店「ヒマラヤ」、家電量販店「エディオン(旧・ミドリ電化)」、100円ショップ「ダイソー」など10を超える大型専門店が出店。堺市西区内ではイトーヨーカドー津久野店やおおとりウイングスに匹敵する施設規模、高速道路ICそばの幹線道路沿いという立地特性もあり、高い集客力を維持していた。
しかし、2018年11月に食品核であったスーパーサンエーが撤退、2020年9月にダイキとイトウゴフクが相次ぎ撤退したため、1階フロアはマクドナルド1店舗が営業を続ける状態となった。
ベスピアに約2年ぶりの食品スーパー復活
ライフ堺インター店の営業フロアは1階、売場面積は1,412㎡。
青果売場には地元大阪産の農産物を取り入れた「直売広場」、水産売場や惣菜売場にはライブ感のある「対面調理場」、パン売場には直営インストアベーカリー「小麦の郷」を導入。
ニューファミリー層向けの時短・簡便商品や大量目商品・ケース販売商品を拡充するほか、長崎和牛や鳥取・大山ハム、全国銘産菓子コーナーなどプチ贅沢需要にも対応する。
ライフ堺インター店フロアのご案内(フロアマップ)。
ベスピア堺インター(ライフ堺インター店)
住所:大阪府堺市西区太平寺711-1
営業時間:午前9時~午後9時

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イオン、ポケモンGO「ポケストップ」「ジム」全てを2021年2月28日廃止-約340店舗、パートナーシップ契約解消で
大手流通グループ「イオン」は、米Niantic社が運営する位置情報ゲーム「PokémonGO」上の施設「ポケストップ」「ジム」全てを2021年2月28日をもって廃止した。
最盛期には3,000超のポケストップ・ジムを展開していた
PokémonGOは、2016年7月にGoogleの社内スタートアップを前身に持つ米Niantic社と株式会社ポケモンの連携によりサービスを開始。世界的知名度を誇る「ポケットモンスター」をテーマにした同作品は、アプリ配信直後よりユーザー数が爆発的に増加し、公園や駅などポケストップ密集地にプレイヤーが押し寄せるなど社会現象を巻き起こした。
イオングループは、2016年12月7日に米Niantic社とPokémonGOに関するパートナーシップ契約を締結。グループの商業施設や総合スーパー、ディスカウント、食品スーパーなど世界7ヶ国3,498店舗に、ゲーム上で各種アイテムの取得が可能な「ポケストップ」、プレイヤー同士での対戦も可能な「ジム」を設置した。
ポケストップが残っていたイオンモール。(千葉県千葉市)
さらに、2018年7月には一部店舗でゲーム上のイベント参加可能な「スペシャルウィークエンド参加券」を1,000円以上購入した買物客を対象に配布するなど、店舗と連動した企画を行っていた。
19年に激減したイオンのポケスト、ついに消滅
イオンはパートナーシップ契約締結から丸3年経過した2019年12月1日にポケストップ・ジムの9割超を廃止。
グループの大型店「イオン」「イオンスタイル」「イオンモール」「イオンスーパーセンター」など340店舗のみに提携範囲を縮小し、存続店舗においてもジムの降格(ポケストップ化)やポケストップの削減が行われた。また、店頭でのPokemonGOに関わる大規模な告知なども行わなくなった。

2月28日まで残っていたイオンモールのポケストップ。
なお、イオンとPokemonGOのパートナーシップ契約終了後も、入居テナント(吉野家・スシロー・Softbank・ChargeSPOT)や、一般プレイヤーにより登録された看板・館内モニュメントは従来どおり存続する。
提携企業の変動激しいポケGO、プレイヤー取込みが鍵に
PokemonGOでは、2012年に米Niantic社がサービス開始した位置情報ゲーム「Ingress」同様、イオングループを始め、「セブンイレブン」や「ソフトバンク」「ワイモバイル」など各社が自社店舗にポケストップやジムを設置可能なパートナーシップ契約を締結している。
その一方、サービス開始初期からパートナー関係にあった「TOHOシネマズ」が2018年8月に、「マクドナルド」が2020年10月にそれぞれ契約を終了。「TSUTAYA」は、パートナー契約締結からわずか1年後となる2020年1月に契約を終了するなど、スポンサー企業の減少もみられる。
一方で、2020年10月には「吉野家」(国内約1,200店舗導入)と「スシロー」(国内562店舗・海外38店舗導入)、2020年12月には「小田急グループ」が相次ぎパートナーシップ契約を締結。吉野家では2月26日まで自社公式アプリによる牛丼並盛無料クーポンやPokemonGO内アイテムの配布を実施するなど、ゲームプレイヤーを対象とした販促の試みもある。
2021年2月28日に廃止されたポケストップ・ジム一覧
北海道(23店舗)
- イオン上磯店
- イオン伊達店
- イオン北見店
- イオン千歳店
- イオン小樽店
- イオン岩見沢店
- イオン帯広店
- イオン新さっぽろ店
- イオン札幌元町店
- イオン札幌桑園店
- イオン札幌発寒店
- イオン札幌苗穂店
- イオン札幌藻岩店
- イオン札幌麻生店
- イオン東札幌店
- カテプリ
- イオンモール札幌平岡
- イオン旭川西店
- イオンモール旭川駅前
- イオン江別店
- イオン苫小牧店
- イオン釧路店
- イオン釧路昭和店
東北(36店舗)
- イオン八戸田向店
- イオンモールつがる柏
- イオンモール下田
- イオン一関店
- イオンスーパーセンター一関店
- イオン江釣子店
- イオンモール盛岡
- イオンモール盛岡南
- イオンモール大曲
- イオンモール秋田
- イオンスーパーセンター五城目店
- イオンスーパーセンター本荘店
- イオンスーパーセンター横手南店
- イオンスタイル仙台卸町
- イオン仙台中山店
- イオン仙台幸町店
- イオン仙台店
- イオンスーパーセンター鈎取店
- イオン古川店
- イオン多賀城店
- イオン気仙沼店
- イオンモール利府
- イオンモール名取
- イオンモール富谷
- イオンモール石巻
- イオン山形北店
- イオンモール山形南
- イオン東根店
- イオンモール三川
- イオンモール天童
- イオンいわき店
- イオンモールいわき小名浜
- イオン浪江店
- イオン白河西郷店
- イオン福島店
- イオン郡山フェスタ店
関東(88店舗)
- イオンスタイル入間
- イオンせんげん台店
- イオンレイクタウンkaze
- レイクタウンアウトレット
- イオンレイクタウンmori
- イオン北浦和店
- イオン大宮店
- イオン大宮西店
- イオンモール与野
- イオンモール浦和美園
- イオン大井店
- イオン新座店
- イオンモール北戸田
- イオンモール川口前川
- イオンモール春日部
- イオンモール羽生
- イオンモール太田
- イオンモール高崎
- イオンスタイルユーカリが丘
- イオン臼井店
- イオンスタイル検見川浜
- イオンマリンピア専門館
- イオンマリンピア店
- イオン幕張店
- イオン稲毛店
- イオンモール幕張新都心
- ゆみ~る鎌取ショッピングセンター
- イオンノア店
- イオン北小金店
- イオン南行徳店
- イオン市川妙典店
- イオン新浦安店
- イオン鎌ヶ谷店
- イオン館山店
- イオン高根木戸店
- イオンモール船橋
- イオンモール八千代緑が丘
- イオンモール千葉ニュータウン
- イオンモール富津
- イオンモール成田
- イオンモール木更津
- イオンモール柏
- イオンモール津田沼
- イオンモール銚子
- イオンスタイル南砂
- イオン東雲店
- イオンスタイル品川シーサイド
- イオンスタイル多摩平の森
- イオンスタイル板橋
- イオンスタイル碑文谷
- イオンむさし村山店
- イオンモール日の出
- イオン東久留米店
- イオン練馬店
- イオン葛西店
- イオン西新井店
- ザ・ビッグ昭島店
- イオンスタイル新百合ヶ丘
- イオンスタイル東神奈川
- イオン天王町店
- イオン本牧店
- イオン横浜新吉田店
- イオン金沢シーサイド店
- イオン金沢八景店
- イオン駒岡店
- キッズリパブリック東戸塚店(イオンスタイル東戸塚)
- イオンスタイル湘南茅ヶ崎
- イオン茅ヶ崎中央店
- イオン久里浜店
- イオン厚木店
- イオン大和店
- イオンモール大和
- イオン橋本店
- イオン相模原ショッピングセンター
- イオン海老名ショッピングセンター
- イオン秦野ショッピングセンター
- イオン藤沢店
- イオンモール座間
- イオン古河店
- イオン東海店
- イオンモールつくば
- イオンモール下妻
- イオンモール土浦
- イオンモール水戸内原
- イオン今市店
- イオン栃木店
- イオンモール佐野新都市
- イオンモール小山
中部(70店舗)
- イオンモール甲府昭和
- イオン上越店
- イオン新潟東店
- イオン新潟青山店
- イオンモール新潟南
- イオン県央店
- イオン長岡店
- イオンモール新発田
- イオンモールとなみ
- イオンモール高岡
- イオンスタイル新小松
- イオンもりの里店
- イオン加賀の里店
- イオン御経塚店
- イオン松任店
- イオンモールかほく
- イオンスタイル上田
- イオン中野店
- イオン南松本店
- イオンモール松本
- イオン飯田店
- イオンモール佐久平
- イオン岐阜店
- イオン柳津店
- イオンモール各務原
- イオンモール大垣
- イオン清水店
- イオン焼津店
- イオン袋井店
- イオンモール富士宮
- イオンモール浜松市野
- イオンモール浜松志都呂
- イオンスタイル豊田
- イオン高橋店
- イオン三好店
- イオン上飯田店
- イオン八事店
- イオン南陽店
- イオン名古屋東店
- イオン守山店
- イオン金山店
- イオンモールナゴヤドーム前
- イオンモール名古屋みなと
- イオンモール名古屋茶屋
- イオンモール大高
- イオンモール新瑞橋
- イオンモール熱田
- mozo wondercity
- イオン小牧店
- イオン春日井ショッピングセンター
- イオン瀬戸みずの店
- イオン豊川店
- イオン豊橋南店
- イオンモール岡崎
- イオンモール常滑
- イオンモール扶桑
- イオンモール木曽川
- イオンモール東浦
- イオンモール長久手
- イオン伊勢店
- イオン名張店
- イオン四日市尾平店
- イオンモール四日市北
- イオン津ショッピングセンター
- イオンモール津南
- イオン阿児店
- イオンモール明和
- イオンモール東員
- イオンモール桑名
- イオンモール鈴鹿
近畿(60店舗)
- イオンスタイル大津京
- イオン近江八幡ショッピングセンター
- イオン長浜店
- イオンモール草津
- イオン洛南ショッピングセンター
- イオンモールKYOTO
- イオンモール京都五条
- イオンモール京都桂川
- イオンモール久御山
- イオンモール高の原
- イオンスタイル奈良
- イオン桜井店
- イオンモール大和郡山
- イオンモール奈良登美ヶ丘
- イオンモール橿原
- イオンスタイル四條畷
- イオンスタイル堺鉄砲町
- イオン堺北花田店
- イオンスタイル大日
- イオンスタイル新茨木
- イオンスタイル茨木
- イオンりんくう泉南店
- イオン南千里店
- イオン吹田店
- イオン古川橋駅前店
- イオン和泉府中店
- イオン喜連瓜破駅前店
- イオン野田阪神店
- イオン長吉店
- イオン鶴見緑地店
- イオン布施駅前店
- イオン日根野店
- イオン東岸和田店
- イオン金剛店
- イオン金剛東店
- イオン高槻店
- イオンスタイル和歌山
- イオン新宮店
- イオンジェームス山店
- イオンモール神戸南
- イオン垂水店
- イオンモール神戸北
- 神戸ハーバーランドumie
- イオンスタイル洲本
- イオン三木店
- イオン三田ウッディタウン店
- イオン加古川店
- イオン姫路店
- イオンモール姫路リバーシティー
- イオンモール姫路大津
- イオン小野店
- イオン山崎店
- イオン明石ショッピングセンター
- イオン社店
- イオン赤穂店
- イオン高砂店
- イオンモール伊丹
- イオンモール伊丹昆陽
- イオンモール加西北条
- イオンモール猪名川
中国(16店舗)
- イオン鳥取店
- イオンモール鳥取北
- イオンモール日吉津
- イオンモール倉敷
- イオンモール岡山
- イオンモール津山
- イオン大田店
- イオン松江ショッピングセンター
- イオンモール出雲
- THE OUTLETS HIROSHIMA
- イオン宇品店
- イオンモール広島祇園
- 広島段原ショッピングセンター
- イオン三原店
- イオンモール広島府中
- イオン防府店
四国(8店舗)
- イオン高松東店
- イオンモール高松
- イオンモール綾川
- イオンスタイル松山
- イオンモール今治新都市
- イオンモール新居浜
- イオンモール高知
- イオンモール徳島
九州(35店舗)
- イオンショッパーズ福岡店
- イオンスタイル笹丘
- イオンマリナタウン店
- イオン福岡伊都店
- イオンモール香椎浜
- イオンなかま店
- イオン大野城ショッピングセンター
- イオン戸畑ショッピングセンター
- イオン若松ショッピングセンター
- イオンモール八幡東
- イオン穂波ショッピングセンター
- イオンモール大牟田
- イオンモール直方
- イオンモール福岡
- イオンモール福津
- イオンモール筑紫野
- イオン佐賀大和店
- イオンチトセピア店
- イオン大塔ショッピングセンター
- イオン大村ショッピングセンター
- イオン時津ショッピングセンター
- イオンパークプレイス大分店
- イオン高城店ショッピングセンター
- イオンモール三光
- イオン菊陽店
- イオンモール宇城
- イオンモール熊本
- イオン延岡店ショッピングセンター
- イオン都城ショッピングセンター
- イオンモール都城駅前
- イオンモール宮崎
- イオン姶良店
- イオン鹿児島中央店
- イオン鹿児島鴨池店
- イオンモール鹿児島
沖縄(4店舗)
- イオン具志川店
- イオン南風原店
- イオン那覇店
- イオンモール沖縄ライカム
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エディオン寺町店、2021年2月28日閉店-旧・タニヤマムセン本店、寺町電気街で最後の大型店
京都府京都市下京区の京都河原町駅近くにある家電量販店「エディオン寺町店」が、2021年2月28日をもって閉店する。

エディオン寺町店。
寺町電気街を代表する大型家電量販店だった
エディオン寺町店は、1908年創業の京都地場大手家電量販店「谷山無線電機(タニヤマムセン)」寺町本店として1980年6月に開店。建物は地上6階建。
タニヤマムセン寺町本店は開店以来、複数回にわたる増床と多館体制(ライフ館PCワールド、C-ZONEなど)の構築により、近隣の上新電機(J&P)やニノミヤ、中川ムセンとともに電気街「寺町電気街(でんとぴあ)」を形成していた。

谷山無線電機が所有するタニヤマライフ館。
とらのあな京都店は同社との共同運営店舗だった。
(2021年現在は閉店)
寺町を代表する大型家電量販店だったタニヤマムセン寺町本店であったが、2007年8月にビックカメラが京都駅に進出するなど店舗間競争が激化、ニノミヤ・中川ムセンの廃業や上新電機の撤退も重なり、電気街の求心力は急速に衰えた。
2010年11月にヨドバシカメラが京都駅前の近鉄百貨店跡に進出したこともあり、運営会社の谷山無線電機は2011年9月にエディオンとFC契約を締結した。
同社の旗艦店であった寺町本店は、同年10月の一時閉店を経てエディオン直営店「ミドリ寺町店」(営業フロア1~5階、売場面積2,080㎡)に転換、2012年10月のエディオングループ店舗ブランド再編により現在の店舗名に改称した。
阪急・丸井跡に事実上の移転、寺町店跡は未定
エディオン寺町店の近隣では、2021年春に住友不動産グループの商業施設「京都河原町ガーデン」(京都マルイ・四条河原町阪急跡、京都住友ビル)の核店舗として「エディオン京都四条河原町店」が開店するため、寺町店が事実上増床移転するかたちとなる。
エディオン寺町店の建物は築40年が経過しており、老朽化が進んでいる。
店舗跡の活用方法については2021年2月時点では未発表となっている。

京都住友ビル。
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ヨークフーズせんげん台店、2021年2月27日開店-セブンタウンのプライス、2度目の業態転換
埼玉県越谷市の東武鉄道伊勢崎線せんげん台駅近く、セブン&アイHDのショッピングセンター「セブンタウンせんげん台」に、同じくセブン&アイHDの食品スーパー「ヨークフーズせんげん台店」が2021年2月27日午前9時に開店する。

ヨークフーズせんげん台。
せんげん台のヨーカドー跡地に誕生したセブンタウン
セブンタウンせんげん台は、セブン&アイHDの総合スーパー「イトーヨーカドーせんげん台店」を建替えリニューアルするかたちで2009年11月20日に開業。建物は地上2階建、敷地面積は10,500㎡、店舗面積は6,400㎡、延床面積は10,000㎡。
2021年現在はセブン&アイ・クリエイトリンク(旧・モール・エスシー開発)の近隣商圏型ショッピングセンターとして、大型衣料品店「パシオス」やインテリア雑貨店「ニトリデコホーム」、100円ショップ「ダイソー」など20近い専門店が出店する。
プライス、約8ヶ月ぶり2度目の業態転換に
ヨークフーズせんげん台店の前身となるイトーヨーカドーの食品ディスカウント「ザ・プライスせんげん台店」は、セブンタウンの核店舗として2009年11月20日に開店。営業フロアは1階、店舗面積は約2,770㎡。
2008年8月に復活したザ・プライス業態としては初となる新築店舗への出店であり、同業態としては初となるセルフレジの導入や既存店と比べ“グレードの高い商品”の品揃え、食品や日用品に特化した品揃えを特徴としていたが、セブン&アイHD首都圏食品スーパー事業再編の一環として2020年5月31日をもって一時閉店。
ヨーク運営の「ヨークプライスせんげん台店」として同年6月5日に再開店したが、業態転換のため2021年2月23日に再び一時閉店していた。
「低価格」と「上質」の両立を目指す
ヨークフーズせんげん台店の営業フロアは1階(従来と同様)、売場面積は約1,880㎡。ヨーカドーから引継いだプライス業態を「ヨークフーズ」に転換する初の店舗となる。
せんげん台店では、独自仕入れによるお買得商品「理由あり!スーパーロープライス商品」をコーナー化するなど、従来からの低価格なプライスラインを踏襲。一方、国産黒毛和牛の取扱いを常設化、ヨークオリジナル開発商品の新規MDやミールキット商品を新規導入、中食ニーズの高い惣菜売場を従来比1.4倍に拡大するなど、商品の“質“や“品揃え”といった軸を取り入れた新しい商品政策・売場づくりを目指すとしている。

ヨークフーズせんげん台フロアマップ。
ヨークフーズせんげん台店
住所:埼玉県越谷市千間台東2丁目707番地
営業時間:午前9時~午後9時
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マツキヨココカラ&カンパニー、2021年10月1日発足-マツモトキヨシ・ココカラファイン統合、業界アジアNo.1めざす
大手ドラッグストア「マツモトキヨシHD」(本社:千葉県松戸市)「ココカラファイン」(本社:神奈川県横浜市港北区)は、経営統合契約を2021年2月26日に締結した。
経営統合にともない、ココカラファインは2021年9月29日をもって上場廃止、マツキヨHDは「マツキヨココカラ&カンパニー」に2021年10月1日付で商号変更する。
総店舗数3,000超、最大手ドラッグストア連合誕生
マツモトキヨシは1932年12月に、千葉県松戸市に「松本薬舗」として創業。1951年4月に創業者「松本清」の名前を採った現在の屋号に改称した。1990年代からは首都圏繁華街への出店を本格化、積極的なテレビCMの放映や地方有力ドラッグストアとの提携により知名度を全国規模に高めた。
同社の2020年3月期の売上高は5905億9300万円、2020年12月31日時点での店舗数は1,755店舗(調剤取扱店335店舗含む)。
ドラッグストア業界では国内4位となっている。
マツモトキヨシの店舗。(東京都豊島区)
ココカラファインは2008年4月に、首都圏地盤の「セイジョー」と関西地盤の「セガミ」の経営統合により設立。2010年10月には関西地盤の「アライドハーツHD」(ライフォート・ジップドラッグ)と経営統合、その後も競合他社の買収を進めるなど規模拡大を続けている。
同社の2020年3月期の売上高は4038億7500万円、2020年12月31日時点での店舗数は1,444店舗。(調剤薬局407店舗含む)。
ドラッグストア業界では国内7位となっている。
ココカラファインの店舗。(大阪市中央区)
両社は資本業務提携に関する検討・協議を2019年4月26日に開始、基本合意書及び資本業務提携契約を2020年1月31日に締結。これにあわせて、マツキヨのグループ共通PB商品「matsukiyo」や高機能化粧品「THE RETINOTIME(ザ・レチノタイム)」、オーガニック化粧品「ARGELAN(アルジェラン)」をココカラファインに供給開始するなど、マーチャンダイジングや棚割りの統一に向けた準備を進めていた。
マツキヨ主導の経営統合、両社の店舗ブランドは存続
新会社のマツキヨココカラ&カンパニーは、マツキヨHDを“株式交換完全親会社”、ココカラファインを“株式交換完全子会社”とする株式交換により発足するもの。株式交換比率はマツキヨHD1:ココカラ1.70、ココカラは2021年9月29日に上場廃止となる見込み。

本社となる「MK御茶ノ水ビル」(文京区)。
(建設中のころ、現在は竣工済み)
新会社の代表取締役会長にはマツキヨHD出身の松本南海雄氏、代表取締役社長には同じくマツキヨHD出身の松本清雄氏が就任。代表取締役副社長にはココカラ出身の塚本厚志氏が就任する。また、本社機能は千葉県松戸市・神奈川県横浜市・大阪府大阪市などではなく「MK御茶ノ水ビル」(東京都文京区湯島)に設ける。
ワトソンズ越え「アジアナンバーワン」をめざす
マツキヨココカラ&カンパニーは、グループ理念に「未来の常識を創り出し、人々の生活を変えていく」、グループビジョンに「美しさと健やかさを、もっと楽しく、身近に。」を掲げる。
新会社の経営規模は、単純計算で売上高は約1兆1000億円、店舗数は約3200店規模となり、さらに2026年度3月期を目処にアジアNo.1ドラッグストア(グループ売上高1.5兆円・営業利益率7.0%)を目指すとしている。
なお、現在「アジアNo.1のドラッグストア」である「ワトソンズ」(本社:香港)の2019年の売上高は約216億ドル(約2兆2900億円、系列スーパーなど含む)となっている。
マツキヨココカラ&カンパニー(現・マツモトキヨシHD)
住所:東京都文京区湯島1丁目8番2号
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PPIHグループ(ドンキ)、米高級スーパー・Gelson’sを2021年4月買収-海外売上2,000億円規模に
大手流通グループ「パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH/旧・ドン・キホーテHD)」(東京都目黒区)は、高級食品スーパー「Gelson’s」を傘下に持つ「GRCY Holdings」(米国カリフォルニア州)の全株式を、2021年4月中を目処に取得する。
米国を皮切りに東南アジア・中華圏に店舗網広げたドンキ
旧・ドン・キホーテHDは、2006年2月に経営再建中だった大手流通グループ「ダイエー」の米国法人2社(米国ハワイ州)を買収するかたちで米国に進出。2013年9月には日系スーパー「マルカイ(MARUKAI)」(米国ハワイ州/米国カリフォルニア州)を、2017年8月にはハワイ地場スーパー「QSI(TIMES/BIG SAVE)」(米国ハワイ州)を相次ぎ買収。2018年10月にはグループ初となる米国での新規出店を行った。
中華圏や東南アジアにおいても、2017年12月には“ジャパンブランド・スペシャリティストア”を標榜する新業態「DON DON DONKI」1号店をシンガポールに出店。タイ・香港・台湾など20店舗近く同業態を展開している。

DON DON DONKI Clarke Quay Central.
これにあわせて、2019年2月には“環太平洋”を意味する現在のグループ名に変更、2020年11月には農畜水産物輸出拡大に向けた生産者・関係団体とのパートナーシップ組織「PPIC(Pan Pacific International Club)」を設立。PPIHグループとして、2030年を目標に農畜水産物3,000億円輸出を掲げるなど、日本の“食”や“文化”を軸に海外事業の強化を進めている。
植物肉で話題集めた米国老舗高級スーパー「Gelson’s」
Gelson’sは1951年7月に創業。店舗数は27店舗、売上高は8.72億ドル。(2020年12月期)
同社は1966年以来長らくNASDAQ上場の「Ardenグループ」(米国カリフォルニア州)傘下であったが、2014年2月に米国ファンド「TPGキャピタル」(米国カリフォルニア州)傘下に経営を移行。ファンド傘下入り後は、積極的な新規出店や同業他社からの店舗取得により、店舗数を倍増させている。
同社は「Premier Supermarket」を掲げ、2019年には日本でも話題を集めたImpossible Foods社(米国カリフォルニア州)の人工植物肉「Impossible Burger」を他社に先駆け全店舗で取扱開始するなど、グルテンフリー(小麦粉不使用)やヴィーガン・ベジタリアン(菜食主義者)向けの食材を幅広く展開。
店内にはワインバー(12店舗のみ、2月現在一時休業中)を併設するなど、高付加価値な商品・サービスに強みをもつ。
ドンキ、環太平洋シフトでさらなる成長めざす
PPIHによるGelson’s買収により、PPIHグループの海外売上高は年間2,000億円規模(連結売上高10%程度)に増加する。
PPIHは米国本土において、2013年9月に傘下に収めた日系スーパー「Marukai Market」、同業態にドンキのノウハウを移植した「TOKYO CENTRAL」の2業態を展開するが、これに高級食品スーパーが加わることとなった。
PPIHは、「当社グループを通じて供給するジャパンブランドの高品質商材を店舗に厳選して品揃えすることで、さらなる消費者の支持獲得に繋げていく」「既存の北米事業との間で、仕入れや資材調達等におけるスケールメリットや経営効率の改善等のシナジーも見込める」とコメント。Gelson’sでの日本産農畜水産物やジャパンブランド商品の展開など図られることとなる。
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ボークス秋葉原ホビー天国1、2021年5月16日閉店-6月5日全館開業の「ホビー天国2」に統合で
東京都千代田区のJR秋葉原駅近くにある大型ホビービル「ボークス秋葉原ホビー天国1(VORKS AKIHABARA HOBBY TENGOKU-1)」が、店舗統合のため2021年5月16日に閉店する。

ボークス秋葉原ホビー天国。
ボークス、秋葉原初の自社ビル店舗を出店
ボークス(VORKS)は1972年に京都市で創業。ドールフィギュアを中心にホビー商品を企画製造・販売しており、現在は京都駅近くの商工ローン「日栄」本社ビル跡(京都市下京区)に本社を置く。秋葉原には1998年に初出店した(旧「ラジオ会館」内)。
「ボークス秋葉原ホビー天国」の現店舗は2014年11月に開業。
このビルにはもともと「石丸電気パソコン館(石丸電気の大丸テレビジョン、秋葉原駅前店、免税館など業態は変遷)」が出店していたが、2008年に閉店。その後、秋葉原ラジオ会館の建て替えに伴い、2011年6月から「秋葉原ラジオ会館1号館」となっていた。
一方で、ボークスはホビー天国のすぐそばに7階建ての自社ビル店舗「ボークス秋葉原ホビー天国2」を2020年10月24日にプレオープンさせており、2021年6月に全館グランドオープンさせる予定を発表していた。
なお、ホビー天国2の開業に伴い「ボークス秋葉原ホビー天国」は「ボークス秋葉原ホビー天国1」と改称している。
今回のボークス秋葉原ホビー天国1の閉店は、この「ホビー天国2」への店舗統合に伴うもの。

ボークス秋葉原ホビー天国2。
ホビー天国1では、2021年5月1日から閉館まで「ありがとうさよならフェア」が実施される予定となっている。
「ホビー天国2」6月5日開業に-4月12日から一時休業
2月現在、下層階のみでプレオープン中の「ボークス秋葉原ホビー天国2」はグランドオープンに向けて2021年4月12日から一時休業。6月4日にボークスVS/VIP会員限定の内覧会を実施し、6月5日に全館グランドオープンする。
ボークス秋葉原ホビー天国2では、7月11日までグランドオープンフェアが開催される予定となっている。
秋葉原駅近く「大型空きビルだらけ」に
ボークスの新店舗完成は喜ばしいことではあるものの、ホビー天国1の建物は閉館後、全館が空き店舗になる可能性が高い。
コロナ禍により秋葉原では空き店舗が増えており、駅近く(電気街口)には「アドアーズ」「ホビー天国1」「セガ2号館(GiGO)」「ヤマダ電機/ツクモ」などの大型空きビルが居並ぶこととなる。

セガ2号館の跡。8階事務所・1階飲食店など以外は空き店舗。
左にボークスが見える。
ボークス秋葉原ホビー天国2
住所:東京都千代田区外神田4丁目2-10
営業時間:11時~20時/土日祝は10時開店(年中無休)
※改装後は変更される可能性あり
※コロナ禍のため変更されることあり
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新所沢パルコ、2024年2月29日閉店-約40年の歴史に幕
埼玉県所沢市の西武新所沢駅前にあるJ.フロント リテイリング(大丸松坂屋百貨店)傘下のファッションビル「新所沢パルコ」が、2024年2月29日に閉店する。

新所沢パルコ。
セゾングループによる街づくりの中核施設だった
新所沢パルコは1983年4月に開業。当時の西武新所沢駅周辺は大型商業施設が少なかったため、地域の核とするべく西武セゾングループがデザイン面にも力を入れた店舗であった。

新所沢パルコの連絡通路にある吹き抜け。
建物はパルコ館、レッツ館の2館体制でパルコが所有、建物は地上5階から地下1階まで、店舗面積は18,144㎡。2019年度の売り上げは約100億円であった。
テナントとしてエステール、ユニクロ、GU、ノジマ、ニトリデコホーム、無印良品、パルコブックセンター(リブロ)などが出店。
また、パルコ館地階の食品売場「キッチンランド」はマックスバリュ関東(元・つるかめランド)が運営するほか、レッツ館にはテアトルグループの映画館「新所沢レッツシネマパーク」も入居する(テアトルはかつて西武セゾングループであった)。
新所沢パルコ跡の活用方法や映画館の今後などについては、2月時点で発表されていない。
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