米・シズラー、2020年9月22日倒産-世界展開する大手レストラン、日本の店舗は営業継続

米国大手のレストランチェーン「シズラー(Sizzler)」(米国・カリフォルニア州)が、日本の民事再生法に相当する連邦破産法11条の適用を申請し、2020年9月22日に経営破綻した。
日本法人は米国法人破綻の影響を受けず営業を継続するとしている。

シズラーの店舗(押上店)。

世界大手飲食店のシズラー、新型コロナで経営破綻

シズラーは1958年にカリフォルニア州で創業。2020年現在は米国を中心としてアジア太平洋地域に展開をおこなっており、グリルメニューとサラダバー(実施は店舗による)で人気を集めた。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け経営が悪化。経営破綻に至ったものとみられる。

日本のシズラーはロイヤルHD運営・営業継続

日本のシズラーは1991年にロイヤルホストを展開するロイヤルグループが展開を開始。かつては大阪や福岡にも出店していたが、2020年現在は首都圏のみで10店舗を展開する。
2020年現在、国内のシズラーはロイヤルHD(本社:福岡市博多区)の傘下でキリンビールとの合弁企業である「アールアンドケーフードサービス」(シェーキーズなどを展開)が運営している。同社によると日本の店舗はオーストラリアのコリンズフーズから商標ライセンスを取得しているため、直接的な影響はないとしている。
ロイヤルHDは新型コロナウイルスの感染拡大により「てんや」「カウボーイ家族」などを中心に系列一部店舗の閉鎖を発表しているが、その閉鎖店舗に該当しない限りは営業を続けるとみられる。

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