カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

フォレストモール木津川、2019年11月22日開業-関西初のフォレストモール、バローを核に

京都府木津川市のニュータウン「梅美台」にバローを核店舗とするショッピングセンター「フォレストモール木津川」が2019年11月22日に開業する。

フォレストモール、関西初出店は木津川に

フォレストモール木津川が出店するのは京都府と奈良県の県境近く、奈良・東大寺の北3キロメートルほどの場所にある梅美台の中央にあたる梅美台公園の隣接地区。
フォレストモールは西海岸をテーマとした近隣型ショッピングセンターで、関西初進出となる。

フォレストモール木津川。

延床面積は8,500㎡で、核店舗としてスーパーマーケット「バロー」が出店。そのほか「サンドラッグ」、100円ショップ「セリア」など全17店舗が出店する。
木津川市では2019年春に城山台地区にスーパーセンタープラントが開業したばかりであり、競争が激化することとなる。

テナント一覧
  • バロー
  • セリア
  • サンドラッグ
  • コンパス
  • ガンバ体操クラブ 
  • エニタイムフィットネス
  • KECゼミナール
  • コインランドリーAQUA
  • クリーニングルビー
  • カレスシア
  • はま寿司
  • なか卯
  • さかい珈琲
  • フォレストモール木津川調剤薬局  12月オープン予定
  • たけもとクリニック  12月オープン予定
  • 骨盤LABO  2020年オープン予定
フォレストモール木津川

住所:京都府木津川市梅美台1-1-1
営業時間:バローは10:00~21:00(土日は9時半に開店)

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ドン・キホーテ十三店、2019年12月6日開店-今年2月に閉店したドンキ、50mほどの距離に復活

大阪市淀川区の阪急十三駅近くに、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ十三店」が2019年12月6日午前8時に開店する。

ドン・キホーテ十三店新店舗。

阪急十三駅近くのドンキ、約10ヶ月ぶりに再出店

ドン・キホーテ十三店の旧店舗は2004年1月に開店。
十三店の旧店舗はドンキ大阪府内8号店、市内4店舗目(ピカソ含む)として約15年間営業、店舗建物に「激安の殿堂」表記を掲げるなど、同社の全国展開当初の雰囲気を色濃く残していたが、2019年2月25日をもって閉店していた。

ドン・キホーテ十三店旧店舗。

ドン・キホーテ十三店の新店舗は地上3階建、営業フロアは1~2階、売場面積は950㎡。
最新スペックの店舗」を謳う新店舗では、食品や日用消耗品の展開に加え、宿泊施設や飲食店が多く立ち並ぶ商店街が店舗周辺にあるため、実用衣料品やスマホパーツ、スーツケース、ブランド品を拡充。会計時の免税処理に対応するなど、海外旅行客のインバウンド消費や出張宿泊客の需要に対応する。

十三に大型DS復活、最新のドンキ再出店は朗報に

阪急十三駅周辺には、十三公設市場を前身に持つ「ピュア13」や神戸物産の食品ディスカウント「業務スーパー十三店」、ボックスディスカウント「サンディ十三店」を始めとする食品スーパー、ドラッグストアや100円ショップも多数出店するなど、以前より買物利便性が高い「大阪を代表する下町」の1つとして知られているが、ドンキの閉店により非食品部門を中心に取扱う大型ディスカウント店が消滅していた。
最新スペックの店舗として生まれ変わったドンキの再出店は、衣料品や日用雑貨などの生活必需品、化粧品や家電製品、各種バラエティ雑貨などを求める地元住民にとって朗報となりそうだ。

ドン・キホーテ十三店

住所:大阪府大阪市淀川区十三本町1丁目16-25
営業時間:午前8時~翌午前3時

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MEGAドン・キホーテUNY佐原東店、2019年12月3日開店-ショッピングセンターパルナの核、アピタ跡に

茨城県稲敷市の国道51号線(東バイパス)沿いに営業する「ショッピングセンターパルナ」に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)の総合ディスカウント「MEGAドンキホーテUNY佐原東店」が2019年12月3日午前8時に開店する。

MEGAドンキホーテUNY佐原東店。

千葉・茨城の両県を商圏とする大型ショッピングセンター

ショッピングセンターパルナ(西代ショッピングセンター)は1999年11月に、ユニーと千葉県佐原市の「佐原地域商業開発協同組合」が出資する不動産ディベロッパー「ファイブ」により開業。
ユニーの総合スーパー「アピタ佐原東店」を核とする「アピタ館」と、パルナ生鮮市場を核に50以上の専門店が入居する「パルナ館」の2館を中心に、茨城地盤のホームセンター「山新(旧・ジョイフル山新)」やゲームセンター「セガ」が営業、2006年12月には千葉興行の映画館「USシネマ(旧・シネマックス)」がパルナ東側駐車場に、2012年11月には家電量販店「ケーズデンキ」がパルナ南側駐車場に、2017年2月には大型家具・インテリア雑貨店「ニトリ」がパルナ近隣に新規出店するなど地域有数の商業集積を形成している。
パルナは施設周辺の各駅から離れた位置にあるが、2019年11月現在は千葉県香取市(佐原駅・香取駅)や茨城県稲敷市(潮来駅・延方駅)から、公共交通機関利用者や中心部在住者を考慮した無料送迎バスが1日6便運行されている。(一部便は毎週火曜2便のみ)

東日本大震災を機に建替えていたアピタ館

アピタ佐原東店は1999年11月にアピタ館の核テナントとして開店したが、2011年3月に発生した東日本大震災の影響を受け、1階食品売場を除き休業、建替えのため2011年6月をもって一時閉店していた。
その後、2012年8月に現店舗が開店。建物は地上2階建で営業面積は7,386㎡、延床面積は14,059㎡。
ユニー直営売場のほかに、コーヒー・グロサリー専門店「カルディコーヒーファーム」やカジュアル衣料品店「マックハウス」、靴量販店「ABCマート」、100円ショップ「Seria」など20以上の専門店が出店していたが、ドンキへの業態転換に伴い2019年9月8日をもって直営売場を閉店、一部専門店のみ営業を継続していた。

茨城初となるMEGAドンキUNY、直営切り餅スイーツ店も

MEGAドン・キホーテUNY佐原東店は地上2階建、直営売場面積は6,847㎡。当初、ユニーの100%子会社として設立された「UDリテール」が運営する。
ドンキとしては茨城県内11店舗目で、ユニー・ドンキ双方のブランドを冠したダブルネーム店舗としては県内初となる。
アピタ時代と同様に生鮮食品売場をフルラインで展開するほか、非食品の直営売場を「バラエティ」「家電」「ファッション」の3部門にゾーニング、フォーマルウェアを含む衣料品売場を拡充し、気軽に携行できる「モバイルフード」としてタピオカやスイーツ感覚で楽しめる切り餅の直営店を1階イートインコーナー内に設ける。

ユニー、茨城県内から直営店消滅

ユニーは1980年11月に茨城県内初1号店となる「ユニー水戸店」を出店して以降、県内各地に7店舗を展開したが、2015年12月に常総水害(関東東北豪雨)で被災した「アピタ石下店」を閉店、2016年2月に常総ニュータウンの「アピタ守谷店」を閉店しており、ユニー直営店舗は佐原東店1店舗のみとなっていた。
今回の業態転換により、ユニー直営店舗は茨城県内から姿を消すこととなる。

MEGAドン・キホーテUNY佐原東店のテナント一覧
アピタ館1階
  • フラワーショップ YOU(生花)
  • ベルナール(ベーカリー)
  • カルディコーヒーファーム(コーヒー)
  • サーティワンアイスクリーム(アイスクリーム)
  • サイゼリヤ(イタリアン)
  • 築地銀だこ(たこ焼き)
  • ヘアカラー専門店fufu(ヘアカラー)
  • 保険物語
アピタ館2階
  • ABC-MART(靴)
  • FOREST HEART / Re-J(レディース)
  • ジュアン(レディース)
  • パリミキ(メガネ)
  • マックハウス(ファミリー衣料)
  • ラスコリナス(レディース)
  • THE CLOCK HOUSE(時計)
  • バラエティーショップ ともだち(玩具・ファンシー)
  • はんこ・印刷の大谷(印鑑)
屋外
  • サンショット(証明写真)
  • チャンスセンター(宝くじ)
MEGAドンキホーテ佐原東店

住所:茨城県稲敷市西代1480番地
営業時間:午前8時~翌午前0時

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MEGAドン・キホーテUNY福井店、2019年12月3日開店-北陸初となるドンキ+ユニー、アピタ跡に

福井県福井市に、パン・パシフィック・インターナショナルHDに(PPIH)の総合ディスカウント「MEGAドン・キホーテUNY福井店」が2019年12月3日午前8時に開店する。

MEGAドンキホーテUNY福井店。

アピタ福井店、北陸初となるユニー・ドンキに

アピタ福井店は1996年12月に開店。ユニー直営店舗としては福井県内6店舗目、アピタとしては県内2店舗目だった。
ユニー直営売場を核に、レディスファッションブランド「HusHusH」「Honeys」、100円ショップ「Seria」、ファストフード「マクドナルド」、新潟・東北・北陸地盤のステーキハウス「石焼ステーキ贅」など30近い専門店が営業していたが、ドンキへの業態転換に伴い2019年9月9日をもって直営売場を閉店、一部専門店のみ営業を継続していた。

福井初のユニー+ドンキ

MEGAドン・キホーテUNY福井店は営業フロアは1~2階、直営売場面積は7,918㎡。当初、ユニーの100%子会社として設立された「UDリテール」が運営する。
ドンキとしては福井県内11店舗目で、ユニー・ドンキ双方のブランドを冠したダブルネーム店舗としては県内初となる。
アピタ時代と同様に生鮮食品売場(青果・鮮魚・精肉・惣菜)をフルラインで展開するほか、店舗近隣に福井工業大学など複数の教育機関があるロードサイドという立地特性に合わせ、スマートフォンアクセサリーやカラーコンタクトレンズなどの品揃えを強化、生活雑貨の専門店が少ないことから、雑貨・インテリアを幅広く展開する。

MEGAドン・キホーテUNY福井店のテナント一覧
1階
  • トモキ・アラモード(靴)
  • ハッシュアッシュ(ファミリー)
  • URGE☆(レディスファッション)
  • ZERO-27(アクセサリー)
  • ハニーズ(レディス)
  • 伊井餅(和菓子)
  • マクドナルド(ファーストフード)
  • 勝太鼓(たこ焼)
  • サーティーワン(アイスクリーム)
  • フルーツの梅田ヴェルジュ(フルーツ・喫茶)
  • ベルナール(インストアベーカリー)
  • 西洋菓子倶楽部(洋菓子・スイーツ)
  • シーズン(ライフスタイル雑貨)
  • 花まつ(生花)
  • 黒川クリーニング(クリーニング)
  • 花まつフラワーアカデミー(フラワーアレンジメント)
  • 日本ツアーシステム(旅行代理店)
  • 福井アピタチャンスセンター(宝くじ)
  • 保険テラス(保険代理店)
2階
  • ギャルフィット(レディス)
  • ジュアン(レディス)
  • セリア(100円均一)
  • セイハ英語学院(教室)
  • ナムコランド(アミューズメント)
  • リフレッシュサロンラフィネ(リラクセーション)
  • ジュエルカフェ(総合買取店)
  • マルソメ&カットコムズ(理容室)
別棟
  • 石焼ステーキ贅(ステーキハウス)
  • バンファミリー(美容室)
MEGAドンキホーテUNY福井店

住所:福井県福井市飯塚町第11号111番地
営業時間:午前8時~翌午前0時

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イオンタウン諫早西部台、2019年11月30日開業-ニュータウンの核に

長崎県諫早市で開発中のグリーンヒルズいさはや西部台に、イオンタウンのショッピングセンター「イオンタウン諫早西部台」が2019年11月30日に開業する。

イオンタウン諫早西部台。

開発進むニュータウンの核に「イオンタウン」進出

イオンタウン諫早西部台の建物は平屋建、総賃貸面積は約5,700㎡。
同施設はJR諫早駅から西方2kmほどの距離に位置する長崎県住宅供給公社のニュータウン「グリーンヒルズいさはや西部台」の商業用地に進出するもので、食品スーパー「マックスバリュ西部台店」を核に、テナントとしてドラッグストア「ココカラファイン」、婦人服店「アンソレイユ」、眼鏡店「メガネのヨネザワ」、100円ショップ「ダイソー」、24時間フィットネス施設「エニタイムフィットネス」など13店舗が出店する。

イオンタウン予定地近隣にはこれまで大型スーパーが存在せず、2kmほど離れた諫早駅西口の「エレナアゼリア店」や西諫早地区センターの「Aコープ西諫早店」(旧諫早玉屋)、隣接する大村市の「マックスバリュ溝陸店」「ホームワイド溝陸店」などまで買物に向かう必要性があったため、イオンタウンは待望の進出となる。

イオンタウン諫早西部台

住所:長崎県諫早市大さこ町300番
営業時間:9:30 ~ 21:00(マックスバリュ)

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DON DON DONKI J Cube店、2019年11月29日開店-シンガポールのドンキ最大級となるフードコートを併設

シンガポール共和国MRTジュロン・イースト駅近くの都市型ショッピングセンター「JCube」に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)の「DON DON DONKI JCube店」が2019年11月29日午前10時(現地時間)に開店する。

DON DON DONKI JCube店。

2012年4月に開業したキャピタランドの大型SC「JCube」

JCubeは2012年4月に開業。建物は地上4階地下3階建、シンガポール大手不動産会社「キャピタランド」傘下のキャピタモールトラストが所有する。
2019年11月現在は、アジア最大手ドラッグストア「Watsons(屈臣氏)」や眼鏡店「OWNDAYS」、ダイソーの「DAISO JAPAN」、メイソウのインスパイア店舗「XIMISO」を前身に持つ中国浙江省発祥の韓国雑貨店「XIMI VOUE(煕美誠品)」、10分カット「QB HOUSE」、コンビニ「セブンイレブン」、米国ロサンゼルス発祥のカフェ「The Coffee Bean & Tea Leaf」、ファストフード「マクドナルド」「モスバーガー」「KFC」「ダンキンドーナツ」、アイススケート場「The Rink」、シンガポール2施設目となるIMAXシアターを備えた映画館「Shaw Theatres」(12スクリーン)など130近い専門店が出店する。

DON DON DONKI最大級のフードコートを併設

DON DON DONKI JCube店はJCubeの地下1階に開店。売場面積は1,488㎡。(商品売場697㎡、フードコート791㎡)
ドンキはシンガポール6店舗目、PPIHグループのパン・パシフィック・リテールマネジメントが運営する。
ドンキ直営の生鮮食品売場(青果・鮮魚・精肉・惣菜)には、握りたての寿司を提供する「寿司バー」併設の純和風イートインを併設。
DON DON DONKI最大級となるフードコート(360席)には、ドンキの焼き芋スイーツ専門店「Sweeet Potato Factory」やラーメンけいすけの「豚骨王けいすけ」、ハンバーグ・ステーキ専門店「ペッパーランチエクスプレス」、プレナスの定食店「ほっともっと」、たこ焼店「銀だこ」、とろさば料理専門店「SABAR」、鶏白湯ラーメン店「まる玉らーめん」、博多もつ鍋店「蟻月エクスプレス」など10店舗が出店する。

DON DON DONKI JCube店のテナント一覧
  • 豚骨王けいすけ(ラーメン)
  • ペッパーランチエクスプレス(ステーキ)
  • ほっともっと(定食)
  • 銀だこJ Cube(たこ焼き)
  • SABAR(さば料理)
  • まる玉らーめん(ラーメン)
  • 蟻月エクスプレス(鍋料理)
  • 築地鰻大王(鰻)
  • Sweeet Potato Factory(焼き芋)
  • お好み焼き(鉄板焼き)
DON DON DONKI JCube店

住所:2 Jurong East Central 1, #B1-12/18/19 JCube, Singapore 609731
営業時間:午前8時~翌午前0時
(フードコートは午前10時~午後10時)

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ブランチ大津京、2019年11月29日開業-マックスバリュを核に「無人書店」など約40店出店

滋賀県大津市の大津びわこ競輪場跡地に、大和リースの複合商業施設「BRANCH大津京」(ブランチ大津京)が2019年11月29日に開業する。
BRANCH大津京。

大津びわこ競輪場跡地に滋賀県初となるブランチ開業

ブランチ大津京の建物は地上2階建2棟、平屋建7棟、建築面積は18,709㎡、延床面積は25,450㎡。大和リースの商業施設ブランド「ブランチ」出店は滋賀県初となる。
施設は大津市が所有する「大津びわこ競輪場」(2011年3月閉鎖)の跡地を、官民協働事業(PPP)の一環として、大和ハウスグループの「大和リース」が公募型プロポーザルにより借り受け、定期借地方式(事業期間31年6ヶ月)により開発するもので、事業コンセプトに「公園の中の商業施設」を掲げ、地域コミュニティの形成、生涯スポーツの推進と健康支援、未来を担う子どもの教育支援、新規ビジネスと女性雇用の創出という4つのテーマを備えた施設づくりを行う。
また、3人制バスケットボールのコートを整備し、プロチームによる試合の開催や子ども向けのスクール開講も予定する。

マックスバリュを核に40近い専門店が出店

ブランチ大津京は、イオングループの「マックスバリュ東海」が運営する食品スーパー「マックスバリュ大津京店」を核に、アクサスHDのドラッグストア「チャーリー」、ファストファッション「ユニクロ」「GU」、靴量販店「ABCマート」、子供服・ベビー服・ベビー用品店「西松屋」、眼鏡店「JINS」、登山・アウトドア用品店「モンベル」、大型家具・インテリア雑貨店「ニトリ」、シアトルスタイルのカフェ「STARBUCKS(スターバックス)」、滋賀県初となる中華料理店「LONG-hu DINING(ロンフーダイニング)」、近江ちゃんぽん専門店「ちゃんぽん亭総本家」、キャッシュレス対応の会員制無人書店「SELFBOOKS」、BEACHTOWNが手掛けるアウトドアフィットネス施設「Community Park」など約40店舗が出店する。


BRANCH大津京のフロア案内

核店舗である「マックスバリュ東海」運営のスーパー「マックスバリュ大津京店」の売場面積は1,979㎡。同店はブランチ大津京のコンセプト「公園の中の商業施設」に対応するべく、公園内で手軽に食べれるカットフルーツや焼き立てパンなどといった即食商品の強化に取り組むとしている。

BRANCH大津京のテナント一覧
1階 店舗名 業種・業態
1 マックスバリュ スーパーマーケット
2 Flowerproduceichica(フラワープロデュースイチカ) 生花・インテリア雑貨
3 GelateriaAzzurro(ジェラテリアアズーロ) ジェラート・アップルパイ
5 ほけんの窓口 保険ショップ
6 ドラッグストアチャーリー ドラッグストア
7 Can★Do(キャンドゥ) 100円ショップ
10 ユニクロ ファッション
11 ジーユー ファッション
12 セレクトショップSwitchPlus(スイッチプラス) ファッション
13 SELFBOOKS(セルフブックス) 無人書店
14 ソフトバンク 携帯電話販売
15 JINS(ジンズ) アイウエア
18 ABC-MART(エービーシーマート) シューズ
20 エピシェール ベーカリーカフェ
25 ロンフーダイニング 中華
26 ちゃんぽん亭総本家 ちゃんぽん・ラーメン
27 牛でん 焼肉
30 スターバックスコーヒー スペシャルティコーヒー
31 ハッシュタグ/まちづくりスポット シェアルーム・シェアオフィス/地域交流スペース
32 CommunityPark (コミュニティパーク) ヨガ・SUP・ボルダリング
33 SG-Park(エスジーパーク) スポーツ×飲食複合施設
34 mont‐bell(モンベル) アウトドア用品
35 エコスポ 古紙回収
2階 店舗名 業種・業態
1 ニトリ ホームファッション
2 医療法人鳳珠会ブランチ大津京デンタルクリニック 歯科
3 アイシティ コンタクト
4 ママスクエア 託児機能付きオフィススペース
5 大津京なかた眼科 眼科
7 西松屋 ベビー・子ども服・マタニティ用品
BRANCH大津京

住所:滋賀県大津市二本松1番1号
営業時間:7時~23時(マックスバリュ大津京店)

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WAVE渋谷パルコ店、2019年11月22日開業-渋谷パルコに「復活」

かつて大手CDショップとして知られ、2011年に経営破綻して消滅した「WAVE」(ウェーブ)が2019年11月22日に開業する「渋谷パルコ」(東京都渋谷区)に復活する。

建設中の渋谷パルコ。

かつての大手CD店「WAVE」8年ぶり復活

ウェーブは1977年に西武セゾングループのレコード店「ディスクポート西武」として創業。六本木に旗艦店「六本木WAVE」を置いていたほか、首都圏を中心に全国展開をおこなったほか、ラジオ局「J-WAVE」設立にも関わった。
セゾングループの解体後はパルコから「タワーレコード」、家電量販店「ノジマ」の傘下を経て、2008年からは「メディアマーケティング」の傘下となっていたが、2011年7月までに全店舗を閉鎖。その後自己破産を申請し、消滅していた。

渋谷パルコに出店-新たなミュージックプロジェクト標榜

新生「ウェーブ」が出店するのは渋谷パルコの1階。
パルコによると「新たなミュージックプロジェクト」としてアパレル・服飾雑貨の販売もおこなわれるほか、カフェ機能も設けられるとみられるが、11月16日時点では詳細について発表されていない。

「WAVE」ロゴ。

渋谷パルコ内にはディスクユニオンも「ユニオンレコード渋谷」として出店する予定であるほか、パルコの近隣にはHMV、タワーレコードなど他の大手CD店も出店しており、競争が激しいエリアだ。
そのため、どういったかたちで差別化をおこなうのか、また今後の店舗網拡大があるのかどうかについても注目される。

タワーレコード渋谷本店。

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久留米岩田屋、2019年11月29日リニューアル開業-高層階は専門店街「BJガーデン」に

福岡県久留米市の西鉄久留米駅に直結する百貨店「久留米岩田屋」(岩田屋久留米店)の改装リニューアルが2019年11月29日に完成し、6階・7階・8階は岩田屋が入居する「米城ビルディング」(べいじょうビル)が運営する専門店街「BJガーデン」(BJ garden)となる。

久留米岩田屋。

筑後唯一の大型百貨店となった久留米岩田屋

岩田屋久留米店(久留米岩田屋)は西鉄久留米駅東口に竣工した「米城ビル」(地上11階、地下1階)に1972年5月開業。ビル全体の店舗面積は16,849㎡。1983年8月に隣接する第三セクターの再開発ビル「千歳プラザ」(西鉄久留米駅東口再開発A棟、専門店街を含む売場面積6,002㎡、岩田屋部分は約5,000㎡)に新館を増床した。その後、岩田屋は経営再建により2005年より伊勢丹の子会社に、2010年に福岡三越と経営統合されて「岩田屋三越」の運営となっている。
現在、久留米岩田屋は福岡県において福岡市・北九州市の両政令指定都市以外に立地する唯一の大型百貨店となっている一方、売上の低下に歯止めがかからないため2018年に減床を発表。営業フロアを本館の地階~5階・9階・10階レストラン街までに順次縮小し、新館は2019年3月に閉館、本館の6階~8階は改装のため2019年夏までに一時閉館していた。

旧・久留米岩田屋新館。

ピークであった1993年度の年商は334億円、2018年度の年商は115億円となっている

ロクシタン、北野エースなど新規出店

久留米岩田屋は減床に合わせて2018年度末より改装を実施。百貨店部分には新館から一部店舗が移転したほか、新たにグロサリー「キタノエース」、化粧品「ロクシタン」、美容室「air」(12月18日開店)などが出店した。
これら下層階は9月4日までに大部分のリニューアルを終え、すでに営業を開始している。

地階、北野エースとキョーワズ珈琲。


1階、化粧品。


3階、新装した「POLOラルフローレン」「MIKIHOUSE」。

食品売場は1階の一部にも拡大されており「フードガーデン」と名付けられ、スイーツ店「光玉園×湯布院ジェラート専門店テラート」、文具店「かがし屋」が運営するベーカリー「428(ヨツバ)ベーカリー」などが新たに出店したほか、地階から「南国フルーツTOKIO」が、新館から「ユーハイム」などが移転した。

1階、フードガーデン・南国フルーツ。

また、6階・7階・8階までは専門店「BJガーデン」となり「アヴェニュー」「儀右ヱ門」「シンプルライフ」「バジエ」「詩仙堂」「マリークレス」「リリアン」「メゾピアノ」など、主に岩田屋店内に出店していたブランドが改めて出店することとなり「婦人服・洋品が8フロアにも亘って展開される」という状況は継続することとなる。
米城ビルは今回の改装に合わせてほぼ全館をLED化するなど、建物施設の全面刷新もおこなった。さらに、地元信販会社「モデルクレジット」と提携したクレジットカード「JCB BJ CARD」を発行し、カード所有者にはBJガーデンでの各種割引サービスが提供される。

「専門店街も百貨店ブランド」という異例の減床

売上が低下しつつある久留米岩田屋であったが、同規模の都市には殆ど出店していないロクシタンが新規出店するなど「百貨店としての充実」が図られることとなり、今回の改装はこの地で今後も末永く営業を続けたいという意気込みが見えるものとなった。

1階エントランスに出店した「ロクシタン」「428ベーカリー」。
地方でロクシタンが県庁所在地以外に出店することは珍しい。

また、米城ビルが直接管理することとなった「BJガーデン」のテナントの殆どは「百貨店ブランド」であり、以前と変わらない「百貨店らしい品揃え」が維持されることとなったほか、米城ビルは数年間をかけて屋上の公園化、トイレの洋式・ウォシュレット化、照明のLED化、耐震補強なども行なっている。
屋上「SORAIRO広場」。喫茶店も併設される。


屋上からの眺め。

一方で、駅ビルとの差別化も出来ると言えども新設された専門店街が新たな客層の取り込みに繋がるラインナップとはならなかったことは残念であるともいえ、また岩田屋とクレジットカードや駐車場割引のサービスが分離されるなど、利便性も低下することとなった。
今回のように百貨店の減床に伴い一部が専門店街化される事例は全国各地で見られる一方、専門店化されたとしても百貨店向けテナントが維持される事例は非常に珍しく、百貨店向けアパレル各社が店舗整理に取り組むなかで今後もこのラインナップを維持したまま営業を続けることができるのかどうかが注目される。

岩田屋の隣接地には2018年にドンキが出店。

久留米岩田屋/BJガーデン・フロア概要
11階/屋上 専門店 SORAIRO広場(遊具・ステージ)・喫茶
10階 岩田屋 レストラン街(11月現在1店のみ)
9階 岩田屋 催事場(11月末までBJガーデン仮店舗)
8階 専門店 婦人服・婦人雑貨・リビング
7階 専門店 婦人服・紳士服
6階 専門店 婦人服・紳士服
5階 岩田屋 婦人服・紳士服・宝飾・商品券・友の会など
4階 岩田屋 婦人服・寝具・タオル
3階 岩田屋 婦人服・紳士服・レザー・子供服など
2階 岩田屋 婦人雑貨・紳士雑貨・美容院・駅連絡通路
1階 岩田屋 化粧品・フードガーデン・案内所
地階 岩田屋 生鮮・銘菓・グロサリー(北野エース)

 

久留米岩田屋/BJガーデン(岩田屋三越岩田屋久留米店)

住所:福岡県久留米市天神町1-1
営業時間:10時~19時
(一部店舗除く・10階から屋上は17時まで)

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三越伊勢丹、ANNA SUI事業から2020年3月撤退-同社が展開するアナスイ店舗は閉店へ

三越伊勢丹HD(本社:東京都新宿区)は、同社が展開する「ANNA SUI」(アナスイ)事業から2020年3月末まで(アウトレット店は9月まで)に撤退する。

伊勢丹新宿本店。

アナスイ、三越伊勢丹が展開取りやめ

三越伊勢丹がアナスイ事業を開始したのは1996年のこと。
2018年3月までは「ケイタマルヤマ」とともに子会社「マミーナ」による展開であったが、現在は本体の展開となっている。
撤退は売上の低下によるもので、同社によると売り上げはピークだった2007年の半分程度となっていたという。

アナスイの店舗。

アナスイ「国内から消滅」ではない

一方で、三越伊勢丹が展開するアナスイ店舗は百貨店内など10店舗、アウトレット2店舗のみ。それ以外の店舗は存続されるため、国内の全店が閉店する訳ではない。
また、化粧品部門は「アルビオン」(本社:東京都中央区)、バッグ部門などは「KUIPO」(クイーポ、本社:東京都新宿区)など、日本国内にはアナスイのライセンシー企業が複数あるため、三越伊勢丹の店舗内も含めてアナスイ商品の販売は継続されるとみられる。

ANNA SUIイメージ(公式サイトより)。
コスメについては「アルビオン」が販売している。

今後、三越伊勢丹ではアナスイのバッグはバッグ売場で、ハンカチはハンカチ売場で…などといった風に、以前よりも規模を縮小したかたちでの展開がおこなわれる可能性が高い。

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