丸広百貨店日高店、2021年2月14日閉店-JR高麗川駅前、「ファミリーまるひろ」冠する最後の店舗

埼玉県日高市のJR高麗川駅前にある百貨店「丸広百貨店日高店(ファミリーまるひろ日高店)」が、2021年2月14日に閉店した。

丸広百貨店日高店。

JR高麗川駅前の丸広百貨店、22年の歴史に幕

丸広百貨店日高店は1999年10月開店。建物は2階建てで店舗面積は4,840㎡。建物は近隣住民が所有する。
丸広百貨店は地域密着型の中小規模百貨店に「ファミリーまるひろ」の愛称を冠しており、かつては「ファミリーまるひろ神明町」「ファミリーまるひろ新河岸店」を含め3店舗を展開していたがいずれも閉店済み。日高店はファミリー業態で最後の店舗となっていた。
日高店は2階建てながら日本百貨店協会に加盟しており、衣・食・住をフルラインで展開。1階にはフードコートも設けられており、駅前の核となっていた。

館内入口には寄せ書きメッセージが掲げられた。

ほぼ「売り切れ」となった最終営業日

最終営業日となった2月14日は、前日に地震があったにも関わらず閉店を惜しむ多くの客が訪れ、夕方には多くの売場の棚が空となった。

閉店直前の日高店店内。


殆どの売場では商品が売り切れとなった。

閉店時間になると、1階入口で閉店セレモニーが行われた。
日高店店長は同店の閉店理由の1つとして「食品が売上中心の店舗だったため競合店進出の影響を受けていた」ことを挙げたうえで、「21年間日高の人にお世話になったことに感謝を申し上げる。」「今後も川越店などの近隣の他の店舗を利用してほしい。」と締めくくった。

閉店の挨拶がおこなわれた。

店舗跡地の活用方法などについては、2月時点は発表されていない。
テナントについては、2階婦人服「アルファキュービック」「プチオンフルール」は2月18日に丸広百貨店東松山店2階で営業を再開するほか、飲食店「インディアンキッチン」、生花「アンジェフルール」、クリーニング「ラビット21」についても、旧店の近隣等に移転するとしている。

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