カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ハコビバ、2019年12月7日開業-函館駅前の複合商業ビル

北海道函館市のJR函館駅前に複合商業ビル「ハコビバ」が2019年12月7日に開業する。

ハコビバ。

大和ハウス、函館駅前に複合ビル

ハコビバはJR函館駅前に大和ハウス工業が建設・運営する地上11階建ての複合ビルで、大和ハウスが函館市・JR北海道と2068年までの事業用定期借地権設定契約を結ぶ形式で建設されたもの。
正式名称はロイヤルパークスER函館駅前。施設の外観デザインは、函館独自の「和洋折衷建築物」として発展してきた歴史・精神を取り入れ、「和」「洋」「クラシック」「モダン」を組み合わせ、函館の華やかな街並みと調和するように配慮したという。

「函館駅前市場」やイベント広場も

建物はサービスアパートメント併設のホテル棟、店舗棟、カフェ棟、交流広場からなる。

街区配置イメージ。

ホテル棟の核となるのは261室の「ラ・ジェンド・ステイ函館駅前」で、コンビニエンスストアなども併設。
商業ゾーン(店舗棟、カフェ棟)は「函館駅前市場」と名付けられ、飲食店、観光客向け貸し衣装店など約16店が出店する。

函館駅前市場。

このほか、災害時の防災医療拠点も設けられているほか、広場では各種イベントを開催する予定だという。

関連記事:マックスバリュ若松店、2019年9月27日開店-函館棒二森屋の後継店、「マックスバリュ若松店」は2店舗に
関連記事:イオン湯川店、2019年6月29日リニューアル-フードコート、約2年ぶりに復活
関連記事:マックスバリュ柏木店、2019年6月30日閉店-旧ホリタ・ダイエー、42年の歴史に幕
関連記事:棒二森屋、150年の歴史に幕(2)-旧アネックス館、2月8日再開業
関連記事:棒二森屋、2019年1月31日に150年の歴史に幕(1)-雪の最終営業

ホテルロイヤルクラシック大阪、2019年12月1日開業-新歌舞伎座跡に

大阪府大阪市中央区難波の難波駅近く、丸井(なんばマルイ)向かいにあった新歌舞伎座跡地に、「ホテルロイヤルクラシック大阪」が2019年12月1日に開業する。

ホテルロイヤルクラシック大阪。

旧・新歌舞伎座跡、大型ホテルに

もともとこの場所にあった「新歌舞伎座ビル」は建築家・村野藤吾の設計により1958年に建設されたもの。1988年から2005年まではダイエーグループが運営していた。
桃山風の唐破風が幾重にも重なる独特な外観は他に類を見ないものであり、同じ御堂筋にある村野建築として知られていた旧「そごう大阪店」(解体済み、落ち着いた外装とアールデコの内装が特徴)と対照的なものであった。しかし、2010年に新歌舞伎座が「上本町YUFURA」(大阪市天王寺区)の6階に移転したことに伴い空き店舗となり、のちに解体された。
なお、当地に移転する前の新歌舞伎座ビルは改装され、ニチイが核店舗の「千日デパート」となったが、火災により解体された。
新歌舞伎座の移転などについて詳しくはこちらを参照
RIMG6098
かつての新歌舞伎座。

隈健吾氏が設計-1泊10万円以上の部屋も

「ホテルロイヤルクラシック」は冠婚葬祭業大手の「ベルコ」が運営するホテルチェーンで「ホテルロイヤルクラシック大阪」の一番の特徴は旧・新歌舞伎座ビルの外観を再現していること。
設計は建築家の隈研吾氏。同氏は東京歌舞伎座の高層化・復元工事にも携わっている。
P1000249-
高層化・復元された「東京歌舞伎座」。

ホテルロイヤルクラシック大阪の建物は地上19階地下1階建てで、建物の低層部の御堂筋側には新歌舞伎座の継承が復元されたほか、高層部はアルミフィンを複数重ねた外観が特徴となる。また、最上階御堂筋側にも山型の意匠が見える。
ホテルのコンセプトは「時を、つなぐ。」。御堂筋側の1階カフェが出店するほか、館内には複数のレストラン、宴会場が設けられる。客室は全150室(スイート9室、ツイン111室、ダブル30室)で、宿泊料金はスタンダードダブルで3万1000円から、1泊10万円を超える高級なものも設けられるという。
関空からのアクセスが良いミナミの中心部にあり、和テイストの外観と相まって、外国人富裕層にとっての「定宿」となることが期待されよう。

関連記事:なんばスカイオ、2018年10月17日開業-南海難波駅直結、南海本社跡の超高層複合ビル
関連記事:大丸心斎橋店本館、2019年9月20日13時開業-86年ぶりの本館建替え、新業態・関西初を含む368ブランド出店
関連記事:WeWork御堂筋フロンティア、2019年6月3日開業-長期放置の御堂筋フロントタワー、大規模シェアオフィスに

MEGAドン・キホーテUNY桃花台店、2019年11月12日開店-桃花台ニュータウンのアピタ跡に

愛知県小牧市の桃花台タウンセンター「ピアーレ」に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)の総合ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテUNY桃花台店」が2019年11月12日に開店する。

MEGAドン・キホーテUNY桃花台店。

桃花台ニュータウンのアピタ、MEGAドンキUNYに

桃花台タウンセンターピアーレは1991年4月に開業。建物は地上4階建、延床面積は約43,359㎡。
開業以来、桃花台新交通桃花台センター駅(2006年廃止)駅前を代表する大型商業施設として、2000年3月に開業した「ピエスタ」や2003年9月に開店した「バローホームセンター桃花台店(旧・イズムホームセンター)」とともに、地域の商業核としての役割を担っており、2019年春からは丸紅グループの「丸紅リアルエステートマネジメント」が隣接するピエスタと合わせて一体的な施設の管理・運営を行っている。
MEGAドン・キホーテUNY桃花台店の前身となる総合スーパー「アピタ桃花台店」は、1991年4月にピアーレの核テナントとして開店。営業フロアは2~3階。
アピタを核に、ファッションヤマグチの婦人服店「EX-SELECT」や旧・ユニー系の呉服店「東京さが美」、東海地方地盤の眼鏡店「キクチメガネ」、100円ショップ「Seria」、「くまざわ書店」など20近い専門店が出店していたが、ドンキへの業態転換のため2019年8月11日をもってユニー直営売場を閉店、一部専門店のみが営業を継続していた。

セルフメディケーションを拡充、年配者向け相談会も

MEGAドン・キホーテUNY桃花台店の直営売場面積は7,883㎡。当初、ユニーの100%子会社として設立されたUDリテールが店舗を運営する。
ドンキとしては愛知県内30店舗目で、ユニー・ドンキ双方のブランドを冠したダブルネーム店舗としては愛知県内10店舗目となる。
アピタ時代と同様に生鮮食品を取扱うほか、シニア層や30~40代ファミリー層を対象とした店作りの一環として「セルフメディケーションコーナー」を配置、「栄養」「適度な運動」「休息」に関する商品の販売提案や青汁の試飲スタンドの開設、地元の包括支援センターと連携した年配者向けの相談会を定期的に実施する。また、昭和の酒店のように立ち飲み可能なリカーショップや駄菓子コーナーを展開する。

MEGAドン・キホーテUNY桃花台店のテナント一覧
  • リサイクルキング(宝飾)
  • キクチメガネ(メガネ)
  • くまざわ書店(書籍)
  • ドコモショップ(携帯電話)
  • ソフトバンク(携帯電話)
  • セリア(100均)
  • 近田屋(銘店)
  • カフェプロスペール(お茶/コーヒー)
  • サンリフォーム(リフォーム)
  • サンリペア(鍵・時計)
  • EX-SELECT(レディス)
  • ブティックピオ(レディス)
  • 東京さが美(呉服)
MEGAドン・キホーテUNY桃花台店

住所:愛知県小牧市古雅1丁目1番
営業時間:午前8時~翌午前0時

関連記事:ドン・キホーテ納屋橋店、2019年11月1日開店-名古屋・栄のテラッセ納屋橋に
関連記事:MEGAドン・キホーテUNY美濃加茂店、2019年10月29日開店-アピタ旗艦店級の大型店、ドンキに転換
関連記事:MEGAドン・キホーテUNY武豊店、2019年9月24日開店-知多武豊駅前のピアゴ跡に
関連記事:MEGAドン・キホーテUNY太田川店、2019年7月30日開店-ラスパ太田川の核、ピアゴ跡に
関連記事:MEGAドン・キホーテUNY勝幡店、2019年7月16日開店-ピアゴ跡に
関連記事:MEGAドン・キホーテUNY一宮大和店、2019年5月28日開店-ピアゴ大和店跡に
関連記事:MEGAドン・キホーテUNY気噴店、2019年4月30日開店-ピアゴ跡に

ドン・キホーテ納屋橋店、2019年11月1日開店-名古屋・栄のテラッセ納屋橋に

愛知県名古屋市中区栄の複合商業施設「テラッセ納屋橋」3階に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ納屋橋店」が2019年11月1日午前10時に開店する。

テラッセ納屋橋。

ユニーも出店する名古屋栄の再開発ビルにドンキ出店

テラッセ納屋橋は納屋橋東地区市街地再開発準備組合(1991年発足)による「納屋橋東第一種市街地再開発事業」の一環として2017年9月に開業。建物は住宅棟地上29階建(野村不動産プラウドタワー名古屋栄)、商業・業務棟地上5階建、商業棟地上3階建、業務棟地上4階建、商業施設の営業面積は約9,000㎡、全館の延床面積は約60,800㎡、総事業費は約225億円。
低層の商業フロアには開業以来、ユニーの高級食品スーパー「ラ・フーズコア納屋橋店」(2階)とカインズの都市型新業態1号店「Style Factory テラッセ納屋橋店」(3階)を核に20近い専門店が出店していたが、2019年6月30日をもってカインズが撤退、3階の大部分が空きフロアとなっていた。
なお、ラ・フーズコアの既存店は、ユニーグループの店舗ブランド再編に伴い2009年2月に「ピアゴ ラ・フーズコア」への改称が行われているが、2017年に開店した納屋橋店のみ「上質な食材にこだわり、適量・ぜいたくをテーマにした新型食品スーパー」としてピアゴブランドを冠していない。

ラ・フーズコアテラッセ納屋橋。

ドン・キホーテ納屋橋店はカインズStyle Factory跡に出店。売場面積は1,834㎡。ドンキとしては愛知県内29店舗目で、ユニーが出店する商業施設にドンキが新規出店するケースとしては初となる。また、ユニーの100%子会社として当初設立されたUDリテールが店舗を運営する。
施設には既にユニーが出店していることから、食品は菓子・飲料・珍味に特化、化粧品や衣料品、玩具、ブランド品などユニーが取り扱わない商品を展開することで差別化を図り相互創客を目指す。
テラッセ納屋橋では、施設の開業2周年とドンキ出店を記念したセールやオリジナルストラップの配布、大抽選会を11月4日まで実施する。

ドン・キホーテ納屋橋店

住所:愛知県名古屋市中区栄1丁目2番49号
営業時間:午前10時~翌午前0時

関連記事:三省堂書店名古屋高島屋店、2019年5月31日閉店-高島屋ゲートタワーの名古屋本店に統合
関連記事:名古屋テレビ塔、2019年1月7日から長期休業-2020年夏の営業再開めざす
関連記事:JR名古屋駅前のオブジェ「飛翔」、撤去へ-名駅の”ツノ”、駅前整備で
関連記事:ららぽーと名古屋みなとアクルス、2018年9月28日開業-東邦ガス複合再開発地区の中核施設
関連記事:丸栄、2018年6月30日閉店-サカエの顔、403年の歴史に幕

シモキタエキウエ、2019年11月1日開業-小田急下北線路街、2020年12月までに12施設を開業

小田急電鉄は、東京都世田谷区の小田急小田原線東北沢駅から世田谷代田駅間において新たな都市開発プロジェクト「下北線路街」をおこなうことを発表し、商業施設としての1期部分「シモキタエキウエ」が2019年11月1日に開業した。

シモキタエキウエ・小田急下北沢駅。

地下化された小田急小田原線跡地に12施設を新規開設

下北線路街は小田急小田原線代々木上原駅・梅ヶ丘駅間の連続立体交差事業及び複々線化事業により、地下化された鉄道跡地再開発の一環で整備されるもので、敷地面積は約27,500㎡。

開発予定エリア。

開発テーマに「“支援型開発”「変える」のではなく、街への「支援」を目指して。」、開発コンセプトに「BE YOU. シモキタらしく。ジブンらしく。」を掲げ、2019年4月までに開業済の複合施設「世田谷代田キャンパス(核:東京農業大学オープンカレッジ)」(②)、小田急不動産の賃貸住宅「リージア代田テラス」(①)に加えて、11月1日に開業する下北沢駅構内商業施設「シモキタエキウエ」(⑨、約1,500㎡)や住居併設商業施設「BONUS TRACK」(⑥、約900㎡)、大手コーヒー・グロサリー専門店「カルディ」のテストキッチン&カフェ「KALDINO」(③、約300㎡)、エンタメカフェレストラン(⑫)、社会福祉法人仁慈保幼園の保育園(⑤)、学生寮(⑦)、箱根からお湯を運ぶ温泉旅館(④)、宿泊施設(⑬)など13施設(うち1つは期間限定イベントスペース、⑩)を、2020年12月までに順次開設させる。

シモキタエキウエ、2019年11月1日開業

11月1日に開業する「シモキタエキウエ」は小田急下北沢駅の上層部分の改札内外に開業する商業施設。
施設のコンセプトは「UP!(シモキタアガル)」で、毎日の暮らしの楽しさや利便性が「アガル」、訪れた人の気持ちが「アガル」施設を目指すという。

シモキタエキウエ。

テナントとしては、改札内外に2店舗出店するコンビニエンスストア「セブンイレブン」、生活雑貨「SOCO thinking GORILLA」、時計「タイムランド」のほか「スターバックスコーヒー」など飲食店を中心に16店舗が出店する。
なお、主な飲食店の営業時間は

スターバックスなどが出店。
館内各所にある長場雄氏のイラストも見える。

シモキタエキウエのテナント一覧
  • セブンイレブン(改札外)
  • SOCO thinking GORILLA
  • タイムランド
  • ターバックスコーヒー
  • 立呑み天ぷら KIKU
  • ヤキトリてっちゃん thinking GORILLA
  • シュマッツベーカリー&ビア
  • ルコネル
  • グラニフ
  • 極上担担麺香家
  • コーヒースタイルUCC
  • タイ料理研究所
  • ザ・ギャザーストア
  • セブンイレブン(改札内)
  • HOKUO(改札内)
  • 箱根そば(改札内)
小田急、イベントスペースを開設

今回の開発プロジェクトに合わせて、小田急は下北線路街のコンセプトを体現する常設カフェスタンド併設のイベントスペース「下北線路街 空き地」を2019年9月24日から約1年半の期間限定で開設、公式ホームページ上にWEBメディア「下北沢、線路と街」を開設する。
小田急電鉄は「下北線路街では、街をつなぎ、ひとをつなぐまちづくりの基盤の構築を通じて、特に地域の方々が楽しく参加できる仕掛けを行うことで、下北沢エリアの発展に貢献していきます。 」とコメントしており、鉄道地下化に伴う再開発で姿を変えつつある下北沢の新たなまちづくりに貢献するような開発が期待される。

関連記事:東急プラザ渋谷、2019年12月開業―10月竣工の「渋谷フクラス」に
関連記事:ライフ桜新町店、2019年2月6日開店-新時代の「旗艦店」に
関連記事:八百幸成城店、2017年11月7日開店-ヤオコー、初の都市型小型店

川越モディ、2020年1月31日閉店-川越の丸井、50年の歴史に幕

埼玉県川越市の川越駅近くにある丸井系商業ビル「川越モディ」が2020年1月31日に閉館する。

川越モディ。

川越のモディ、丸井時代から約50年の歴史に幕

川越モディの前身となるファッションビル「丸井川越店」は1970年に開店。現店舗は1973年に開店し、2007年3月にファッションビルから商業ビル「モディ」の業態へと転換した。
建物は地上6階、地下1階建てで、丸井が所有。店舗面積は7,847㎡。2019年現在は、ツタヤ、アニメイト、らしんばん、ニトリデコホーム、セリア、ユザワヤなどが出店する。
建物は築50年近く老朽化しているものの、閉店を報じた日本経済新聞によると今後も丸井は建物を賃貸ビルとして運営するとしており、一部テナントは存続する可能性がある。一方で、川越駅西口には再開発ビルの建設が進んでおり、そちらに移転する店舗があることも予想される。

関連記事:丸広百貨店川越本店屋上わんぱくランド、2019年9月1日閉園-首都圏最大級の屋上遊園地
関連記事:スターバックスコーヒー川越鐘つき通り店、2018年3月19日開店-小江戸・川越に「和風スタバ」、「時の鐘」近くに

京都マルイ、2020年5月31日閉店-僅か9年の歴史に幕

京都府京都市下京区の四条河原町交差点にある京都住友ビルの核店舗「京都マルイ」が、2020年5月31日に閉店する。
追記:新型コロナウイルスの感染拡大により4月7日が最終営業日となった(営業しないまま5月12日付で閉店)

京都マルイ・京都住友ビル。

京都マルイ、僅か9年で閉店に

京都マルイは2011年4月に開業。1976年10月に開業し、2010年8月に閉店した阪急百貨店(四条河原町阪急)跡への出店であった。
京都住友ビル(地上8階地下1階建)の店舗面積は8,765㎡で、丸井はそのうち6階から地階までを占める。
館内はファッションや雑貨の店舗が多いものの、京都の外国人観光客の増加に伴い、地階にはウエルシア、5階にはラオックスが入居するなど、外国人観光客をターゲットとした店舗も出店していた。
京都市きっての商業地であるため周囲には大型商業施設が複数立地しており、近隣ではドン・キホーテが出店(再出店)を決めるなど競争が激しい地域でもある。閉店を報じた日本経済新聞によると、競争激化が閉店の一因であったという。
なお、レストラン街「住友不動産京都ビル FOOD HALL(旧名:モザイクダイニング四条河原町)」については丸井ではないエリアであるため、今後も営業を続けると思われる。

関連記事:阪急・阪神、梅田駅・河原町駅など5駅を2019年10月1日改称-「大阪・京都のターミナル」明確化
関連記事:ドン・キホーテ京都河原町店、2020年春開店-坂本龍馬暗殺の舞台「近江屋」近く
関連記事:京都経済センター・すいな室町、2019年3月16日開業-京都産業会館跡、ポケモンセンターが移転

西友本八幡店、2019年11月14日再開店-旧店跡地に

千葉県市川市のJR本八幡駅前にあった総合スーパー「西友本八幡店」の建替え工事が終わり、2019年11月14日に再開店する。

西友本八幡店(公式サイトより・画像補正)。

1970年開店の老舗、老朽化・耐震不足で建替えしていた

旧・西友本八幡店は1970年5月開業。建物は地上4階建てで、店舗面積は3,918㎡。地元企業が所有しており、屋上にはフットサル場もあった。

旧・西友本八幡店。

本八幡駅周辺には多くの大型店が出店するが、西友は本八幡地区で初の大型総合スーパーとして47年に亘って親しまれてきた。しかし、老朽化による耐震性不足のため2017年8月31日に閉店していた。

新店舗は3階建て-西友は主に食品、3階には「しまむら」

新たな西友本八幡店は3階建てで、延床面積は5,902.98 ㎡、西友の売場面積は2,197㎡。建物は地元企業が所有する。
西友は24時間営業、売場は1階と2階で、取扱商品は食品、日用品、薬など。衣料品は一部のみしか取り扱わない。
駅前立地ということもあり、ミールキットやすぐに食べれる簡便商品など時短ニーズに対応する商品を充実させるほか、千葉県産の日本酒、落花生、ぬれせんべい、びわゼリーなど、地元の名産品もそろえるという。セルフレジは20台導入される。
また、1階には理容「QBハウス」、3階には「ファッションセンターしまむら」などのテナントも導入される。

西友本八幡店

住所:千葉県市川市南八幡3-6-1
営業時間:24時間営業(西友)

関連記事:西友本八幡店、2017年8月31日閉店-建て替えで再出店へ
関連記事:錦糸町パルコ、2019年3月16日開業-東京楽天地、西友リヴィン錦糸町跡

関連記事:船橋ロフト、2018年11月2日開店-西武からヨーカドーに移転・再出店

イオンタウン四日市泊、2019年11月16日建替え再開業-イオンタウン最大級、旧店の1.6倍に

三重県四日市市の国道1号線沿い・泊駅近くにあった「イオンタウン四日市泊」の建て替え工事が完了し、2019年11月16日に再開業する。

イオンタウン四日市泊。

旧「パワーシティー四日市」を建替え

イオンタウン四日市泊は「パワーシティー四日市」として1995年3月に開業。
四日市市はイオン創業の地であり、当初はマックスバリュ、メガマート、ビッグバーンなどイオン系列の大型店が数多く出店。マックスバリュは中部地方1号店(全国2号店)であった。
その後、2011年にイオンタウンの運営となったが、老朽化による建替えのため2018年2月に一旦閉店していた。

旧店の1.6倍の規模-イオンモールに近い形に

新しい「イオンタウン四日市泊」の総賃貸面積は約48,100㎡で、旧店の約1.6倍。
建物は2階建てのクロースドモール型で、テナント数は108店と、イオンタウンのなかでも最大級、「イオンモールに近い規模」のショッピングセンターとなる。
また、別棟としてホームセンター棟(ビバホーム)なども設けられる(後述)。

イオンタウン全景。

108店が出店-レストラン街、フードコートも

イオンタウン四日市泊の新たな核店舗は以前と同様の「マックスバリュ四日市泊店」で、館内にはドラッグストア「ウエルシア」、子供服「キッズリパブリック」、スポーツ用品「スポーツオーソリティー」、自転車「イオンバイク」、不動産「イオンハウジング」などイオングループの多くの店舗が出店。イオンラウンジイオンホールも併設される。
そのほか、食関連としては銘菓「芋や和真」、輸入食品「カルディーコーヒーファーム」などが、アパレルテナントとしてはファストファッションの「ハニーズ」「ユニクロ」「GU」「ライトオン」などが、住生活・雑貨関連テナントとしては家電「上新電機」、ホームリビング「ニトリデコホーム」、100円ショップ「ダイソー」、眼鏡「JINS」、各社携帯電話店などが出店。なかでも書店「BOOK PARK miyokka!?」はリブログループの新業態書店で、書店内に子供向けのプレイグラウンドを備える。 
館内にはレストラン街とフードコートも設けられ、併せて29店舗の飲食店が出店。喫茶店として「スターバックスコーヒー」、「倉式珈琲店」なども出店する。

飲食ゾーンイメージ。

なお、別棟として2019年4月24日に「スーパービバホーム」が、10月18日に海鮮居酒屋「海の台所 鱗屋」などが先行開業している。

別棟のスーパービバホーム。

四日市あすなろう鉄道コーナーやミニサーキットも

館内には地元に密着した施設も複数設けられ、三重県で盛んなモーターレーシングをテーマとしたファミリー向けのEVモータースポーツ施設「MIE ルート1サーキット」、四日市市の広報コーナー「市政インフォメーションコーナー」、そしてイオンタウンの最寄駅が近鉄と四日市市が出資する第三セクター「四日市あすなろう鉄道」の泊駅であることから「四日市あすなろう鉄道」の展示コーナーも設置される。

イオンタウン四日市泊

住所:三重県四日市市泊小柳町4番5号
営業時間:24時間営業(マックスバリュ)

関連記事:MEGAドン・キホーテUNY名張店、2019年9月3日開店-アピタ跡
関連記事:イオンモール津南、2018年11月9日開業-津南サンバレー跡地に

イオンタウン各務原鵜沼、2019年11月22日開業-鵜沼宿駅前に

岐阜県各務原市の名鉄鵜沼宿駅前・国道21号線鵜沼バイパス近くに「イオンタウン各務原鵜沼」が2019年11月22日に開業する。

鵜沼宿駅前から鵜沼バイパスの間に大型商業施設

イオンタウン各務原鵜沼が出店するのは鵜沼宿駅前の農地などであった場所。
建物は平屋ながら総賃貸面積は約17,900㎡、テナントは約30店舗で、イオンタウンのなかでも比較的規模が大きなものとなる。

イオンタウン各務原鵜沼。

核テナントはイオングループのディスカウントスーパー「ザ・ビッグ」。
そのほか、家電量販店「エディオン」、書籍「こみかるはうす」、100円ショップ「セリア」、古着・中古品「セカンドストリート」、楽器「松栄堂楽器」、24時間フィットネス施設「エニタイムフィットネス」、ステーキレストラン「やっぱりステーキ」などが出店する。
駅前かつ国道沿いということを活かし「コスモ石油」や「Jネットレンタカー」など、従来のイオンタウンではあまり見られなかった店舗も軒を連ねる。

イオンタウン各務原鵜沼

住所:岐阜県各務原市鵜沼西3丁目309
営業時間:8時~22時(専門店の多くは10時~21時)

関連記事:MEGAドン・キホーテUNY美濃加茂店、2019年10月29日開店-アピタ旗艦店級の大型店、ドンキに転換
関連記事:多治見駅前プラザ・テラ、2019年6月30日閉館-再開発で29階建てビル建設へ
関連記事:ドン・キホーテUNY可児店、2019年2月21日開店-ピアゴ跡に「ユニードンキ初」生鮮なし