カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

KITTE名古屋、6月17日開業-JPタワー名古屋に

JR名古屋駅前の「JPタワー名古屋」内に新たな商業施設「KITTE名古屋」が2016年6月17日にグランドオープンした。
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KITTE名古屋が入居するJPタワー名古屋。

「KITTE名古屋」は飲食店中心、全36店舗

KITTE名古屋は日本郵便グループが運営する商業施設で、「JPタワー名古屋」(高さ195m、地上40階~地下3階建)の3階~地階に入居。売場面積は4,650㎡。
6月17日に開業したのは全36店舗のうち27店舗で、そのうち14店舗が中部地方初出店。2017年春のJRゲートタワーや新バスターミナルの完成に合わせて全店舗が出揃う予定で、これまでのKITTE東京、KITTE博多とは異なり、飲食店中心の店舗構成となっている。
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館内の吹き抜け。

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 KITTE名古屋・館内(2階)。

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出店店舗。飲食店中心で、残る9店舗は来春までに順次開業する。

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地階「美味横丁」入口。

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JPタワー名古屋内には名古屋中央郵便局が入居する。

名古屋らしい演出も

館内の吹き抜けには、KITTE名古屋のシンボルとして祐成政徳氏による高さ8.8メートルの金鯱のモニュメント「GOLD FISH」が設置されている。
また、吹き抜けでは開業を記念して7月10日(日)まで「七夕飾り・美濃和紙あかりアート展」を開催中。
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1階にある金鯱のモニュメント。

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七夕飾り・美濃和紙あかりアート展。

グランドオープンを迎えた17日には朝から多くの人が詰めかけた。
テープカットに際し、日本郵便の井上執行役員は「郵便も人と人を繋ぐことがコンセプト。KITTE名古屋は皆さまにとって切ってもきれない場所になると思う」と挨拶した。
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多くの客が詰めかけた。

外部リンク:KITTE名古屋
外部リンク:JPタワー名古屋
連記事:大名古屋ビルヂング、3月9日全館開業-伊勢丹出店

西鉄・田川後藤寺バスセンター、2016年9月30日閉鎖

西日本鉄道グループ(福岡市)は、田川市の「西鉄後藤寺バスセンター」を2016年9月30日で廃止する。
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西鉄後藤寺バスセンター。

後藤寺バスセンター、築57年で老朽化

後藤寺バスセンターは1959年開業で、田川後藤寺駅のそばに立地する。
約60年に亘って田川地区の交通の中心的役割を担っており、当初は映画館を始め複数のテナントが営業していたが、核テナントである映画館「ターミナル会館」は1988年に閉鎖され、2016年現在は殆どのテナントが撤退済み。
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ターミナル会館側(県道側)の入口。

2016年現在、福岡天神、小倉、飯塚方面の特急・急行・快速バスと
一部の一般路線バスが乗り入れているが、西鉄バスの窓口も2015年4月を以て廃止されている。近年は建物の老朽化が著しく、コンクリートやタイルの剥落、ひび割れなどが発生して危険な状態となっていた。
西日本新聞によれば、バスセンターの所有者が西鉄側の補修要請に応じないことも閉鎖の原因だという。
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構内の様子。

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バスセンターそばの後藤寺銀天街もレトロな雰囲気。

代替バス停は後藤寺駅近くの県道上に

西鉄では新しいバスセンターの建設は予定しておらず、代替停留所としてバスセンター近くの県道上(田川後藤寺駅の駅前通り)に新たな停留所を設ける方針。
また、後藤寺バスセンターを起終点とする便は、西鉄後藤寺営業所バス停起終点に変更される予定となっている。

関連記事:盛岡バスセンター、9月30日閉鎖-盛岡市、跡地に複合施設検討
(岩手県盛岡市のバスセンター、1960年開業)

関連記事:サンメディラック飯塚、2015年7月25日開業-バスターミナル、複合ビル化
関連記事:西鉄、「天神ソラリア」「博多バスターミナル」のレストラン街をリニューアル

イオンタウンユーカリが丘、6月10日開業-イオンタウン最大規模

千葉県佐倉市に「イオンタウンユーカリが丘」が6月10日にグランドオープンした。
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イオンタウンユーカリが丘。

イオンタウン最大の店舗、ユーカリが丘に誕生

イオンタウンユーカリが丘は、千葉県佐倉市のニュータウン・ユーカリが丘の「ミライア街区」に出店。
延床面積は約127,280㎡でイオンタウン史上最大規模、駐車可能台数は約2,260台で、イオンタウンの中では大垣(岐阜県)、古川(宮城県)に次ぐ3番目となる。
コンセプトは「~集う!味わう!育てる!~わたしの夢がかなう街」で、発展著しいユーカリが丘の新たな「心臓」として、更なるまちの進化を担う店舗として期待される。

148店舗が出店-各フロアの注目テナントは

イオンタウンユーカリが丘は道路を挟んで西街区と東街区に分かれており、西街区・東街区共に店舗棟は地上3階建てで、2階と3階部分がデッキにより繋がっている。
ここでは、西街区・東街区の各フロアごとの注目テナントをレポートする。

西街区

1F 圧倒的な食の提案フロア
西街区1階の核店舗は、総合スーパー「イオンスタイル」の食品売場。
鮮魚コーナーでは、マグロの販売に特化した「まぐろショップ」が展開し、普通のスーパーでは滅多に手に入らないマグロの希少部位を販売する。
また、惣菜コーナーでは、千葉県産の食材を積極的に使用し、「じもの」にこだわった惣菜を数多く販売する。
購入した惣菜は、売場に隣接するグルメコートに持ち込み、手軽に食べるといったことも可能。
P1040325核店舗のイオンスタイル。

2F 毎日カジュアルスタイルのフロア
西街区2階は、「イオンスタイル」のファッション・住まい・暮らしのコーナーを中心に、化粧品の「イオンボディ」、靴の「ASBEE」などが主なテナントとなっているほか、「ユーカリが丘ヒルズ歯科」も入居。

3F ハッピーファミリーライフのフロア
西街区3階の核店舗となる子供用品店の「キッズリパプリック」は、同店で関東最大級の広さと品揃えを誇る。
遊戯施設やベビールームを設けるなど、子育て世代の多いユーカリが丘のニーズを最大限キャッチした店づくりがされている。
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キッズリパブリック。同店では関東最大。

吹き抜けの近くには、ナムコが手がける子供向けアミューズメント施設「あそびパーク」が展開する。
自由に走り回れる砂場「屋内砂場 海の子」や無人島をイメージしたフワフワ遊具「海の無人島」など、子ども達が気軽に南国気分を味わえる「あそび場」となっている。
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あそびパーク。

東街区

1F 最新ファッションとBOOKとグルメのフロア
東街区1階の注目店舗は、書店の「未来屋書店」とカフェの「カフェ・ド・クリエ」のコラボ店舗。
両店の間には敷居が存在せず、カフェ・ド・クリエの座席でコーヒーを飲みながら、未来屋書店の書籍を読むことが可能。
未来屋書店とカフェ・ド・クリエのコラボ店舗はモンテメール芦屋に次ぐ全国2店舗目で、イオングループの大型店では初出店となった。
P1040331未来屋書店とカフェ・ド・クリエのコラボ店舗。

また、今秋には、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が久々の新規出店となる店舗を開業させる予定。
閉店が続く同店であるが、イオンタウンユーカリが丘への新規出店が日本における戦略の一つのターニングポイントとなるのか、注目が集まる。P1040332クリスピークリームドーナツ予定地は現在休憩所に。

また、ファストファッションの「H&M」も秋にオープン予定。
最近は新規・新装開業するイオンモールへの出店が相次いでいたが、イオンタウンへの出店は初となる。

2F 3世代のアクティブライフ応援のフロア

千葉初出店となる「VIVRE GENE」はイオンリテールが運営するファッションビル「ビブレ」の小型店舗。
これまで全国のイオンモールに出店してきたが、イオンタウンへの出店は初となる。P1040329ビブレジーン。

3F 大人世代のゆとり生活支援のフロア
西街区3階には、イオングループのショッピングセンターではお馴染みのテナントである、家電量販店の「ノジマ」や、100円ショップ「ダイソー」などが出店している。

ヘ テ ム ル

イオンタウン開業の裏で旧サティは閉店-2017年春を目処に山万直営のSCへ

山万ユーカリが丘線地区センター駅前にあるSC「スカイプラザ」の核店舗として入居していた「イオンユーカリが丘店」は、イオンタウングランドオープンの5日前となる6月5日に閉店した。
同店舗は旧マイカルの「ユーカリが丘サティ」として1992年にオープン(のちのサティ2番街オープンにより「サティ1番街」に)。ユーカリが丘最大のスーパーとして、イオンにリブランドされた後も大きな存在感を示していたが、今回のイオンタウンの開業によりお役御免となった。_MG_35756月5日をもって閉店した旧イオンユーカリが丘店。
2017年春を目処に山万直営のSCがオープン予定。

しかし、ユーカリが丘の開発主体である山万は、旧イオン含むスカイプラザ全体をリニューアルし、2017年春までに新たなショッピングセンターを開業させる方針を示している。
山万直営となるSCには、スーパーのみならず、ホームセンターや医療、教育系のテナントなど50-60店舗が入る予定で、テナント面でイオンタウンとの差別化が図られる見通しだ。

イオンシネマが入居するユープラ、旧サティ閉店で正念場

また、ユーカリが丘駅前には三越の小型店「エムアイプラザ」を核店舗とする商業施設「ユーカリプラザ」(通称:ユープラ)がある。
旧マイカルが1999年に「ユーカリが丘サティ2番街」としてオープンさせたユープラは、印旛地域南部では貴重な映画館であるイオンシネマ(旧ワーナーマイカルシネマズ)を抱えている。_MG_3567イオンシネマを抱えるユープラ。
イオンタウンとは約600m離れている。

しかし、本来であればイオンシネマがテナントとして入居するケースも多いイオンタウンとは約600m離れていることや、隣接するスカイプラザの一時的な空洞化など、取り巻く状況は必ずしも良好とは言えない。

このように、ユーカリが丘にはイオンタウンやユープラと言った動員力の大きな施設が点在しているだけに、スカイプラザのリニューアルをはじめとした施設間での回遊性の向上が、さらなるまちの賑わい創出に繋がるであろう。

高齢化・人口減少しないニュータウン「ユーカリが丘」
-山万の「成長管理型」まちづくりは次なる領域へ

千葉県佐倉市ユーカリが丘は、不動産会社「山万」の手によって、高度経済成長期の1971年から開発され78年に分譲を開始したいわば「ニュータウン」である。
しかし、ユーカリが丘の「成長管理型」と言われる中長期的な視点に立った開発は、高齢化や人口減少が問題となっている他地域のニュータウンとは一線を画しており、「持続可能なまち」を実現している。
その要因となっている主な例が以下に挙げるものである。

  • 毎年一定の戸数以上は分譲せず、将来的な高齢化リスクを防ぐ
  • 高層マンションを作ることで、主にユーカリが丘の戸建て住宅に住む子育てが終了した親世代の「住み替え」ニーズに応える
  • ユーカリが丘で育った住民が子育て世代となったときに、親の住む高層マンションの近くの戸建てに再び住むといった「近居」を実現出来る

山万はその他にも、保育施設の充実による子育て世代への支援や、老人施設の充実による高齢者へのサポートなど、まちに住む誰もが「住みやすい」と感じるまちづくりを行っている。

今回開業したイオンタウンにおいても、関東最大級のキッズリパブリックやあそびパークなど、子育て世代とその子供に寄り添った売場構成がなされており、ここでも“ユーカリが丘というまちに適したニーズ”が反映されている。_MG_3573 (1)ユーカリが丘の高層マンション群とイオンタウン。

ミライア街区にオープンしたイオンタウンは、新時代のまちづくりとして注目を集める「ユーカリが丘・モデル」をさらに高いステップへと押し上げていくことにも繋がりそうだ。

外部リンク:イオンタウンユーカリが丘

西友仙台泉店、2016年9月閉店-スケート聖地も存続危機

仙台市泉区の「西友仙台泉店」が、業績不振により9月19日をもって閉店することが分かった。
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閉店が発表された西友仙台泉店。

旧ダイエー泉店を引き継いだ西友、開店10年目で閉店

西友仙台泉店は泉区高玉町にある郊外型SC「仙台泉ショッピングセンター」の核店舗で、店舗面積は約6,400㎡。
同SCは旧ダイエー泉店を核に1988年にオープンしたが、ダイエーは2005年に業績不振で閉店。
翌年2006年、旧ダイエーの建物を引き継いだ西友が仙台泉店を開業し、今年でオープン10年目を迎えていた。
しかし、近隣の「イトーヨーカドー仙台泉店」が2013年に「アリオ仙台泉」に全面改装された影響もあり、業績不振のためにかつて売場があった2階は閉鎖、飲食テナントの撤退などが続いており、業績不振が改善しないために今年9月をもって閉店する運びとなった。
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かつて営業していた2階は閉鎖されてしまった。

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 アリオ仙台泉。様々なテナントが出店する。

SC隣には巨大空き地、一体的な大規模再開発の気配

現在、仙台泉SCの隣には敷地面積約35,000㎡の空き地が存在する。
これは昨年まで入居していた大型中古車販売店「カーチス仙台販売センター」が泉区七北田新道の旧いずみパワーモール跡地へ移転したことにより生じた空き地で、移転後は地元の不動産関連会社が土地を取得している。
さらに、不動産関連会社は現在三井不動産が所有する同SCの敷地約65,000㎡の取得にも動いており、近い将来、空き地とSCの敷地を合わせた総面積10万㎡超の大規模再開発が見込まれている。P1040394SC駐車場と奥の空き地。一体的な大規模再開発が見込まれる。

今回の西友仙台泉店・仙台泉SCの閉店によって、泉区高玉町の大規模再開発の動きはより一層加速しそうだ。

荒川、羽生を生んだ日本フィギュアの聖地「アイスリンク仙台」、再び存続危機に

仙台泉SCにはスケートリンク「アイスリンク仙台」が入居する。アイスリンク仙台は、トリノオリンピックフィギュアスケート女子金メダリストの荒川静香と、ソチオリンビック男子金メダリストの羽生結弦などの有名選手が練習拠点としていたことで知られており、日本フィギュアスケート界の「聖地」と称されている。
しかし、これまで経営不振や東日本大震災による被害などで一時閉鎖を繰り返し、度重なる存続の危機に立たされてきた。
現在は黒字経営を維持しているものの、継続的な経費の削減を強いられている。P1040392
荒川選手や羽生選手が拠点としていたアイスリンク仙台。
再びの存続危機に。

今回の西友の撤退と大規模再開発の計画次第では同リンクへの影響は必至であり、フィギュアスケートの「聖地」は再び存続の危機に立たされることとなった。

外部リンク:西友仙台泉店

アニメイト、秋葉原に”女性向け”大型旗艦店-2016年7月開店

アニメショップ世界最大手の「アニメイト」(本社:板橋区、本店:豊島区池袋)は、秋葉原に女性向けの大型旗艦店「アニメイトAKIBAガールズステーション」を2016年7月16日にオープンさせる。
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アニメイトAKIBAガールズステーションが入居するビル。
工事が進んでいる。(カプセルホテルとラオックスの間)

アキバ初の女性向けアニメイト、7階建ての大型店

「アニメイトAKIBAガールズステーション」が出店するのは、パセラ・パームス向かいの「石丸電気3号館(石丸ソフト3)」→「ラジオ会館2号館」の跡地。
このビルはラジオ会館本館建て替え増床後の2015年夏より大型空き店舗となっていた。
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店舗所在地(公式サイトより)。

「アニメイトAKIBAガールズステーション」の店舗コンセプトは「女性のためのアニメショップ」。
売場は1階から7階まで。「2.5次元系」をテーマにしたフロアや、女性向け書籍を専門に扱うフロアも設置される。アニメイトとしては秋葉原で3店舗目。
開業後はオープニングイベントの開催も予定されているという。

アニメイトAKIBAガールズステーション

住所:東京都千代田区外神田1-2-13
(旧石丸ソフト3→ラジオ会館2号館跡、パセラ向かい)
営業時間:10:00~21:00

外部リンク:アニメイトAKIBAガールズステーション

府中天満屋に「道の駅」2017年春開業-バスターミナルも集約

広島県府中市の百貨店系ショッピングセンター「府中天満屋」に来春「道の駅 びんご府中」が開設され、バスターミナルも集約される。
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府中天満屋。

道の駅×中心市街地の核店舗、史上初の試み

府中天満屋は岡山市に本社を置く天満屋百貨店系のショッピングセンターで、1985年に開店。売場面積は約12,000㎡。
JR府中駅の裏側、国道486号線を挟んで府中市役所の向かいに立地している。
道の駅が開設されるのは、府中天満屋の西側の青果市場跡地。
道の駅の建物は府中市が整備し、天満屋グループが指定管理者として運営。府中天満屋とは連絡通路が設けられる。
 中心市街地の核となる大型店に道の駅が併設されるのは史上初。駐車場は府中天満屋と供用になるとみられる。
道の駅には産直売場などはもちろん、公衆トイレ、イベント広場、交流スペースや大型バス駐車場なども新設される。道の駅は広島県で19ヶ所目。
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完成予想図(府中市ウェブサイトより)。

バスターミナルも集約-中心商店街の駐車場としても整備

府中市では、市役所とJR府中駅に隣接する「府中天満屋」「道の駅びんご府中」を中心市街地の核的施設と位置付けている。
府中天満屋には広い無料駐車場が設置されていることから、今後は無料駐車場が少ない中心商店街への散策ルートのスタート地点としても整備を行うという。
また、府中天満屋はパークアンドライドの拠点としても期待されており、道の駅の整備とともにバスターミナルも設置される。
道の駅開業後は、市内路線バスに加えて広島からの「リードライナー」など、高速バスの乗り入れも行われることになる予定となっている。

地方都市では、府中天満屋のように中心市街地の核店舗に広大な無料駐車場が併設されている事例もある。今後、こういった動きが全国に広がっていくか注目される。

参考:広報ふちゅう 平成26年5月1日号

イオン戸畑店、全館リニューアル-地域密着、シニア重視に路線転換

福岡県北九州市戸畑区の「イオン戸畑ショッピングセンター」が、6月3日にリニューアルオープンした。
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イオン戸畑ショッピングセンター。

戸畑駅前の大型ショッピングセンター

イオン戸畑ショッピングセンターは1999年3月、マイカル九州が運営する生活百貨店「戸畑サティ」として開店。
北九州初となるシネマコンプレックス「ワーナー・マイカル・シネマズ」や屋内型遊園地「ダイナレックス」を併設するなど、開業当初は若戸地域の核となる商業施設として、また、北九州地域のマイカル九州旗艦店として営業していたが、イオン九州との経営統合を経て、近年は競合のイオンショッピングセンターとの競争から地域密着型に路線転換していた。

「ウェイ」(らしさ)掲げ、地域密着・シニア層重視の売場に

イオン戸畑店は4階建、売場面積は約33,600㎡。
改装コンセプトは「戸畑ウェイ」。
ウェイ」とは「~らしさ」という意味で、戸畑らしさを掲げ、G.G.(グランド・ジェネレーション)世代(中高年のこと、若者向けではない)をメインターゲットに据えた、地産地消を全面に押し出した売場作りを目指ざしている。

地産地消を前面に押し出す

新規導入する地産地消商品としては、「地元いちばん」を冠した農産物や、北九州市食品ブランド化プロジェクト開発商品「北九いいと」などが挙げられる。また、折尾駅ホームでの駅弁立ち売りで知られる東筑軒の「かしわめし」、門司港地ビール工房の「地ビール」なども販売するほか、6月26日には、産直野菜専門店・わくわく広場が手掛ける高品質食料品店「CRAZY PANTRY」の九州一号店が出店を予定している。
北九州市内では地場大手スーパーのハローデイ、サンリブ、西鉄ストアなどが相次いで「地産地消」「高付加価値型」商品の充実を進めていおり、「地域重視」の戦略は北九州地区のスーパーでの新たな潮流となっている。

外部リンク:イオン戸畑ショッピングセンター公式ホームページ

みとサントピア、解体へ-跡地未定

2007年に閉店した水戸駅近くのファッションビル「みとサントピア」が解体されることになった。
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みとサントピア跡。

閉館から10年近く経過、ようやく解体-跡地未定

サントピアは1978年5月開店。地下1階、地上8階建。
水戸市初のファッションビルとしてバブル期のDCブランドブームのころは大いに賑わい、水戸市の若者文化を牽引。約30年に亘って親しまれたが、水戸市中心部の空洞化、ファッション志向の変化などから2007年5月に閉館、その後は空き店舗となっていた。

空洞化進む水戸市中心部

サントピア解体後の跡地の活用方法は、2016年6月現在まだ決まっていないという。
水戸駅周辺では、サントピア以外にも2003年以降に百貨店「伊勢甚」、「西友リヴィン(水戸西武)」、スーパー「ダイエー」、複合商業ビル「ミーモ」、「ヤマダ電機」などが相次ぎ閉店。
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西友LIVIN水戸店(旧水戸西武)跡。

このうち、ヤマダ電機跡地には2017年にイオン(ダイエー)系のファッションビル「水戸オーパ」が出店することになっているが、閉館した商業ビルの跡地は多くが空き店舗、もしくは空き地のままとなっている。

関連記事:水戸オーパ、来春開店-ヤマダ電機LABI水戸跡

サンモール高砂、再生に向けて売却へ

山陽電車高砂駅前のショッピングセンター「サンモール高砂」が、再生に向けて東京都の不動産管理会社「アスクプランニングセンター」に売却された。
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サンモール高砂。

核店舗の西友撤退で半分が空き店舗に

サンモール高砂は1976年から1978年にかけて開店。
三菱製紙の工場敷地の一部とその周辺を再開発して建設されたショッピングセンターで、商業床は3階建、約15,000㎡。4階以上はマンション「サンモール高砂ハイツ」となっている(なお、三菱製紙は現在も隣接地で営業中)。
商業床の核店舗は西友高砂店で、全売場面積の約半分にあたる約7,500㎡を占めていたが、西友は2015年4月での撤退を表明。高砂市の要請から同年12月末まで営業を延長したものの、後継店舗は決定せず、空き店舗となっていた。
また、三菱系の「サンモールスイミングクラブ」も2015年に閉館しており、現在は専門店のみが営業を行っている。

旧マイカル関係企業が再生-売却で商品券使用停止に

サンモール高砂の再生を手がける「アスクプランニングセンター」は元々兵庫県で創業。
マイカルの創業家が創業したディベロッパーで、かつてはマイカル系のショッピングセンターの運営にも関わっていたことがある。
開業以来サンモールの大部分を所有していた三菱倉庫系の不動産管理会社「神戸ダイヤサービス」のウェブサイトには、5月31日付でサンモールの管理運営を修了したことが掲載されており、同社発行のサンモール商品券は7月31日までで利用停止となる予定。

専門店は当面継続、具体的な再生計画は未定

サンモールの具体的な再生計画についてはまだ発表されておらず、専門店街については当面これまで通り営業を続けるとみられる。
山電高砂駅の周辺にはほかにスーパーマーケットが立地していないため、買い物難民解消のためにも早期の再生が課題となっている。

外部リンク:サンモール高砂
外部リンク:神戸ダイヤサービス
関連記事:再活用進まぬ西友跡

イオン「ウエルマート」全店舗、マックスバリュへの転換完了

イオングループのマックスバリュ東北は5月25日、運営する小型食品スーパー「ウエルマート」全店舗を「マックスバリュ」に業態転換した。
これにより、「ウエルマート」の屋号は34年の歴史に幕を下ろした。
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マックスバリュエクスプレスに転換したウエルマート相生店。

 マックスバリュの前身、大店法緩和で競争力失う

ウエルマートは1982年、ジャスコグループ(当時)の食品スーパーとして兵庫県姫路市に1号店となる田寺店を開店。
大規模小売店舗法(当時)の制約に縛らない売場面積999㎡以下の小規模スーパーであるために急速に店舗網を拡大。つるまい(秋田県、北日本ウエルマート)、ますや(長崎県、西九州ウエルマート)など地場スーパーの系列化もあり、最盛期には全国17県に店舗が存在していた。
しかし、1990年代以降の大店法規制緩和に伴う競合スーパーの大型化で競争力を失ったウエルマートは、業態転換や店舗網の縮小を迫られた。
その後、ジャスコは1994年から食品スーパーの新業態となる「マックスバリュ」、ディスカウントストア「メガマート」の展開を開始。
それ以降、ウエルマートはリブランドや、他社への店舗売却が進められた。
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他店に売却された旧ウエルマート三重店。

ウエルマート発祥の兵庫、2月までにマックスバリュ転換
東北でも5月末までに転換し、ウエルマート消滅

2016年2月にウエルマート発祥の地である兵庫県のウエルマート相生店がマックスバリュエクスプレスに転換して以降、ウエルマートはマックスバリュ東北が秋田県で運営するウエルマート協和店、ウエルマート神岡店の2店舗のみとなっていた。
そして5月27日、協和店と神岡店が「マックスバリュ」に生まれ変わった。
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5月にマックスバリュに転換した協和店(公式サイトより)。

これにより、「ウエルマート」の屋号を持つ食品スーパーは全国から消滅することになり、34年の歴史に幕を下ろした。

外部リンク:5月27日、ウエルマート協和店は「マックスバリュ協和店」に生まれ変わります!(マックスバリュ東北公式HP)