カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ドン・キホーテ 青梅新町店、2023年12月31日閉店-西東京レーン別館、ボウリング場も8月31日閉店

東京都青梅市の青梅インターチェンジ近くにあったボウリング場「西東京レーン」別館に出店するパン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)が運営するディスカウントストア「ドン・キホーテ 青梅新町店」が、2023年12月31日に閉店する。

西東京レーンのドンキ、ボウリング場とともに閉店

「ドン・キホーテ 青梅新町店」はボウリング場「西東京レーン」の別館に出店。西東京レーンは1968年に開業した老舗ボウリング場であったが、2023年8月31日に閉店していた。

ドン・キホーテ青梅新町店。(公式サイトより)

ドン・キホーテ青梅新町店の閉店は西東京レーンの閉店とそれに伴う建物売却によるもの。店内では閉店セールが開催されている。
跡地の活用方法などについては2023年11月で発表されていないが、西東京レーンとともに再開発される可能性も高いであろう。

関連記事:イオンスタイル河辺、2019年8月9日開店-東急ストア・河辺とうきゅう跡

フレスポ三次プラザ、2023年11月16日開業-「CCプラザ」建替え、フレスタ・無印良品の大型店など出店

広島県三次市のJR三次駅近くに大和リースのショッピングセンター「フレスポ三次プラザ」が2023年11月16日に開業する。

フレスポ三次プラザ。

CCプラザ跡地、再びショッピングセンターに

CCプラザは1972年3月に広島県北部で初の大型ショッピングセンターとして開業。1995年に増築がおこなわれているほか、別棟として飲食テナント棟(マクドナルド→すき家)があった。

CCプラザ(三次ショッピングセンター)。

店舗本館は3階建てで、店舗面積は10,769㎡だったが、老朽化のために2022年3月に閉店・解体。CCプラザの核店舗だった「マルショク三次店」は近隣に新店舗を建てて移転していた。

核店舗はフレスタに交代

フレスポ三次プラザは一部2階建て、延床面積は約7,412㎡。
核店舗として地場スーパー「フレスタ」のほか「無印良品」、ドラッグストア「ウオンツ」が出店。無印良品は広島県北部初出店で、店舗面積1803㎡の大型店となる。
そのほか、複数の店舗(おもに個人商店)がCCプラザから再出店する。総テナント数は14店舗となる。

フレスポ三次プラザのテナント一覧。

フレスポ三次プラザ

広島県三次市十日市中1-1-10
営業時間:10時~20時(無印良品など)

関連記事:CCプラザ、2022年3月31日閉館-三次ショッピングセンター、解体後に大和リースと新施設建設

中国・食品売場の過度な赤色照明「生鮮灯」、2023年12月より使用禁止に-中国政府、食肉鮮度偽装対策で

中華人民共和国(中国)のスーパーマーケットや精肉店で広く普及している精肉の鮮度を分かりづらくするための赤色LED照明・通称「生鮮灯」の使用が、2023年12月1日より全面禁止される。

中国で流行していた精肉売場の過度な赤色照明、禁止に

「生鮮灯」の使用禁止は、中華人民共和国国家市場監督管理総局(旧・国家工商行政管理総局)の食肉農産品市場における質量安全監督管理に関する法の改正によるもの。

中国国内のスーパーや市場、精肉店では、過度な赤色LED照明を用いることで精肉を赤く照らすことで鮮度を分かりづらくすることが流行しており、食肉鮮度偽装に繋がるものとして問題となっていたという。
2023年12月1日以降、この生鮮灯を使用した場合、5000人民元~30,000人民元(日本円で約10万円~約60万円)の過料が課されることになる。

関連記事:天虹微喔、ローソンが買収-中国流通大手のコンビニ、2022年1月発表
関連記事:ファッションセンターしむら、2020年末までに全店閉店-しまむらの中国店舗、コロナ後の再進出めざす
関連記事:ローソン、中国で「プレハブ」「激セマ」新業態を2020年7月31日から展開-1号店はローソン南京玄武公園店

ドン・キホーテ京急蒲田店、2023年11月22日開店-京急蒲田駅「ウィングキッチン」に

東京都大田区の京急蒲田駅内「ウィングキッチン京急蒲田」に「パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH/本社:東京都目黒区)のディスカウントストア「ドン・キホーテ京急蒲田店」が2023年11月22日午前8時に開店する。

ドン・キホーテ京急蒲田店。

京急蒲田駅内、地元客・旅行客に便利なドンキ登場

ドン・キホーテが出店するのは、京急蒲田駅内にある京急グループの商業施設「ウィングキッチン京急蒲田」の1階・2階、店舗面積は約732㎡。
ウィングキッチン京急蒲田は2015年の駅高架化に合わせて開業した施設であるが、コロナ禍以降「GU」「くまざわ書店」など複数のテナントが撤退していた。

ウィングキッチン京急蒲田。

駅内に出店することから「待たずに買える『コンビニ感覚』ドンキ」として、菓子類や総菜、菓子パンなどの食品をはじめ、酒を含む飲料、洗剤類や家庭雑貨などの商品を集め、有人レジに加えてフルセルフレジ 3 台を設置する。
通学・通勤客や京急空港線を利用する旅行客、外出ついでや休日にふらっと立ち寄る近隣客など、幅広い需要に充実の品揃えで応えるとしている。

ドン・キホーテ京急蒲田店

東京都大田区蒲田 4 丁目 50-11 ウィングキッチン京急蒲田
営業時間:8時~23時

関連記事:羽田イノベーションシティ、2020年7月3日開業-MR商業施設やZepp HANEDAなど出店、国際産業拠点めざす
関連記事:京急蒲田駅高架化・再開発ビル完成-「ウィングキッチン」「あすとウィズ」2015年12月11日開業

アミュプラザ長崎新館、2023年11月10日開業-JR長崎駅ビル増床部分に86の専門店、本館も開業以来最大の全面刷新

長崎県長崎市にJR長崎駅ビル「アミュプラザ長崎新館」が2023年11月10日午前10時に開業した。

アミュプラザ多店舗化の先駆けとして開業

JR長崎駅ビルは2000年9月に開業。建物は地上10階建で商業フロアは1〜5階、宿泊フロアは6〜10階。商業フロア「アミュプラザ長崎」の建物は地上5階建で営業面積は約38 ,800㎡、延床面積は24,000㎡。
アミュプラザ長崎は、1998年3月に福岡県北九州市の小倉駅に開業した「アミュプラザ(現アミュプラザ小倉)」に次ぎ2施設目のアミュであった。
同施設は開業以来、大型食品スーパー「西友」を始め、外資系ファストファッション「GAP」、アダストリアのレディスブランド「LOWRYS FARM」、福岡親不孝通り発祥のインテリア雑貨店「octa hotel」、大型ライフスタイルストア「無印良品」、地場書店「メトロ書店」、シネマコンプレックス「ユナイテッドシネマ」など専門店130店舗ほどを展開しており、地域随一の食物販やファッションの集積と映画館やゲームセンターといった娯楽要素を兼ね備えたアミュが九州全域に広がる契機となった。

新幹線開業にともなう駅再整備で3館体制に

アミュプラザ長崎新館は、西九州新幹線(九州新幹線西九州ルート/長崎ルート)開業にともなう駅再整備プロジェクト「長崎駅開発」の一環として建設されたもの。
長崎駅開発では、2021年3月に長崎駅改札口前(高架下)商業施設が着工し、2022年3月に「長崎街道かもめ市場」(営業面積約2,200㎡、延床面積約4,400㎡)として開業しており、アミュプラザ長崎新館は長崎駅の商業施設としては3館目となる。(かもめ市場もアミュプラザ長崎と一体的に運営される館扱い)

長崎街道かもめ市場とアミュプラザ長崎新館アイキャッチ。

アミュプラザ長崎新館は計画当初、「(仮称)新長崎駅ビル」として2023年春に商業フロアのみ先行開業、2025年度に全面開業予定であったが、施設構成の一部変更(商業フロアの多層化・オフィスフロア減床など)や工期短縮といった取組みにより、既存施設(アミュプラザ長崎本館・JR九州ホテル長崎)と一体的な「JR長崎駅ビル」として2023年秋に全面開業することとなった。

アミュプラザ長崎。

なお、JR長崎駅ビルの(仮称)新長崎駅ビル部分は増床という扱いであるが、アミュプラザ長崎本館と新館はデッキや渡り廊下を介する接続であるなど、厳密には別の建物となっている。

九州再上陸のFOREVER21など86店舗

JR長崎駅ビル増床部分の建物は地上13階建で商業フロアは1〜5階、オフィスフロアは5〜6階、ホテルフロアは1階及び7〜13階。

商業フロア「アミュプラザ長崎新館」の建物は地上4階建一部5階建で、営業面積は約21,700㎡、延床面積は41,000㎡。

エントランスホール。

プロモーションコンセプトに「new mood」、テーマに「あたらしい気分を見つけよう。」、キャッチコピーに「景色を変えよう。」を掲げ専門店86店舗を展開。(九州初3店舗、長崎初39店舗含む)

1階には大手セレクトショップ「JOURNAL STANDARD」「SHIPS」やH2Oリテイリング(阪急阪神百貨店)系コスメセレクトショップ「Fruit GATHERING」、イスラエル発コスメ「SABON」、ベーカリーカフェ&イタリアンバル「flour + water / DRA7」、チョコレートブティック「lindt」といった県内初のブランドに加え、「URBAN RESEARCH」「ROPE」といったブランドが本館から移転、アクセシブルラグジュアリーブランド「COACH」など新規出店する。

JOURNAL STANDARDアミュプラザ長崎店。

2階にはオンワード樫山のOMO型業態「ONWARD CLOSSET Select」やインテリア雑貨店「KEYUCA」「unico」「Flying Tiger Copenhagen」「中川政七商店」といった県内初のブランドに加え、オクタホテルのライフスタイル&カフェ「Maison Octà」といった新業態店舗など新規出店する。

3階にはアダストリア主導のもと日本再上陸を果たしたファッションブランド「FOREVER21」や青山商事(洋服の青山)の4ブランド複合スーツ専門店「SUIT SQUARE」といった九州初のブランドに加え、390円中心のアパレル雑貨店「390 THANKYOU MART」といった県内初のブランド、ファストリ系のファストファッション「UNIQLO」「GU」大型複合店など出店する。
4階には家電量販店「エディオン」の最新店舗や眼鏡店「OWNDAYS」、大型アミューズメント施設「namco」が新規出店する。
また、5階にはシアトルスタイルのカフェ「STARBUCKS」や24時間フィットネスジム「ANYTIMEFITNESS」など3店舗が出店。屋上庭園広がる開放感ある空間となる。

2024年までに本館も全面刷新

アミュプラザ長崎本館では新館開業に先駆け、1階土産ゾーン「長崎おみやげ街道」跡をスイーツゾーンに転換、2階3階アパレル関連店舗を再配置、4階旧東急ハンズ長崎店を「ハンズ長崎店」としてリニューアルするなど、館が担う役割の再定義を進めていた。

ハンズ長崎店。(旧東急ハンズ長崎店)

アミュプラザ長崎本館では新館開業後の活性化策として、2023年12月までに2階3階アパレル関連店舗を再配置、2024年春には1階に長崎最大の食物販「フードマーケット」を展開する。

フードマーケットには、長崎大丸周辺店舗閉店以来の復活となるベーカリー「DONQ」やおこわ弁当店「おこわのたごさく」、RF1グループの「Green gourmet」、韓国惣菜店「カンナムデリ」、福岡発のマクロビフードデリ「Evah Dining」など首都圏や福岡の百貨店デパ地下では常連といえるようなブランドを導入する方針を発表しており、従来百貨店が担ってきたファッションや食を一手に引き受けることとなりそうだ。

混雑緩和策も

アミュプラザ長崎では、新館開業による混雑緩和や集2023年11月1日から「お買い物きっぷ」を発売、路面電車利用客を対象とした「お帰りの電車乗車券サービス」、自家用車利用客を対象とした「どこでも駐車場サービス」「臨時シャトルバス運行(三菱重工総合体育館臨時駐車場・駅北側高架下間)」といった施策を打ち出す。また、島原鉄道でも車両増設による混雑緩和施策を打ち出す。

アミュ長崎、デパ地下機能導入で圧倒的一番店に

長崎市は九州他県と比べ、都市圏郊外に広域集客型の商業施設が少ないもの、2000年4月の夢彩都(現ゆめタウン夢彩都)を皮切りに、同年9月のアミュプラザ長崎、2008年10月のみらい長崎ココウォークなど、従来商業集積に乏しかった長崎駅〜浦上駅周辺にかけて大型店が相次ぎ開業した。これにより長崎市を代表する市街地である浜町から商業の重心が長崎駅方面に移ることとなった。
アミュプラザ長崎は新館によるコスメ・ブランド・セレクトショップ強化に加え、2024年春の本館改装でデパ地下に匹敵するような食物販機能の導入を打ち出しており、長崎での一番店としての地位を確固たるものとしそうだ。

アミュプラザ長崎

長崎県長崎市尾上町1−1
営業時間:10時~20時(店舗により異なる)

関連記事:ファンスクエア新大工町、2022年11月19日開業-長崎玉屋を建替え、ライオンズタワー下層に玉屋・ジョイフルサンなど出店
関連記事:長崎西洋館、2023年5月閉館-長崎電気軌道運営、路面電車資料館も入居する商業ビル

関連記事:プラットモール長崎、2021年10月29日開業-長崎西洋館となりにJR西日本系モール

DON DON DONKI 台中タイガーシティ店、2023年11月9日開業-ドンキ、台中1号店に初業態「寿司・天婦羅店」「お試しコーナー」併設

台湾・台中市西屯区の台中国家歌劇院近くにあるショッピングセンター「老虎城タイガーシティ」の地階に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)が運営するディスカウントストア「ドン・キホーテ」の台湾4号店となる「DON DON DONKI 台中タイガーシティ店」が2023年11月9日午前10時(台湾時間)にグランドオープンした。

日本零售連鎖店「驚安の殿堂 唐吉軻德」臺中1號店「DON DON DONKI 台中 Tiger City」將於112年11月9日正式開幕。 

ドンキ、台中市初出店は寿司店など併設

「老虎城タイガーシティ」は台中市役所(市政府)近くにある2002年に開業した大型ショッピングセンターで、ドンキが出店するのは地下1階、店舗面積は1,353 ㎡。

DON DON DONKI 台中 Tiger City.

通常のドンキの売場に加えてドンキが運営する専門コーナーとして「寿司 わか桜」「やすだ精米」「コスメドンキ」等が出店。コスメドンキではオンライン接客を実施。また「寿司 わか桜」は新業態の寿司・天婦羅専門店で、高級感のある店内には120席を備える。
また、台北南港店に続き2店舗目となる新業態となる売場「ヲた飯堂」を開設。菓子や拉麵をばら売りし、好きな菓子の詰め放題コーナーやインスタント食品をその場で調理できる試食コーナーなどを展開、食品の「お試し」することができるとしている。

DON DON DONKI 台中Tiger City店

台中市西屯區河南路三段120號B1
営業時間:10時~23時

関連記事:ららぽーと台中、2023年5月開業-南館1月17日先行開業、ロピア海外初出店
関連記事:林百貨店新竹店、2022年4月23日開店-同日開業の「蔦屋 TSUTAYA BOOKSTORE 新竹湳雅」内にサテライト店
関連記事:三井アウトレットパーク台南、2022年2月25日開業-高鉄の台南駅前に
関連記事:SKY CITY遠東新世紀・遠東百貨竹北店、2022年1月14日開業-竹北IC近く、市内初の百貨店は「円楼」型

関連記事:清水サービスエリア、2020年1月18日リニューアル開業-NEXCO中日本の「日本美食天堂」誕生
関連記事:遠東そごう新竹駅前店、2019年8月31日閉店-ビッグシティ店に事実上の統合

関連記事:三井アウトレットパーク台中港、2018年12月12日開業-三井不動産、台中駅近くにもSC建設へ

Becker’s(ベッカーズ)、2023年11月22日までに全店閉店-JR東日本系ハンバーガーチェーン、37年の歴史に幕

JR東日本子会社であるJR東日本クロスステーションフーズカンパニー(本社:東京都渋谷区)が運営するハンバーガー・ベーカリーカフェ「Becker’sベッカーズ)」が、2023年11月22日までに全店閉店する。

アールベッカーズ池袋東口店。(2023年10月閉店済み)

ロイホ系→JR東日本系のバーガー店、40店以上展開したが

ベッカーズは1986年にロイヤルホスト(ロイヤル)副社長が同社系列のファーストフード運営企業を再編することで設立。1990年に運営会社をJR東日本グループが買収した。
その後、首都圏各地の駅を中心に「ベッカーズ」「アールベッカーズ」を約40店舗ほど展開していた。

ベッカーズ飯田橋店。(閉店済み)

一方で、首都圏の駅が多いというその立地ゆえ、コロナ禍のなか店舗数は減少。2023年10月15日に池袋東口店(池袋駅)が閉店して都内から撤退、さらに10月31日には大宮店(大宮駅)が閉店。11月時点で店舗は柏店(柏駅)のみとなっていた。

ベッカーズのハンバーガー。(撮影:文鉄・お札とコインの資料館

最後の店舗・柏店で特別メニューを販売

最後の店舗・ベッカーズ柏店は11月22日に閉店。これを以てベッカーズは全店閉店となる。
ベッカーズ柏店では11月9日から22日まで最後のハンバーガーとして特別メニュー「ラスト・ベッカーズバーガー」(税込450円)を販売。ポテト・ドリンクセット(税込850円)購入者にはクリアファイルを進呈するとしている。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ほたてセールを実施中。

禁輸に負けない!【緊急支援品】送料無料3,880円!更に2個で衝撃1,000円OFFクーポンあり!北海道産のお得な【訳あり(割れ/不揃い)】生ほたて貝柱どっさり1kg 帆立 ホタテ ほたて 中国禁輸措置生産地支援品
価格:3,880円(税込、送料別) (2023/11/5時点)

楽天で購入

関連記事:ジェクサーe-SPORTS STATION JR松戸駅店、2021年1月24日開業-JR東日本初の常設eスポーツ施設、びゅうプラザ跡に

東急赤坂ビル・東急プラザ赤坂、2023年10月31日閉店-赤坂エクセルホテル東急は8月閉館、「赤坂見附の顔」再開発へ

東京都千代田区永田町の赤坂見附駅前にある複合商業ビル「東急赤坂ビル」が、再開発のため2023年10月31日に閉館した。

東急赤坂ビル。
開業当時、写真右奥のプルデンシャルタワーの場所は「ホテルニュージャパン」だった。

「赤坂見附の顔」だった築54年の大型複合ビル

東急赤坂ビルは東急グループが管理運営する複合ビルとして同社駐車場跡などに1969年9月に開業。建物の裏手には衆議院議長公邸・参議院議長公邸がある。1960年代当時としては非常に大きな建物であり、軍艦のような大きく長い見た目とパジャマのようなストライプ模様から「軍艦パジャマ」と呼ばれたこともあったという。
下層階はおもに商業施設「東急プラザ赤坂」、高層階はシティホテル「赤坂東急ホテル」(2002年に「赤坂エクセルホテル東急」にリニューアル、2023年時点の客室数566室)として活用されていた。このほかに複数のオフィス、大型駐車場も入居していた。
建物は地上14階、地下2階(一部地下3階)建て、総賃貸面積は約33,000㎡、そのうち東急プラザの店舗面積は4,446㎡だった。

エクセルホテル東急・東急プラザとも閉店、解体へ

閉館は建物の老朽化による建て替え・再開発のため。赤坂エクセルホテル東急は2023年8月31日に、東急プラザ赤坂は2023年10月31日までに全テナントが撤退・閉館している。

東急プラザ赤坂・赤坂エクセルホテル東急のエントランス。

東急不動産によると建物は解体されるといい、建物に出された掲示によると2023年12月より工事が開始される予定。解体工事期間は2025年6月までとなっている。
跡地は再開発されるとみられるが、新たな建物の規模などについては、2023年11月時点で発表されていない。

関連記事:ドン・キホーテ赤坂見附店、2019年2月15日閉店-僅か9ヶ月で

ニトリ石垣店、2023年11月17日開店-石垣島に八重山・先島エリア初出店、日本最南端・最西端の店舗に

沖縄県石垣市の国道390号線沿い、東運輸ドン・キホーテ前バス停前に、ニトリHDの大型家具インテリア雑貨店「ニトリ石垣店」が2023年11月17日に開店する。

2000年に沖縄初出店、物流網整備で店舗網を拡大

ニトリは2000年11月に沖縄県内進出1号店「ニトリイオン具志川店」、2004年5月に2号店「ニトリイオン南風原店」を開店。
両店舗は同社全国展開初期の店舗で、既存の店舗網から大きく離れていたこともあり、家具を取扱わない「インテリア館」業態としての開店であったが、物流網の整備により、2008年1月の新店舗「ニトリ南風原店」(イオン南風原の移転扱い)開店を機に沖縄県内でも標準店舗と変わらない大型家具・インテリアの取扱いを開始。本州と同様のスタイルとなったことで店舗網の拡大をすすめていた。
同社グループの2023年10月時点における沖縄県内の店舗事業所数は、6店舗と配送センター1事業所(ホームロジ)となっている。

八重山初、日本最南端・日本最西端のニトリに

ニトリ石垣店が出店するのは、国道390号線沿いの沖縄県八重山合同庁舎近く、ドン・キホーテ石垣島店の向かい。隣接してアベイル、シャンブル、ファミマなどもある商業密集地だ。

ニトリ石垣店、隣にアベイル、向かいにドンキなど出店。

建物は平屋建で店舗面積は2,560㎡。同社の沖縄県内の既存店はいずれも沖縄本島にあったが、同店の開店により先島エリアに店舗網を広げることとなった。
また、2014年12月開店の「ニトリ豊見城店」に代わり日本最南端・日本最西端のニトリとなる。
なお、ニトリは宮古島への出店計画も発表している。

八重島諸島の最寄店舗が台湾から石垣店に

これまで石垣島は、沖縄県内のニトリ(約400km)ではなく台湾のニトリ(台北都市圏各店舗・花蓮遠東百貨店ともに約260km程度)が距離的に最寄りであったが、ニトリ石垣店の開店により、八重山諸島(石垣島~与那国島)の最寄店舗が石垣店となった。

与那国町役場から最寄りのニトリも台湾各店でなく石垣店に。

ニトリ石垣店

住所:沖縄県石垣市字大浜南大浜421
営業時間:10時~20時

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ほたてセールを実施中。

禁輸に負けない!【緊急支援品】送料無料3,880円!更に2個で衝撃1,000円OFFクーポンあり!北海道産のお得な【訳あり(割れ/不揃い)】生ほたて貝柱どっさり1kg 帆立 ホタテ ほたて 中国禁輸措置生産地支援品
価格:3,880円(税込、送料別) (2023/11/5時点)

楽天で購入

関連記事:ドン・キホーテ石垣島店、2018年8月10日開店-石垣島初進出

スーパースポーツゼビオ福岡天神店、2023年11月17日開業-ロフト・ジークス・ユーテクプラザ跡「ラズ天神」に

福岡県福岡市中央区の福岡市営地下鉄七隈線天神南駅近くにある旧「天神ロフトビル」(現「Luz福岡天神ラズ福岡天神」)に、新たな核店舗として「スーパースポーツゼビオ福岡天神店」が2023年11月17日に開業する。

天神ロフトビル。

旧天神ロフト、スーパースポーツゼビオに

Luz福岡天神」はベスト電器などが出店する電気街ビル「ユーテクプラザ天神(U-TEK PLAZA TENJIN)」として開業。ファッションを中心とした「ジークス天神(ZEEX TEENJIN)」を経たあと、ロフトが1階から6階に出店し、「天神ロフトビル」となった。ロフトは2023年4月に「ミーナ天神」へと移転したため、ビル名も改称された。詳しい経緯はこちら。
建物は地上9階地下1階建、敷地面積は約1,940㎡、店舗面積は6,231㎡、延床面積は約10,594㎡。現在、建物は丸紅がスポンサーの総合型J-REIT「ユナイテッド・アーバン投資法人」が所有する。

ロフト時代のエントランス。

スーパースポーツゼビオが出店するのは、ラズの建物のうちロフトが出店していた1階から6階。
ゼビオは2023年1月にキャナルシティ博多にあった大型店を閉店しており、福岡市中心部へは約10か月ぶりの再出店となる。
ゼビオ店内には、アウトドア用品専門店「L-Breath(エルブレス)」をはじめとしたアパレルなどのグループブランドも出店する。
このほか、ラズ館内の「ホビーショップトムソーヤ」「シアトルズベストコーヒー」「サブウェイ」「湘南美容クリニック」などは営業を継続する。

スーパースポーツゼビオ福岡天神

福岡県福岡市中央区渡辺通4丁目9−25
営業時間:10:00~21:00(予定)

関連記事:ミーナ天神、2023年4月28日リニューアル開業-天神ロフトが移転、ユニクロ・ブックオフなど再出店
関連記事:天神ロフト、2023年3月閉店-福岡市中心部に新店舗出店へ
関連記事:福岡市地下鉄七隈線延伸区間、2023年3月27日開業-天神南駅から博多駅間、キャナル近くに櫛田神社前駅も
関連記事:キャナルシティ博多イーストビル、2023年春閉館-博多駅近くの別館、開業11年半で
関連記事:ノース天神、2022年8月28日閉店-旧ショッパーズ専門店街、ミーナ天神が増床して2023年春再開業