カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ヤマダデンキLABI LIFE SELECT 茅ヶ崎、2021年11月26日開業-旧ダイクマの旗艦店を建替え

神奈川県茅ヶ崎市のJR茅ケ崎駅前に家電量販店「ヤマダデンキLABI LIFE SELECT 茅ヶ崎」が2021年11月26日に開業する。

ヤマダデンキLABI LIFE SELECT 茅ヶ崎。

かつてダイクマの旗艦店だった

「ヤマダデンキLABI LIFE SELECT 茅ヶ崎」の前身「ヤマダ電機テックランド茅ヶ崎店」はかつて首都圏で展開していた小売チェーン「ダイクマ」のディスカウントストア1号店として1968年に開業。ダイクマは2002年にヤマダ傘下入りしており、その後に屋号を「ヤマダ電機テックランド」に改名した。
ヤマダ電機テックランド茅ヶ崎店。

建物は地上4階建てで、店舗面積は9,867㎡だったが、老朽化のため2018年7月22日に閉店。その後、隣接するイトーヨーカドー内に仮店舗を構えていた。
イトーヨーカドー茅ヶ崎店(手前)と旧ヤマダ電機(奥)。

家具・生活雑貨・リフォーム・玩具など幅広く品揃え

LABI LIFE SELECT 茅ヶ崎の店舗面積は約14,000㎡。
ストアコンセプトは「たのしい。くらしをシアワセにする、ぜんぶ。」で、家電をはじめとして、家具、インテリア、生活雑貨、リフォーム、ゲーム、おもちゃなど生活に必要な商品を幅広く取り揃える。

おもちゃ・ゲーム売場。

家具売場には「IDC大塚家具」によるシーンごとの展示コーナーを用意し、実際の使用シーンを体験できる空間作りをおこなう。

IDC大塚家具のインテリアコーナー。

なお、建て替え中の仮店舗としていたイトーヨーカドー内のヤマダ電機は2021年11月7日に閉店しているが、改装をおこない12月上旬ごろにアウトレット店舗としての営業再開を予定している。

LABI LIFE SELECT 茅ヶ崎

住所:神奈川県茅ヶ崎市新栄町12-3
営業時間:10:00~21:00(通常時)

関連記事:藤沢OPA、2019年4月27日までにリニューアル-生活密着型のショッピングセンターに
関連記事:小田急湘南ゲート、2019年3月22日開業-小田急百貨店藤沢店、同店核の都市型ショッピングセンターに
関連記事:ヤマダ電機テックランド茅ヶ崎店、2018年7月22日閉店・建替えへ-旧ダイクマのディスカウント1号店、近く閉店か

ヨークタウン仙台小松島、2021年12月3日開業-ヨークベニマルの近郊型ショッピングセンター、東北医薬大近くに

宮城県仙台市青葉区のJR仙山線東照宮駅・仙台市地下鉄台原駅近く、東北医科薬科大学小松島キャンパスそばに、セブン&アイHDのショッピングセンター「ヨークタウン仙台小松島」が2021年12月3日午前9時に開業する。

ベニマル核に多数のサービス系店舗が出店

ヨークタウン仙台小松島の建物は2棟(食品棟・専門店棟)、開発面積は約9,483㎡、駐車場台数は120台。セブン&アイHDの食品スーパー「ヨークベニマル仙台小松島店」を核に、歯科医院「玉木歯科クリニック」、整骨院「鈴木整骨院」、コインランドリー「サンキュー」、美容室「ロゼッタ」が入居する。

コンパクトながら利便性の高い店舗めざす

核店舗のヨークベニマル仙台小松島店は平屋建、売場面積は999㎡。同店舗の開店により同社店舗は236店舗体制(実質稼働店舗は234店舗)、仙台市青葉区内5店舗体制となる。
仙台小松島店では学生や単身者が多い立地特性を活かし「即食性」「簡便性」「個食」「健康」を軸とするコンパクトな売場を展開。時間帯にあわせたメニュー提案や即食・少量サイズ商品の強化に加え、青果売場では生産者表示のある農家直送近郊野菜やカットフルーツ、鮮魚売場では量目(切り身の数量)に対応した品揃えやレンジアップ商品・バンドル商品、精肉売場では部位を選択可能な焼肉コーナーを拡充する。

ヨークベニマル仙台小松島店。

東照宮駅の北側は長らく、「西友(上杉店・小田原店)」「イオン(仙台宮町店)」といった大手流通各社の店舗が立ち並ぶ南側と異なり、食品スーパーが地場食品スーパー「ウィンマート小松島店」(フレッシュクロダ跡/店舗面積約100㎡)1店舗という状態が続いていた。今回開店したヨークベニマルは「コンパクトな店」を謳うが、既存のイオンや西友と比べ店舗面積が広く、駐車場も好条件(収容台数120台/駐車料金無料)のため、地域住民の需要を満たすスーパーとして役割を担っていくとみられる。

ヨークタウン仙台小松島

住所:宮城県仙台市青葉区小松島四丁目14番30号
営業時間:午前9時30分~午後9時30分(ヨークベニマル)

関連記事:ヨドバシカメラ仙台第1ビル、2023年春開業-仙台駅とデッキで直結
関連記事:プラウドタワー仙台晩翠通、2022年3月開業-東北地方整備局二日町庁舎跡、商業施設はイオン
関連記事:イオン仙台宮町店、2020年11月11日開店-東照宮駅近くのイオンエクスプレス、事実上の増床移転
関連記事:イオン仙台一番町店、2020年11月25日開店-宮城県内初「レジゴー」導入、高級スーパー「明治屋」同居

イオンタウン能代・イオンスタイル能代東、2021年11月27日開業-サンデー・ヤマダなど32店出店

秋田県能代市にある秋田自動車道の能代東IC近くに、イオングループのショッピングセンター「イオンタウン能代/イオンスタイル能代東」が2021年11月27日に開業する。

イオンタウン能代。

地域初の屋内型ショッピングモール

イオンタウン能代のコンセプトは「ほっとするね 陽だまりの街」。大きな秋田杉の下に温もりを感じるひだまりをイメージして、ショッピングだけでなく、みんなが集まる暮らしの新たな拠点にというメッセージが込められている。
イオンタウン能代は敷地面積は95,213㎡、延床面積は31,651㎡。
建物は同社で県北地域初の「屋内型ショッピングモール」で、天候などの影響も受けづらくショッピングしやすい環境となっている。
また1,674台の駐車場を設置しており、エリア最大級の規模となっている。

モール内イメージ。

なお、当初イオングループは「イオンモール」での出店を計画していたが、屋内型イオンタウンとしての出店となった。また、イオンモール出店により代替閉店される可能性もあるとみられていた能代市内にある総合スーパー「イオン能代店」も営業を継続する。

核はイオンスタイル、生産者による接客販売も実施

核テナントはイオン東北株式会社が運営する「イオンスタイル能代東」。
コンセプトは「秋田県北部の衣食住文化の創造・発信
店舗へ」で、能代市を中心とした秋田県北部の食文化の発信と日々のくらしに必要な衣・住を支えるお店を目指すという。

イオンスタイル能代東。

食品売場では、産地直送売場「秋田たべてけれ」を設け、能代市や近隣の三種町で生産されたネギやリンゴをはじめとする旬の野菜・果物などを直送してもらう。また秋田県山本郡の八森漁港と岩舘漁港で水揚げされた魚を「地獲れ鮮魚」として販売し、定期的に岩舘漁港の漁師による接客販売もおこなう。
医薬品や化粧品、日用消耗品などを販売する「グラムビューティーク」では、スキンケアからメイクまで、さまざまなブランドを取り揃えるほか、肌着や文房具なども取り揃えており、日々の生活に必要な商品を販売する。
子育てを応援する「キッズリパブリック」では、イオンの社内認定資格を取得した「ベビーアドバイザー」を配置して、出産準備や育児のサポートやショッピングのお手伝いを行うほか、ベビー用品から子供服やホビーなども取り揃える。

専門店も充実、ヤマダデンキは移転出店

専門店では、イオングループのホームセンター「サンデー」が売場面積を1.6倍にして移転オープンする。
またフレスポ能代に隣接していた「ヤマダデンキ」も同モールに移転オープンする。なお、ヤマダデンキの旧店は今後改装をおこない、アウトレット店舗として営業を再開する予定。
そのほか、イオングループの「未来屋書店」やサッカー・テニス・野球などのオールスポーツ専門店「SPORTS EXPRESS NEXAS」、100円均一の「ダイソー」などが出店する。
またフードコートには、「喜多方ラーメンとし食堂」、「横浜担々麺 白竜」、「煮干しのつけ麺 東京 やま川」のこだわりのラーメン店3店舗が県内初出店するほか、韓国食材をはじめ韓国スキンケア・雑貨を扱う韓国スーパー「イルソイルソ」も出店する。
開業時の総テナント数は32店舗となる。

イオンタウン能代

住所:秋田県能代市鰄渕字古屋布1番
営業時間
専門店:10時~20時(一部専門店は異なる)
イオンスタイル:8時~22時
サンデー:9時~20時

関連記事:旧・正札竹村本館、2019年中に更地に-大館市のシンボル的百貨店

西友高田馬場店、2021年11月30日閉店-西友現存最古の店舗、59年の歴史に幕

東京都新宿区のJR山手線・西武新宿線・東京メトロ東西線高田馬場駅近くにある総合スーパー「西友高田馬場店」が2021年11月30日午後6時をもって閉店する。
西友高田馬場店。

現在の西友の基礎となった店舗-再出店など未定

西友高田馬場店は高田馬場駅から西に200mほど離れた早稲田通り(都道25号線)沿いにある「UR都市機構戸塚三丁目市街地住宅(公団住宅)」の1・2階に入居。店舗面積は1,157㎡。1階では食料品、2階では衣料品・住居用品を扱っている。高田馬場店のフロアガイド。

西友高田馬場店は1962年9月1日に「西武ストアー高田馬場店」として開店。同店は西武ストアーでは初めてアメリカ式のチェックアウトを置いた店で、のちのセルフサービス式スーパーマーケット「西友ストアー」(1963年4月発足、現在の西友)につながる、いわば「創業の店」だった。
しかし開店から59年が経過し、建物が老朽化。西友広報部によると閉店理由を「建物オーナーとの契約期間が満了」したためで、建物の建て替え後再出店するかどうかについては「お話できることはございません」(西友広報部)としており、再出店については未定となっている。店内に掲示されている閉店のお知らせ。

なお、高田馬場店の閉店後、開店時からの建物が現存している最古の西友の店舗は上石神井店(東京都練馬区)となる。
追記:同ビルにあるライブハウス「AREA」も2021年12月の閉館を発表している。

関連記事:小田急百貨店新宿本店本館、2022年9月末閉店-新宿駅西口再開発で「48階建て超高層ビル」に
関連記事:イケア新宿、2021年5月1日開店-「フォーエバー21」跡、IKEAに
関連記事:メトロ食堂街、2020年9月30日閉館-新宿駅西口再開発を前に
関連記事:ヤマダ電機LABI新宿東口館、2020年10月4日閉店-ヤマダ旗艦店、店舗統廃合で

ラオックス亜州太陽市場吉祥寺店、2021年11月25日開店-アジアン食品専門の新業態

東京都武蔵野市の吉祥寺駅近く・西一条通にラオックス新業態の食品販売店「ラオックス亜州太陽市場 吉祥寺店」が2021年11月25日に開店する。

ラオックス亜州太陽市場。

ラオックス、吉祥寺にアジアン食品専門の新業態

「亜州太陽市場」はラオックスの新業態で、1号店となる吉祥寺店の店舗面積は134㎡と都心のコンビニエンスストアほど。
店内ではアジア地域の食材を販売。取り扱い品目はインスタント麺をはじめとする麺類約200種類、調味料約240種類、お菓子約140種類、お茶やジュースなどのソフトドリンク約100種類、ビールやチャミスル、マッコリなどのアルコール約80種類、主食系から惣菜系スイーツ系などの冷凍食品約100種類、カレー火鍋などのレトルト食品約180種類などと幅広い。

店内イメージ。

また、新大久保の韓国料理・延辺家庭料理店「金達莱(きんたつらい)」の人気メニューをお惣菜やお弁当として当店限定商品として販売するほか、チャイニーズバーガーや点心、スイーツなど、本場アジアンフードのテイクアウト商品を用意する。これに合わせ、「亜州太陽市場」のオンラインストアも11月25日に開設する。

食品シフトすすめるラオックス

ラオックスでは外国人観光客の消滅によって免税店からの業態進化を進めている。既存店のほか、2021年7月に開業した京都の新店舗でもアジアン食材やコスメの品揃えを強化している。
今後も新業態での出店が進むかどうかが注目される。

ラオックス河原町OPA店。

亜州太陽市場(あしゅうたいよういちば)吉祥寺店

住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目2−7
営業時間:11時~19時半

関連記事:ラオックス秋葉原本店、2020年8月1日リニューアル開業-4フロアを「アソビットシティ」に

コスメドンキユニモちはら台店、2021年11月23日開店ーユニモ2階にドンキの小型専門店

千葉県市原市の商業施設「ユニモちはら台」内に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH、ドンキ)の小規模店舗「コスメドンキ ユニモちはら台店」が2021年11月23日午前10時に開店する。

ユニモちはら台(公式サイトより)。

ドンキの小規模専門店、市原の商業施設に出店

ユニモちはら台は福田組により2007年9月8日に開業。JLLモールマネジメント(旧称:丹青モールマネジメント)が運営し、建物は地上3階建て、延床面積は70,429㎡。埼玉本社のスーパー「ヤオコー」シネコンの「USシネマ」などを核として、165店舗が出店する。同施設周辺には帝京平成大学などの教育施設や公園、住宅街が広がっており、近隣地にはイオンタウンおゆみ野などの競合店も出店している。
「コスメドンキ ユニモちはら台店」は2階に出店し、売場面積は175㎡。コスメ、食品、衣料品などを取り扱う。

コスメユニモちはら台店。

コスメを中心とした独自の品揃え

コスメドンキはモラージュ柏に出店した1号店に次ぐ2号店。最新・流行コスメやカラコン、香水、加湿器などのビューティーアイテムなどを取り扱う。
特に人気の韓国コスメを中心とした「アジアンコスメ」商品を充実させるほか、「輸入菓子」や「キャラクターグッズ」など、幅広い年代層に楽しんでもらえるような商品ラインアップにするとしている。

「ミニドンキ」店舗・業態ともに拡大

コスメドンキのような小規模な業態特化型ドンキは東京駅八重洲地下街に出店した店舗を皮切りに、前述のモラージュ柏内の店舗、そして今回の店舗と出店が続いている。
いずれの店舗も売場面積が200㎡以内という既存のドンキの店舗と比べ「小規模」で、それぞれの店舗で取り扱っている商品、コンセプト、店名など様々な面において「個性が強い」ことを特徴としており、実験店舗として様々な業態等が模索されていると思われる。
この3ヶ所の店舗の状況次第ではさらなる多店舗展開が予想され、(千代田区の東京駅前・八重洲地下街のように)ドンキの大型店が出店していない市区町村や出店が難しいエリアの商業施設内への出店も進むであろう。

コスメドンキ ユニモちはら台店

住所:千葉県市原市ちはら台西3丁目4番 ユニモちはら台2F
営業時間:午前10時〜午後9時

関連記事:MEGAドン・キホーテ市原店、2020年3月17日開店-アピタ跡、千葉県内初のMEGAドンキUNYに
関連記事:ヨークフーズちはら台店、2020年5月13日開店-セブンアイの新業態1号店、もりまちちはら台モールに

ららぽーと福岡、2022年4月開業-西鉄ストア新業態に「キッザニア」「ガンダム」設置

福岡県福岡市博多区那珂のJR竹下駅近くにあった「福岡市中央卸売市場青果市場」跡に、大型複合商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」が2022年4月に開業する。

建設中の三井ショッピングパーク ららぽーと福岡。

JR竹下駅近く-三井不が西鉄・九電とともに開発

旧・青果市場の面積は約87,000㎡。JR竹下駅から約800mほど南側に立地していたが、老朽化により2016年に人工島の「アイランドシティ」(東区)に移転。福岡市が民間への売却をめざして再開発事業者の公募を行った。
公募に応募した各グループの代表企業は、三井不動産のほかイオンモール、イズミ(ゆめタウン)、JR九州であった。

ららぽーと福岡・立地図。

選定された三井不動産は「西日本鉄道」「九州電力」とともに設立した「博多那珂6開発特定目的会社」を通じて約190億円で福岡市青果市場跡を取得。工事は2020年11月に着工されていた。

青果市場跡地。

九州初の「ららぽーと」、シンボルはガンダム像

「ららぽーと福岡」の建物全体の延床面積は約206,400㎡。「ららぽーと」は三井不動産のショッピングセンターブランドで、九州初進出となる。
三井ショッピングパーク ららぽーと福岡。

JR竹下駅から徒歩9分であるほか、施設内にはバスターミナルを新設。各方面からの新設バス路線が計画されているという。

ららぽーと福岡・配置図。

事業コンセプトは「出会いの広場」で、多様な人々が集い出会う多彩な「パーク」(広場)をはじめとして、コミュニティの拠点となる活気あふれる空間を施設全体に創出。屋上や周辺には複数の広場を開設し、イベント広場や体験農場として活用する計画となっている。

JR側に設けられる広場。

また、店舗前にはシンボルとして「実物大ν(ニュー)ガンダム」を設置する。このνガンダムは監督の富野由悠季氏が監修した「RX-93ff νガンダム」。

ららぽーと福岡のシンボル・νガンダム。
©創通・サンライズ

2021年11月17日。

RX-93ff νガンダムは劇中のνガンダムをベースにした「新機体」という位置づけで、背面に新設定の「ロングレンジ・フィン・ファンネル」を装備するほか、トリコロールカラーに改められる。

西鉄ストアの新業態を核にロフトなど出店

本館「ららぽーと福岡」の核店舗は西鉄ストアの新業態。「フードマルシェ」として「西鉄ストア レガネット DAILY ENTERTAINMENT SQUARE」に旧青果市場の仲卸が運営する「MARKET 351」が併設されるほか、さまざまな食を体験できる約20店舗が出店する。「MARKET 351」はグローサラント業態となり、購入した商品をその場で食べることもできる。
そのほかフードマルシェにはインストアベーカリー「パンパティ」をはじめ「カルディコーヒーファーム」、「ルピシア」、「ゴディバ」、「伊都きんぐ」等が出店する。

ららぽーと福岡・全景。

アパレル・服飾雑貨では「ベイクルーズ」が運営するECサイト「BAYCREW’S STORE」の複合リアル業態が出店。ここには9ブランドが集結。また、地方の郊外型ショッピングセンターでは珍しい「COACH」も出店する。このほか「マイケルコース」、「Canal 4℃」、「WEGO」、「DESEL」、「ローリーズファーム」、「ライトオン」、「ムラサキスポーツ」などが出店。眼鏡は「JINS「オンデーズ」「Zoff」の大手3社が揃って出店する。
生活雑貨の大型テナントとしては「ロフト」が福岡3号店を出店。そのほかのライフスタイル関連としては家電「ヤマダデンキ」、アウトドア「ロゴス」、書店「くまざわ書店」、子供用品「赤ちゃん本舗」、100円ショップ「ダイソー」、自転車「あさひ」、カメラ「カメラのキタムラ」、ドラッグストア「マツモトキヨシ」、キャラクター店「JUMP SHOP」、ブロック「レゴストア」などが出店する。

建設中のららぽーと福岡。

飲食店街としては、レストラン街とフードコートが設けられる。地元の飲食店として「いか活造り発祥 河太郎」が運営する「はかた大吉寿司」や久留米ラーメン「清陽軒」などが出店する。

屋上は運動公園「スポーツパーク」

屋上には「スポーツパーク」が開設される。ここには1周200m×4レーンと直線100m×6レーンの「陸上トラック」をはじめ、「フットボール施設」、「テニスコート」、「3×3バスケットボール」が設置されるほか、LEDビジョンを設置してスポーツイベントのパブリックビューイングなどを実施する計画。それに隣接するかたちで「MIFA Football Park 福岡」も開設される。

ららぽーと福岡の屋上・スポーツパーク。

別館には「キッザニア」「おもちゃ美術館」

併設する別館には子供向け職業体験テーマパーク「キッザニア」と育・多世代交流施設「おもちゃ美術館」が進出。おもちゃ美術館では福岡県産の木を使うほか、大川家具とのコラボギャラリーも併設される。

キッザニア福岡。

ららぽーと福岡がある福岡市南区にはこれほど規模の大きなショッピングセンターは出店しておらず、地域の生活や商業地図を塗り替える存在となろう。
西鉄駅直結ではないこともあり福岡市の中心部・天神への影響は少ないと見ていいものの、隣接市にある西友系ショッピングセンター「ザ・モール春日」はららぽーと開業を前に2020年に一旦閉店して「アクロスモール春日」に転換。同じく隣接市にあり、建物が老朽化しているショッピングセンター「イオン大野城店(旧ニチイ)」などの今後の動きも注目される。

三井ショッピングパーク ららぽーと福岡

住所:福岡市博多区那珂6-351(福岡市青果市場跡地)
営業時間:未定

関連記事:ツクモ博多店、2021年3月5日開店-福岡空港前・ベスト電器博多南店の免税店跡に九州再進出
関連記事:ザ・モール春日、2020年10月31日閉店-アクロスモール春日として11月2日暫定開業・リニューアルへ
関連記事:マークイズ福岡ももち、2018年11月21日開業-ホークスタウン跡地

ミスターマックス糸島店、2021年12月10日開店-グッディ跡地に

福岡県糸島市(旧前原市)の国道202号線沿いに、ディスカウントストア・家電量販店「ミスターマックス糸島店」が2021年12月10日朝10時に開店する。

ミスターマックス糸島店。

グッディ跡にMr.Max-王将、モスバーガーなど併設

ミスターマックス糸島店が出店するのはホームセンター「グッデイ周船寺店」跡。グッディの建物は閉店後に解体されている。
ミスターマックスの建物は平屋建てで、店舗面積は799坪(2,641㎡)。近年のミスターマックスとしては比較的狭い店舗となる。年商目標は13億円。
取り扱い品目は家電、家庭用品、自転車、食品、酒、医薬品など。向かいに業務スーパーがあるためか、生鮮食品は販売されない。
テナントとしては、別棟も含め「餃子の王将」、「モスバーガー」、ベーカリー「SUMOMO」 、携帯電話ショップが出店する。

餃子の王将 国道202号糸島店」は別棟で出店する。

ミスターマックスでは、近隣にファミリー層の比率が高いことから「学校や家庭で使う文房具類やレジャー用品に至るまで毎日の暮らしを豊かにする商品を便利に品揃えする」としている。

ミスターマックス糸島店

住所:福岡県糸島市高田四丁目16番1号
営業時間:10:00~21:00(飲食店などは異なる) 

関連記事:めいのはまマルシェ、2020年7月16日開業-地下鉄姪浜駅にJR九州フードサービス初の商業施設
関連記事:MEGAドン・キホーテ福岡福重店、2019年6月27日開店-九州最大級のドンキ、「長崎屋」九州再進出

東急百貨店ヒンカリンカ銀座、2021年11月15日閉店-東急プラザ銀座3-5階、僅か5年で

東京都中央区銀座の東急プラザ銀座3階から5階にある百貨店「東急百貨店ヒンカリンカ銀座(HINKA RINKA GINZA)」が、2021年11月15日に閉店する。
1459429581034-1-1-
東急プラザ銀座。

東急プラザにあった銀座の東急百貨店、僅か5年で閉店

東急百貨店ヒンカリンカ銀座は東急プラザ銀座の開業に合わせて
同店3階から5階の一部に2016年3月31日に開店。
東急プラザ中層の核店舗的存在で、3階には数寄屋橋交差点から直通するエスカレータも設置されていた。

ヒンカリンカのエントランス。

店舗面積は約2,000㎡で、アパレル、ファッション雑貨、生活雑貨、食品などを販売。ビンテージコーナーやスイーツ店も設けられた。
2018年には館内改装が行われ、東急百貨店直営の売場を3階に集約。4階・5階はテナント出店形式とするなどの改革をおこなったが、開業から僅か5年での閉店となった。

閉店告知。

店舗跡の活用方法などについては、11月時点で発表されていない。

関連記事:東京會舘銀座スカイラウンジ、2020年12月30日閉館-交通会館の回転レストラン、55年の歴史に幕
関連記事:東急百貨店渋谷本店、2023年1月31日閉店-東急文化村も長期休館、LVMHグループと共同で新店舗建設へ
関連記事:東急プラザ銀座、2016年3月31日開業-阪急モザイク跡地に生まれた銀座の新・ランドマーク

ドン・キホーテ錦糸町北口店、2021年11月19日開店-人気コンテンツを掘り下げる品揃えで差別化

東京都墨田区のJR錦糸町駅北口に「ドン・キホーテ錦糸町北口店」が2021年11月19日に開店する。

ドン・キホーテ錦糸町北口店。

錦糸町のドンキ、振り切った個性的な品揃えで差別化

「ドン・キホーテ錦糸町北口店」が出店するのは錦糸町駅北口のアルカキット北側向かいにあったパチンコ店「パンドラ」跡。
店舗は地階~3階、店舗面積は780㎡で、店内では海外食品とクラフト酒、プロテイン、海外のアロマ系商品、アニメグッズなど「最新のトレンド」「人気コンテンツ」を集め「狭く深く」掘り下げて“振りきった”商品構成にするとしている。

「江戸切子」「本所七不思議」「妖怪ドンペン」で装飾

また、店内は江戸の歴史と情緒を重視する地域の街づくりにあわせて、外観に「江戸切子」柄を配したほか、店内は当エリアの伝承「本所七不思議」などをモチーフに妖怪に変身したドンペンが賑やかに盛り上げるという。

店内イメージ。

店舗隣接地には「アルカキット錦糸町(旧そごう)」があるほか、錦糸町パルコ・西友も開業するなど、駅周辺には人気商業施設が複数ある一方、駅前にドンキは出店していなかった。
飲食街が充実する錦糸町だけに、ドンキは西友とともに深夜の買い物需要を支える存在となりそうだ。

ドン・キホーテ錦糸町北口店

住所:東京都墨田谷区錦糸二丁目 3-11
営業時間:午前9時~翌午前4時

関連記事:錦糸町パルコ、2019年3月16日開業-東京楽天地、西友リヴィン錦糸町跡