カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ウメダフードホール、2018年3月28日開業-阪急三番街北館地下2階を全面改装

阪急梅田駅の高架下で営業する商業施設「阪急三番街」北館地下2階が「UMEDA FOOD HALL」(ウメダフードホール)として2018年3月28日にリニューアルオープンする。

UMEDA FOOD HALL。

全国初、関西初の18店舗が新規出店

阪急三番街」は阪急梅田駅の高架下に1969年11月開業。施設は地下2階〜地上2階を占める北館・南館の2館で構成され、売場面積は34,300㎡。阪急阪神ビルマネジメントが管理、運営を行う。
3月28日に開店するUMEDA FOOD HALLはコンセプトに「個性溢れる5つのゾーンで「食」を楽しめるワンランク上のダイニング」を掲げ、「バル」「美食」「お手軽」「スタミナフード」「スイーツ」など、利用客の様々な要望に対応可能な18店舗が新規出店する。

海鮮丼専門店や担々麺、うどんの人気店が並ぶ「お手軽ゾーン」。

SNS映えを意識したフォトジェニック寿司を提供する「大阪梅田 花火寿司」、煮込み料理メインの創作フレンチ専門店「ragoût」(ラグー)、自社生産米を使ったリゾット専門店「お米料理 リゾット☆スター」、心斎橋の韓国料理店「楽韓堂」が手掛けるオリエンタル韓流バル「Re:Ent楽韓堂」、香港スイーツ・石垣島チキンライス専門店「果香×ツル商店」、NY発祥のワンプレートディッシュやワイン・クラフトビールが売りの「NY STYLE DELI」など6店舗が全国初出店の新業態となる。
ヘルシーサラダやパンケーキ店が並ぶ「美食ゾーン」。

その他、メゾンカイザーの新業態「&COFFEE MAISON KAYSER」、名古屋みそかつ専門店「矢場とん」、関西発の人気ステーキハンバーグ店「1ポンドのステーキハンバーグタケル」、神戸・夙川の有名パンケーキ店の新ブランド「YORKYS Creperie/sucréuf」(ヨーキーズクレープリー/シュクレフ)など、関西初、梅田初の人気店が多数出店する。
ステーキ、みそかつ、台湾まぜそば専門店が並ぶ「スタミナフードゾーン」

飲食店街の競走が過熱する梅田エリア

阪急三番街は2016年以降段階的に改装を進めており、2017年4月には和をテーマにした専門店街「うめ茶小路」の新設や、かっぱ横丁からの古書店街「阪急古書のまち」の移転が行われた。
阪急三番街の周辺では、ルクア大阪が地下2階飲食街「バルチカ」の第1期増床を2017年12月に終えたばかりであり、2018年にはルクア大阪地下2階第2期増床(ルクアフードホール)や阪神百貨店梅田本店の立ち食いスペース「スナックパーク」の営業再開、阪急かっぱ横丁のリニューアル(旧・阪急古書のまち跡)が予定されるなど、梅田エリアの飲食街間競争が更なる加熱をみせるだろう。

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宇都宮オリオンスクエア、全天候型広場に改修へ-109跡地、2020年度までの完成目指す

宇都宮市中心部にあったファッションビル「109 UTSUNOMIYA」跡地の多目的広場「オリオンスクエア」が、2020年度までに全天候型広場に改修される。地元紙・下野新聞が報じた。オリオンスクエア。

109跡地の多目的広場-稼働率は増加傾向

オリオンスクエアは、宇都宮市中心部のアーケード商店街「オリオン通り」にある多目的広場。
同地ではかつて東急系のファッションビル「109 USUNOMIYA」(山崎百貨店→ams宇都宮跡の居抜き)が営業していたが、業績不振により2005年7月に閉店。その後建物は解体され、2006年11月からはオリオンスクエアが供用を開始した。
広場の稼働率は年々増えており、16年度の利用者数は約25万6千人を記録したという。

現在の屋根は一部のみ、全天候型でイベント開催増加へ

報道によると、宇都宮市は2018年度の一般会計当初予算案で、広場を覆う全天候型の屋根設置の設計費用など約1,600万円を計上。屋根は2020年度までの完成を目指すという。
現在、オリオンスクエアでは扇型の屋根が一部に掛かっているものの、屋根の無い場所では日差しや雨に当たってしまうため、イベント開催の支障となっていた。小雨時のイベントの様子。屋根の外には出店が出ていない。

全天候型の広場となれば荒天時のイベント中止が減るとともに、開催されるイベントの幅も広がると考えられるため、中心市街地活性化の大きな貢献材料となりそうだ。

外部リンク:オリオンスクエア
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ゲオGAMESアキバ店、2018年2月10日開店-ゲオ、秋葉原に「ゲーム販売旗艦店」

ゲオ(名古屋市中区)は、東京都中央区外神田一丁目にゲーム専門店「ゲオGAMESアキバ店」を2018年2月10日にオープンさせる。

ゲオGAMESアキバ店(ニュースリリースより)。

ゲオ最大のゲーム専門店、千石電商跡に

ゲオGAMESアキバ店が出店するのは、AKIBAカルチャーズZONE裏にある毛利ビル1~2階。
出店先の毛利ビルにはかつて秋葉原の老舗として知られる電子部品店「千石電商」の本店があったが、2017年4月に千石通商2号店を本店に、3号店を2号店とする改装をおこなったうえで閉店し、営業規模を縮小していた。

「千石通商本店」だったころの建物。

ゲオGAMESアキバ店は中古ゲームソフトの総在庫数が約23,000本と、全国約1,200店舗のゲオのなかで最も在庫が多い店舗となる。
店内には限定版商品のコーナー、試遊機コーナーなども設置。今後、ゲームの体験会や対戦会などのイベントも積極的に行っていくという。

オープニングではGEOアイドル部が出勤

2月10日にはオープニングイベントとして、GEO契約社員のアイドルグループ「GEOアイドル部」が出勤。2月16日まではオープニングセールが開催される。

GEOアイドル部(公式サイトより)。

ゲオGAMESアキバ店

住所:東京都千代田区外神田1-8-5 毛利ビル1F2F
営業時間:10時~23時

外部リンク:ゲオ史上最大在庫数を有するゲーム専門店サブカルチャーの聖地に「ゲオGAMESアキバ店」誕生2018年2月10日(土)グランドオープン
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イオンモール堺北花田、2018年3月20日リニューアル完了-阪急跡に「世界最大級の無印良品」

大阪府堺市の大阪市営地下鉄北花田駅前にある「イオンモール堺北花田」が2017年春から行ってきた大規模リニューアルが全面完了し、2018年3月20日にグランドオープンする。

自社内競合で集客力低下、阪急撤退でリニューアルに

イオンモール堺北花田は新日鐵社宅跡の再開発によって建設された「ダイヤモンドシティプラウ」として2004年10月に開業。売場面積は55,000㎡。

阪急百貨店営業時の「イオンモール堺北花田」。

開業以来、イオン(ジャスコ)と阪急百貨店の2核1モールであったが、2016年3月には約5キロほど西側に「イオンモール堺鉄砲町」の出店後は自社内競合が発生、2017年7月には核店舗の1つだった阪急百貨店(堺北花田阪急)が閉店していた。
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イオンモール堺鉄砲町。


かつてあった阪急百貨店。

阪急跡、目玉は「無印良品旗艦店」-無印で生鮮販売も

2017年春から秋にかけて行われた第1期・第2期のリニューアルでは、レストラン街とウェルカムコートを中心に新規30店、移転改装39店のリニューアルを実施。
仕上げとなる第3期のリニューアルは、ウエストモールの阪急百貨店跡の全面改装に取り組んだ。

リニューアル区画図。

阪急百貨店跡のうち、1階には「無印良品」が出店。館内からの移転となるが、売場面積(カフェ含む)は移転前の約10倍となる約4,300㎡で世界最大級の店舗となる。同社初の「『素材』の魅力を 大切 にした食の専門売場」とし、無印良品で青果、精肉、鮮魚など生鮮食品の販売も実施するほか、インストアベーカリー、ビュッフェスタイルの「カフェ&ミールMUJI」も併設する。

売場イメージ(写真は有楽町店)。

2階には「ユニクロ」(約2,500㎡)、「ジーユー」(約2,000㎡)が出店。いずれも国内屈指の大型店となる。
3階には「エディオン」を核に、ドラッグストア「ココカラファイン」、「食堂カフェpotto×タニタカフェ」などが出店、「ヘルス&ウェルネス」のフロアとする。

外装リニューアル、AI案内システムも導入

リニューアル完了に合わせてモール南側の外壁をモノトーンデザインに刷新するほか、館内のデジタルサイネージに「AI対話型案内システム」を導入。画面に表示されたAIキャラクターに問いかけると、客の質問を認識し最適な案内を行う。AIキャラクターの案内システム(イオンモール松本)。

3期にわたるリニューアルプロジェクトにより、新規50店、移転14店、改装32店と、全店舗数の半数以上の96店が刷新されることになる。リニューアル後の全店舗数は約170店舗。

モールの外壁デザインも刷新される。

なお、イオン食品売場に隣接する一部区画のリニューアルは2018年6月まで続けられるほか、今回の一連のリニューアルでは核店舗の「イオン堺北花田店」はイオンスタイル化されておらず(一部改装は実施)、今後の更なる改装も予想される。

イオンモール堺北花田

住所:大阪府堺市北区東浅香山町4-1-12
営業時間
専門店:10時~21時
レストラン街:11時~22時
イオン堺北花田店:9時~23時
(一部除く)

外部リンク:~大規模リニューアルが完成~「イオンモール堺北花田」3月20日(火) リニューアルオープン!
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梅田ジョイポリス、2018年5月6日閉館-セガの関西旗艦店、20年の歴史に幕

大阪・梅田の阪急系ファッションビル「HEP FIVE」8階・9階に出店する大型屋内型アミューズメント施設「梅田ジョイポリス」が5月6日をもって閉館する。

梅田ジョイポリスが入居する「HEP FIVE」。

セガの関西旗艦店、2017年より中国企業主導になっていた

梅田ジョイポリスはセガ直営屋内型アミューズメント施設「ジョイポリス」8号店として1998年11月に開業。
セガの関西地区における旗艦店として、最先端の演出システムや自社コンテンツを売りにした体感型アトラクションを数多く導入していたが、ジョイポリス事業の不振に伴い売却。2017年1月からは、東京ジョイポリスとともに中国企業「華夏動漫形象有限公司」(チャイナ・テーマパーク社)主導の経営体制に移行していた。同社はセガと提携関係にあり、中国で「ジョイポリス」を運営している。

東京ジョイポリスも中国企業の傘下となった。


ウェブサイトには閉館告知が。

梅田ジョイポリスが閉館する5月以降、国内で営業を続けるジョイポリスは、チャイナ・テーマパーク社系のCAジョイポリスが運営する「東京ジョイポリス」と、現在もセガエンタテインメントが運営する「岡山ジョイポリス」の2施設のみとなる。
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岡山ジョイポリス。大型ライド設備撤去、直営部門縮小が行われた。

外部リンク:梅田ジョイポリス
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関連記事:SEGAジョイポリス、「チャイナ・テーマパーク」傘下の運営に

驚安堂あきる野店、2018年2月1日開店-ドンキのディスカウントスーパー、都内2号店

ドン・キホーテの新業態となる生鮮ディスカウントスーパー「驚安堂」の都内2号店「驚安堂あきる野店」が東京都あきる野市に2月1日に開店した。

驚安堂あきる野店。

ドンキグループの小型スーパー都内2号店

驚安堂はもともと2013年から同社のコンビニ業態の屋号として使われていたが、2015年までに小規模の既存店を閉店、もしくは一部店舗を「ピカソ」業態などに転換した上で、それ以降はドンキ子会社の「ライラック」が運営する小型スーパーマーケットの屋号として使われている。
なお、驚安堂各店ではドン・キホーテグループの電子マネー「マジカ」を使用することができない。

驚安堂あきる野店は拝島駅の西側、約2kmほどの場所にある「業務用スーパーICIBA!あきる野店」跡地に出店。
驚安堂は福生店に続き東京都2店舗目となる。建物は平屋で売場面積は597.8㎡。

館内構成。

「生鮮スーパー」を謳っているが、実際に店舗を見たところ青果・精肉はテナントを導入しているものの、鮮魚部門では生魚・刺身の取り扱いは行われておらず加工品(冷凍・干物・塩辛など)のみの販売となっている(2018年2月現在)。

天井には「安さ」をアピールする旗が並ぶ。

菓子、飲料などはダンボールのままカットケース陳列をおこなっており、ローコスト運営を実現。飲料などを中心にダンボール、ケース単位での販売もおこなう。
また、狭い店内ながら食品以外にも生活雑貨、台所用品も取り揃えられている。

都内2店目となった「驚安堂」。今度ドンキ新業態として店舗の拡大が進む可能性もある一方、生鮮は他社頼みであるため店舗網拡大には「パートナーの存在」を欠かすことが出来ず、生鮮を扱う他社とのさらなる連携などがあるのかについても注目される。

驚安堂あきる野店

住所:東京都あきる野市小川東3-9-10
 営業時間:9:00~21:00

外部リンク:驚安堂あきる野店
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セブンイレブン、2018年1月に国内2万店舗達成-国内小売業で史上初

セブン-イレブン・ジャパン」は、1月31日までに日本国内店舗数が2万店舗を突破したと発表した。

44年で2万店体制に-国内小売業で史上初

セブンイレブンは1927年にアメリカで創業、1946年には営業時間に因んで屋号を「セブンイレブン」とした。
日本ではイトーヨーカドーとのライセンス契約のもと、1974年5月に1号店(江東区豊洲)が開店し、1976年5月に100店舗、1980年11月に1,000店舗、2003年8月に10,000店舗を達成。この間、1991年には日本法人が米セブンイレブンを傘下に収めた。
日本国内の小売業で2万店を超えたチェーン店は史上初となる。

セブンイレブンの店舗網(ニュースリリースより)。

2018年2月現在、全国46都道府県に出店しているほか、世界で約64,000店舗を展開している。また、店舗のない沖縄県には2019年度までに1号店を出店する予定となっている。

外部リンク:セブン‐イレブン国内店舗数2万店を突破~生活インフラとしてのさらなる進化を目指してまいります~ 
関連記事:セブンアイ、米コンビニを買収-1100店、約3700億円で
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NEXCO西日本、管内コンビニの多くをセブンイレブンに転換-2018年4月中に、一部店舗は「サービス低下」も?

西日本高速道路(NEXCO西日本、大阪府大阪市)管内のサービスエリア・パーキングエリア(以下、SA・PA)内で営業するコンビニエンスストア「ローソン ハイウェイピット」「ファミリーマート・ReSPOT」「ミニストップISM」「ポプラハイウェイ彩家・選菜御膳」「デイリーヤマザキD’Space」20店舗が3月31日をもって閉店し、4月下旬までに「セブンイレブン」へと転換することになった。

セブンイレブンへの転換が発表された店舗(ファミマReSPOT)。

SA・PA内店舗展開に出遅れていたセブンイレブン

NEXCO西日本管内のSA・PAには2018年2月現在43ヶ所にコンビニが出店しているが、セブンイレブンが営業しているSA・PAは、別所PA(上り線/下り線)、淡河PA(上り線)、今川PA(上り線/下り線)の僅か5ヶ所に留まっていた。(うち3ヶ所はNEXCOグループのFC運営)。
セブンイレブンは競合する他社コンビニに比べて事務所、学校、病院、駅構内施設などといった閉鎖商圏型店舗の出店に出遅れていたが、近年はそうした店舗の拡大を推し進めており、2014年3月にはJR西日本と、2014年7月にはJR四国と業務提携を締結、駅構内にも本格進出を果たしている。

「ベーカリー」などの併設コンビニはサービス低下に?

2018年2月現在、NEXCO西日本内のSA・PA内にあるミニストップ、ポプラ、デイリーヤマザキの一部店舗には店内厨房やベーカリー設備、コンビニ直営の食堂が併設されているが、セブンイレブンへの転換に伴い、これらの設備の多くが廃止される可能性があり、一部ではサービスが低下することとなってしまうであろう。

ポプラがSA・PA内店舗で営業する直営食堂「選菜御膳」。
セブンイレブンへの転換後は廃止となる可能性が高い。

今回の転換に伴い、NEXCO西日本管内のコンビニ43店のうち、セブンイレブンが占める店舗数は5店から25店へと5倍になる。

セブンイレブンに転換予定の店舗
  • 名神高速道路・黒丸 PA(上り線)(滋賀県東近江市)
    ローソン ハイウェイピット黒丸上り店
  • 名神高速道路・草津 PA(上り線/下り線)(滋賀県草津市)
    ミニストップ ISM草津PA上り店(ベーカリー併設)
    ミニストップ ISM草津PA下り店
  • 近畿自動車道・東大阪 PA(下り線)(大阪府東大阪市)
    ミニストップISM東大阪PA店(ベーカリー併設)
  • 中国自動車道・社 PA(上り線)(兵庫県加東市)
    ファミリーマート社PA店
  • 山陽自動車道・三木 SA(上り線)(兵庫県三木市)
    ファミリーマート三木SA店
  • 山陽自動車道・白鳥 PA(下り線)(兵庫県姫路市)
    ポプラハイウェイ彩家白鳥PA下り店(直営食堂・選菜御膳併設)
  • 山陽自動車道・奥屋 PA(上り線)(広島県東広島市)
    ポプラハイウェイ彩家奥屋PA上り店(直営食堂・選菜御膳併設)
  • 山陽自動車道・佐波川 SA(上り線/下り線)(山口県防府市)
    ファミリーマートReSPOT佐波川SA上り店
    ファミリーマートReSPOT佐波川SA上り店
  • 高松自動車道・府中湖 PA(上り線)(香川県坂出市)
    ファミリーマートReSPOT府中湖PA上り店
  • 徳島自動車道・吉野川 SA(下り線)(徳島県東みよし町)
    デイリーヤマザキD’Space吉野川SA(下り)店(ベーカリー併設)
  • 九州自動車道・須恵 PA(上り線/下り線)(福岡県須恵町)
    ファミリーマートReSPOT須恵PA上り店
    ファミリーマートReSPOT須恵PA下り店
  • 九州自動車道・基山 PA(下り線)(福岡県筑紫野市)
    ローソンハイウェイピット基山下り店
  • 九州自動車道・玉名 PA(上り線/下り線)(熊本県南関町)
    ポプラハイウェイ彩家玉名PA(上り)店
    デイリーヤマザキD’Space玉名PA下り店
  • 九州自動車道・山江 SA(上り線/下り線)(熊本県山江村)
    デイリーヤマザキD’Space山江SA上り店
    ファミリーマートReSPOT山江SA下り店
  • 第二神明道路・垂水 PA(下り線)(神戸市垂水区)
    ミニストップ ISM垂水PA下り店

外部リンク:コンビニエンスストア内装工事実施に伴う営業休止のお知らせ【平成30年4月1日~4月下旬】
外部リンク:西日本高速道路管内のSA/PA内にセブン‐イレブンが20店舗開店 ―2018年4月下旬のオープンを予定―
関連記事:セブンイレブン、2018年1月に国内2万店舗達成-国内小売業で史上初
関連記事:東村山に「団地特化型セブンイレブン」1号店、4月21日開店-URと提携で
関連記事:JR西日本、”駅ナカ特化型セブンイレブン”を12月7日から展開
関連記事:関門橋めかりPA・壇之浦PAの建物、11月30日閉鎖-菊竹清訓氏の名建築、老朽化による建替えで

岩波ブックセンター信山社跡に「神保町ブックセンター」、4月開店-小田急グループが運営

2016年11月に経営破綻し閉店した神保町の「岩波ブックセンター信山社」の跡に新たな複合書店が誕生する。
小田急グループのUDSは、同店の跡地に、複合書店「神保町ブックセンター with Iwanami Books」を2018年4月に開業させることを発表した。

「神保町ブックセンター」が入居する建物。

神保町のランドマーク的存在だった「岩波ブックセンター」

「神保町ブックセンター with Iwanami Books」は、書店・イベントスペース・コワーキングスペース・喫茶店の機能を持つ複合書店。
出店先の「岩波書店アネックスビル」には信山社が運営する「岩波ブックセンター」があり、岩波書店との資本関係は無いものの岩波書店を中心とした多くの文庫、新書、学術書などを取り揃え、神保町のランドマークとも言われ親しまれてきた。
しかし、2016年10月に会長が逝去、同年11月に経営破綻し、閉店していた。

閉店から約1年半、小田急運営の「新業態」で復活

「神保町ブックセンター with Iwanami Books」を運営するのは、小田急電鉄のグループ会社で街づくりや店舗開発などを手掛ける「UDS」。
書店のコンセプトは「未来の自分の種をまく。」。アドバイザーにはブックコーディネイターの内沼晋太郎氏を迎える。

神保町ブックセンターの1階イメージ(リリースより)。

1階の書店スペースは落ち着いた雰囲気で、信山社が運営していた時代と同様、岩波書店を中心とした書籍を取り揃えるほか、喫茶店(ブックカフェ)を入居させる。2階は会議室、3階はサービスオフィスやパーソナルデスクとなり、著者を招いた各種イベントなども開催される予定となっている。
なお、同ビル内に同居する他の古書店などは現在と変わらず引き続き営業をおこなうと思われる。

神保町ブックセンター with Iwanami Books

住所:東京都千代田区神田神保町2-3-1 
岩波書店アネックス1~3階
営業時間:未定

外部リンク:本と人との交流拠点「神保町ブックセンター with Iwanami Books」 2018 年 4 月神保町に開業(小田急グループ)
関連記事:ドン・キホーテ神保町靖国通り店、10月13日閉店-わずか半年ほどで
関連記事:書泉ブックマート(神田神保町)跡にABCマート、2015年11月28日開店
関連記事:阪急梅田駅高架下「阪急三番街」4月27日リニューアル-古書のまちも移転

東北大・雨宮キャンパス跡地に「イオンモール」、6月着工-市中心部近く、2019年秋の開業目指す

仙台市青葉区堤通雨宮町の「東北大学雨宮キャンパス」跡地で、大型商業施設「イオンモール」(名称未定)の建設工事が2018年6月に着工される。施設は2019年9月頃の開業を目指す。
建設されるイオンモール。(イメージ)

旧・東北大雨宮キャンパス跡地を開発-市役所も徒歩圏

イオンモールが建設されるのは、仙台市地下鉄南北線・JR仙山線北仙台駅から南に500m離れた「東北大学雨宮キャンパス」跡地の一部(約3.5ha)。仙台市中心部に近く、市役所から徒歩10数分の距離だ。
雨宮キャンパスに入居していた農学部は2016年に青葉山へ移転し、建物は既に解体されている。
旧キャンパス(約9.3ha)の土地は2013年にイオンモールが約220億円で落札し、2018年2月中の引渡しが予定されている。

かつての東北大雨宮キャンパス。

イオンモールは商業棟と駐車場棟で構成。商業棟は地上4階建てで、延床面積は約50,000㎡。敷地内には4ヶ所の広場、旧雨宮キャンパスの樹木を用いた緑化空間も設けられる。
2018年6月に着工し、2019年9月頃の開業を目指す。
旧キャンパスの樹木を使った緑化空間も設けられる。(イメージ)

モール隣には病院、住宅が建設予定

イオンモールが取得した約9.3haのうち、商業施設以外の残りの用地には病院機能と住宅機能がそれぞれ設けられる。
病院用地には「仙台厚生病院」を運営する一般財団法人厚生会(仙台市青葉区)が医療福祉施設を建設予定。住宅用地の計画は2018年2月現在明らかになっていない。いずれも建設時期は未定。

外部リンク:雨宮キャンパス跡地利用計画に係る環境影響評価書を縦覧しています(仙台市公式サイト)
関連記事:JR仙台駅東口に仮設飲食街「EKITUZI」、11月10日開業-旧ZEPP跡、再開発までの暫定で
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