相模鉄道(本社:神奈川県横浜市)の新線「新横浜線」のうち「西谷-羽沢横浜国大」間が2019年11月30日に開通し、JRとの直通運転が開始された。
羽沢横浜国大駅。
相鉄、新線で初の「都内乗り入れ」
今回の直通運転開始は、相鉄が西谷駅から北東に分岐する約2.7キロメートルの新路線「相鉄新横浜線」(計画時名称:神奈川東部方面線)を新設したことによるもの。
新たに設けられた羽沢横浜国大駅(相鉄が管理)からJR東海道本線貨物線、横須賀線を経由し、埼京線・川越線に乗り入れる。
乗り入れに用いられる相鉄12000系。
2019年4月にデビューした新型車輌。
羽沢横浜国大駅の構内。余裕を持った造りだが混雑した。
乗り入れ本数は1日46本で、多くは新宿止まりだが、一部列車(1日5本)は大宮、もしくは川越まで乗り入れる。二俣川から新宿の所要時間は最速44分となる。
主要駅間の所要時間。
相模鉄道の電車が営業運転で東京都内・埼玉県内へと乗り入れるのは初のことになる。
直通一番列車。
2022年度には新横浜乗り入れ-東急と直通運転へ
2022年度には新横浜線が羽沢横浜国大から「新横浜」まで約3.6キロメートル延伸され、同じく新設される「東急電鉄新横浜線」を経て東急東横線・目黒線、そして東京メトロ等との直通運転が開始される予定となっており、新横浜エリアの利便性向上に加え、さらなる相鉄沿線開発の進展が期待される。
相模鉄道・新線路線図。
(撮影:GORONEXさん)
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