日本郵政グループ広島駅南口計画(仮称)、2022年秋開業-広島駅前の東郵便局跡地、超高層ビルに

広島県広島市南区の広島駅南口にある現・広島東郵便局に、日本郵政グループの大規模複合オフィスビル「広島駅南口計画(仮称)」が2022年秋を目処に開業する。

広島東郵便局。

日本郵政の大規模複合オフィス、発展著しい広島駅前に

新施設は日本郵便広島東郵便局を解体したのちその跡地に建設される。建物は地上20階建てで、延床面積は約44,800㎡。プロジェクトマネジメントは日本郵政の完全子会社「日本郵政不動産」が担当する。
新施設は大型オフィスを核に商業フロア、駐車場などが整備される方針となっている。

広島駅南口計画(仮称)

広島東郵便局、9月17日に移転

再開発予定地にある広島東郵便局については、9月17日にエールエールA館(福屋百貨店広島駅前店)に移転することとなった。

移転告知。

開発すすむ広島駅南口に「KITTE広島」誕生か

広島駅南口はバブル崩壊に伴う景気の冷え込みにより、20年近く大規模都市計画プロジェクトが凍結状態にあったが、2016年9月に「ビッグフロントひろしま」(ビックカメラ広島駅前店)が開業、2017年4月には「エキシティ・ヒロシマ」(エディオン蔦屋家電)が開業、2020年以降にJR広島駅ビル「ASSE」の建替え及び広島電鉄の広島駅乗り入れが予定されるなど、開発が相次いでいる。
その一方、既存の開発計画はいずれも高層階が住居もしくは宿泊施設となっており、都心部で高水準なオフィスを求める企業の需要の高まりに対応できているとは言い難かった。
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再開発相次ぐ広島駅南口。

日本郵政グループは2016年4月に名古屋駅前の旧名古屋中央郵便局跡地に「JPタワー名古屋」を建設、低層階を商業施設「KITTE名古屋」、高層階を大規模オフィスフロアとする大規模再開発を手掛けている。広島駅南口計画(仮称)でも同社のノウハウを活用した施設づくりが期待され、建物名は「KITTE広島」となることが予想される。
日本郵便は「広島駅周辺は、近年、大きく発展し、今後とも更なる発展が期待されることから、当社としても 周辺施設とともに街区の利便性とにぎわいを創出し、まちづくりに貢献していきます。 」としている。

広島駅南口計画(仮称)

住所:広島県広島市南区松原町2番62号

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