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神田明神ホール、2018年12月開館-創建1300年記念で「文化交流館」建設、大型イベント・ライブホールも

神田明神の境内に建設中の「神田明神文化交流館」内に、大型のイベント・ライブホール「神田明神ホール」が2018年12月に完成する。
追記:開業日は12月15日となった。神田明神文化交流館の愛称は「EDOCCO」。初穂料などの電子マネー決済も導入される。

建設中の神田明神ホール。

創建1300周年に向けた記念事業

神田明神は平安時代の730年に創建。
主祭神として大己貴命(大黒さま)、少彦名命(恵比寿さま)、平将門命を祀っている。
1616年に現在地に移転し、江戸総鎮守となった。
神田明神文化交流館と神田明神ホールの建設は、2030年の創建1300年を前にした記念事業の一環となる。総工費は約45億円。

神田明神の拝殿。

境内西側に建設される「神田明神文化交流館」内

神田明神ホールが入居する「神田明神文化交流館」は、境内西側の立体駐車場(屋上は屋上庭園として緑化していた)の跡地に設けられる。
1階にはカフェ、土産品店、授与所などを開設。地階は茶道などの日本文化が体験できる施設となる。
2階、3階は「神田明神ホール」となる。ホール部分の運営は都内でイベントホールや貸会議室を運営する「マグネットスタジオ」(中央区)が行う。4階は貴賓室。

ホール部分の面積は316.6㎡で、最大700人収容という、秋葉原のなかでも比較的規模の大きなホールになる。

神田明神ホールのイメージ。(以下、イメージは公式サイトより)

ホール内には300インチワイド大型スクリーン、レーザー方式10,000lmプロジェクターなどを備え、アイドルなどのライブコンサートのほか、企業の新商品発表会・プレゼンテーションの場としての活用も想定しているという。

館内図面。


館内イメージ。ホールとホワイエは画像のように一体化できる。

神社は古来から芸能の場となっており、現在も境内や神楽殿でアイドルライブなどを開催する神社も少なくないが、こうした本格的な大型イベント・ライブホールを備えるものは珍しい。
都心、そして神田・秋葉原という立地ならではともいえる「神田明神ホール」。どのように活用されていくのか楽しみである。

ラブライブ!とのコラボでも有名だ。

外部リンク:神田明神ホール
外部リンク:江戸総鎮守 神田明神
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マルエツ立川駅北口店、2018年2月25日閉店-撤退相次ぐ「フロム中武」、ニトリも閉店

かつて“サブカルの聖地”として親しまれた JR立川駅前の商業施設「フロム中武」(ふろむちゅうぶ)からテナントの流出が相次いでいる。
フロム中武の新たな核店舗であった地下1階の食品スーパー「マルエツ立川駅北口店」が2018年2月25日に閉店。3階の「ニトリデコホームフロム中武店」も2月12日に閉店している。
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フロム中武・マルエツ立川駅北口店。

かつての「サブカルの聖地」、2015年に一旦幕

フロム中武は中武ビルディングが運営する専門店ビルで、店舗面積は12,552㎡。 1962年に「中武デパート」として開業し、1984年の全面リニューアルを機に現在の施設名となった。

フロム中武には2002年11月にアニメショップ最大手「アニメイト」が進出して以降、フィギュア専門店や中古同人ショップ、アイドルカフェなどサブカル系のテナントが相次ぎ出店。一時は「ももいろクローバーZ」がライブ拠点の1つとしていたほか、正面看板などに掲げられた立川に関するユニークなキャッチコピー(現在も不定期で実施)が一躍注目を浴びたこともあり、立川を代表する「サブカルの聖地」として一時代を築いていた。
しかし、施設の老朽化に伴う耐震工事のため2015年4月から約1年間一時閉店し「サブカルの聖地」としての歴史に幕を下ろした。

リニューアルから僅か2年…撤退相次ぎ岐路に立たされる

2016年5月に全館リニューアルを迎えたフロム中武であったが、改装休業中にアイドルカフェ「ハーツ劇場」や「アニメイト」などが周辺ビルに完全移転していたこともあり、サブカル系テナントを呼び戻すことはできずに大幅な路線転換を実施。
改装後は食品スーパー「マルエツ」(売場面積:895㎡)、紳士服「サカゼン」、100円ショップ「ダイソー」、生活雑貨「ニトリデコホーム」など、大型専門店を中心とした商業施設となった。
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リニューアルオープンしたころのフロム中武。

しかし、好調な立川エリアの近隣商業施設とは裏腹に、リニューアルの目玉であった大型スポーツショップ「ギャラリー2」(7階)が2017年7月に、「ニトリデコホーム」(3階)が2018年2月に相次ぎ撤退するなど苦境に立たされており、新店舗の誘致もままならない状況が続いている。
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僅か1年半で撤退したニトリデコホーム。
高島屋立川店へのニトリ大型店進出が閉店の原因とみられる。

今回フロム中武から撤退する「マルエツ立川駅北口店」は、開店前は立川駅北口では数少ない食品スーパーになるとして期待を集めていたが、生鮮食品や惣菜部門の強化を打ち出した「MEGAドン・キホーテ立川店」(2016年1月開店、旧ダイエー跡地)や業務用食品スーパー「肉のハナマサ立川店」(2016年10月開店)が同時期に開店したこともあり、競争力が低下していた。
マルエツの閉店により、フロム中武は地階の全体、3階の殆ど、6階の半分が空き店舗となる(7階は大部分が改装中)。

7階は「医療モール」に-新たな核店舗はどうなる

フロム中武は打開策として2018年2月1日以降に7階全区画を医療モール「立川北口メディカルモール」に転換する大幅リニューアルを進めており一部区画には医療機関が開業している。
しかし、依然として多くのフロアで空き区画が目立っているうえに集客の要であった食品スーパーも失うことから、近隣の大型商業施設と差別化可能な有力テナントの早期誘致が期待される。

外部リンク:フロム中武
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大中原宿店、2018年3月25日閉店-人気老舗雑貨店、最後の店舗が閉店

元ダイエー系で、現在はマルシェガーデン株式会社(千代田区)が展開する老舗アジアン・中国雑貨ブランド「大中」最後の実店舗「大中原宿店」(1980年開店、東京都渋谷区)が、2018年3月25日をもって閉店する。

大中原宿店。

ダイエーのアジアン・中国雑貨専門店として創業

大中は大阪市都島区の「ダイエー京橋店」内で1972年に創業。
ダイエーグループのアジアン・中国雑貨専門店「大中」として全国に店舗網を拡大した。店名の由来は諸説あるが、「大栄」と中国、そしてダイエーの創業者「中内功」氏を暗喩したものであるとも言われる。
創業した1972年は日中国交正常化が行われた年で、看板キャラクターである「大中パンダ」は同年に日本に上陸した上野動物園のパンダ人気にあやかり作られたもの。大中のシンボル的存在となっており、店舗では「パンダスリッポン」など大中オリジナルのパンダグッズが数多く並べられている。

人気の「パンダ」商品(公式Twitterより)。

2009年にはパルコ、丸井、イオンモールなどの大型商業施設内や、繁華街に路面店として70店舗近くを展開していたが、ダイエーの事業整理に伴い、当時の運営会社は2014年に清算されていた。
現在の大中は、ダイエーから雑貨専門店「マルシェ」「大中」の一部店舗を承継した「マルシェガーデン」が2014年から運営している。

竹下通りの原宿店、閉店セール実施中-今後は通販で?

大中原宿店は原宿・竹下通りに1980年に開店。2月17日から閉店セールが行われており、人気商品「パンダTシャツ」などの人気商品が最大70%引きで販売されている。

原宿店では閉店セールを実施中。

マルシェガーデンによると、大中の一部商品はネットショップ・通販などで販売を継続する方針だといい、今後も長年親しまれた「大中」ブランドが生き続ける可能性もある。

外部リンク:大中(公式サイト)
外部リンク:大中 DAICHU OFFICIAL BLOG
外部リンク:大中原宿店(@DaichuHarajyuku)さん | Twitter
外部リンク:大DAICHU中さん(@daichu_official) • Instagram写真と動画
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ミグランス、2018年2月15日開業-全国初「市役所+ホテル」の複合施設

奈良県橿原市の近鉄大和八木駅前に、大型複合施設「ミグランス」が2018年2月15日に開業した。

ミグランス。

全国初となる「市役所+ホテル」の複合施設

ミグランスは地上10階建てで、延床面積は15,720.85㎡。高さは橿原市最高層の47mで、これは奈良県内で最も高層であったJR奈良駅前の「ホテル日航奈良」(46m)を上回る。
施設名の「ミグランス」は全国から公募された名称であり、橿原市章にも起用されているトビの学名「ミルヴス ミグランス」から名付けられた。

大和八木駅前の街並みとミグランス。

 ミグランスは全国初となる「市役所(分庁舎)」と「ホテル」の複合施設となっており、1階から4階には橿原市役所分庁舎やコンベンション施設、観光案内所、レストランが入居。5階から10階には核テナントの「カンデオホテルズ奈良橿原」が入居している。
10階の一部は展望フロアとして市民や観光客に開放されており、橿原市の街並みや大和三山を見渡すことができる。

ミグランスのエントランス。

 奈良県内では外国人観光客の増加により「ホテル不足」が問題となっていた。
その一方で、周辺店舗からは「公共施設が宿泊費の安いビジネスホテルや飲食店をテナントに入れるとは民業圧迫だ」との声も上がっているという。

外部リンク:ミグランス 橿原市役所新分庁舎 | 大和八木駅から徒歩五分、中南和地域の観光・イベント情報・宿泊案内
外部リンク:【公式】カンデオホテルズ奈良橿原|2018年2月15日グランドオープン
外部リンク:複合施設「ミグランス」 – 橿原市
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アルピコプラザ、2018年2月15日開業-旧・アリオ松本、松電バスターミナルビルに

長野県松本市のJR松本駅前にあったイトーヨーカドーのショッピングセンター「アリオ松本」跡(松電バスターミナルビル)に新たな商業施設「アルピコプラザ」が2月15日にグランドオープンした。

アルピコプラザ。

「松電バスターミナルビル」、開業から40年目の再出発

「アリオ松本」は1978年4月に「イトーヨーカドー松本店」として開業。
松本電鉄(2011年に「アルピコ交通」に改称)が建設した「松電バスターミナルビル」への出店で、1階にはアルピコ交通のバスターミナルが設けられている。
イトーヨーカドーは1996年にショッピングセンター業態の「エスパ松本」に、2011年には「アリオ松本」となったが、核店舗としてはイトーヨーカドーが開店以来継続して出店していた。しかし、イオンモール松本の開店を前にした2017年9月に閉店。その後は所有者のアルピコ交通と商業施設コンサルタントの「やまき」(東京都港区)がリニューアルの準備を進めていた。

「アリオ松本」時代。

建物は地上7階、地下1階建で、全体の売場面積は13,178㎡。 

核店舗はアルピコグループ「デリシア」-土産店も

アルピコプラザには新たに10数店舗が出店した。
地階の核店舗となったのは、アルピコグループのスーパーマーケット「デリシア」(旧・松電ストア、アップルランド、約1,750㎡)。
このほか、地階にはバスターミナルという立地を活かして土産店「松本のおみやげ屋さん」が開設されるほか、箸専門店「にほんぼう」、銘菓「藤屋」、マッサージ店が出店している。

信州の酒も取り揃えられる。

1階の半分は以前と同様に「アルピコ交通松本バスターミナル」が入居。ターミナルは改装されており、以前より明るい雰囲気となった。このほか、花店、クリーニング店が出店するが半分は空き店舗となっている。

バスセンターもリニューアルされた。

2階は一部に美容院、ネイルサロンが出店するが、殆どが空き店舗。このほか、3月に健康椅子チェーンが出店する予定である。
3階には「バースデイ」、「アベイル」、そして4階には「ファッションセンターしまむら」、「ディバロ」のしまむらグループ4店舗が出店する。これらの店舗はグランドオープンを前に12月28日に先行開業している。
5、6階は未活用。
 7階はアルピコグループが運営しているため今回は改装されておらず、以前と同様にレストラン街、100円ショップなどが出店している。

3、4階にはしまむらグループが出店する。

多い競合店、少し淋しいグランドオープン

アルピコグループとやまきは「2018年春までに約60のテナントを誘致する」計画としていた。
しかし、7階は以前からアルピコグループの管理であり改装されていないためそのまま、また地階と1階の大部分はアルピコグループが活用しており、結局のところ目立った新規出店テナントは3階、4階のしまむらグループのみ。メインエントランスである1階の半分、そして2階の大部分、5階全床、6階全床はテナントが入っていない状態で、全テナント数(7階含む)も20数店舗に留まるという淋しい船出となった。
周辺には「松本パルコ」、「井上百貨店」、丸善を核とした「コングロM」、駅ビル「MIDORI」など多くの商業ビルがあるほか、2017年9月に開業したばかりの「イオンモール松本」ともそれほど離れておらず、多くの競合店がある。
また、郊外にはアリオ松本に出店していた「ロフト」や「アカチャンホンポ」の移転先となった「イトーヨーカドー南松本店」をはじめ、複数のショッピングセンターも立地する。

イオンモール松本。

アルピコプラザは今後も新規テナントの誘致を進めるとしているが、そうした競争のなかで有力テナントを出店させ、空き床を埋めることができるのかどうかが注目される。

なお、アルピコプラザでは開業を記念して2月28日まで2階の空き床でNゲージ運転会などをおこなう「鉄道パーク」が開催されている。

2階で開催される「鉄道パーク」。

アルピコプラザ

住所:長野県松本市深志一丁目2-30
営業時間:店舗により異なる。
しまむらは10:00~20:00、デリシアは9:00~21:00。

外部リンク:ALPICO PLAZA -アルピコプラザ- – 長野県松本バスターミナルビル内にあるショッピングセンターです。
関連記事:イオンモール松本、9月21日開業-カタクラモール跡地に3館170店が集結
関連記事:アリオ松本、2017年9月10日閉店-アルピコ松本バスターミナルの核店舗

ドン・キホーテ西新井駅前店、2018年3月2日開店-ドンキ集中出店の足立区、約1キロ圏内に3店舗

東京都足立区の東武線西新井駅西口に、ディスカウントストア「ドン・キホーテ西新井駅前店」が3月2日に開店する。

ドン・キホーテ西新井駅前店。(イメージ画像)

東武西新井駅前、パチンコ店跡地に出店

ドン・キホーテは西新井駅西口のパチンコ店跡地に開業。
売場は地下1階〜地上3階で、売場面積は989.2㎡。
商品構成は食品、酒、日用消耗品、家庭雑貨品、化粧品、ブランド品、家電製品、衣料品、 玩具・バラエティなど。
1階にはおにぎりやお弁当、ペットボトル飲料などを備え、出勤前や帰宅時間帯の買い物需要に対応する。
内観には西新井名物「草団子」をほおばるマスコット「ドンペン」の装飾を使用する。

約1㎞圏内に3店舗、ドンキ集中出店の足立区

足立区では既に2店のドン・キホーテ(竹の塚店、MEGA環七梅島店)が出店しており、西新井駅前店は区内3店舗目。
これら3店舗は約1km圏内に出店しており、郊外エリアとしては非常に高密度な店舗網が形成される。
なお、足立区梅島にはドン・キホーテの小型店「驚安堂 梅島駅前店」が出店していたが、2017年11月30日に閉店している。

ドン・キホーテ西新井駅前店

住所:東京都足立区西新井栄2-3-14
営業時間:24時間

(イメージ画像はニュースリリースより)
ニュースリリース:2018 年3月2日(金) 『ドン・キホーテ西新井駅前店』オープン!(ドン・キホーテ公式サイト)
関連記事:MEGAドン・キホーテ環七梅島店、12月1日開店-3年ぶり復活、店舗面積4倍に
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トライアル柳川店、2月11日閉店-スーパーセンタートライアル1号店、3月7日開店の「トライアル柳川西蒲池店」に移転

福岡県柳川市の国道208号線沿いにあったスーパーセンタートライアル1号店の「スーパーセンタートライアル柳川店」が2月11日に閉店し、後継店舗となる「トライアル柳川西蒲池店」が3月7日に開店した。

スーパーセンタートライアル1号店だった柳川店。

トライアル「スーパーセンター」1号店、24年の歴史に幕

トライアル柳川店は1994年3月開店。売場面積は2,035㎡。
柳川店は家電量販店として創業したトライアルが初めて手掛けた「スーパーセンター」で、同社初の生鮮食品取扱い店舗だったが、築24年を経て近年は老朽化が著しかった。
トライアルは、同店と1992年に開業したディスカウントストア「トライアル南ヶ丘店」(福岡県大野城市、閉店済)などでノウハウを蓄積し、全国へと規模を拡大する礎を築いた。

後継店舗「トライアル柳川西蒲池店」、3月7日開店

柳川店閉店後、後継店舗として国道208号線沿いに「トライアル柳川西蒲池店」が3月7日に開店している。こちらも平屋建てで、売場面積は3,738㎡
柳川店の店舗跡の活用方法は決まっていないが、築20年以上が経過するなど老朽化が進んでおり解体するとみられる。

外部リンク:スーパーセンター 柳川西蒲池 | お店を探す・チラシをみる | TRIAL -トライアル-(後継店舗)
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ダイエーグルメシティ津久野店、2月28日閉店-跡地にマンション、下層階に再出店めざす

大阪府堺市西区の津久野駅前にある総合スーパー「ダイエーグルメシティ津久野店」が2月28日に閉店する。

ダイエーグルメシティ津久野店。

ダイエー津久野店、46年の歴史に幕

ダイエーグルメシティ津久野店はダイエー津久野店として1972年11月に開店。建物は地上3階建で、売場面積は3,662㎡。
テナントとして100円ショップ「ダイソー」、印鑑「いんかん」などが営業する。

「ダイエーグルメシティ津久野店営業終了のお知らせ」。

このほか、2017年2月まで別館として「ドムドムハンバーガー」の独立店舗が営業していたが、現在は解体されている。
ドムドムは全国のダイエー隣接地で別館として平屋の独立店舗を運営していたが、同店が最後の店舗であった。

跡地にマンション-下層階に再出店へ

ダイエーGC津久野店の跡地には南海不動産がマンションを2棟建設する。
そのうち、ダイエー本館跡に建設される棟の下層階にはスーパーマーケットが出店する予定で、ダイエーは2020年の再出店をめざしているという。

跡地に建設されるマンションの概要

ダイエー跡
堺区西区津久野町一丁72番1
地上14階建、南海不動産が開発、2018年8月1日頃着工
共同住宅(分譲)91戸・店舗(スーパーマーケット)1区画
敷地面積2743㎡、建築面積2009㎡、延床面積10,708㎡

駐車場(タイムズ)跡
堺市西区津久野町一丁75番の一部
地上14階建、南海不動産が開発、2018年10月1日頃着工
共同住宅(分譲)54戸
敷地面積1343㎡、建築面積451㎡、延床面積4640㎡

外部リンク:ダイエーグルメシティ津久野店
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じゃんぼスクエア富田林店、2018年2月28日閉店-旧・西友

大阪府富田林市の富田林駅前にあるショッピングセンター「じゃんぼスクエア富田林」が2月28日に閉店する。

じゃんぼスクエア富田林

西友時代から45年半の歴史に幕

じゃんぼスクエア富田林は「ジャンボスクエア富田林・西友富田林店」として1972年11月に開業。建物は4階建てで、大阪市浪速区の不動産会社・賛栄商事が所有する。
西友の撤退後も賛栄商事直営の食品スーパー「じゃんぼ食鮮館富田林店」をはじめ、時間料金制アミューズメント施設「フジヤマランド」(レジャッパを経て2010年閉店)、「カラオケレインボー」(1月31日閉店済)、100円ショップなど複数のテナントが出店しており、「ダイエー富田林店」(現・コノミヤ)と並ぶ富田林駅前を代表する大型店として営業をおこなっていた。

エントランスのようす。

食鮮館などの閉店により、2月末を以て建物は空き家となる。
閉店の理由は明らかにされておらず、店舗跡の活用方法も現時点では未定となっている。

関連記事:ダイエー富田林店、8月31日閉店 – 39年の歴史に幕

セブンイレブン、金秀と提携して沖縄初出店へ-2019年度までに1号店

セブンイレブンは、沖縄大手のスーパーマーケット(ディスカウントストア)「かねひで」を運営する金秀商事(西原町)とFC契約を結び、セブンイレブンを出店させることが分かった。

かねひでの店舗(沖縄市)。

2019年度までに沖縄1号店-全47都道府県制覇へ

かねひでとの提携は地元メディアが報じたもの。金秀グループのガソリンスタンドなどの跡地も活用することで出店を後押しするという。
沖縄県は全国で唯一の「セブンイレブン空白県」となっていた一方、セブンイレブンは近い将来の同県への進出を目指して2017年10月に「セブン-イレブン・沖縄」を設立していた。
セブンイレブンは現在、地場企業「沖縄食糧」と提携して工場の開設準備を進めており、2019年度までに沖縄県1号店を出店させるとみられている。

沖縄のコンビニ業界、地場スーパーの「代理戦争」に

沖縄では、県内流通大手のリウボウグループが「ファミリーマート」を、同じく県内流通大手のサンエーグループが「ローソン」を展開。親会社が運営するスーパーにおいてもそれぞれ「ファミマコレクション」や「ローソンセレクト」が販売されているのも特徴だ。

サンエーの店舗(北谷町)。

セブンイレブンもこうした地場流通大手との提携による進出が予想されており、どの企業との提携となるかが注目されていた。
セブンイレブンがリウボウ、サンエーのライバルである金秀との提携を決めたことで、沖縄のコンビニ業界はますます地場スーパーの代理戦争の様相を呈することとなる。

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