ユニー・ファミリーマートHDは、2016年中に首都圏に「ファミリーマート+miniピアゴ」2店舗を出店させると発表、10月6日にはJR菊名駅西口(横浜市港北区)に1号店「ファミリーマート+miniピアゴ 菊名駅西店」がオープンした。
ファミリーマート+miniピアゴ菊名駅西店。
ユニー・ファミマHD誕生後「はじめての共同作業」
ファミリーマート+miniピアゴは、コンビニ大手の「ファミリーマート」とユニーの子会社であるミニスーパー運営会社「99イチバ」の都市型スーパー「miniピアゴ」の一体型店舗。
1号店の「ファミリーマート+miniピアゴ 菊名駅西店」はminiピアゴの単独店舗であったが、ユニー・ファミマHDの誕生によってファミリーマートとの一体化が図られることとなった。
菊名駅西店の売場面積は約150㎡。取扱い商品数はおよそ3500種類で、そのうち加工食品などの約2000種類をファミリーマートが、青果・精肉を中心とする約1000種類をminiピアゴが取扱う。 また、公共料金の支払いや銀行ATMなど、ファミリーマートでお馴染みのサービスも提供する。
ダブルネームとなった看板。
順次miniピアゴからの転換を検討-価格は「コンビニ路線」
ユニー・ファミマHDは2016年中に首都圏に出店予定の2店舗(菊名西店含む)を実験店舗と位置づけ、2店舗の売れ行き次第で順次、既存miniピアゴをファミマとの一体型店舗へ転換していくことを検討するとしている。
一方で、商品の価格帯はこれまでいわゆる「スーパーマーケット価格」だった「miniピアゴ」とは異なり、多くの商品がファミリーマートと同様の「コンビニエンスストア価格」に設定されるなど(つまり実質的な値上げとなる)、ファミマ主導の経営統合を色濃くあらわす店舗となっており、消費者にとっては残念な結果となってしまった。
外部リンク:ユニー・ファミリーマートホールディングス初の取り組み ファミリーマートと都市型スーパー「miniピアゴ」の一体型店舗を開店! 〜グループシナジーを発揮した新たな展開を展開〜
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