山梨県甲府市のJR甲府駅前にあった「山交百貨店」跡に、家電量販店を核とした商業施設「ヨドバシカメラ マルチメディア甲府」が2021年4月28日に開業する。

ヨドバシカメラ マルチメディア甲府。
JR甲府駅前の山交百貨店、2019年に閉店していた
山交百貨店は1954年に「甲府松菱」として開業。同店は1961年に山梨交通とともに国際興業グループとなり、1963年に旧山梨交通甲府駅跡附近に移転、山交百貨店に改称された。

山交百貨店。
ヨドバシカメラとなる建物は1989年に新築されたもの。スパイラルエスカレータや時計台が設置されるなど豪華な建物であった。
建物は地上5階、地下4階(地下2~4階は駐車場など)、山交時代の売場面積は15,774㎡で、甲府のターミナル百貨店として県民に高い知名度があったが、2019年9月に閉店。
その後、ヨドバシHDが山交百貨店の土地と建物を購入していた。
ヨドバシを核に石井スポーツなど出店
ヨドバシカメラ マルチメディア甲府は山交百貨店の建物に出店。
売場面積は約13,800㎡、ヨドバシの売場は1階から4階(開業時点は閉鎖床あり)。山梨県内の家電量販店では最大の規模となる。

舞鶴通り側より。手前は舞鶴城。
開業時点ではテナントとしてヨドバシグループのスポーツ・登山・アウトドア用品店「石井スポーツ」「アートスポーツ」が出店。建物には石和のワイナリー「モンデ酒造」の看板もあり、商品の販売がおこなわれるものと思われる。
なお、シンボルだったスパイラルエスカレータは撤去されているという。

南口駅前広場の活用イメージと街の回遊性を高める計画の検討。
ヨドバシHDは甲府駅前への出店に際して、山梨県や甲府市、地元のまちづくり活動団体と連携。甲府駅前と中心市街地をつなぐエリアマネジメント活動を提案し、官民連携のまちづくり事業に参画するとしている。
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ヨドバシカメラ マルチメディア甲府
住所:山梨県甲府市丸の内1-3-3
営業時間:午前9時30分~午後10時
(写真撮影:猪瀬舞さん)
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ライカ19・20、2021年6月18日全面開業-鹿児島最高層「鹿児島中央タワー」下層階に
鹿児島県鹿児島市中央町のJR鹿児島中央駅前に、南国殖産系の再開発ビル「鹿児島中央タワー」が2021年4月に完成し、下層階に商業施設「Li-Ka19・20(ライカ1920)」が2021年4月23日に一部開業、6月18日にグランドオープンする。

鹿児島中央タワー/Li-Ka19・20(ライカ19・20)。
一番街を再開発、高さ100m「鹿児島最高層」のビルに
鹿児島中央タワーは地上24階、地下1階。高さは約100mで、鹿児島県内で最高層の建物となる。
この場所には朝市が開催されることで有名な「中央駅一番街商店街(イッド)」があったが、昭和期から再開発が検討されており、2010年に再開発組合を設立。地元企業「南国殖産」が中心となり、再開発計画が進められていた。

再開発前の一番街・イッド。

商店街から見た再開発地区。
中央奥が新たな商店街路とライカの飲食店街。
商業施設「Li-Ka19・20(ライカ19・20)」は鹿児島中央タワーの1階から7階。名称は「来鹿」「Like Kagoshima」と、開発街区の番地などに由来する。

アミュプラザから。デッキが設置されている。
1階・2階には一番街商店街の街路が設けられるほか、5階・6階には「ライカ南国ホール」(450人収容)が設けられている。
また、2階でアミュプラザ鹿児島プレミアム館とペデストリアンデッキで接続される。このデッキは建物内を経由し、「電車通りデッキ」として2022年には南国センタービル前の歩道につながる予定となっている。
ペデストリアンデッキには屋根が設けられており、桜島の噴火・降灰時にも安心して通行できることとなる。

ライカホール(公式サイトより)。
8階以上は三菱地所系の分譲マンション「ザ・パークタワー鹿児島中央」(210戸)で、地階にはマンション駐車場が設けられている。
フードテラス、家電、書店など41店舗が出店
Li-Ka19・20(ライカ19・20)の店舗面積は約8,100㎡で、41店舗が出店する。
そのうち、4月23日には「マツモトキヨシ」「ローソン」「セブンイレブン」など1階の多くの店舗が先行開業。
1階の一番街アーケード沿いには「ライカフードテラス」と「ライカ屋台横丁」を設置。気軽に地元グルメが味わえる。
1階はこれらも含め飲食店や食関連店舗が中心となっており、串カツ「串カツ田中」、台湾茶「Tea Way」、ねこねこ食パンで知られるベーカリー「ハートブレッドアンティーク」、洋菓子「シャトレーゼ」などといったチェーン店も出店する(一部の店舗は6月までに順次開業)。

1階・アーケード沿いの街路には飲食店街ができる。
2階から7階は、殆どの店舗が6月18日に開業する予定。
ファッションや雑貨店が中心で、主な大手チェーンとしてはベーカリープロデューサー岸本拓也氏の高級食パン「偉大なる発明」、インテリア雑貨「ニトリデコホーム」、100円ショップ「ダイソー」、家電量販店「ヤマダデンキ」、書店「くまざわ書店」、眼鏡「オンデーズ」などが出店する。
(写真撮影:モッチ~さん)
鹿児島中央タワー/Li-Ka19・20(ライカ19・20)
住所:鹿児島県鹿児島市中央町19−40
営業時間:店舗による/1階は24時間(コンビニなど)
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ライフ溝口店、2021年4月21日開店-国道246号線沿いの総合スーパー
神奈川県川崎市高津区の東急田園都市線高津駅近くに総合スーパー「ライフ溝口店」が2021年4月21日に開店する。
ライフ、国道246号線沿いの住宅展示場跡に出店
ライフ溝口店が出店するのは、国道246号線沿いにあった住宅展示場「玉川・溝口ハウジングステージ」跡。ライフは川崎市で15店舗体制となった。
建物は地上4階建て、売場は1階と2階、売場面積は3,005㎡となる。年間売り上げ目標は35億円。

ライフ溝口店。
1階は食品売場となる。食品では健康志向に対応し「オーガニック」「ローカル」「ヘルシー」がコンセプトのプライベートブランド「BIO-RAL(ビオラル)」をコーナー展開する。
生鮮では店内で加工したみずみずしい果物を「くだもの屋さんのフルーツタルト」として提供。総菜コーナーでは、人気のアジアングルメも楽しめる。
インストアベーカリー「小麦の郷」では、ホテルブレッド・やさしい甘さが特徴の「煌(きらめき)」などを提供する。また「ライフカフェ」「ジュースバー」も設けられ、ジェラートの提供もおこなわれる。
2階では衣料品、生活用品を展開。ライフの雑貨コーナー「ブリーズガーデンコーナー」を開設するほか、クリーニング店が出店する。
ライフ溝口店
住所:神奈川県川崎市高津区溝口5ー24ー8
営業時間:9時30分~24時(2階は22時まで)
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MEGAドン・キホーテ豊見城店、2021年4月28日開店-旧「豊見城市役所」庁舎をそのまま居抜き
沖縄県豊見城市の旧豊見城市役所庁舎の建物に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ豊見城店」が2021年4月28日朝9時に開店する。
ドンキ、異例の「市庁舎を購入」して出店
ドン・キホーテ豊見城店が出店するのは、旧豊見城市役所の本庁舎ビル。
豊見城市役所は旧家具店を改築した建物であったが2019年1月に移転しており、旧庁舎ビルは市からPPIHグループ(ドンキ)に約7億5千万円で売却されていた。

旧豊見城市役所(グーグルマップより)。
ドンキの売場は1階と2階。店舗面積は4,532㎡。
沖縄県のドンキでは最大規模となる。

ドン・キホーテ豊見城店。
1階は、日常生活に不可欠な商品をワンフロアに集結。
青果・精肉・惣菜を含めた食料品・酒・日用消耗品は沖縄県内のドン・キホーテで最大級の品ぞろえで、とくに沖縄・九州の地場食品や海外産の輸入食品を充実させたという。
2階は、ニューファミリーが多い立地であることを活かして「家電」「玩具」をとくに充実。
さらに、ゲーミング関連商品やテレワーク関連商品など、コロナ禍の需要に対応した商品も扱うとしている。
このほか、2階の休憩スペースでは、全長5mの「ハーリー漁船」を展示。
ハーリー漁船に乗って休憩することもできるようになっている。
MEGAドン・キホーテ豊見城店
住所:沖縄県豊見城市字翁長854-1
営業時間:午前9時~午前3時

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ドン・キホーテ下北沢店、2021年4月28日開店-下北沢最後の大型ゲーセンだった「エムエムランド」跡
東京都世田谷区の京王電鉄・小田急電鉄下北沢駅近くにパン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ下北沢店」が2021年4月28日朝8時に開店する。

ドン・キホーテ下北沢店。
シモキタ最後の大型ゲーセン跡、ドンキに
ドンキが出店するのは、下北沢駅から徒歩約3分の場所にあったゲームセンター「エムエムランド」跡。
下北沢エムエムランドは2010年12月に新築開店。建物は地上4階建、営業フロアは1~3階。大手タピオカ・パチンコチェーン「南栄商事」(ミナミグループ/本社:東京都世田谷区)の関連会社「ミナミ」(本社:東京都渋谷区)によるゲームセンター旗艦店で、1階ではクレーン・音楽ゲーム、2階では対戦・メダル・ビデオゲーム、3階ではプリクラ機などを展開。エムエムランド建設以前(Basso時代)から引き続き、当初は南栄商事直営の飲食店(373 Southern Hills Cafe)を併設、末期には韓国ハッドグ専門店「ミョンラン時代ホットドック下北沢店」日本1号店を併設していた。しかし、コロナ禍のなかテナントスペースを含めて2021年1月20日に閉店した。同店は下北沢駅近くで最後の大型ゲーセンであった。
「若者の街にポップでカラフルなドンキ」掲げる
ドン・キホーテ下北沢店の売場は1階から3階までの3フロアで、店舗面積は946㎡。
「若者の街に、利便性・嗜好性の高い品揃えでポップでカラフルな店舗が登場!」をキャッチフレーズとして、大学キャンパスが多い下北沢の学生・若年層に合わせた品揃えを特徴とし、化粧品、ヘアケア、メンズコスメ、カラコン、スマートフォンアクセサリー、バラエティグッズ、自転車、菓子など、生活用品やトレンド性の高いカテゴリーに注力。
また、昨今高まる宅飲み需要に応え、カラフルでSNS映えするパーティードリンク、若年層や女性からの支持が高まっている韓国焼酎を充実させるほか、周辺地域で取り扱いの少ない家電製品も展開する。

店内のようす。
店内は、文化・アートの発信地として知られる個性豊かな地域性に合わせ、店内はニューヨークのグラフィックアートをイメージしたストリートテイストの装飾を施し、キャッチーな「アメコミ風デザイン」の装飾物を用いることで、圧縮陳列と五感を刺激するカラフルかつポップな演出で楽しい買物を演出するとしている。
ドン・キホーテ下北沢店
住所:東京都世田谷区北沢2-3-6
営業時間:午前8時~午前1時

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ドン・キホーテ十日町店、2021年4月23日開店-イオン隣接、移転したケーズデンキ旧店跡に
新潟県十日町市のイオン十日町店前に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ十日町店」が2021年4月23日朝9時に開店する。
ドンキ、十日町市初出店-イオン横、酒を充実
ドン・キホーテ十日町店が出店するのは、イオン十日町店のとなりにあったケーズデンキ跡。ケーズデンキは2020年2月に徒歩圏にある新店舗へと移転している。ドンキは新潟県7店舗目で、十日町市では初出店となる(なお、PPIH社は「十日町」という自治体であるとしているが、正しくは十日町市である)。
建物はワンフロアで、店舗面積は2,974㎡。
店内装飾は「お祭り」をイメージしたやぐらやPOPを多く配置し、店内をにぎやかに演出。また、入口には十日町市の四季の景色を描いたボードを設置する。

ドン・キホーテ十日町店。
家電コーナーは店内随一のスペースを確保し、調理家電、季節家電から大型AV家電までお客のニーズに対応するバラエティ豊かな商品を豊富に取りそろえるほか、新潟県は日本有数の酒処でもあることから、酒類や珍味などを県内ドン・キホーテでは最大級の品ぞろえとしたという。
ドン・キホーテ十日町店
住所:新潟県十日町市 丑7121
営業時間:午前9時~午前1時

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MEGAドン・キホーテUNY江南店、2021年4月20日開店-旧・ビアアピタ、市内初のユニー・ドンキ複合店に
愛知県江南市の愛知県道17号線沿いに、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)の総合ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテUNY江南店」が2021年4月20日午前9時に開店する。

MEGAドン・キホーテUNY江南店。
江南の旧・ビアアピタ、MEGAドンキUNYに
MEGAドン・キホーテUNY江南店の前身となるユニーの高級総合スーパー「ビアアピタ江南店(VIA APITA江南店)」は1985年4月に開店。建物は地上3階建、売場面積は7,904㎡。
アピタ江南店は開店当初、市内随一の大型店として営業していたが、2005年6月にユニーの新商業施設「ヴィアモール江南(VIA MALL江南)」が開業したことにともない、2006年2月に食品スーパー「アピタ江南店食品館」として業態転換、2009年2月のユニーグループ店舗ブランド再編にあわせて「ピアゴ江南店」に改称した。
その後、MEGAドンキへの業態転換にともない、2021年1月20日に主力テナントの「Kid’s US LAND」が撤退、2月7日にユニー直営売場を閉店していた。
ユニー時代からの生鮮・贈答需要に加え“トレンド”強化
MEGAドン・キホーテUNY江南店の営業フロアは1~2階、直営売場面積は5,440㎡。駐車台数は410台、駐輪台数は340台。
ドンキとしては愛知県内40店舗目で、ユニー・ドンキ双方のブランドを冠したダブルネーム店舗としては愛知県内19店舗目。UDリテールが運営を担う。
江南店は「良品質な商品を提供するワンストップショッピング型ディスカウントストア」を掲げ、1階では「新鮮広場」と銘打つ生鮮食品売場(青果・精肉・鮮魚)や惣菜・グロサリー売場を展開。ピアゴ時代からの贈答用菓子コーナーの維持に加え、withコロナ時代に対応した直営マスクコーナーを新設する。
2階では衣料・住居関連売場を展開。ドンキが強みとするカラーコンタクトレンズ・スマホパーツ・インポートブランド・香水・家電製品などを導入するなど、ニューファミリー層向けの品揃えを強化するとしている。
なお、PPIH・ファミマ系の惣菜店「Kanemi(カネ美食品)」やハードオフグループの総合リサイクルショップ「OFF HOUSE(オフハウス)」、100円ショップ「Seria(セリア)」といったピアゴ時代からの専門店についても再出店する。
江南市内には2005年開業のヴィアモール江南(アピタ江南西店)に加え、名鉄犬山線布袋駅近くにはピアゴ布袋店(旧・ユーストア布袋店)が営業するが、市内初となるドンキへの転換により差別化が図られることとなった。
MEGAドン・キホーテUNY江南店
住所:愛知県江南市村久野町瀬頭163番地
営業時間:午前8時~翌午前0時
(20日~22日は営業時間を「午前9時~午後10時」に短縮)

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東京ケーキダイアリーby阪急、2021年4月19日開始-阪急百貨店の「ケーキ出前」が首都圏進出
阪急阪神百貨店は、阪急百貨店の冷蔵ケーキ有料宅配サービス「TOKYO CAKE DIARY by Hankyu(東京ケーキダイアリーby阪急)」を2021年4月19日から東京都心で開始する。

大井阪急(東京都品川区)。
大阪市周辺で行っていた「ケーキ出前」が東京進出
阪急百貨店の冷蔵ケーキ有料宅配サービスは2019年10月に「HANKYU CAKE DIARY(阪急ケーキダイアリー)」として大阪市周辺で開始。
阪急阪神百貨店のネットショップから様々なケーキを選んで注文すれば自宅に新鮮なケーキが届くもので、配達には医療用の冷蔵輸送バックを元に開発された特製バッグが用いられているのも特徴だ。
阪急によるとこうしたサービスをおこなうのは国内の百貨店で初。コロナ禍のなか需要が伸びているという。

宅配バッグとケーキ(阪急阪神百貨店・記者会見)。
4月19日に開始される「TOKYO CAKE DIARY by Hankyu(東京ケーキダイアリーby阪急)」は、この冷蔵ケーキ宅配サービスの首都圏版。開始時は東京都中央区、千代田区、港区、新宿区、品川区、目黒区、渋谷区、江東区の各一部を対象としており、おもに都心地域のみでの展開となる。
サービスには「日本橋千疋屋総本店」「新宿 高野」「パティスリー カメリア銀座」「ピエール・エルメ」など都内の有名店が多数参加。通常配送料は990円となる。

ピエールエルメのケーキなど。
阪急では、開始を記念して、5月16日まで配送料が半額となるキャンペーンを実施する。
ミッテン府中、2021年5月28日開業(テナント一覧)-府中伊勢丹跡、ノジマ運営の商業ビルに
東京都府中市の京王府中駅前にあるフォレストサイドビルの核店舗だった「伊勢丹府中店」跡に、家電量販店「ノジマ」が運営する商業ビル「ミッテン府中(MitteN府中、府中駅南口ショッピングセンター)」が、2021年5月28日にグランドオープンする。

ミッテン府中。
僅か23年で閉店した府中伊勢丹、ノジマで再生
フォレストサイドビルの核店舗である「伊勢丹府中店」は1996年4月3日開店、売場面積29,416㎡。専門店街「フォーリス」と合わせると37,485㎡。建物は再開発組合などが設立した「株式会社フォルマ」が所有する。

府中伊勢丹。
伊勢丹府中店は府中市で唯一の百貨店であり、フォーリスは市内最大の商業施設であったが、2019年9月30日閉店に閉店。専門店街の核店舗だった「さくら市場館府中フォーリス店」も2020年11月30日に閉店しており、ビルは大部分が閉鎖状態にあった。
ノジマは、ビルを所有・管理するフォルマ社より旧伊勢丹府中店が使用していた部分を一括して借り受け、商業施設「ミッテン府中」として運営する。
専門店街フォーリス入口。一部店が営業を続けている。
ノジマは神奈川県横須賀市でショッピングセンター「ノジマモール」を運営。同店には、ノジマとスーパー三和を核に「しまむら」「西松屋」「サンドラッグ」などが出店しているが、都市型商業施設の運営は初のこととなる。

ノジマモール横須賀。
ノジマ、コーナン、ユニクロなど出店
ミッテンとはドイツ語で「真ん中」の意味で、ミッテン府中のキャッチフレーズは「人と街が交錯する賑わいの中心地を創る」。

ミッテン府中・ロゴタイプ。
コンセプトは以下の5つとなる。
- 多様な人々に向けた施設(小さいお子様連れ/ファミリー/3世代)
- 府中駅前に不足している業種のテナント導入(家電店舗も含め)
- 安心してお客様がお買い物ができ、従業員が働ける施設内衛生環境の整備
- 併設する商業施設「フォーリス」とタイアップしての販促計画
- 周辺環境と調和した店舗内外装、中層部上層部にカフェテラスの導入計画
ミッテンの多くのフロアは、7階に「喜久屋書店」、6階に「ノジマ」、5階に「コーナン」、4階に「ジーユー」、3階に「ユニクロ」など、大手企業による大型テナントが核となり出店する形態となる。

6階・ノジマ。5月20日に先行開業する予定。

5階・コーナン。
また、2階にはグローバルワーク、ローリーズファーム、ニコアンドなどアダストリアの数多くのブランドを集結させた新業態店舗「.st(ドットエスティ)」が出店する。
地階の核店舗は食品スーパー「ヤオコー」で、そのほか「北野エース」「九州屋」「ウエルシア(調剤扱い)」などが出店する。

ドットエスティ。
そのうち、「ノジマ」は5月20日に先行開業。5月25日に1階と地階が開業、5月28日に全館がグランドオープンする予定となっている。
「ミッテン府中」テナント一覧
| 8階 | 100円ショップ ダイソー |
| 300円ショップ THREEPPY | |
| 回転寿司 くら寿司 | |
| 来店型保険ショップ ほけん百花 | |
| ヘアーカット専門店 カットファクトリー | |
| 幼児教室 小学館の幼児教室 ドラキッズ | |
| インドアゴルフスクール STEPGOLF | |
| 体操教室 ネイス体操教室 | |
| 7階 | 書店 喜久屋書店 |
| こども写真館 スタジオマリオ | |
| アミューズメント PLAZA CAPCOM | |
| カプセルトイ カプセルラボ | |
| 6階 | ホームセンター コーナン |
| 5階 | デジタル家電専門店 ノジマ |
| 4階 | ファッション ジーユー |
| メンズ・レディースファッション THE SUIT COMPANY | |
| コットン・手芸用品 手芸の丸十 | |
| インテリア・雑貨 DECO HOME | |
| 3階 | ファッション ユニクロ |
| カフェ+コワーキング NORTH LINK Coffee& Tea Cowork+ | |
| 2階 | カフェレストラン ドトール珈琲店 |
| ジューススタンド BANANA STAND | |
| 生花店 青山フラワーマーケット | |
| 衣料品・雑貨等 ドットエスティ | |
| ラグジュアリーコスメ NARCIS | |
| 化粧品 コスメリメイク | |
| 眼鏡、コンタクト、補聴器 眼鏡市場 | |
| 靴小売 ABC-MART | |
| アクセサリー LUNA EARTH | |
| 鞄・雑貨 グランサックス | |
| 1階 | 和食材 久世福商店 |
| サンドイッチ クリスベーカリー | |
| リンゴとバターのスイーツ専門店 りんごとバター。 | |
| スイーツ・はちみつ 馬渡養蜂場 | |
| クッキー専門店 ステラおばさんのクッキー | |
| スイーツ トップス | |
| スイーツ chez andy labo | |
| スイーツ モナムール清風堂 | |
| スイーツ・惣菜 フロ プレステージュ | |
| レディース・生活雑貨 sutudio CLIP | |
| レディース・メンズ・雑貨 LAKOLE | |
| アパレル coca | |
| 婦人服 DoCLASSE | |
| きもの・和雑貨 BANKAN | |
| レッグウェア用品(靴下・肌着等) HitoAshi | |
| 靴下・肌着・ギフト N platz by NAIGAI | |
| 婦人靴 パレード | |
| 美容室 オアシス アヴェダ | |
| 地階 | 食生活提案型スーパーマーケット ヤオコー |
| 青果 九州屋 | |
| お肉の専門店 肉処 壱丁田 | |
| 鮮魚専門店 魚力 | |
| 食品グロッサリー 北野エース | |
| 製菓材料 TOMIZ | |
| 地域アンテナショップ 沖縄宝島 by しなまつり | |
| 健康咲かせる手づくり惣菜 咲菜(さかな) | |
| ドラッグストア(調剤薬局) ウエルシア | |
| クリーニング ポニークリーニング |
MitteN府中(ミッテン府中)
住所:東京都府中市宮町1丁目41−2
営業時間:10:00~20:00
地階などは21:00まで営業
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天満屋と山陽染工、バーチャルデニムショップを2020年3月に開設-福山店に実店舗「FUKUYAMA MONO SHOP」出店
広島県福山市の百貨店「天満屋福山店」と、同市に本社を置くアパレル企業「山陽染工」は、共同でバーチャルデニムショップ「3D MONO SHOP」を2021年3月15日に開設した。

天満屋福山店。
国産デニム最大手、天満屋に出店したデニム店を3D化
「3D MONO SHOP」の母店となる山陽染工によるアパレルショップ「FUKUYAMA MONO SHOP」は、倒産した「バジエ」、撤退した「J.PRESS(オンワード)」などの跡地に2020年10月に開店。

FUKUYAMA MONO SHOP.
山陽染工は国産デニムの製造日本一であり、店内では福山デニムを使った衣料品・雑貨などを販売している。
3月に開設されたバーチャルショールーム「3D MONO SHOP」はこの「FUKUYAMA MONO SHOP」の実店舗を3D化させたもの。

3D MONO SHOP.
「3D MONO SHOP」は百貨店内にある実店舗の内装をそのままに3Dで再現しており、商品をクリックすると天満屋のネットショップに飛び、そこで購入することができる仕組みとなっている。

商品の説明が出て購入することができる。
同社によると、こうした地元企業と地方百貨店の協業によるバーチャルショールームの運営は国内初のこと。
コロナ禍で苦しむ地場百貨店・地元アパレルの双方がタッグを組み、実店舗にアクセスするのが難しいような商圏外のジーンズファン獲得を狙う。
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