岩手県大船渡市のBRT大船渡線大船渡駅前にある商業エリア「キャッセン」を構成する「フードヴィレッジ」、「モール&パティオ」、「ドリームプラザ(おおふなと夢商店街)」の3施設が4月29日にオープンし、キャッセン大船渡の商業床はグランドオープンを迎える。
キャッセン大船渡で開業する②のフードヴィレッジ、④のドリームプラザ、⑤のモール&パティオ。(大船渡市公式サイトより)
本格開業迎える大船渡駅前の復興商業エリア
キャッセンは岩手県大船渡市のJR大船渡駅周辺で津波復興拠点整備事業区域の中で整備される商業エリア。
今回開業するのは地区のエリアマネジメントを行う株式会社キャッセン大船渡運営の「モール&パティオ」、「フードヴィレッジ」と、仮設商店街として営業していた「おおふなと夢商店街」運営の「ドリームプラザ」の3施設で、地元資本・商店を中心に約50のテナントが出店する。
なお、隣接地には地場食品スーパー「マイヤ大船渡店」(震災で全壊して再出店)を核店舗とする「キャッセン大船渡ショッピングセンター」が2016年6月に開業している。(上図⑥)
また、4月8日~9日には開業に先駆けてプレオープンイベントが行われた。
2016年6月に開業したマイヤ。
川徳も再出店、ライブハウスや仮設商店街から移転も
物販や飲食店が中心に出店する「モール&パティオ」では、川徳百貨店(盛岡市)のギフトショップ「カワトク大船渡」など17店舗が集結。大船渡市の川徳店舗としては2005年2月に閉店した「プラザカワトク」以来、およそ12年ぶりの復活となる。

大船渡で12年ぶり復活となる川徳。(写真はカワトク八戸)
「フードヴィレッジ」にはモンテローザの居食屋「目利きの銀次」など飲食店を中心に12店舗が出店。ライブハウス「ケセンロックフリークス」は2012年8月に被災ビルで開業した「大船渡フリークス」の後継店舗となる。
「ドリームプラザ」には、焼き鳥「香膳」や中華「食楽 ぽぽろ」など、仮設商店街「おおふなと夢商店街」に入居していた18店舗が出店し、運営も同商店街組合が手がける。
仮設商店街「おおふなと夢商店街」からの移転店舗も。
キャッセン大船渡(4/29開業エリア)テナント一覧
モール&パティオ
- イワテブライダルセンター大船渡店(貸衣装)
- カワトク大船渡(ギフトショップ)
- フラワーショップもりかわ(生花店)
- ハイズカフェ(飲食店)
- 加茂ガーデン(生花店)
- モンクール&スミレ(衣料品店)
- 鬼椿 市民雑貨店(小売)
- ひまわり(美容品店)
- アール トライアングル(小売)
- 菓匠 高瀬(菓子店)
- ブックポート ネギシ(書店)
- アルソック岩手(警備)
- シーフロント(飲食店)
- 鮮魚 うえの(魚店)
- ビーチ・デ カフェ(飲食店)
- 三陸おさかなファクトリー(小売)
フードヴィレッジ
- 鮨・季節料理 ささき(飲食店)
- 神菜月(飲食店)
- オオフナトのケムリ(飲食店)
- 貝だしラーメン 黒船セカンド(飲食店)
- ハナビ(飲食店)
- シノ(飲食店)
- 居楽屋 どりーむ(飲食店)
- ノイマーレ(飲食店)
- 海山酒場(飲食店)
- 目利きの銀次(飲食店)
- ケセンロックフリークス(ライブハウス)
- ベイサイドフィッシング(釣り具)
ドリームプラザ(おおふなと夢商店街)
- 渋谷商店(魚店)
- コミュニティホール
- SSS進学教室(学習塾)
- やきとり 香膳(飲食店)
- 理容 おいしん(理容)
- 三陸海苔店(物販)
- ビビアン(衣料品店)
- 手芸・ホビー とりい(手芸・雑貨)
- ブティック ポポロ(衣料品店)
- バーバー ミノル(理容店)
- メナード化粧品(物販)
- クドウ サイクル(物販)
- たんぽぽ(飲食店)
- 青い麦(飲食店)
- ラーメンハウス どんぐり(飲食店)
- ちょっとより処 皁(飲食店)
- 西苑飯店(飲食店)
- かもめ商店(飲食店)
- やまふく(飲食店)
キャッセン大船渡
住所:岩手県大船渡市大船渡町字野々田10-3
営業時間:店舗による(マイヤは9:30~21:30など)
外部リンク:大船渡駅周辺地区官民連携まちづくり協議会について(大船渡市公式サイト)
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成城石井池尻大橋店、2017年4月27日開店-成城石井の新・旗艦店
東京都目黒区大橋に成城石井の新・旗艦店「成城石井池尻大橋店」が4月27日に開店した。

成城石井池尻大橋店(同社公式FBより)。
成城石井の新・旗艦店
成城石井は1927年に創業した高級スーパーで、2014年より大手コンビニ「ローソン」の傘下となっている。
池尻大橋店は東急田園都市線池尻大橋駅近くに開業したもの。売場面積は約140坪(462㎡)で、取り扱い品目は約1万点、ワインだけで約500点を取り揃えるなど、同社最大規模の店舗となる。
成城石井では近年はグロサリーや惣菜中心の狭小店舗が中心となっていたものの、池尻大橋店は生鮮3品をフルラインで扱う。

青果売場(同社公式FBより)。
また、石窯オーブンで焼いたピザ、自社輸入したフランス産生地を使ったワッフルクロワッサンなど池井尻大橋店限定の商品も提供する。

成城石井最大の旗艦店となる(同社公式FBより)。
成城石井池尻大橋店
住所:東京都目黒区大橋2-22-9 1階
営業時間:9:00~23:00
外部リンク:成城石井池尻大橋店
関連記事:エスパル仙台東館、6月1日増床オープン-目玉は東北初の「成城石井」
関連記事:日本橋駅前のローソン、成城石井に-ローソン傘下後初転換
アバッセたかた、2017年4月27日開業-陸前高田、土地嵩上げ地区で初の大型店
東日本大震災の津波被害を受けて土地嵩上げが行われていた岩手県陸前高田市の中心部に、複合商業施設(ショッピングセンター)「アバッセたかた」(Abasse Takata)が4月27日に開業する。

アバッセたかた。(マイヤ公式サイトより、画質補正)。
高田の土地嵩上げ地区初の大型店、マイヤ高田店も復活
アバッセたかたは津波対策のため嵩上げ造成された新たな中心市街地の核となる複合商業施設。施設はオープンモール4棟で構成され、店舗面積は4,640㎡。陸前高田市中心部で東日本大震災による土地嵩上げ後に出店した大型商業施設は初となる。
アバッセは方言で「一緒に行きましょう」という意味で、地場大手スーパー「マイヤ高田店」(再出店)を核に、「ツルハドラッグ」、「ファッションセンターしまむら」、ドコモショップ、地元資本の商店などが数多く入居する「アバッセタカタ専門店街」(詳細下記)などが出店するほか、7月には「陸前高田市立図書館」も開館予定となっている。
また、アバッセの開業に伴い、店舗そばにBRT大船渡線の新駅「まちなか陸前高田駅」が開設される。
マイヤ高田店は1972年に陸前高田市中心部に開店。1989年に3階建ての大型ショッピングセンターに建替えられたが、2011年3月の東日本大震災により全壊して閉店しており、6年ぶりの再出店となる。
マイヤ竹駒店は2年半で閉店-未来商店街の店舗も移転
マイヤは、高田店再出店にともない市郊外の竹駒地区で営業していた「マイヤ竹駒店」を4月18日に閉店させている。

4月18日で閉店したマイヤ竹駒店。
マイヤ竹駒店は仮設店舗として営業していた「マイヤ滝の里店」の隣接地に2014年12月に開業。
内陸にある竹駒地区は震災後、仮設商店街「陸前高田未来商店街」、マイヤ、ドラッグストアなどが集積し、津波被災した中心市街地に替わる商業の中心地として機能していた。
しかし、現在は復興の進展に伴う中心市街地への商業回帰が見込まれており、今回のマイヤも「新・中心部」への回帰に合わせた移転となった形だ。
また、これに合わせて陸前高田未来商店街の複数の店舗もアバッセ専門店街に移転している。
専門店街テナント一覧
- やぎさわカフェ(カフェ)
- ぴっぴ屋 汐風食堂(食堂)
- あべや(ファストフード)
- 伊藤文具店(本・文具・CD)
- 三陸菓匠 さいとう(和菓子・洋菓子)
- スタイル(毛糸・手芸品・婦人服)
- ニコニコキッズランド(ゲームコーナー)
- キャンドゥ(100円ショップ)
- CPサロン ピネッド(フェイシャルエステ・化粧品)
- そらうみ法律事務所(法律事務所)
- 菅野音楽教室(エレクトーン・ピアノ教室)
- さんぽ・Reborn(リハビリ・フィットネス)
- 膳(居酒屋・ラーメン)
- さらり(ダイニング・バル)
アバッセたかた
住所:岩手県陸前高田市高田町館の沖10番地
営業時間:店舗により異なる(マイヤは9:00~21:00)
ニュースリリース:マイヤ高田店4/27(木)アバッセたかた内へオープン!(マイヤ公式サイト)
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Pマート甲南店、4月26日閉店-旧・大丸系ディスカウント店、全店が消滅
神戸市東灘区魚崎北町のディスカウントスーパー「Pマート甲南店」が4月26日に閉店し、Pマートは全店が姿を消す。

Pマートの最後の店舗・甲南店。>
「大手百貨店系のディスカウントストア」として注目あびる
Pマートは大手百貨店「大丸」が運営していた高級食品スーパー「大丸ピーコック」を業態転換して生まれたディスカウントストア。
2009年に1号店(実験店)として山田店(吹田市)を、2012年に2号店として甲南店(神戸市東灘区)を業態転換し、生鮮品の売場は百貨店系列の鮮度を維持しつつも「理由ありでお買得!」と題して在庫処分品の販売や、段ボール陳列や業務用食品を導入して「ケース買いでさらにお買い得」とのPOPのもと大量購入を促すというEDLP型(Every Day Low Price)の売場モデルに転換。大手百貨店系列のディスカウントストアとして注目を集めた。
その後も、大丸ピーコックの不採算店舗を順次Pマートに転換する方針であったものの、2013年に大丸ピーコックがイオングループに移ると、新規出店はストップ。
2016年にはイオンの子会社「光洋」の運営に移管されたことで、1号店だったPマート山田店はマックスバリュに転換(その後2017年3月閉店)、甲南店もマックスバリュと共通の店舗運営スタイルで運営されるようになっており、出店当時の面影は失われていた。

閉店のお知らせ。
外部リンク:Pマート 甲南店 閉店のお知らせ(光洋)
関連記事:ピーコックストア、関西23店舗を光洋に経営譲渡
関連記事:ピーコックストア新浦安店、2月19日閉店ーモナ新浦安の核店舗、「グループ内競合」に敗北
GAP渋谷店、2017年5月7日閉店-GAP日本旗艦店の1つ
ギャップジャパンは、旗艦店の1つである東京都渋谷区渋谷公園通りの「GAP渋谷店」を5月7日で閉店させる。

GAP渋谷店。
GAP日本旗艦店の1つ、渋谷パルコ建替えの影響か
GAPは1995年に日本上陸。渋谷店は1996年11月の開店で、GAP出店に伴い新築された「GAP渋谷ビル」で営業をおこなっている。
建物は3階建てで、売場面積は1,041㎡。原宿店(1999年開店)、銀座店(2011年開店)ができる以前は、GAPの日本最大級の旗艦店であった。
GAPは、売り上げの減少に伴うリストラを進めており、2017年1月には兄弟ブランドの「オールドネイビー」を日本から撤退させている。

オールドネイビーの店舗。
一方で、今回の渋谷店が閉店に至った要因はGAPのリストラ方針や出店方針の変化(郊外モールへの出店加速)のみならず、渋谷パルコの建て替えが大きいであろう。
GAP渋谷店に隣接する渋谷パルコは2016年8月7日に老朽化などにより閉店。2019年の再開業を目指して工事がおこなわれている。
GAP渋谷店はパルコのエントランスの対面に位置しており、建替え中は来客数の減少が避けられない状況にあった。

渋谷パルコ前に立地していた。
渋谷では再開発が進み、数年以内に駅周辺に新たな商業ビルが次々にオープンすることになる。
渋谷が大きな変化を遂げゆくなかで、GAPも近い将来、駅近くや新しいパルコなどに再出店することも考えられる。
外部リンク:GAP Japan
関連記事:オールドネイビー、1月22日に日本撤退-GAP姉妹ブランド、全店閉鎖に
関連記事:渋谷パルコ、建替えで8月7日閉館-2019年再開業へ
東村山に「団地特化型セブンイレブン」1号店、2017年4月21日開店-URと提携で
セブンイレブンジャパンと、都市再生機構(UR、旧・都市基盤整備公団)の子会社で集合住宅の管理を行う日本総合住生活(JS)との提携1号店「セブンイレブンJS美住一番街店」が、4月21日に東京都東村山市の公団団地「グリーンタウン美住一番街」内に開業した。
「セブンイレブンJS美住一番街店」のイメージパース。
(セブンイレブンジャパン公式サイトより)
「団地向け」サービス充実-住民サービスも実施
「セブンイレブンJS美住一番街店」は、店舗面積は約132㎡と一般的な「コンビニサイズ」の店舗。
従来も団地商店街への一般型セブンイレブンの出店はあったが、JS美住一番街店はそうした店舗よりも野菜やトイレットペーパーなど日用品の品揃えを重視した品揃えで、商品の無料宅配の実施(500円以上の購入が必要)をおこなうなど、高齢化する団地住民のニーズを的確に捉えたサービス展開が大きな特徴だ。
また、団地管理を行っている日本総合住生活がフランチャイズで運営しているため、粗大ゴミ搬出に掛かる手続きや鍵の引き渡し、さらには電球交換に至るまであらゆる住民サービスの窓口となることで、団地住民の「生活拠点」としての役割も果たす。
さらに、従業員の一部は団地内の住民で、新たな雇用創出の役割も担うことになる。
グリーンタウン美住一番街。
敷地内には西武鉄道の旧車両を利用した児童向け図書館「くめがわでんしゃ図書館」があることでも知られる。
「団地商店街活性化」「住民サービス強化」の双方に貢献
かつての公団団地には、下層階に商店街を併設したものが数多くあった。しかし、近年は団地内の商店の撤退と住民の高齢単身化が団地の買い物弱者問題を深刻化させる大きな要因となっていた。今回生まれた「団地型」新業態は、多くの問題を解決する救世主的存在として期待される。

グリーンタウン美住一番街の団地内商店街。
空き店舗も目立っていた。
URはこれとは別に2016年にコンビニ他社との提携も発表しており、今後はセブンイレブン以外との新たな施策がおこなわれることも考えられる。
日本総合住生活は今後こうした団地特化型コンビニエンスストアを全国のURの団地などで100店舗程度展開することを目指すという。
外部リンク:セブン‐イレブン・ジャパンと日本総合住生活が団地内のコンビニ展開で業務提携
関連記事:セブンアイ、米コンビニを買収-1100店、約3700億円で
関連記事:JR西日本、”駅ナカ特化型セブンイレブン”を12月7日から展開
SENRITOよみうり・イオン専門館、2017年4月21日開業-千里中央、イオンの寡占進む
大阪府豊中市千里中央駅前の複合施設「SENRITOよみうり」(センリトよみうり)に4月21日、イオンモールが運営する専門店ゾーン「イオンSENRITO専門館」が開業し、「SENRITOよみうり」の商業床は全館グランドオープンを迎えた。

オープン迎え賑わうSENRITO。
タワーマンションを核とした再開発プロジェクト、全面開業
SENRITOよみうりは、「よみうり文化センター(千里中央)再整備事業」の一環として、読売新聞大阪本社、読売テレビ放送、関西電力グループにより共同開発が進められた再開発プロジェクト。
2015年7月に学習塾、医療施設などサービス店舗が入居する商業フロア1期が開業しており、高層階の関電不動産によるタワーマンション「シエリアタワー千里中央」(52階建)の分譲も行われている。
4月21日に開業した「イオンSENRITO専門館」の総賃貸面積は約9,100㎡。ストアコンセプトに「“ちょっとの時間”をコバレのトキに 北摂スマートライフを創造」を掲げ、イオングループの食品スーパー「光洋」、紳士服はるやまのスーツ専門店「Perfect Suit FActory」、イオン系シューズ専門店「ASBee」などが新規出店したほか、近隣の千里セルシーから雑貨専門店「無印良品」やカジュアルファッション「Right-on」が移転出店した。

開放感ある店内。

PSFA100号店も出店。
食品売場は「光洋」、イオンの寡占化進む千里中央
イオンSENRITO専門館の核店舗の1つであるスーパー「コーヨーSENRITO店」は、コンセプトに「おいしさつながる“トキ”を創造」を掲げ、Health&Wellness、減塩・無添加食品を重視。農産売場では「ドライフルーツバイキング」、精肉売場では「自家製ローストビーフ」、鮮魚売場では「創作寿司」、惣菜売場ではヘルシー食品(豆腐唐揚げ、豆腐ボールなど)をラインナップするなど、千里中央の地域特性を重視した商品展開を図る。
イオンSENRITO専門館の北側には、現在光洋が運営するスーパー「ピーコックストア千里中央店」(旧・千里大丸プラザ内)、東側には同じくイオングループの総合スーパー「ダイエー千里中央店」(千里セルシー内)が隣接出店しているほか、新御堂筋を挟んだ西側には光洋運営の「マックスバリュ新千里西町店」(旧・大丸ピーコック)が出店。「コーヨーSENRITO店」は千里中央における4店目のイオン系スーパーとなり、イオングループによる千里中央ドミナントがさらに進むこととなる。

千里セルシー。
「千里セルシー」も近く再開発へ
その一方で、「千里セルシー」は開業から44年が経過し老朽化も深刻で、近いうちの建替えが検討されている。2016年末からはテナントの撤退が相次いでおり、今回も今後のさらなる再開発にも注目が集まる。
外部リンク:イオンSENRITO専門館公式ホームページ(イオンモール)
外部リンク:よみうり文化センター(千里中央)再整備事業商業施設Ⅱ期「イオンSENRITO専門館」4月21日(金) オープン35店舗が新規出店「SENRITOよみうり」が全面開業(イオンモール)
関連記事:H2Oリテイリング(阪急阪神)、関西スーパーと資本業務提携
関連記事:大阪駅南口に大型歩道橋「スカイウォーク」10月1日完成-“梅田ダンジョン”解消へ期待
プライムツリー赤池、2017年11月24日開業-セブンアイのショッピングセンター、東海地方初出店
愛知県日進市の赤池駅近くに大型ショッピングセンター「プライムツリー赤池」が2017年秋に開業する。
追記:開業日は11月24日となった。

プライムツリー赤池。
鶴舞線の終点・赤池に出店-ベッドタウンとして開発進む
プライムツリー赤池は、セブンアンドアイホールディングスが運営するショッピングモールで、「アリオ日進赤池SC(仮称)」として日進市の赤池駅前で建設が進んでいたもの。隣接地には約40ヘクタール、総計画戸数1440 戸の大規模ニュータウン 「日進赤池ヒルズ」 が造成されている。

店舗立地。

出店予定地周辺の現況(GoogleMapより)。
プライムツリー赤池の建物は地上4階建てで、店舗面積は約43,600㎡。
セブンアイが手がけるショッピングモールとしては東海地方初進出となる。
なお、これまで同社のショッピングモール業態には「アリオ」の名称が多く用いられてきたが、プライムツリーは2014年開業の「グランツリー武蔵小杉」(川崎市)に続いて「○○ツリー」を名乗る2例目の店舗となる。

プライムツリーのロゴ。
ヨーカドーを核にシネコンなど約180店が集結
プライムツリー赤池には「イトーヨーカドー」を核店舗に、「アカチャンホンポ」、「セブンイレブン」など多くのグループ店舗が出店する予定で、総店舗数は約180店舗となる。

館内吹き抜けイメージ。
また、地域最大級の飲食・食品ゾーンとなる「フードホール」や、食事と共にジャズの生演奏などイベントを楽しめる「フードコート」、最新設備を備えた「10スクリーン、約1,800席のシネマコンプレックス」や「体験型アミューズメント施設」などをラインナップする。

「フードホール」イメージ。
ニュースリリース:セブン&アイ・ホールディングス 東海地方に初のショッピングモールを出店(セブン&アイ公式サイト)
関連記事:ヨーカドー「アリオ」、新規出店凍結へ-コンビニ事業に資源集中させるセブンアイ
関連記事:イオンモール長久手、12月9日開業-激化する「長久手の商戦」
関連記事:セブンパークアリオ柏、4月25日開業
イオンタウン姶良、2017年4月22日グランドオープン-旧姶良サティ、2期工事完成で
鹿児島県姶良市の大型ショッピングセンター「イオンタウン姶良」の第2期(東街区)が4月22日にグランドオープンし、イオンタウン姶良は晴れて全館グランドオープンとなる。

イオンタウン姶良・東街区。
2016年3月のⅠ期開業から1年経てグランドオープン
イオンタウン姶良はJR帖佐駅から徒歩10分、姶良市役所から徒歩5分ほどの近郊地区に出店。そのうち、西街区はもともと大手スーパーの「ラララグループ・寿屋」(熊本市)が出店表明していた土地であったが、同社の経営悪化に伴い計画が白紙化。2012年にイオンタウンが姶良市土地開発公社から賃借してようやく開発が進められることとなり、2016年3月10日に開業を迎えていた。

イオンタウン姶良・西街区。
一方で、今回オープンする東街区はイオン姶良店の旧店舗(旧・マイカル姶良サティ、2月14日閉鎖)が立地していた場所。
旧・イオン姶良店は、1988年11月に加治木町のスーパー「ヱビスヤ」と「ニチイ」(後のマイカル)が共同開発したショッピングセンター「サンシティリブレ」(sun city libre)を前身とし、2011年に旧「イオン姶良店」となったが、店舗の老朽化などから隣接地(イオンタウン姶良西街区)に移転することになり、2016年2月14日に閉店。その後、建物が解体されるとともに「イオンタウン姶良東街区」の建設が進められていた。

旧・姶良サティ。
東館は「たのしみの街区」-シネコンなど59店舗が出店
イオンタウン姶良は、東西街区を合わせて賃貸面積約55,000㎡となり、東館と西館は連絡通路で結ばれる。
イオンタウン姶良のキャッチフレーズは「~三世代の「くらし」と「えがお」を彩る街~ずっと、あいらしく。もっと、あたらしく。」で、総合スーパーが出店する西館を「くらしの街区」、シネマコンプレックスやゲームセンターが出店する東館を「たのしみの街区」とする。

東館と西館は連絡通路で接続される。
イオンタウン姶良の目玉は、南九州初となる体感型シアター・4DXを導入するシネマコンプレックス「シネマサンシャイン」。
専門店の総店舗数は59店舗で、ファッション店としては「ライトオン」、「イッカ」、「スーツセレクト」、「スポーツオーソリテイー」などが、雑貨・インテリア店としては「ヴィレッジ・ヴァンガード」、「無印良品」、「ニトリ」などが、そのほかにデイケアリハビリサロン「リハケアネクサス」、「JTB」、「リビングカルチャー教室」、飲食街、郵便局などが出店。飲食店は、和食ファミレス庄屋が運営する天麩羅店「那かむら」、JR九州系の和食店「うまや」、「コメダ珈琲店」などが出店する。

シネマサンシャイン。
西街区と合わせた総店舗数は174店舗となり、鹿児島県内では「イオンモール鹿児島」に次ぐ規模の大型ショッピングセンターとなる。
行政サービス窓口、FMラジオ局も
また、館内にはグランドオープンに先駆けて、4月1日に従業員が利用できる「イオンゆめみらい保育園」と、パスポート受付・発行と住民票などの証明書の交付サービスを行う姶良市の窓口「姶良市民サービスセンター・あいぽーと」が開設されているほか、4月14日には姶良市周辺をエリアとするコミュニティーFMラジオ局「あいらびゅーFM」(89.1MHz)の本局・放送スタジオが開局している。

市民サービスセンター・あいぽーと。

あいらびゅーFMスタジオ。
外部リンク:4/22(土)イオンタウン姶良東街区 グランドオープン
関連記事:イオンタウン姶良・西街区、3月10日開業
関連記事:イオン姶良店、2月14日閉店-イオンタウンに3月移転
ビックカメラ秋葉原店、2017年6月22日開店-ソフマップ秋葉原本館を業態転換
ビックカメラは、傘下の「ソフマップ秋葉原本館」を、2017年6月ごろ家電量販店「ビックカメラ」に転換する。日本経済新聞が報じた。
追記:ソフマップの閉店日は5月31日、ビックカメラのグランドオープンは6月22日と発表された。
新しい記事、開店記念キャンペーン情報などはこちら。

ソフマップ秋葉原本館。
秋葉原の一等地にビックカメラ出店
ソフマップ秋葉原本館はソフマップ本店格の店舗として2007年9月に開店。売場面積は4,637㎡。
当初はヤマギワが出店するために建設された建物であったが、ヤマギワ(と提携していた石丸電気)の経営不振を受けて、ソフマップが出店することになった経緯がある。ソフマップは当時ビックカメラとの提携直後で、店舗網を整理・拡大していた。
秋葉原においては規模の大きな商業ビルの1つであるため、開店より10年に亘って秋葉原の顔の1つとして親しまれ、1~2階の窓には様々な人気アニメやゲームなどの大型ラッピング広告が掲出されることでも有名であった。

窓に掲出される大型ラッピングも名物だった。
渡辺曜さん誕生日おめでとうございます。
ビックカメラは秋葉原初出店。ソフマップよりも幅広い品揃えで顧客獲得を目指すとみられ、ライバルであるヨドバシカメラとの激しい商戦も予想されよう。
なお、ソフマップは、秋葉原本館以外にも秋葉原に複数の小型店を出店しており、そちらは今後も営業を続けると思われる。
追記:ビックカメラAKIBA、6月22日グランドオープン
ソフマップの最終営業日は5月31日となる。
ソフマップの閉店後は改装を進め、ビックカメラは6月5日より一部で営業開始、全館のグランドオープンは6月22日となる。
また、秋葉原で存続するソフマップ店舗も再編される。
新しい記事、開店記念キャンペーン情報などはこちら。

外部リンク:ソフマップ
関連記事:ソフマップ梅田店・ソフマップ水戸駅店、1月31日閉店
関連記事:ラオックス秋葉原アソビットシティ、3月31日閉店-かつての「日本最大のホビー専門店」
関連記事:デリカマーケット福島屋秋葉原店、12月20日開店-秋葉原UDXにスーパー復活