カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

丸井、旧・新宿店ヤング館(マルイカレン)を売却-約130億円で

大手ファッションビル「丸井」は、2016年9月末付けで旧・「丸井新宿店ヤング館」(マルイカレン新宿、丸井新宿東口ビル)を約130億円で売却する。
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丸井新宿東口ビル。

日本のファッションの発信基地だった「丸井ヤング館」

旧・丸井新宿店ヤング館(マルイカレン新宿)は1962年9月に「丸井新宿店」として開業。地上8階、地下2階、延床面積は6829㎡。
丸井新宿店の建物は、1977年に現・丸井新宿店本館が開業すると「丸井新宿店ヤング館」に業態転換。1980年代のDCブランドブーム時には、渋谷パルコや渋谷109などとともに、日本のヤングファッションの発信基地として話題を呼んだ。
※DCブランド=デザイナーズ&キャラクターズブランド。代表例としてコムデギャルソン、ニコル、コムサ、タケオキクチ、コシノヒロコなど。

しかし、2000年台に入るとデフレ化とファストファッションの台頭により売上が低下。2009年2月には「ユニクロ」を核店舗とし、「ローリーズファーム」や「ヴィレッジヴァンガード」、「サマンサベガ」などが出店する「マルイカレン」に業態転換したものの、2012年3月を以て閉店していた。なお、ユニクロは向かいの新宿三越ビル(旧・アルコット)に「ビックロ」として移転するかたちとなった。
マルイカレン閉店後のビルは丸井が専門店ビル「丸井新宿東口ビル」として引き続き運営。現在は紳士服店「ザ・スーツ・カンパニー」や、インテリア店「ケユカ」、古本店「ブックオフ」などが出店している。

テナントは当面営業継続

ビルの売却先に関しては現時点では明らかにされていない。売却により丸井グループは約120億円の特別利益を計上する。
なお、丸井新宿東口ビルに出店しているテナントについては、基本的に当面は営業を継続する方針だという。

外部リンク:マルイカレン
関連記事:バスタ新宿、売店出店者を再公募へ-ポプラ出店辞退で

関連記事:JR東日本、新宿駅に「Suicaペンギン像」を設置

大津パルコ、2017年8月31日閉店

ファッションビルのパルコは、ファッションビル「大津パルコ」(大津市)を2017年8月31日で閉館させると発表した。
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大津パルコ。

セゾンタウンの一角を担う店舗

大津パルコは1996年11月に開業。
西武大津ショッピングセンター(西武百貨店大津店を核とする)に隣接しての出店だった。建物は8階建ての本館とサテライト館からなる。売場面積は22,711㎡。 
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隣接する西武大津ショッピングセンター。

大津パルコには、もともとはパルコらしいハイファッションの店舗が多く出店していたが、「イオンモール草津」など競合ショッピングセンターの相次ぐ開業に伴い、近年はファストファッション中心にシフト。現在はユニクロ、ジーユー、しまむら、バースデイ、ABC-MART、ナフコ、タワーレコード、紀伊國屋書店、キャンドゥなどが出店。中核テナントであった無印良品が隣接する西武百貨店に移転するなど、テナントの流出も相次ぎ、パルコらしい店づくりが出来なくなってきていた。
滋賀県は西武セゾングループの創業者である堤家の出身地であり、戦前より近江鉄道をグループ企業とするなど、セゾングループが力を入れて来た地域の1つであった。

大阪の不動産会社が買収-パルコ、大都市シフト鮮明に

大津パルコの建物はパルコが所有しているが、閉店後に大阪市の不動産会社「アーク不動産」に売却される。
パルコの建物は築20年と比較的新しいため、アーク不動産では建物を建て替えずに商業施設などとして再活用したい考えだという。
パルコは、J・フロントリテイリング(大丸松坂屋百貨店)傘下となって以降、”大都市・地方中核都市シフト”が鮮明になっており、今年7月に「仙台パルコ2」、今秋に「広島ゼロゲート2」を開業させたほか、東京・上野や渋谷に新店舗を建設する一方、地方店・老朽店の整理を続けている。
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7月に開業したばかりの仙台パルコ2。

外部リンク:大津パルコ
外部リンク:大津パルコの固定資産譲渡および営業終了について
関連記事:ビエラ大津、10月1日開業-JR大津駅ビル全面リニューアル

MEGAドン・キホーテ福知山店、2016年9月22日開店-京都府北部初出店

京都府福知山市にディスカウントスーパー「MEGAドン・キホーテ福知山店」が2016年9月22日に開店する。

MEGAドン・キホーテ福知山店。

京都府北部初のドンキ、競合店少なく「箱売り」を強化

MEGAドン・キホーテ福知山店はドン・キホーテとしては京都府内5店舗目。売場面積は2,864㎡で、キャッチコピーは「生活密着型の驚安城」。建物は新築で、食料品、化粧品、ブランド品、家電製品、衣料品、玩具、バラエティグッズなどの商品をラインナップする。
ドン・キホーテは京都府北部初出店となる福知山店を「北近畿の旗艦店」と定めており、生鮮品もフルラインで販売。週末のまとめ買い需要に対応した「箱売り」の強化や、「和」をモチーフにした休憩スペースを設けることで、北近畿一円からの広域集客を狙う。

MEGAドン・キホーテ福知山店の店内。

ドンキ出店で買い物の幅広がる福知山

ドン・キホーテの進出する福知山市かしの木台地区周辺では、従来、食料品が購入できる大型スーパーが「イオン福知山店」1店舗しかなかった。
そのイオンの西側においても、2016年6月30日に旧夜久野町役場跡地活用事業で小型スーパー「さとう・ミニフレッシュ夜久野店(2016年6月30日開店)」が営業開始するまで、隣接する兵庫県朝来市まで30km近くのあいだ1店舗もスーパーが存在しなかった。

MEGAドン・キホーテの東西・北側半径10km圏内にスーパーがない。(google mapより作成)

そのため、商業施設が極めて少ないこの地へのドン・キホーテ出店は、これまで食品スーパーしかなかった福知山でのショッピングにおいて「ディスカウントストア」という新たな選択肢を生むこととなった。
一方、こうしたディスカウント業態店舗の出店は、地方商圏に対して大きな影響を与えることは間違いなく、「ディスカウントスーパー」の登場による地域商業の変化にも注目が集まる。

(ドンキホーテの画像は公式サイトより)
外部リンク:2016 年9月22日(木) 『MEGAドン・キホーテ福知山店』オープン! ~北近畿初出店 地域密着型の驚安城誕生~

プランタン銀座、2017年3月より「マロニエゲート銀座」に統合

2016年12月で閉店する銀座三丁目の百貨店「プランタン銀座」が、2017年3月から隣接する商業施設「マロニエゲート」と統合され、商号を「マロニエゲート」に、本館を「マロニエゲート銀座2」に、新館を「マロニエゲート銀座3」に改称し、新たなスタートを切る。
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プランタン銀座。本館とアネックス館の2館体制。

フランスの大手百貨店とダイエーの合弁だった

プランタン百貨店はダイエーの手により、フランスの大手百貨店「オ・プランタン」のフランチャイズ百貨店として1981年に日本上陸 (このとき開業した日本1号店「プランタン三宮」は、現在三宮OPA・ダイエー神戸三宮店となっている)。
プランタン銀座は1984年4月にプランタン百貨店の日本4号店として開店。読売新聞社が保有する「読売銀座ビル」への出店だった。売場面積は22,212㎡。
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オ・プランタン百貨店。パリを代表する百貨店の1つ。

高級百貨店からカジュアル百貨店化、そして閉店へ

2002年になると、ダイエーの経営不振によりプランタン銀座の株式が読売新聞社と三越に売却され、その後は高級服飾品中心から若い女性をターゲットとした百貨店への改装を進めた。 更に、近年は「ユニクロ」や「ニトリ」などといった大型専門店を導入することで、顧客層の拡大を図っていた。
その一方で、高級百貨店である「オ・プランタン」との経営方針の相違も生まれており、2016年末の商号使用契約の期限を以て「プランタン銀座」としては一旦閉店することを発表していた。PRIN2s
フランスの国旗が掲げられる店舗。左奥が現在のマロニエゲート。

3月より「マロニエゲート」に統合-マロニエゲート3館体制に

「プランタン銀座」は、10月より閉店セールを開始し、2016年12月31日を以て閉店。閉館後は「マロニエゲート」の一部となるべく、約30億円をかけて全面改装を行い、3月中旬ごろに「マロニエゲート2」として再開業することになる。
なお、地下2階~5階は全面閉館するが、6階以上の「ユニクロ」「ニトリ」などは営業を継続しながら改装を行なうという。
また、隣接する「プランタン銀座アネックス」は「マロニエゲート銀座3」に、現在の「マロニエゲート」は「マロニエゲート銀座1」に改称される。
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改装後の3館のイメージ(プレスリリースより)。

現在の「マロニエゲート」は2007年9月に開業。銀座マロニエ通りに立地することから命名された。地下4階、地上12階建てで、売場面積は9,126㎡。プランタン銀座と同じく読売新聞社が所有、三菱地所グループが運営している。
核テナントは東急ハンズ銀座店で、そのほかにユナイテッドアローズやレストラン街が出店している。

働く女性をターゲットに改装-食品売場は消滅

「銀座マロニエゲート」の新コンセプトは「銀座おしゃれナビGATE」。
「20歳代~40 歳代の働く女性とおしゃれママ」をメインターゲットとして、ライフスタイル提案型の店づくりを行い、銀座でありながら親しみやすい店を目指すという。
また、アパレル比率を下げるとともに、地下2階は食品売場を廃止し、「美と健康を考える女性のためのウエルネスのフロア」として全面リニューアルする。テナントとして入居している「ニトリ」も大幅に売場面積を拡大する。
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1階エントランスのイメージ(プレスリリースより)。

追記∶マロニエゲートとしてのグランドオープンは3月15日に決定した。
これを期に三越伊勢丹HDは全ての株式を手放し、三越グループから離脱する。
日本百貨店協会には加盟を継続するという。
 
外部リンク:プランタン銀座
外部リンク:プランタン銀座 新店名「マロニエゲート銀座」
外部リンク:マロニエゲート銀座2&3 店舗詳細
関連記事:高品質冷凍食品専門店「ピカール」日本上陸-イオンが展開、1号店は港区青山 

流通科学大学、ダイエー創業者・中内功氏の「手型」を福岡ドームから移設-同氏の意思引き継ぐ「ネアカ塾」で公開

ダイエー創業者・中内功氏が設立した「流通科学大学」(神戸市西区)が公開イベント「中内記念 ネアカ塾」を9月17日に開催し、今年新設された「ダイエー資料館」や、新たに福岡ドームから移設された「中内功氏の手型」が披露された。

流通科学大学(神戸市西区)。

ダイエー創業者・中内功氏が創設した「流通を科学する大学」

流通科学大学は国内初となる「流通を科学的に研究・教育する大学」として、ダイエーの創業者の故・中内功氏により1988年設立された。
当初から学内にダイエーグループ(当時)のコンビニ「ローソン」の実習店舗が設置されるなど、実践的な教育で注目を集め、中内功氏の没後も、イオン名誉会長相談役・岡田卓也氏やセブン&アイHD名誉会長・伊藤雅俊氏など流通業界を牽引する「リーダー」が理事に就任するなど、現在も流通業界に強い影響力を持っている。
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ローソン流科大実習店、一部の講義は店内で行われる。

中内氏の意思引継ぐ「ネアカ塾」、60を超える講座が開講

「ネアカ塾」は2011年から創設者・中内功氏の命日に合わせて開催されている大学開放イベント。9月17日開催された「第5回 中内記念 ネアカ塾」では、流通科学大学関係者、地元銀行・信用金庫、不動産業者、広告代理店、飲食店経営者による様々なジャンルの60講座が開講された。
今年は流科大准教授による「西神ニュータウンの将来」、神戸市による「都心・三宮の再整備について」といった地域が抱える問題を解決に導くものから、三井住友銀行による「賢い遺言の残し方と相続税」、シニア野菜ソムリエによる「知って得する野菜・果物講座」と言った生活に直結するもの、京都名物「おたべ」で知られる美十による「おたべ体験道場」、学生による「ダンス講座」「レジンクラフト教室」と言った体験重視の講座も開かれた。

ネアカ塾公式サイト。

福岡ドームから「中内功氏の手型」を移設

また、今回のネアカ塾開催に合わせて、流通科学大学内の中内功記念館に「中内功氏の手型」が新たに設置された。流科大職員の話によると、今回設置された「手型」は元々福岡ドーム(現・福岡ヤフオクドーム)に設置されており、撤去後に福岡ドームの関係者から寄贈を受けたとのこと。
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流通科学大学では中内功記念館の他にも、ダイエー元関係者からの寄贈品が中心の「ダイエー資料館」(従来あった流通資料館を改装し2016年1月に開館)」や生家を移設保存した「サカエ藥局」などがあり、日本のスーパー・流通史を学ぶのに最適な場所となっている。
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ダイエー1号店を再現。

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保存された看板類。

関連記事:流通科学大学「流通資料館」リニューアル – 中内功氏没10年で
外部リンク:流通科学大学 -“なりたい自分”を発見する。
外部リンク:学校法人 中内学園 第5回 中内記念 ネアカ塾 | ネアカな気分で楽しく学べば、アカるい未来が待っている!

三菱商事、2017年にローソンを子会社化へ

総合商社大手の「三菱商事」(千代田区)は、9月16日にコンビニエンスストア大手の「ローソン」(品川区)を子会社化すると発表した。
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ローソンの店舗(福岡県)。

旧ダイエー系、ATMやLoppiなど先進的経営で知られたが…

ローソンは2016年9月現在、コンビニエンスストア国内3位。日本国内に約12,000店舗を展開するほか、中国、インドネシアなどに展開する。
1974年、当時国内流通最大手だった「ダイエー」のコンビニ事業部として大阪府豊中市に1号店を出店。1997年には小売業では初となる国内47都道府県出店を達成、コンビニ業界初となる銀行ATMやマルチメディア端末「Loppi(ロッピー)」の設置、ヤマト運輸との連携など先進的なサービスを展開。また、「100円ローソン」や「ナチュラルローソン」など、多彩な業態を展開してきた。
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ナチュラルローソンの店舗(東京都)。

ローソンは、2000年には親会社であったダイエーの経営再建の一環として三菱商事に株式の約20%を売却。その後も三菱商事は株式の買い増しを続け、2016年9月15日現在は株式の約33%を保有する筆頭株主となっている。
しかし、コンビニ業界国内3位であった「ファミリーマート」がam/pm、サークルK・サンクス、ココストア・エブリワンなどを相次ぎ買収、ローソンは業界2位から3位に転落した。さらに、三菱商事も2015年度決算で創業以来初となる赤字に転落するなど、両社は抜本的改革を迫られていた。
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三菱商事本社の入居するビル(千代田区)。

2017年からTOB、約1440億円でローソンを子会社化へ

三菱商事はローソンを子会社化するにあたって約1440億円を投資し、2017年1月から行うTOB(株式公開買い付け)で株式保有率を50.1%に引き上げる。
子会社化にあたっては、ローソンとしては総合商社の強みである海外戦略のノウハウ獲得や三菱商事系の食品卸「三菱食品」(旧・菱食)との連携強化を図れること、三菱商事としては成長が見込まれるコンビニ事業の獲得と言った点で、両社の思惑が一致したと考えられる。
総合商社である三菱商事がローソンを子会社化したことで、三菱商事は小売業などより消費者に近い事業での利益獲得を狙う「川下戦略」の拡大を図ることとなる。

外部リンク:三菱商事株式会社による当社株式に対する公開買付けの開始予定に関する意見表明及び業務提携契約の変更のお知らせ(ローソン)
関連記事:「ローソン・スリーエフ」1号店、9月9日開店
関連記事:ローソン、2015年5月で「ダイエー商品券」取り扱い終了

そごう・西武、中小10店舗を2017年夏までに閉鎖へ-仙台泉、葛西、上田、松本など

セブンアンドアイホールディングス傘下の百貨店「そごう・西武」は、全国に展開する百貨店の中小型店・サテライトショップのうち、10店舗を2017年夏までに閉鎖する。
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西武百貨店が出店する「アリオ仙台泉」。

規模拡大中のそごう西武中小店、一気に閉店・事業縮小へ

そごう・西武はかつて全国に中小型サテライト店を展開していたが、そごうは2000年の経営破綻後に、西武百貨店は2000年代の経営再建時にいずれも全店を閉鎖していた。
一方、そごう・西武がセブンアンドアイホールディングス傘下となってからは、全国に展開するイトーヨーカドー系のショッピングセンターへの中小型店出店を開始。2011年に「アリオ上田」(長野県上田市)に小型店再出店1号店となる店舗を開設した。
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小型店の中で最も新しい「そごう・西武柏」。この店舗は閉店しない。
なお、柏は他の中小店舗よりも規模が小さくなっている。

「オムニチャネル化推進」の弊害か-迷走する百貨店経営
広がった顧客の切り捨てにも繋がる可能性

近年、このような中小型店の展開に力を入れる百貨店は増えており、代表格である三越伊勢丹グループが展開する「エムエイプラザ」「イセタンミラー」などのみならず、地方百貨店においても天満屋(岡山市)、井筒屋(北九州市)などが小型店を急速に増やしている。
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エムアイプラザ(藤枝市)。

しかし、近年セブンアンドアイホールディングスでは、店頭にない商品をネットで注文して系列スーパーやセブンイレブンなどで受け取ることができるという「オムニセブン」に力を入れており、そごう・西武の商品をわざわざ店頭に並べなくともインターネットで注文すれば購入できると判断し、開設したばかりの殆どの中小店舗を閉鎖するに至ったものと考えられる。
一方、これらの中小店舗はショッピングセンターが従来販売できなかった百貨店向け商品を数多く取り揃えているほか、百貨店の顧客は高齢者も多く、それらを求める客はECサイトよりも店舗で実際の商品を見て購入することを好む傾向にあり、結果として顧客の利便性は大きく失われることになった。

閉店する「そごう・西武」中小型店
  • 西武 仙台泉(仙台市、アリオ仙台泉店内)
  • 西武 上尾(上尾市、アリオ上尾店内
  • 西武 鷲宮(久喜市、アリオ鷲宮店内)
  • 西武 葛西(江戸川区、イトーヨーカドー葛西店内)
  • 西武 拝島(昭島市、イトーヨーカドー拝島店内)
  • 西武 立場(横浜市、イトーヨーカドー立場店内)
  • 西武 橋本(相模原市、アリオ橋本店内)
  • 西武 大和鶴間(大和市、イトーヨーカドー大和鶴間店内)
  • 西武 上田(上田市、アリオ上田店内)
  • 西武 松本(松本市、アリオ松本店内)

これとは別に、そごう西武では西武百貨店旭川店の閉店に伴い「西武百貨店旭川空港ショップ」(旭川市、旭川空港内)についても閉店している。
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アリオ松本店に掲げられた西武百貨店の看板。

なお、各店ともに西武百貨店の売場のみの閉鎖となるため、核店舗であるイトーヨーカドーなどは営業を続ける。

閉鎖されない「そごう・西武」中小型店

これら3店はいずれも2014年以降の出店であり、「そごう西武武蔵小杉」は比較的規模が大きく、また地域に百貨店がないため、「西武三島」も1階と2階に展開するなど比較的規模が大きく、また閉店した「西武百貨店沼津店」の代替店舗となるため、2016年に出店した「そごう西武柏」は銘菓と贈答品中心の狭小店舗(他の西武ショップはアパレル中心)であり、また三島と同様に閉店する「柏そごう」の代替店舗となるため、当面は営業を続ける判断に至ったと考えられる。
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そごう・西武 武蔵小杉。

今回の縮小により、そごう・西武の中小店舗は3店のみとなる一方、そごう・西武では親会社であるセブンアイの方針により大型百貨店の規模縮小が続いており、今後も「百貨店の代替店舗としての出店」は行われる可能性があろう。

5月17日追記:武蔵小杉店も閉店を決めた。詳しくはこちら。

8月25日追記:西武百貨店船橋店・小田原店、2018年2月28日閉店 

外部リンク:そごう・西武
関連記事:そごう柏店、9月30日閉店-首都圏一等地、問われる経営判断
関連記事:筑波西武・八尾西武、2017年2月閉店

イオンモールKYOTO、全面リニューアル-9月16日グランドオープン

JR京都駅八条口前のショッピングセンター「イオンモールKYOTO」が全面リニューアルし、9月16日にグランドオープンを迎えた。

 グランドオープンを迎え賑わうイオンモールKYOTO。

京都の玄関口にある「イオンモール」、初の全面改装

イオンモールKYOTOは2010年6月に開業。Sakura館(地上7階)、Kaede館(地上6階)の2館体制で店舗面積は45,200㎡。
食品スーパー「光洋」、シネコン「T・ジョイ京都」、おもちゃ「トイザらス」、複合書店「大垣書店」、インテリアシ「マナベインテリアハーツ」、ファストファッション「ZARA」、雑貨店「無印良品」などが出店している。

第1期改装は食物販とホビー・サブカル強化

今回の全面リニューアルは「~良質で心地良い時間(トキ)を過ごせる、京都オンリーワンスタイル~“新京都時間”」をコンセプトとし、第1期と第2期に分けて行われた。

共用部もリニューアル。

第1期(7月15日)の改装では66店舗をリニューアル。
Sakura館1階ではタピオカ・クレープアイス専門店「タピオカスィーツTUTU」、ダスキンのシフォンケーキ専門店「THE Chiffon & Spoon(ザ・シフォン&スプーン)」、大阪梅田・中崎町の純米日本酒専門店「浅野日本酒店」などが京都初出店を果たした。
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食物販ゾーン。

Sakura館4階ではフードコートに「いきなりステーキ」が新規出店、座席も100席ほど増え、650席となった。また、鉄道模型店・巨大ジオラマ併設の鉄道カフェ「ポポンデッタ/STEAM LOCOMOTIVE」、アニメイベントショップ「キャラポップストア」が京都初出店する。さらに、デジタル専門店「ソフマップ」も4階に移転し大幅増床し、ホビー・サブカル色が非常に濃いフロアとなった。
今回の改装に伴い、Sakura館4階で営業していたダイソーは隣接するKaede館3階に移転し、売場面積を京都市内最大級の1,500㎡(旧店舗の1.3倍)に拡大。インバウンド需要を見越して和雑貨・インテリアを充実させた。

第2期改装は大型専門店を充実‐FOREVER21も出店へ

第2期(9月16日)改装では41店舗をリニューアル。
1期と同様にホビー店の強化が行われ、アークランドサカモトの画材専門店「アークオアシス」、“全品5年間無料調整”を謳う楽器店「天理楽器」が新たに出店。「ABC-MART MEGA STAGE」も大幅に増床している。
Sakura館4階レストラン街では、仙台の老舗牛タン専門店「仙台牛たん福助」、和食店「和食と甘味処 漱石」、しゃぶしゃぶ「但馬屋」、肉カフェ「NICK STOCK」、ローストビーフ丼専門店「ローストビーフ星」、大分発のフレッシュジュース店「くだものかふぇ」など14店舗が新規出店する。
また、人気ファストファッション「FOREVER21」の京都府1号店も近日出店する。
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レストラン街。

人気SNS「Instagram」を活用したイベントも開催

イオンモールKYOTOでは、今回の改装に合わせて「ここだけの、感動オドロキ時間。WOW KYOTO」と題し、「Instagram」を用いた買物客参加型のイベントを開催。抽選で1万円分の商品券や専門店街各店の店長が選んだ記念品、賞品がプレゼントされる。
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Sakura館の大階段にも「WOW KYOTO」の文字が書かれる。

関連記事:ドン・キホーテ京都アバンティ店、7月22日開店
外部リンク:イオンモールKYOTO公式ホームページ
外部リンク:“新京都時間”「イオンモールKYOTO」 7月15日(金) 10:00 第1期リニューアルオープン
外部リンク:“新京都時間”「イオンモールKYOTO」9月16日(金) 10:00 第2期リニューアルグランドオープン

ユニー・アピタ金沢文庫店、2016年9月16日開店-旧店建替え、新生ユニー・ファミマ1号店

建替え工事中だった横浜市金沢区京急金沢文庫駅前のショッピングセンター「アピタ金沢文庫店」が2016年9月16日にグランドオープンする。
アピタ金沢文庫店。

トヨタ系「東名クラウン開発」1号店、老朽化で建替え

新生・アピタ金沢文庫店は地上4階建てで、営業面積は11,400㎡。
前身となる「ユニー金沢文庫店」(バザァル金沢文庫)は1972年開店。ユニーとトヨタ自動車が共同出資した不動産ディベロッパー「東名クラウン開発」が手掛けた商業施設の1号店であり、3階と4階には計80レーンを誇るボウリング場「Aボウル」が入居していた。売場面積は11,795㎡で、新店舗とほぼ同規模だった。
2009年にユニーの店舗ブランド再編の一環として、屋号を「アピタ」に変更したが、老朽化のため2014年に一時閉店。建替工事を行っていた。

ユニー・ファミマHDの「総合スーパー1号店」

ユニー・ファミリーマートHDの総合スーパー1号店となる新生・アピタ金沢文庫店は「価値を身近に感じられる、生活充実店」をコンセプトに、「商品」「価格」「サービス」を充実させた売場づくりを目指す。
1階食品売場では売り場面積が旧店舗と比較して25%拡大、利用者からの評価が高かった生鮮品・地場産品・スイーツ売場などの拡充を図った。また、食品売場内には総合惣菜「カネ美」、肉の専門店「スギモト」、ベーカリー「グラーノグラーノ」、和惣菜「美濃味匠」、焼鳥「日本一」の5つの専門店が出店。都市部ということもあり、惣菜などを充実させることで、働く主婦層のニーズに応えるという。
また、専門店エリアでは、靴専門店「ABCマート」、カジュアルウェア「Right-on」、スーツ専門店「SUIT SELECT」、100円ショップ「ザ・ダイソー」、書店「宮脇書店」、眼鏡「和真メガネ」など33のテナントが入居する。
なお、ファミリーマートの商品やコンビニ流の販売手法の導入などは特に行われておらず、従来のユニーの店舗と大差ない商品構成となっている。

大型スーパー激戦区の金沢八景地区

アピタが立地する横浜・金沢八景地区は、3月にダイエーから屋号変更した「イオン金沢八景店」、食品スーパー・京急ストアを核店舗とするショッピングセンター「京急サニーマート」と言った大型店がひしめく激戦区となっている。
全国のアピタ・ピアゴが大量閉店を迎える中、新生「ユニー・ファミリーマートHD」のスーパー1号店となった金沢文庫店。2年ぶりに帰ってきた「文庫の顔」は、金沢八景地区の熾烈な競争に勝ち残ることができるだろうか。

フロアガイド


1階フロアガイド。

1階 

  • アピタ(総合スーパー)
  • サカイヤ(ドラッグ)
  • カネ美(総合惣菜)
  • スギモト(肉の専門店)
  • グラーノグラーノ(ベーカリー)
  • 美濃味匠(和惣菜)
  • 日本一(焼鳥)
  • コージーコーナー(ケーキ)
  • おめで鯛焼き本舗(たい焼き)

2階フロアガイド。

2階

  • アピタ(総合スーパー)
  • SUIT SELECT(スーツ)
  • ライトオン(ファミリーファッション)
  • ABCマート(シューズ)
  • ラパックス(バッグ・服飾)
  • 珈琲館(カフェ)
  • ポポラマーマ(レストラン)
  • KIRAT(ジュエリー)
  • らめーる(ミセス)
  • アンソレイユ(ミセス)
  • バルバリ(ミセス)
  • カーブス(フィットネス)
  • さが美(呉服)

3階フロアガイド。

3階

  • アピタ(総合スーパー)
  • 宮脇書店(書店)
  • ザ・ダイソー(バラエティショップ)
  • ノアノア(ファンシー雑貨)
  • ソフトバンク(ケータイショップ)
  • どこもショップ(ケータイショップ)
  • イレブンカット(美容室)
  • ベンテン(金券ショップ)
  • UCS保険サービスショップ(保険)
  • セイハ英語学院(子供英会話)
  • めばえ教室(幼児教室)
  • 菅野歯科医院(歯科)
  • QBハウス(ヘアカット専門店)
  • えまあぶる(リラクゼーション)
  • 和真(メガネ)
  • THE CLOCK HOUSE(時計)
  • トラベルサロン金沢文庫(トラベル)

4階は駐車場となる。
(画像はユニー・ファミリーマートHD公式サイトより)

アピタ金沢文庫店

住所:横浜市金沢区釜利谷東2丁目1番1号
営業時間:1階 9:30~21:30 2・3階 10:00~21:00

 外部リンク:アピタ金沢文庫店(9月16日(金)9時30分 グランドオープン)│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
外部リンク:9/16(金)アピタ金沢文庫店リニューアルオープン
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サンリブ日田、2017年8月閉店-JR日田駅前の顔、54年の歴史に幕

JR日田駅前の大型総合スーパー「マルショク・サンリブ日田」が、2017年8月で閉店する。
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 サンリブ日田。

開店から54年、日田駅前の顔だった

サンリブ日田は1963年5月に丸食日田店として開店。国鉄日田駅の対面に立地し、長年に亘って「日田市の顔」となっていた。
その後、建替え・増床を行い総合スーパー化。1978年に高層化し、1989年の増床でシースルーエレベータを設置した。1970年代の増床の際には、周辺への影響が大きすぎるとして、日田市内の他のマルショクを閉店させる措置が取られたこともある。現在の建物は4階建で、売場面積は4,900㎡。建物はマルショク(中津丸食→マルショク大分本社)が、土地の大部分は日田木材協同組合が所有している。
一方で、近年は建物の老朽化がきわめて著しく、館内外に破損個所が多数みられるうえに、テナントも多くが撤退した状態となっていた。
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フロアガイド。館内は老朽化が著しかった。

9月14日時点ではマルショク社は閉店を正式発表していないが、都商研の取材によると、9月上旬までに関係者に対して1年後に閉店する方針であることが伝えられたという。跡地の活用方法などは決まっていないが、建物が老朽化しており、建物は解体する方針だという。
 マルショクは近年、近隣の玖珠町、吉井町などからも撤退しており、今回の閉店によって日田・玖珠・筑後川流域からは完全撤退となる(久留米市の「サンリブ久留米」などはサンリブ北九州本社の運営)。
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エントランスのようす。

ショッピングセンターが存在しない日田、今後どうなる

日田市は人口7万1千人を抱える大分県西部の中心都市でありながら、近隣に大型のショッピングセンターが全く存在していない。その一方で、日田市は福岡市のベッドタウンとしての側面を持ち合わせているため(多くは高速バス通勤)、日田駅周辺にはマンションの建設が相次いでいる。
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日田市中心部。正面奥が日田駅・サンリブ日田方面。

サンリブ日田の閉店後は、同じく日田駅前にあり同市唯一となる総合スーパー「イオン日田店」(旧ユニードダイエー日田店、1978年開店、売場面積4,991㎡)への依存がますます高まるものと予想されるが、イオン日田店も築40年が近く、サンリブの跡地利用に加えて、イオンの今後の動向が注目される。
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イオン日田店。1976年開店。

外部リンク:サンリブ日田
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