タカシマヤスタイルメゾンららぽーと海老名店、2020年2月16日閉店-高島屋の生活提案型ショップ、わずか4年で

神奈川県海老名市の「タカシマヤスタイルメゾンららぽーと海老名店」が、2020年2月16日をもって閉店する。

TAKASHIMAYA Style Masion.

タカシマヤフードメゾンに次ぐ商業施設向け業態だった

タカシマヤスタイルメゾンは、三井不動産グループが手掛ける海老名駅直結のショッピングセンター「三井ショッピングパークららぽーと海老名」の開業に合わせて2015年10月に開店。売場面積は725㎡。

三井ショッピングパークららぽーと海老名。

高島屋の商業施設向け業態としては、2007年から展開中の食品特化型編集ショップ「タカシマヤフードメゾン」に次ぐもので、メゾンを冠した店舗は新横浜、流山おおたかの森、イオンモール岡山に次ぎ4店舗目であった。
タカシマヤスタイルメゾンは開業当初、コンセプトに「日常の「ハレ」カジュアルストア。」を掲げ、化粧品や婦人カジュアル衣料、各種雑貨など約140ブランドを取扱っていた。近年は比較的好調な和洋菓子の取扱いブランド数を倍増し、ベビー・子供関連売場を全廃、衣料品関連売場に関しても取扱ブランドを低価格帯に変更し大幅縮小するなど店舗戦略の見直しを進めていた。
しかし、依然として開業初年度の売上目標約7億円と比較し、2019年2月期の売上高は3億6500万円と目標に達しておらず、経営不振状態にあったため、「地域における経営環境の変化や今後の不透明な消費環境を予測する中、今後の営業継続は困難」との理由から営業終了が決定した。
高島屋の神奈川県内での店舗閉鎖は、2017年1月に閉店した「高島屋ローズショップ平塚」(1990年開店)以来となる。
2019年10月現在、タカシマヤスタイルメゾン跡地の後継店舗は発表されていないが、海老名駅とペデストリアンデッキを通じて直結する商業施設の2階正面玄関口にあるため、早期の新店誘致が行われるとみられる。

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