ファミリーマート(東京都豊島区)は、日本国内の店舗において独自の電子マネー「ファミペイ」を2019年7月から導入する。
これに伴い「ファミマTカード」の新規店頭発行は5月31日を以て終了する。
ファミマTカードの募集告知を掲げたファミマ(港区)。
アプリで「支払い」と「ポイント付与」を同時に
「ファミペイ」はファミリーマート独自の電子マネーサービスで、独自のカードを発行せず、専用アプリとポイントサービスを連携させて1つのバーコードで支払とポイント付与が行えるようになる。
また、付与されるポイントについては、ファミペイ独自のポイントではなく「Tポイント」など他社との共通ポイントとなるのが特徴だ。
すでに手元にポイントカードがある場合は、サービス開始後にアプリにカード番号を登録する形式になると思われる。
「dポイント」「楽天ポイント」も導入-カードは廃止
ファミマではファミペイの開始に合わせて「ファミマTカード」の新規店頭発行を5月31日を以て終了。VISAデビット付きキャッシュカードも5月20日で新規発行を停止し、「クレジットカード機能付きファミマTカード」の発行のみ継続する。
なお、ファミマでは2019年11月から「dポイント」「楽天ポイント」も導入する計画を発表している。将来的にはこちらとファミペイの連携もできるようになると思われる。
ファミマではdポイントと楽天ポイントの導入に伴い、保有していたTポイント運営企業の株式をTSUTAYAの親会社「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」グループに売却している。
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