カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

オークワ富田林旭ヶ丘店、2024年12月13日開店-近鉄喜志駅前「南部大阪都市計画旭ヶ丘町地区」の商業核、総合スーパーに

大阪府富田林市の近鉄長野線喜志駅近く、国道170号/大阪外環状線沿いに、関西地場大手系総合スーパー「オークワ富田林旭ヶ丘店」が2024年12月13日に開店した。

富田林市が整備中の市街地ゾーンに

オークワ富田林旭ヶ丘店は、富田林市主導の市街地ゾーン「南部大阪都市計画旭ヶ丘町地区」(区域面積約2.2ha)の商業核となるもので、建物は鉄骨造平屋建で敷地面積は18,611㎡、直営売場面積は2,485㎡、延床面積は5,186㎡。年商予定は20億円。
直営食品フロアのうち、青果ではフルーツタルトやフルーツ大福、鮮魚では即食需要に対応したフィッシュデリや魚屋の寿司、精肉ではローストビーフ使用肉寿司やおつまみ商品など、店内加工商品を拡充。同社が注力するスイーツPB商品「オークワスイーツ部」「ちょっとお茶しよ菓」やグロサリーのコーナー展開「駄菓子宝島」「グミ百貨店」を打ち出す。
このほか、化粧品や衣料品、日用品、家庭用品、文具、ペット用品、ヘルス&ビューティケア「Safran(サフランショップ)」といった非食品領域に関しても直営で取扱うなど、隣接する大型家具インテリア雑貨店「ニトリ富田林店」とともに衣食住を幅広く展開する。
オークワ富田林旭ヶ丘店。

オークワ富田林旭ヶ丘店

住所:大阪府富田林市旭ヶ丘町14番43号
営業時間:午前9時~午後10時

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ザ・ビッグエクスプレス静岡城北店、2024年12月12日開店-旧萩原商事シズオカヤ県内1号店、グルメシティ・マックスバリュ経て建替刷新

静岡県静岡市にイオングループ系ディスカウント食品スーパー「ザ・ビッグエクスプレス静岡城北店」が2024年12月12日に開店した。

静岡と縁の深い首都圏地場スーパー県内1号店として開店

ザ・ビッグエクスプレス静岡城北店の前身となる首都圏地場系総合スーパー「シヅオカヤ城北店」は1975年5月に開店。店舗面積は8,712㎡。
シズオカヤ城北店は、静岡出身の創業家をもつ首都圏地場中堅スーパー「萩原商事」静岡県内1号店であり、1976年3月のショッピングセンター1号店「ライフランド静岡店」開店、1977年10月の百貨店「静岡伊勢丹」との業務提携の布石となる大型店であった。

忠実屋・ダイエー系を経てイオン系に

シヅオカヤ城北店は1984年3月の首都圏地場大手総合スーパー「忠実屋」傘下入りを機にリニューアルを実施。1994年3月の流通大手「ダイエーグループ」運営会社再編後も独自の屋号を維持したが、1999年3月の運営会社再々編にともない「セイフー城北店」に改称、2006年3月には「グルメシティ城北店」に改称となった。
その後、グルメシティ城北店は、静岡市内最後のダイエー系総合スーパーとなったが、当時の運営会社「グルメシティ関東」の静岡撤退を理由に2014年2月23日をもって閉店。同年3月1日にイオングループ系地域子会社「マックスバリュ東海」が旧ヤオハン大型店2店舗(熱海店・修善寺店)とともに取得し、イオンの食品スーパー「マックスバリュ静岡城北店」として新装開店、ディスカウント「ザ・ビッグ静岡城北店」として新装開店、2019年7月にイオングループ系ディスカウント子会社「イオンビッグ」運営に移行したが、2023年2月28日に老朽化のため閉店していた。

旧店舗時代より小型に

ザ・ビッグエクスプレス静岡城北店は、共通コンセプトに「買えば買うほど安さがわかります!!」を掲げ、イオンのディスカウント業態専用プライベートブランド「Easy to Use」「和日彩々」など、生活必需品を中心に展開する。
同店の開店によりイオンビッグの静岡県内店舗は16店舗体制となる。

ザ・ビッグエクスプレス静岡城北店
(シヅオカヤ城北店→セイフー城北店→グルメシティ静岡城北店→マックスバリュ静岡城北店→ザ・ビッグ静岡城北店)

住所:静岡県静岡市葵区北安東5丁目51-20
営業時間:8時~21時

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丸広百貨店上尾店、2025年秋までに閉店-アリコベールデパート館、ショッピングセンターとして刷新

埼玉県上尾市のJR高崎線上尾駅東口とペデストリアンデッキを介して直結する複合商業施設「アリコベールA館(アリコベールデパート館)」の核店舗「丸広百貨店上尾店」が2025年秋までに閉店する。

ボンベルタから引継ぎ開業した上尾の丸広

アリコベールA館(アリコベールデパート館)は1983年9月に開業。建物は地上7階地下1階建で敷地面積は8,120㎡、店舗面積は20,321㎡、延床面積は36,480㎡。
開業当初はジャスコ(現イオン)完全子会社の百貨店1号店「ボンベルタ上尾」を核とする商業施設であったが、埼玉都心部(大宮/浦和)の百貨店との競合や同業態の郊外シフト(ボンベルタ成田開業)を背景に1992年8月31日をもって閉店。
同年10月30日に埼玉地場百貨店「丸広百貨店」が運営を引継ぐかたちで、現在の「丸広百貨店上尾店(アリコベールまるひろ/まるひろ上尾店)」を開業した。

17年から段階的に百貨店フロアを低層集約していた

丸広百貨店上尾店の営業フロアは地上6階~地下1階で店舗面積は19,454㎡。
開業以来長らく、全館フルライン型の百貨店であったが、イオンモールが上尾市内への出店を発表(2020年12月開業)。それを前に、2017年12月に大型家具インテリア雑貨店「ニトリ」を5階ワンフロア(793坪/約2,621㎡)に導入。2021年2月に100円ショップ「ダイソー」、同年10月に手芸用品店「ユザワヤ」を4階に導入したことで、百貨店フロアを4フロア(地上3階~地下1階)に集約していた。

アリコベールまるひろ。

百貨店42年の歴史に幕、デパ地下の運営形態は未定

丸広百貨店上尾店は2025年2月16日に地階食品フロアの営業休止を開始、同年5月より地上1~3階の百貨店フロアをショッピングセンターに順次変更し、同年秋を目途に「まるひろ上尾SC(まるひろ上尾ショッピングセンター)」として業態変更するとしている。なお、地階食品フロアの運営形態に関しては、2024年12月現時点においては未発表であり、旧南浦和店と同様にデパ地下をそのまま維持するか、現在の南浦和店と同様に外部の食品スーパー(ヤオコーなど)を導入するか明らかとなっていない。
アリコベールデパート館は百貨店42年の歴史に幕をおろすこととなる。

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四日市グランドホテル、2025年10月開業-宇佐四日市商店街「サンリブ」跡地、宇佐神宮御鎮座1300年にあわせた市内最大のシティホテルに

大分県宇佐市のサンリブ四日市跡地に、大分県北部地場大手地場薬局「ワタナベメディカルグループ」初となるシティホテル「(仮称)四日市グランドホテル」が2025年10月に開業する。

サンリブ四日市跡地、17年の閉店後は更地だった

サンリブ四日市は1963年12月に大分県宇佐郡四日市町(当時)で地場総合スーパー「マルショク四日市店」として開店。1981年には「サンリブ四日市」(地上3階建/店舗面積4,110㎡)として建替新装開店し、宇佐四日市商店街の商業核としての役割を担った。
一方、2000年代以降営業フロアを順次縮小、2017年10月31日に競争激化と老朽化を背景に閉店した。
サンリブ四日市は閉店にあわせて店舗跡を解体しており、2024年12月現在は更地となっている。

ワタナベ薬局創業の地にシティホテル、商店街の起爆剤に

ワタナベは1980年5月に大分県宇佐市で旧法人「渡辺薬局」を設立、1982年10月に薬局1号店「渡辺薬局サンリブ四日市店」を創業した。1996年7月にはドラッグストア1号店「ミント中津店」(同名新会社運営)を開店し、1999年10月に現法人を設立、2024年12月現在は大分県北部を中心に32店舗を展開する。

ワタナベ薬局創業の地でもあるサンリブ四日市。

四日市グランドホテルは、ワタナベメディカルグループ初となる宿泊施設で、建物は地上8階建、延床面積は4,825㎡。
同社創業地であるサンリブ四日市跡地を活かし、パーティ会場や温泉施設、スポーツジムを備えたシティホテルを展開する。

宇佐四日市商店街(本町通り/本願寺四日市別院附近)。

宇佐市内では2024年10月開業の大手コンテナホテル「HOTEL R9 The Yard宇佐」や12月開業予定の地場不動産会社「FKSカンパニー」による新施設(求人募集中/名称未定)など、2025年の「宇佐神宮御鎮座1300年」にあわせた宿泊施設計画が相次いでいるが、ワタナベメディカルグループによる新施設は宇佐市内最大となる。
新施設1km圏内の国道10号線沿いには、大型店(トキハインダストリー・フードマーケットスマイルUSA)や宿泊施設が多数立地するが、宇佐四日市商店街周辺はサンリブ閉店以前から衰退が顕著となっており、シティホテルが起爆剤としての役割を担うこととなりそうだ。

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NTT西日本APタウン新宮杜の宮、2025年1月新装開業-マックスバリュ跡、生鮮ドラッグストア「ウエルシアプラス」新たな核に

福岡県糟屋郡新宮町の西鉄新宮駅近くにあるNTT西日本(NTTアセットプランニング)系商業施設「NTT西日本APタウン新宮杜の宮」が、イオングループのドラッグストア「ウエルシアプラス新宮杜の宮店」を核とした施設として2025年1月に新装開業する。

APタウン新宮杜の宮、ドラッグストア核に新装開業

NTT西日本APタウン新宮杜の宮は、2007年10月にNTT都市開発が街開きを行ったNTT新宮無線送信所・運動グラウンド跡地再開発プロジェクト「ウェリスパーク新宮杜の宮」(総開発面積206,890㎡)の商業核として2013年4月に開業。
建物は平屋建で店舗面積は1,570㎡。施設の管理は地場建設会社「大石企画」が担う。
開業以来、イオン系大型食品スーパー「マックスバリュ新宮杜の宮店」を核に、歯科医院や整骨院などサービス系専門店が入居したが、2024年9月20日にマックスバリュが後継店未定のまま閉店。街区内から食品スーパーが消滅していた。

NTTAPタウン新宮杜の宮(管理会社公式より)。

イオン九州とウエルシアの新業態に

イオンウエルシア九州は、2022年9月1日にイオン系地域子会社「イオン九州」とイオン系ドラッグストア持株会社「ウエルシアHD」が出資する合弁会社として設立。(出資比率は51%:49%)
設立の理由として「生鮮・惣菜を含めたスーパーマーケット運営に関するイオン九州の知見と、調剤薬局の運営を含めたドラッグストア運営に関するウエルシアの知見を相互に共有し、両社の事業を発展的に融合し、双方にとって利益となる新業態の開発と運営を行うこと」を掲げ、2023年4月に1号店「ウエルシアプラス大野城若草店」を開店。
イオン九州の前身企業でもある旧レッドキャベツ(朝倉甘木駅前店・鳥栖蔵上店)や旧クリエイトさが旬鮮市場(鳥栖店)運営食品スーパーの業態転換、同業他社跡地への新築/居抜き出店により、2024年12月1日現在は8店舗(12月中旬開店予定の永江団地店含む)を展開する。

新宮杜の宮、生鮮食品スーパー実質的に復活

イオン九州からイオンウエルシア九州に転換した店舗のうち、大野城若草店は「イオンウエルシア九州1号店」として、朝倉甘木店は「地域の健康ステーションを目指す新しい店舗」として、鳥栖蔵上店は前身店舗(ザ・ビッグ蔵上店)営業期間中より求人募集を打ち出すなど、いずれの店舗も早期に引継ぎの正式発表がなされていたが、新宮杜の宮店に関しては入居専門店が「新店舗への改装工事」を発表するのみにとどまっていた。
イオンウエルシア九州が展開する「ウエルシアプラス」は、いずれの店舗もイオン九州が生鮮4品(青果・鮮魚・精肉・惣菜)をフルラインで供給展開しているため、新宮杜の宮店に関しても地域唯一の食品スーパーとしての立ち位置を実質的に維持するかたちでドラッグストアとして生まれ変わる見込みだ。

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モルティたるみ東館、2024年12月13日開業-山陽垂水駅高架下商業施設、三杉屋を核にデイリーユース強化

兵庫県神戸市垂水区に山陽垂水駅高架下商業施設「モルティたるみ東館(MOLTIたるみ東館)」が2024年12月13日に開業する

山陽垂水駅高架下の老舗ショッピングセンター

モルティたるみ(MOLTIたるみ)は、1967年11月開業の高架下専門店街「たるせん」のうち、2004年12月に山陽電鉄側を全面改修するかたちで開業。店舗面積は2,847㎡。
開業以来、地場レディスファッションや飲食サービス系専門店が入居する施設であったが、2024年1月~3月にかけて東館/東別館を耐震改修工事のため閉館していた。

三杉屋を核にデイリーユース強化

モルティたるみ東館は「日々の生活に密着したデイリーユースの店舗」中心の施設として、関西地場生鮮食品スーパー「三杉屋モルティ垂水店」を核に、スイーツ&カフェ「shoeido」やアイスクリーム「31サーティワン」、ブランド・宝飾・時計買取店「ベストライフ」、食品イベントスペース「MOLTI たるみ event store tenpei」といった新規5店舗を含む11店舗を展開。

MOLTIたるみ。

外観は「再開発が進む山陽垂水駅東側エリアの玄関口にふさわしい、都会的でかつ温かみを感じるデザイン」、館内は「毎日の生活に「ちょっとキュンとするようないい気分」を感じていただけるよう、優しさを感じる木目や暖色の光を使用した心地よいデザイン」に一新するとしている。

MOLTIたるみのフロアイメージ。

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ドン・キホーテ鶴見西口店、2024年12月13日開店-フーガ1、西友鶴見店との複合店舗に

神奈川県横浜市鶴見区のJR鶴見駅西口直結複合商業施設「鶴見フーガ1」に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ鶴見西口店」が2024年12月13日に開店する。

鶴見駅前のシンボル的複合商業施設

鶴見フーガは1985年10月に開業した複合商業施設「国鉄鶴見駅西口駅前市街地改造ビル」の愛称。
フーガ1は開発主体となった旧西武セゾングループ系総合スーパー「西友鶴見店」と公共施設「横浜市鶴見公会堂」(貸会議室/区分所有)、フーガ2は地権者系専門店、フーガ3はオフィスフロア中心の施設となっている(2024年12月現在)。

西友鶴見店直営非食品をドンキに

ドン・キホーテ鶴見西口店の建物は地上7階地下2階建で営業フロアは3フロア(西友非食品フロア跡/2~4階)、売場面積は約1,996㎡。
鶴見西口店半径2km圏内にはMEGAドンキ鶴見中央店が営業するため、鶴見駅西口改札直結という好立地を活かした「駅前ドンキ」として、通勤通学で駅を利用する幅広いターゲット層に応える日用消耗品やトレンドアイテムを強化。男性向けにはメンズコスメや脱毛アイテム、10 代~20 代学生といった若年層向けには推し活グッズやかわいいキャラクターグッズを取り揃える。

ドン・キホーテ鶴見西口店。

ドン・キホーテ鶴見西口店

住所:神奈川県横浜市鶴見区豊岡町 2-1 
営業時間:9時~23時
※開店当初は2階フロアを販促展示スペースとして活用

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ザ・ビッグ元町店、2024年12月7日開店-西友元町北二十四条店跡、イオン北海道のディスカウント業態に

北海道札幌市東区北24条の札幌市営地下鉄東豊線元町駅近くに、イオン北海道のディスカウント食品スーパー「ザ・ビッグ元町店」が2024年12月7日に開店した。

西友の道内古参店、イオンのディスカウントに

ザ・ビッグ元町店の前身となる西友の総合スーパー「西友元町店」として1978年10月に開店。建物は地上2階建で店舗面積は5,986㎡。
西友元町店は開店当初、西武セゾングループの北海道地域法人「北海道西武」(旭川西武・函館西武など運営)による総合スーパー業態の店舗であったが、グループ解体を背景に西友直営に移行。2001年3月には西友100%出資の地域子会社「北海道西友」(同年1月設立/休眠子会社社名変更)運営となり、店名を「西友元町北二十四条店」に改称したが、2008年7月には西友のウォルマート傘下入りにともなう運営会社再編の一環として再度西友直営となった。
西友元町北二十四条店は、2016年4月に直営食品フロアの美装化に加えて総合衣料スーパー「ファッション市場サンキ西友元町店」と100円ショップ「Seria西友元町北二十四条店」を導入する全面リニューアルを実施したが、西友の北海道全面撤退にともない、2024年9月30日をもって閉店。同年10月1日にイオン北海道が西友の北海道事業を承継し、新装開店に向けた準備を進めていた(専門店街は営業継続)。

ザ・ビッグ元町店(同社公式より)。

イオン北海道による西友承継ビッグ2号店に

ザ・ビッグ元町店の建物は地上2階建で店舗面積は5.986㎡。
同店は2024年11月30日の福住店(旧西友福住店)に次ぐ、西友承継店前身のザ・ビッグ2号店として、同業態の基本コンセプト「買えば買うほど安さがわかる買えば買うほど安さがわかります!!」をモットーに掲げた「EDLP(毎日がお買得)」型の売場づくりを行う。
また、ファッション市場サンキやSeriaといった専門店は引続き営業継続する。

ザ・ビッグ元町店

住所:北海道札幌市東区北24条東20丁目4-1
営業時間:8時~21時
※西友元町北二十四条店時代の24時間営業は廃止

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イオン札幌旭ヶ丘店、2024年12月7日開店-北海道内最古参の西友、直営食品と専門店中心の店舗に

北海道札幌市中央区の環状通/国道453号線沿いにある西友旭ヶ丘店跡に、イオングループの大型食品スーパー「イオン札幌旭ヶ丘店」が2024年12月7日午前8時に開店した。

西友の北海道現存最古参店舗だった

西友旭ヶ丘店は1976年11月に開店。建物は地上2階建で店舗面積は5,085㎡。
開店当初は西武セゾングループの北海道地域法人「北海道西武」(旭川西武・函館西武など運営)による総合スーパー業態の店舗であったが、グループ解体を背景に西友直営に移行。
2001年3月には西友100%出資の地域子会社「北海道西友」(同年1月設立/休眠子会社社名変更)運営となったが、2008年7月には西友のウォルマート傘下入りにともなう運営会社再編の一環として再度直営化した。

2017年には全面リニューアル、直営は食品主体に

西友旭ヶ丘店は2017年6月には同社運営のライフスタイルストア「無印良品」(良品計画商品供給店舗)を閉店し、9月に総合衣料品店「ファッションセンターしまむら」と100円ショップ「Seria」を導入する全面リニューアルを実施したが、西友の北海道全面撤退にともない、2024年9月30日をもって閉店。同年10月1日にイオン北海道が西友の北海道事業を承継し、新装開店に向けた準備を進めていた(専門店街は営業継続)。

西友旭ヶ丘店時代の業態や専門店そのまま引継ぐ構成に

イオン札幌旭ヶ丘店の建物は地上2階建で店舗面積は5,085㎡。2024年11月30日開業のイオン札幌厚別ショッピングセンターザ・ビッグ福住店に次ぎ、イオン北海道の西友承継7店舗目となる。
イオン札幌旭ヶ丘店では、直営食品フロアと大型専門店(しまむら・Seria)を中心に、ミツウロコHD系インストアベーカリー「麻布十番モンタボー」や道内大手眼鏡店「富士メガネ」、道内大手弁当惣菜/甘味店「サザエ食品」を展開するなど、西友旭ヶ丘店の業態と専門店を引継ぐフロア構成を採用。「明るい笑顔と挨拶があふれる丁寧な接客で、地域のお客さまに愛され必要とされるお店」をめざすとしている。

イオン札幌旭ヶ丘店(同社公式より)。

イオン札幌旭ヶ丘店

住所:北海道札幌市中央区南8条西25丁目2-1
営業時間:8時~23時(直営食品フロア)

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キムラ、2024年12月5日閉店-米沢・置賜エリアの地場スーパー、倒産・破産申請へ

山形県米沢市に本社を置く地場スーパー「キムラ」が、2024年12月5日付で閉店した。
帝国データバンクによると、破産手続きを開始するという。

キムラ中央店。

米沢・置賜の地場スーパー、80年近い歴史に幕

キムラは1946年に創業、1988年1月に現在の会社を設立・法人化。かつては山形県置賜地方を中心に10店舗を展開していたが近年は閉店が続いており、2024年時点では米沢市と高畠町に6店舗を展開していた。

キムラ駅前店。

帝国データバンクによると、ドラッグストアなどとの競合や人口減少、物価高により売上が低迷していたといい、12月5日付けで事業を停止。近く山形地裁米沢支部に破産手続き開始決定を申し立てる予定だという。
負債総額は現時点で約12億円だという。

キムラ本店。

キムラの各店舗はすでに営業を取り止め、閉店している。
各店舗の今後については、12月時点では未定となっている。
なお、商品券などについては還付を受けられる可能性があるという。

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