神奈川県伊勢原市の国道246号線沿いにあるJA全農Aコープ系食品スーパー「Aコープ伊勢原高森店」が2025年1月31日をもって閉店する。
ロピア発展の礎を築いた伊勢原店
Aコープ伊勢原高森店の建物は、1996年に首都圏地場精肉系食品スーパー「ユータカラヤ(現ロピア)」の食品スーパー「ユータカラヤニュータウン伊勢原店」として開店。
ユータカラヤニュータウン伊勢原店は、1994年開店の「肉の宝屋港北ニュータウン中川店」に次ぐ同社食品スーパー2号店として精肉の製造販売拠点を併設、生鮮4品への取扱商材拡大と多店舗化の足掛かりとなった。
同店は1997年のディスカウント食品スーパー新業態「新鮮大売」展開にあわせてリニューアルを実施、2011年の社名変更後は「ロピア伊勢原店」として段階的に屋号や内外装のリニューアルを実施したもの、2018年12月をもって閉店した。
近年では珍しいJA全農Aコープ新店舗、わずか5年で
Aコープ伊勢原高森店は2020年4月に開店。開店当初はエーコープ関東運営であったが、JA全農グループによるAコープ運営会社再編の一環として、2021年4月にAコープ東日本運営、2024年4月にJA全農Aコープ運営となった。同店では農産物直売所としての機能やJA全農かながわ銘柄牛「やまゆり牛」「やまゆりポーク」を前面に打ち出し営業を行っていたが、わずか5年の歴史に幕をおろすこととなった。
Aコープ伊勢原高森店(同社公式より)。
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