タイ王国の首都・バンコク市郊外ベッドタウンのノンタブリー県にある市場商店街「バーンヤイ市場」近く・MRT紫線タラート・バーンヤイ駅直結の商業施設「Central Westgate(セントラル ウェストゲート)」内に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「DON DON DONKI Central Westgate(セントラル ウェストゲート)」が2025年9月9日午前10時(タイ時間)に開店する。

DON DON DONKI セントラル ウェストゲート店。
(ニュースリリースより)
タイ郊外でも広がる日系スーパー
ドン・キホーテは2017年にバンコクにタイ初出店、セントラル ウェストゲート店はタイ8店舗目。ドンキは2021年にバンコク東急百貨店跡にタイの旗艦店を出店させるなどタイでも多店舗展開を実施しており、今後ノンタブリー県のような郊外エリアへの出店も増えると思われる。
ノンタブリー県にはすでに郊外エリアにマックスバリュが出店しているほか、県外ではあるがMRT紫線の沿線にはツルハも出店しているため、日系店舗の選択肢は大きく広がることとなる。
なお、バンコク市内ではこのほかに日系スーパーとして富士スーパー(富士シティオ)も出店している。
タイ郊外に日本文化を伝えるドンキに
DON DON DONKI Central Westgate店の店舗面積は約1,110㎡。
タイ郊外ではまだ広く知られていない日本の商品を知ってもらうべく、新鮮な日本の食材や総菜に加え、タイ国内で人気のある日本の化粧品やキャラクターグッズなども豊富に取り揃える。

ドンドンドンキの売場イメージ。(ニュースリリースより)
このほか、店内には寿司やケーキのバイキングコーナー、カプセルトイコーナーなども設置。まだ知られていない日本の”おいしい・かわいい・たのしい”を発信する店舗つくりを目指すとしている。
DON DON DONKI Central Westgate店
199/3 Moo 6, Central Westgate Building, Floor no. OG,
Room no. 101, Kanchanaphisek Rd., Sao Thong Hin,
Bang Yai, Nonthaburi 11140
営業時間:10:00~22:00
MRT紫線タラート・バーンヤイ(バーンヤイ市場)駅に直結
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マルミヤストア東町店、2025年8月29日閉店-旧「マルミヤ下川」熊本初の複合店、東町ショッピングプラザマークス開業から25年で
熊本県熊本市東区のリテールパートナーズ系大型食品スーパー「マルミヤストア東町店」が2025年8月29日午後5時をもって閉店した。
熊本健軍のショッピングプラザ「マークス」
東町ショッピングプラザマークスは2000年7月に開業。建物は平屋建で店舗面積は1,960㎡。熊本県蚕種協同組合が所有する。
2025年8月現在はマルミヤストアとシモカワ薬局を核に、24時間フィットネスクラブ「ANYTIME FITNESS」や学童併設幼児学習プログラムスクール「GLOBAL FRONT」といった飲食サービス系店舗が入居する。
東町ショッピングプラザマークスEAST TOWN。
熊本初「マルミヤ下川」複合店として開店
マルミヤストア東町店は、1998年11月に大分地場大手食品スーパー「マルミヤストア」と熊本地場大手ドラッグストア「下川薬品(現シモカワ薬局)」の経営統合で発足した新会社「マルミヤ下川」運営店舗として2000年7月に開店。建物は平屋建で店舗面積は1,060㎡。
マルミヤ下川発足後、熊本県内初となる「シモカワ東町店」との複合店として、食品と調剤併設ドラッグストアの相互送客を図ったが、2008年4月から6月にかけて旧下川薬品関連事業(下川調剤・シモカワドラッグ)を同社創業家の新会社に譲渡したため、以後は両店舗とも独立経営の別資本となっている。
マルミヤストア東町店の閉店理由に関して詳細は明らかにしていないが、シモカワ東町店を含むマークス他専門店は営業継続する。
マルミヤストア東町店。
近隣には球磨地場系商業施設「サンロードシティ熊本」(核店舗:マックスバリュ)や阿蘇地場系食品スーパー「ショッピング丸勢健軍店」といった同業競合店も多く、差別化可能な後継店誘致が不可欠となりそうだ。
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もとまちユニオンそごう横浜店、2025年9月5日開店-ザ・ガーデン自由が丘跡に旗艦店として約1年ぶり復活、BEAMSコラボ先行販売も
神奈川県横浜市のそごう横浜店地下2階食品フロア「大食品館エブリデイ」に、京急ストア系高級食品スーパー「もとまちユニオンそごう横浜店」が2025年9月5日に開店する。

もとまちユニオンそごう横浜店。
もとまちユニオン、そごう横浜店大食品館に復活
もとまちユニオンそごう横浜店の初代店舗は2023年9月13日に開店。もとまちユニオンが得意とする「国内・外の高質な商品や話題の商品」を厳選した業態として、和洋中冷凍食品や珈琲・紅茶・オリーブオイル、レトルトカレーといったグロサリーに特化した売場を展開。2024年7月の「ザ・ガーデン自由が丘横浜店」閉店後は、そごう横浜店大食品館エブリデイ唯一の食品スーパーとなったが、2024年10月21日をもって閉店していた。
生鮮4品取扱うフルラインの旗艦店に
もとまちユニオンそごう横浜店の新店舗は、ザ・ガーデン自由が丘横浜店跡に開店するもので、売場面積は約200坪(約661㎡)。
生鮮4品をフルラインで展開する旗艦店として、青果では地元神奈川「鎌倉野菜」をはじめとするバイヤー厳選野菜・果物を「特別なひとときを彩る逸品」として提案、精肉では神奈川県産黒毛和牛「生粋かながわ牛」や横浜市泉区発祥ブランド豚「はまぶた」に加えて自社PBのハム・ベーコンなど、鮮魚では神奈川県産地魚・天然魚にこだわったお造りや簡便性の高い冷凍商材など販売する。
また、グロサリーではロングセラー商品「ユニオンジャム」「ユニオンはちみつ」や地元企業と共同開発した珈琲「ユニオンブレンド」「港街ブレンド」、伊勢原市大山の麓にある安達養鶏場の卵「安達さんの赤たまご」、小田原市曽我の梅林で収穫された梅使用「曽我の梅干」といった自社PBを展開。「ユニオンバッグ」も取扱う。
開店記念限定商品に加え、「BEAMS」コラボ先行販売も
もとまちユニオンそごう横浜店では「オープニング記念限定商品」として、もとまちユニオンとそごう横浜店がコラボした「そごう横浜店限定ユニオンバッグ」(2,750円)やオリジナルバッグ・輸入食品を詰め合わせた「もとまちユニオンレコメンドセット」(9月5日ネイビーのみ/9月6日グレージュのみ/各日先着500セット5,400円)を展開。セレクトショップ「BEAMS JAPAN」コラボ商品の先行販売を行う。

もとまちユニオンとそごう横浜店のコラボバッグ。
もとまちユニオンそごう横浜店
住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1
営業時間:午前10時~午後8時
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オークワ堺市駅前店、2025年8月30日開店-イズミヤ至近距離「堺市駅前公共施設用地活用事業」、自転車・自転車ユーザーにやさしい複合施設に
大阪府堺市堺区のJR阪和線堺市駅前に、和歌山地場大手系大型食品スーパー「オークワ堺市駅前店」が2025年8月30日午前9時に開店する。
自転車強化型食品スーパー
オークワ堺市駅前店は、堺市主導の「堺市駅前公共施設用地活用事業」の一環として、2024年3月に堺市とオークワが事業用定期借地権設定契約(貸付面積5,120.61㎡/同年3月31日~2060年8月31日)を締結することで整備に至ったもので、建物は鉄骨造2階建で敷地面積は5,128㎡、直営売場面積は1,503㎡、延床面積は5,074㎡。年商予定は17億円。堺市駅前店開店により同社153店舗体制、大阪府下21店舗体制となる。(ANDDELICA谷町店、あつた小町byパレマルシェ除く)
オークワ堺市駅前店。
オークワ堺市駅前店直営食品フロアのうち、青果では店内販売果物を用いたスイーツ(フルーツタルト・焼芋ブリュレ・フルーツワッフルなど)、鮮魚では寿司・魚旬菜・珍味など即食需要対応商品、精肉ではオークワ指定農場/九州産黒毛和牛「みらい匠和牛」といった商品を展開。北海道産小麦「ゆめちから」を用いた店内製造の本格ベーグルや製菓・製パン材料ブランド「富澤商店」商品も取扱う。

オークワ堺市駅前店のフロアマップ。
オークワ堺市駅前店では100円ショップ「Seria」や自転車販売店「サイクルヒーロー」を専門店として導入。堺市による「駐車場機能を維持しながら、新たな都市の魅力を創出し、税収の安定につながる」という事業コンセプトのもと、サイクルサポートセンター「Rin-call」や「堺市立斎場を含む周辺公共施設利用者の利用が可能な時間貸し駐車場」(24時間利用可能/123台相当)、多目的ひろば(547.91㎡)を設けるなど、自動車・自転車ユーザーにも便利な複合施設となる見込みだ。
オークワ堺市駅前店
住所:大阪府堺市堺区田出井町2番19号
営業時間:9時~22時

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ザ・ビッグエクスプレス小幡花ノ木店、2025年8月29日開店-旧ナフコはせ川花ノ木店、地域密着路線の新店名に
愛知県名古屋市の名鉄瀬戸線小幡駅近くにあるイオン系ディスカウント食品スーパー「ザ・ビッグエクスプレス花ノ木店」が、「ザ・ビッグエクスプレス小幡花ノ木店」として2025年8月29日に新装開店する。
地場食品スーパーを前身とするザ・ビッグ名古屋2号店
ザ・ビッグエクスプレス小幡花ノ木店は、1994年1月に地場大手ボランタリーチェーン系食品スーパー「ナフコ花ノ木店」として開店。建物は地上2階建で店舗面積は949㎡。
ナフコ花ノ木店は、2006年5月に開店当初からの運営会社「ナフコはせ川」がイオン系食品スーパー地域子会社「マックスバリュ中部(MV中部)」の完全子会社となり、同年7月に社名を「マックスバリュ名古屋(MV名古屋)」に改称したことで、店舗名称も「マックスバリュ花ノ木店」に改称した。
その後、2010年11月にはMV中部独自のディスカウント食品スーパー「バリューセンター花ノ木店」を経て、同社ザ・ビッグ業態名古屋市内2号店「ザ・ビッグエクスプレス花ノ木店」として新装開店。2019年6月のイオン系ディスカウント運営会社再編にあわせて現在のイオンビッグ運営となった。
花ノ木のザ・ビッグ、売場も店名も装い新たに
ザ・ビッグエクスプレス小幡花ノ木店は、従来からの業態共通コンセプト「買えば買うほど安さがわかります!!」に加え、リニューアルを機に「毎日の暮らしの「新鮮さ」「便利さ」「買いやすさ」を提供します。」を掲げ、農産・水産・デイリー(日配品)売場や通路幅を拡大、畜産やPB商品の拡充を図った。
また、店舗名称に関しても「地域の皆さまにこれまで以上に親しんでご利用していただくこと」をめざし、ナフコはせ川時代開店以来約31年間続く花ノ木店に「小幡」を冠した店名に変更することとなった。

ザ・ビッグエクスプレス小幡花ノ木店の店内レイアウト。
ザ・ビッグエクスプレス小幡花ノ木店
(旧ナフコ花ノ木店/マックスバリュ花ノ木店/バリューセンター花ノ木店/ザ・ビッグエクスプレス花ノ木店)
住所:愛知県名古屋市守山区小幡南3-2-8
営業時間:7時~21時
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オーケー川口中青木店、2025年8月28日開店-西川口のアオキグランドボール跡地に
埼玉県川口市の西川口陸橋通り沿いにあった埼栄不動産系複合アミューズメント施設「アオキグランドボール」跡地に、ディスカウント食品スーパー「オーケー川口中青木店」が2025年8月28日に開店する。
食品スーパーの新陳代謝著しい西川口にオーケー進出
オーケー川口中青木店の建物は、2023年3月閉館のアオキグランドボール跡地に同年10月に竣工したもので、地上3階地下1階建で敷地面積は2,872.69㎡、売場面積は1,662.75㎡、延床面積は7,378.69㎡。
同社の主力業態「ディスカウント・スーパーマーケット」として、生鮮3品(青果・鮮魚・精肉)に加えて、惣菜・寿司・ピザ・ベーカリーや日用品、酒類などを展開する。
西川口駅周辺では2025年2月閉店のイトーヨーカドー西川口店跡に首都圏地場食品スーパー「(仮称)ベルクス西川口店」が開店予定、8月には東武鉄道系総合スーパー「東武ストア西川口店」が新装開店するなど、食品系小売店舗の新陳代謝がみられており、オーケーの西川口進出で動きがさらに加速するものとみられる。
オーケー川口中青木店。
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ハンズ梅田店、2025年11月16日までに全館閉店-旧東急ハンズ関西旗艦店、大丸梅田店増床から14年で
大阪府大阪市北区のJR大阪駅併設複合商業施設「大阪ステーションシティサウスゲートビルディング」のJフロントリテイリング系百貨店「大丸梅田店」高層階に入居するベイシアグループ系大型雑貨館「ハンズ梅田店」が2025年10月14日から11月16日にかけて段階的に閉店する。
東急ハンズ梅田店。
東急ハンズの関西旗艦店として開店
ハンズ梅田店は東急不動産系大型雑貨館「東急ハンズ梅田店」として、2011年4月の大丸梅田店増床新装開業にあわせて開店。営業フロアは10~12階で店舗面積は6,000㎡。
東急ハンズ梅田店は「東急ハンズの関西エリアにおける旗艦店」「関西最大級の旗艦店」として、同社が得意とするホビー&クラフトコーナーや関西初となる女性の美に関する素材に特化したヘルス&ビューティーコーナー「BeautyLine(ビューティーライン)」に加え、アーティスト・企業とのコラボによる次世代商品発掘・提案イベントスペース「hands inspiration(ハンズインスピレーション)」や季節プロモーションフロア「hint square(ヒントスクエア)」、直営カフェ「ハンズカフェ」を展開するなど非物販機能を強化。同年4月26日開店の「東急ハンズあべのキューズモール店」とともに「関西5店舗体制で本格展開」を打ち出していた。
古墳にコーフン!。
ハンズ、梅田から完全撤退
東急ハンズ梅田店は2022年3月のカインズ傘下入りと同年10月の屋号ロゴ刷新にともなうブランド改称後も、東急ハンズ時代の特徴である複数フロア横断型の大型雑貨館としての売場づくりを続けていたが、大丸梅田店が2025年秋以降、サウスゲートビルディング商業フロア高層階から撤退する方針を決めたため、ハンズ梅田店も同年10月14日に12階から撤退、同年11月16日に10階11階から撤退することとなった。
ハンズ梅田店は、2025年5月に梅田茶屋町から阪神梅田本店に移転した同業「梅田ロフト」と異なり、近隣移転を発表しておらず、梅田から完全撤退となる見込みだ。
阪神梅田本店6階に移転した「梅田ロフト」。
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スギHD、セキ薬品を2025年9月30日に持分法適用会社化-首都圏地場大手ドラッグ株式49%取得、5年後連結子会社化めざす
大手ドラッグストア持株会社「スギホールディングス」(スギHD/本社:愛知県大府市/登記上の本店:愛知県安城市)は、首都圏地場大手ドラッグストア「セキ薬品」(本社:埼玉県南埼玉郡宮代町)37,929株(持株比率34.8%)を2025年9月30日付で取得し持分法適用会社とする株式譲渡契約を同年8月19日に締結した。
チューリップマークでおなじみ「ドラッグストアセキ」
セキ薬品は1973年12月に埼玉県南埼玉郡宮代町で「関薬品」として創業し、1984年1月に法人化した。1994年3月にはドラッグストア1号店「セキ薬品千間台店」を開店、1996年2月には日本最大日本最大のドラッグストアボランタリーチェーン「NID(日本ドラッグチェーン会)」に加盟、1999年5月には北関東地場大手「飯塚薬品」(本社:群馬県前橋市/2008年10月特別清算/スギ薬局が店舗事業会社を吸収合併)と資本業務提携(飯塚薬品がセキ薬品株約15%取得)を締結するなど経営基盤確立を図った。
その後も2002年10月に調剤薬局1号店「チューリップ薬局白岡店」を開店することで調剤併設型ドラッグストアの展開を本格化、2006年8月に旗艦店「セキ薬品久喜本町店」(売場面積420坪)を開店することで食料品や酒類などを取扱う総合ドラッグストアとしての転身を実現した。
同社は2008年7月に店舗ブランドを現在の「ドラッグストアセキ」に変更、2014年12月に創業地である宮代町へ本社を移転した。
スギHD、5年後目処にセキ薬品株51%を取得
スギホールディングスは上記株式譲渡契約によりセキ薬局株式37,929株(持株比率34.8%)を取得、セキ薬品他株主より保有株式15,530株(持株比率14.2%)を取得することで、2025年9月30日の取引実行日に合計53,459株(持株比率49.0%)を取得する見込みであるとしている。これによりセキ薬品はスギHDの持分法適用会社となる。
あわせて、スギHDは5年後を目処に「セキ薬品の株主とセキ薬品の株式を追加取得(2,182株、持株比率2.0%)すること」に合意しており、同合意に基づきセキ薬品はスギHDの連結子会社となる見込みだ。
北関東で根強い「セキ」ブランドは存続
スギHDによる持分法適用会社化後も「特に埼玉県を中心とする北関東エリアでは、すでに強固な地盤を持つセキ薬品ブランドを活用」するという方針を示しており、チューリップマークで親しまれる「ドラッグストアセキ」ブランドは存続となる見込み。
両社はスギHDの強みであるアプリを活用した販売促進策とセキ薬品の強みである接客・カウンセリングといったノウハウの相互共有、物件情報・医療連携・人材育成の共有、商品物流システムの最適化をめざすとしており、首都圏で店舗網の薄いスギHDと商品調達力の強化を図りたいセキ薬品間でシナジー発揮が期待される。

「セキ」ブランドは存続見込み。(千葉県野田市)。
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水戸市の全商店街、2025年秋までにアーケード撤去開始-最後に残った宮下銀座と南町、老朽化で
茨城県水戸市のJR水戸駅前にある「宮下銀座商店街」と、国道50号線沿いにある「南町三丁目商店街」のアーケードが、老朽化などの影響により相次ぎ撤去される。
これにより、水戸市からアーケード商店街が消滅する。

アーケード撤去直前の宮下銀座。
かつて水戸駅から伊勢甚や京成まで伸びていたアーケード
水戸市のアーケード商店街は水戸空襲後、戦後に復興の過程で設置されたもので、国鉄水戸駅前の水戸東照宮の参道でもある「宮下銀座商店街」に全蓋式アーケードが、水戸駅前から伊勢甚百貨店(現・水戸京成百貨店)を経て大工町の国道50号線沿いに肩屋根式アーケードが断続的に設置されており、駅前からほぼ雨に濡れることなく中心商業地へと行くことができた。

南町三丁目商店街のアーケード。
しかし、老朽化のため撤去が進んでおり、近年は撤去が進行。
残るは「宮下銀座商店街」と「南町三丁目商店街」のみとなっていた。
6月から宮下銀座、秋から南町アーケード撤去へ
JR水戸駅前の「宮下銀座商店街」では2025年6月ごろからアーケードの撤去が開始されている。
国道50号線沿いの「南町三丁目商店街」では2025年秋からアーケードが撤去される予定となっており、これにより戦後の復興から高度成長期を支えた水戸市内のアーケード商店街は約70年以上もの歴史に幕を下ろすこととなる。
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ハンズイオンモール福岡店、2025年8月23日開店-トイザらス館内移転跡に福岡県内2号店、カインズとの相互送客キャンペーンも
福岡県糟屋郡粕屋町のJR香椎線酒殿駅近くに、ベイシアグループの大型雑貨店「ハンズイオンモール福岡店」が2025年8月23日に開店した。
イオンモール福岡に「ハンズ」福岡県内2号店
ハンズイオンモール福岡店は、2025年3月10日に移転のため一時閉店した玩具・ベビー用品複合店「トイザらス・ベビーザらス福岡かすや店」(同年4月25日新装開店)跡を全面刷新するかたちで開店するもので、営業フロアは1階大型専門店区画「ノーススクエア」、店舗面積は約1,200㎡。
ハンズとしては2011年3月開店の旧東急ハンズ博多店以来約14年ぶりとなる福岡県内新店舗となるもので、同社店舗は国内外96店舗体制となる。
新店舗ではヘルス&ビューティやステーショナリー、ハウスウエア、バッグ&トラベル、バラエティといった商材を展開。真空断熱ステンレスボトル「STANLEY」新商品やご当地名物ミニチュアマスコットがでてくる「福岡名物入浴玉」を例に「旬や話題の商品」を用意するとしている。なお、当初発表では2025年9月4日開店予定であったが「夏休み期間に間に合うよう予定を早めて開業」となった。

ハンズイオンモール福岡店。
カインズとの相互送客キャンペーンも
ハンズイオンモール福岡店では、同社系列近隣店舗「カインズ福岡新宮店」「カインズ直方店」レシートで同店ハンズクラブアプリ本会員の買物が5%OFF、ハンズ新店舗のレシートをカインズ福岡新宮店・直方店で提示することでオリジナル商品1点を配布するコラボキャンペーンを2025年9月23日まで実施する。

ハンズイオンモール福岡店のオープン記念キャンペーン。
ハンズイオンモール福岡店
住所:福岡県糟屋郡粕屋町大字酒殿字老ノ木192-1
営業時間:10時~21時
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