ヨドバシ梅田タワーLINKS UMEDA、2019年11月16日開業-ヨドバシ核に専門店約200店舗が出店

大阪府大阪市北区のJR大阪駅前で建設中の複合商業施設「ヨドバシ梅田タワー」低層階(地下1階~地上8階)に、ヨドバシホールディングスの商業施設「LINKS UMEDA(リンクス梅田)」が2019年11月16日に開業する。

ヨドバシ梅田タワー「LINKS UMEDA」。

ヨドバシカメラ最大の店舗、さらに増床

ヨドバシ梅田ビル(既存館)は、旧・国鉄大阪鉄道管理局跡地に2001年11月開業。地上13階地下2階建、売場面積は50,093㎡。
開業発表当時、同社は西日本に店舗を持っていなかったため同地をヨドバシが落札したことは驚きを持って受け止められた。
詳細は過去記事を参照
ヨドバシ梅田ビル(ヨドバシカメラマルチメディア梅田)。

ヨドバシ梅田ビルは「ヨドバシカメラマルチメディア梅田」を核に100店舗前後の専門店が入居するなど、家電量販店が核の商業施設としては日本最大の売場面積となっているが、ヨドバシ梅田タワー建設に伴い、2019年9月1日以降5階専門店フロアを閉鎖、6階・7階専門店フロアも改装のため多くの区画が閉鎖状態にあった。

約200店舗が出店、食物販フロアも約14年ぶりに復活

今回全館開業する「ヨドバシ梅田タワー」は地上35階地下4階塔屋2階建、延床面積は約110,100㎡。
低層階(地下1階~地上8階)が商業フロア「リンクス梅田」、高層階(地上9階~35階)が阪急阪神ホテルズの宿泊主体型ホテル1号店「ホテル阪急レスパイア大阪」(11月27日開業予定)となる。
リンクス梅田の施設名称は「たくさんの“LINK”が生まれる場所」という意味が込められたもので、コンセプトに「つながる、ひろがる。ヨドバシカメラ&LINKSが巻き起こす新梅田ライフスタイル革命」を掲げ、日本初8店舗、関西初24店舗、大阪初13店舗を含む約200店舗が出店する。

フロア概要
8階 出会いがある、ビジネスが生まれる、
イノベーションとコミュニケーションのフロア
7階 家のこと何でも。大型インテリアショップと通うことが習慣となるサービスのフロア
6階 総合スポーツに加え地域最大のアウトドア、キャンプコーナーとアウトドアアパレルが出現!!
スポーツとアウトドア売場が地域最大の品揃え!!
5階 約5,300㎡(約1,600坪)のヨドバシカメラ玩具・ホビーコーナーとつながる!全部が揃う、キッズコンシャスなファミリー天国のフロア
4階 揃える、整える、デイリーなショッピングのフロア
3階 揃える、整える、デイリーなショッピングのフロア
2階 LIVE ACTIVE!ファッション×スポーツ×ビューティのフロア
1階 人々が行き来し、賑わいと旅の拠点となるグランドフロア
B1階 あらゆる梅田人の胃袋を満たす、梅田の新名所・食のエンターテイメントフロア
約200店舗が出店、高速バスターミナルや食物販フロアも

地下1階「あらゆる梅田人の胃袋を満たす、梅田の新名所・食のエンターテイメントフロア」には、「LINKS MARCHE Eat&Walk」「オイシイもの横丁」と名付けられた2つの食品関連フロアを展開。LINKS MARCHE Eat&Walkには近鉄グループの近商ストアが運営する「食品専門館ハーベス」や明治屋の体験型飲食物販店舗「明治屋PROVISIONS & WINES LINKS UMEDA」といった高級食品スーパー2店舗や食物販関連店舗が出店する。
オイシイもの横丁にはスペインバル「LA BODEGA」の新業態「Bar Español PEQUEÑO」や関西初となる博多もつ鍋焼酎居酒屋「もつ焼 もつ福」、福岡の長浜鮮魚卸直営店「博多魚助」が手掛けるビストロ新業態「BISTORO UOSUKE」、ミシュランガイドにも掲載された鶏白湯泡系ラーメン店「ふく流らーめん轍」など飲食店約20店舗が出店する。
ヨドバシカメラは開業当初、本館地下2階に大手鮮魚店「魚喜」が運営する食品フロア「グルメディア食品館」を導入、北野エースの前身となる「テルミニ」を中心とした生鮮食品売場を形成していたが、魚喜子会社の債務超過を理由に2005年6月をもって閉鎖、ヨドバシ直営の家電売場に転換していたため、ヨドバシ梅田に食品フロアが約14年ぶりに復活することとなる。

食品専門館Harves LINKS UMEDA店。


アマノフリーズドライステーション LINKS UMEDA店。

1階「人々が行き来し、賑わいと旅の拠点となるグランドフロア」には、ファストファッション「ユニクロ」の大型店(本館7階から移転、約2,300㎡)や関西初となる台湾ティーショップ「呷茶(JIATE)」、スイーツパーラー&ブレッド専門店「SEASON No.1」、ロールアイス専門店「マンハッタンロールアイスクリーム」が出店。高速バスや観光バスが発着可能なバスターミナルも設ける。

2階「LIVE ACTIVE!ファッション×スポーツ×ビューティのフロア」には、ヨドバシ傘下となったランニング用品店「アートスポーツ」が大阪初出店するほか、セブン&アイHD傘下のトータルビューティー専門店「アインズ&トルペ」、アーバンリサーチが手掛けるアメリカ西海岸テイストのコンセプトショップ「URBAN RESEARCH Sonny Label」、現代のバザールを体現する「BONbazaar」が出店。JR大阪駅や阪急大阪梅田駅、グランフロント大阪とはペデストリアンデッキを通して接続する。

3階・4階「揃える、整える、デイリーなショッピングのフロア」には、靴量販店「ABC-MART GRAND STAGE」や宇宙ステーションにあるショップをイメージした雑貨店「U.F.O. by Francfranc」が出店。

5階「約5,300㎡(約1,600坪)のヨドバシカメラ玩具・ホビーコーナーとつながる!全部が揃う、キッズコンシャスなファミリー天国のフロア」には、ミキハウスの姉妹ブランド「HOT BISCUITS」全国初となるテナントショップ国内最大規模の「モーリーファンタジー」、西日本初となるミニストップのスイーツ専門店「Softcream Time by MINISTOP」などが出店。

モーリーファンタジーLINKS UMEDA店。

6階は「総合スポーツに加え地域最大のアウトドア、キャンプコーナーとアウトドアアパレルが出現!!スポーツとアウトドア売場が地域最大の品揃え!!」を謳い、総合スポーツ用品店「スーパースポーツゼビオ」(フロア内移転増床)やヨドバシ傘下となったアウトドア用品店「Mt.石井スポーツ」の大阪本店(大阪駅前第2ビルから移転)が出店。

7階「家のこと何でも。大型インテリアショップと通うことが習慣となるサービスのフロア」には、セルフエステ、整体・骨盤調整の健康総合サロン、ネイルサロンなどが集まった「SALON de LINKS」を新たに展開。大型家具・インテリア雑貨専門店「ニトリ」 “西日本のハイパーフラッグ”となる生活提案型店舗(約2,600㎡)など19店舗が出店する。

8階「出会いがある、ビジネスが生まれる、イノベーションとコミュニケーションのフロア」には、コミュニティ型ワークスペースを称するソフトバンク傘下の大規模シェアオフィス「WeWork LINKS UMEDA」が新設、旧来からの飲食店街も拡大リニューアルする。

LINKS UMEDAのテナント一覧・館内の様子はこちら
ヨドバシ梅田タワー「LINKS UMEDA」

住所:大阪府大阪市北区大深町1-1
営業時間:9:30~22:00

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