大阪府大阪市北区で建設が進められる複合商業施設「(仮称)ヨドバシ梅田タワー」に、阪急阪神ホテルズの「ホテル阪急レスパイア大阪」(Hotel Hankyu RESPIRE OSAKA)が2019年11月に開業する。
(仮称)ヨドバシ梅田タワー。
「和」をテーマにした新ブランドホテル1号店
ホテル阪急レスパイアは、阪急阪神ホテルズが新たに設立した宿泊主体型ホテルブランド。ブランド名「RESPIRE」は、心身を癒す「rest」と感性を刺激し活力をもたらす「inspire」の意味を込めた造語となっており、施設は出店する地域の魅力を取り入れた「和」を基調とした空間づくりが行われる。
Hotel Hankyu RESPIRE Logo。
同社は既に宿泊主体型ホテル「レム」(remm)を国内6ヶ所に展開、2019年12月には東京・銀座に派生業態「レムプラス」の開設を計画しているが、今後は「レム」をビジネス需要を想定した立地に、「レスパイア」を観光需要やインバウンド需要を想定した立地に展開するとしている。
ホテルフロント・ロビー。
インバウンドに対応したサービスを提供、日本庭園も設置
ホテル阪急レスパイア大阪はヨドバシ梅田タワーの9階~35階部分に出店。客室数は1,032室で、附帯施設として宴会室1室、レストラン1店舗、フィットネス施設を設ける。
施設のデザインテーマとして「OSAKA Japan Style」を掲げ、「梅」「田園」「大阪城」といった3つのカラースキームにより構成された施設客室、日本庭園を整備するほか、チェックイン・チェックアウトの一部手続き自動化、無料Wi-Fi、無料フィットネスの整備、全客室禁煙、中国・韓国で高いシェアを占める「Alipay」「WeChatPay」「新韓カード」への対応といったサービスを提供する。
大阪城がテーマの客室。
当施設は当初、2020年初春開業予定とされていたが、「計画が順調に進捗していること」を理由に、2019年11月を目処に開業することとなったという。
当施設は関西最大規模の客室数を有するが、外国人観光客によるインバウンド需要の拡大に加え、既存の「大阪新阪急ホテル」と同様、地下通路もしくはペデストリアンデッキを通じて駅と直結する好立地であることから、高い稼働率が想定される。
9階には日本庭園も整備される。
ホテル阪急レスパイア大阪
住所:大阪府大阪市北区大深町1-1
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