平和堂フレンドマート岸辺店、2025年2月16日閉店-同社大阪府初の近隣商圏型施設、再開発も視野に

大阪府吹田市のJR京都線岸辺駅と阪急京都線正雀駅に挟まれた平和堂系近隣商圏型ショッピングセンター「平和堂フレンドマート岸辺店」が2025年2月16日をもって閉店する。

岸辺駅前再開発の先駆け

平和堂フレンドマート岸辺店は、2005年11月に関西電力系コンクリート製販会社「近畿コンクリート工業吹田工場」跡地再開発「岸辺駅前プロジェクト」の一環として開店。建物は鉄骨造平屋建で店舗面積は2,253㎡。
フレンドマート岸辺店は「大阪府下初の平和堂のネバーフッド型SSM店舗」として、コンセプトに「地域のお客様の生活便利店」を掲げ、直営総合スーパー(生鮮食品・化粧品・肌着衣料・雑貨など)を核に、ドラッグストア「セガミ(現ココカラファイン)」や飲食店「ガスト」、カラオケ店「ビッグエコー」、スーパー銭湯「極楽湯」など専門店10店舗超を展開するなど、同地域の都市基盤整備に大きな役割を担った。

平和堂フレンドマート岸辺店。

18年からは健都との2店舗体制化したが…

平和堂は2018年11月にJR西日本系商業施設の食品核として「フレンドマート健都店」を開店するなど、岸辺駅周辺でドミナント化を図ることとなったが、2025年1月15日に岸辺店を「2月16日をもちまして営業を終了」する方針を発表した。同店敷地内の専門店各店舗も閉店を明らかにしており、地域随一の商業ゾーンは19年の歴史に幕をおろすこととなる。
閉店発表時点において跡地活用の詳細など未発表となっているが、大阪市中心部へのアクセスが良好なJR京都線と阪急京都線に挟まれた交通至便な立地を活かした再・再開発が期待される。

関連記事:かみしんプラザ、2024年6月27日新装開業-東淀川初「しまむら」「ニトリデコホーム」「GiGO」導入
関連記事:寿司一番地茨木セントラルキッチン、2024年1月31日閉店-ライフフーズの持ち帰り寿司店、コロナ禍で多店舗化するも消滅へ
関連記事:イオンスタイル東淀川、2022年11月22日9時開業-開店当日「900人行列」で好調な滑り出し

関連記事:ライフ守口滝井店、2022年7月9日開店-太子橋今市駅近く「さつき小学校」跡地再開発、衣食住揃う総合スーパーに
関連記事:イズミヤ上新庄店、2021年8月29日閉店-かまいたち濱家も惜別、47年の歴史に幕
関連記事:フレスコ寺方店、2020年4月29日閉店-ニチイ新業態1号店跡、40年の歴史に幕

関連記事:サボイ豊里味道館、2020年2月20日閉店-旧・豊里センター、57年の歴史に幕
関連記事:バロー淡路店、2019年7月19日開店-大阪市内初のバロー、淀川キリスト教病院跡地に
関連記事:ライフ新大阪店、2019年5月31日閉店-旧ライフ大阪本社・ラヴィーレ新大阪

このエントリーをはてなブックマークに追加