福岡県福岡市中央区天神に、福岡市立の新たな複合音楽ホール「福岡市民ホール」が2025年3月28日に開館。また、これに伴い永年親しまれた「福岡市民会館」は閉館する。
福岡市民ホール。
須崎公園に市立の新音楽ホール、福岡市民会館は閉館に
福岡市民ホールが建設されているのは福岡市天神にある「須崎公園」の園内。なお、建設のため須崎公園内にあった噴水は姿を消した。
近くには「イオンショッパーズ福岡店」(旧ダイエー)が立地している。
徒歩圏にはイオンが立地する。
隣接地には1963年に開館した同じく福岡市立の音楽ホール「福岡市民会館」があり、全国区の様々なアーティストが公演をおこなってきたが、こちらは市民ホールの開館に伴い62年の歴史に幕を下ろす。
福岡市民会館。
市民会館よりも「駅チカ」に-3つのホール設置
福岡市民ホールは現在の市民会館よりも天神寄りに建設。約2分ほどではあるが、以前よりも「駅チカ」となる。
地上5階、地下1階建てで、館内には「大ホール」「中ホール」「小ホール」3つのホールと、リハーサル室、練習室、エントランスホールが設けられている。
そのうちメインとなる「大ホール」は3層構造で約2000席、オーケストラピットや花道の設営にも対応する。
「中ホール」は2層構造で約800席。「小ホール」は約150席でオールスタンディングや会議等にも対応する。
大ホールのこけら落とし公演は、福岡出身の歌手・MISIAさんが務める予定となっている。
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