埼玉県狭山市入間川の北海道地場大手系複合アミューズメント施設「キャッツアイ&レジャスポ狭山店」跡地に、イオン系大型食品スーパー「クルベ北入曽店」が2025年2月12日に開店する。
ベルクを超える低価格新業態
クルベは2023年7月にイオン系首都圏地場大手食品スーパー「ベルク」(本社:埼玉県鶴ヶ島市)の新業態「ベルクが手掛けた新しいお買物体験を提供するスーパーマーケット」として、群馬県高崎市に1号店「クルベ江木店」を開店。2024年2月には群馬県太田市に2号店「クルベ龍舞店」を開店した。
同業態ではキャッシュレス決済や買物カゴの廃止といった店舗運営の低廉化/効率化を図ることで、生鮮4品(青果・鮮魚・精肉・惣菜)やグロサリーの毎日低価格販売(EDLP)を実施。看板商品の「199円弁当」(店内製造)はSNSでも話題となった。
ベルク江木店。
北海道アミューズメントの首都圏1号店だった
キャッツアイ&レジャスポ狭山店は、1976年10月に首都圏地場系総合スーパー「忠実屋狭山店」として開店。建物は地上2階建で店舗面積は8,604㎡。
開店当初は東京都八王子市を地盤とする地場資本であったが、バブル期の秀和による株式買い占めが発端となり、1992年3月にダイエー傘下に移行。1994年3月にはダイエーグループの運営会社再編にともない「ダイエー狭山店」に改称したが、2002年5月に運営会社の経営悪化と隣接地への競合店進出を背景に閉店した。その後、2003年12月に北海道地場大手系アミューズメント施設「北東商事キャッツアイ狭山店」が開店。同社首都圏1号店として、日本最大級となるキッズパーク(660㎡)やインターネットカフェ(やすらぎくらぶ)、道内食材を活かした飲食店を備えたが、2022年8月31日をもって閉店。ベルクが進出することとなった。
ベルク新業態、埼玉1号店は初の新築新店舗に
クルベ北入曽店は、ベルクの標準店「(仮称)ベルク狭山北入曽店」として出店準備が進められてきたもので、建物は平屋建、店舗面積は2,215㎡。同業態としては3店舗目、埼玉県内初の店舗、狭山市内3店舗体制となる。
クルベ北入曽店は、市内既存店(狭山入間川店・ベスタ狭山店)と異なる低価格新業態として展開。隣接するショッピングセンター「ヤオコーマーケットシティ入曽(ヤオコー北入曽店)」との差別化を図る。
ベルク クルベ北入曽店
住所:埼玉県狭山市入間川3141-1
営業時間:10時~21時
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