埼玉県狭山市の西武新宿線入曽駅前に、イオンリテールの近隣商圏型ショッピングセンター「(仮称)そよら入曽」が2025年春を目処に開業する。
イオン関東新業態1号店として開業予定だった
イオンそよら入曽は、2021年6月に狭山市が募集した「入間小学校跡地利活用事業に係る公募型プロポーザル」において、同年10月にイオンリテールが優先交渉権者と決定したことで整備に至ったもので、鉄骨造地上2階建で敷地面積は10,255㎡、店舗面積(届出上)は4,608㎡、延床面積は9,330㎡。
関東初となる新業態「そよら」として、イオン系大型食品スーパー(食品2,460㎡/H&BC1,220㎡)と複合書店(Book&Cafe/売場面積700㎡)の2店舗を核に、均一雑貨店や各種飲食・サービス系店舗、屋上ドライブインシアターを配するライフスタイル提案型ショッピングセンターとなる見込みだった。
※イオンリテールは2023年6月の湘南茅ヶ崎から2024年7月の成田ニュータウンまで関東に4施設を開業済み、入曽は5施設目となる。
再整備進む入曽駅前の商業核に
狭山市は2013年5月に事業断念した整備計画で見直すかたちで、2018年4月に「入曽駅周辺整備事業基本計画」を政策決定。2023年7月より、2026年中の完成を目指して西武新宿線入曽駅新駅舎(東西自由通路・橋上駅舎)の整備が始まっている。
そよら入曽では、入曽駅前の新たな商業核として「入曽駅前の顔」「人と街を緑がつなぐ生活拠点型商業施設」を掲げ、2022年11月に狭山市と締結した包括連携協定をもとに、樹齢100年の県木(ケヤキ)と共存した緑豊かで賑わいのある施設をめざすとしている。
そよら入曽。
(仮称)そよら入曽
住所:埼玉県狭山市入曽駅東口土地区画整理事業地内1
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