山形県米沢市に本社を置く地場スーパー「キムラ」が、2024年12月5日付で閉店した。
帝国データバンクによると、破産手続きを開始するという。
キムラ中央店。
米沢・置賜の地場スーパー、80年近い歴史に幕
キムラは1946年に創業、1988年1月に現在の会社を設立・法人化。かつては山形県置賜地方を中心に10店舗を展開していたが近年は閉店が続いており、2024年時点では米沢市と高畠町に6店舗を展開していた。
キムラ駅前店。
帝国データバンクによると、ドラッグストアなどとの競合や人口減少、物価高により売上が低迷していたといい、12月5日付けで事業を停止。近く山形地裁米沢支部に破産手続き開始決定を申し立てる予定だという。
負債総額は現時点で約12億円だという。
キムラ本店。
キムラの各店舗はすでに営業を取り止め、閉店している。
各店舗の今後については、12月時点では未定となっている。
なお、商品券などについては還付を受けられる可能性があるという。
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