カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

イオンタウン守口、2023年11月開業-守口市役所跡地「リンクシティ」商業核、ダイエー・ケーズデンキなど出店

大阪府守口市の大阪メトロ(旧大阪市営地下鉄)谷町線守口駅前一帯で進む複合開発プロジェクト「Link City Moriguchi」に、イオングループの近隣商圏型ショッピングセンター「イオンタウン守口」が2023年11月に開業する。

2023年8月現在建設中のイオンタウン守口。
設置されたばかりの真新しい「AEON」のロゴマーク。

守口市役所跡地一帯にイオンとNTTの新施設

(仮称)LinkCityMoriguchiの建物は地上10階建(住宅棟)と地上2階建(商業棟)の2棟で敷地面積は約7,524㎡、延べ床面積は17,049㎡。
プロジェクトは、守口市が2019年10月実施の公募型プロポーザル「大阪府守口市旧本庁舎等跡地活用事業」優先交渉権者として、2020年7月に「イオンタウン」「NTT都市開発」の2社によるグループを選定し始動したもの。

(仮称)LinkCityMoriguchi商業棟(駅前広場イメージ)。

プロジェクトでは「地域の課題を解決する新たなライフスタイル提案型街づくり」を掲げ、守口市における新たな顔の創出や子育て中心のライフスタイルの発信、自然・歴史資源の活用を提案。
谷町線守口駅そばの旧守口市役所本庁舎・守口警察署跡地一帯にイオンタウンの商業棟と駅前広場を配し、商業棟と住宅棟の間に市民参加型イベントを開催可能な憩いの空間を設けるなど、NTTグループによる通信技術(ICT・IoT・AIなど)と、イオングループによる地域リレーション構築・防災対策などのノウハウ連携を図るとしている。

(仮称)LinkCityMoriguchi住宅棟(憩いの空間イメージ)。

核店舗は守口市内約6年ぶり再出店のダイエー

イオンタウン守口の敷地面積は約5,529㎡で延床面積は約8,823㎡。

2023年8月現在建設中のイオンタウン守口。

グループの食品スーパー「ダイエーイオンフードスタイル守口店」を核に、家電量販店「ケーズデンキ」、化粧品・エステサロンプロデュースの焼肉店「板前焼肉一牛」、医療関連テナントなど10店舗ほど入居する。

2023年8月現在建設中のイオンタウン守口。
工事現場にはダイエーのロゴマークも。

ダイエーは2017年8月に自社グループの食品ディスカウント「ビッグ・エー守口土居店」を閉店しており、約6年ぶりの守口市内再出店となる予定だ。

2017年8月閉店のビッグ・エー守口土居店。
首都圏のビッグ・エーと異なりダイエー色が強かった。

イオンタウン守口

住所:大阪府守口市京阪本通二丁目32番ほか
営業時間:未定

関連記事:イオンスタイル東淀川、2022年11月22日9時開業-開店当日「900人行列」で好調な滑り出し
関連記事:ライフ守口滝井店、2022年7月9日開店-太子橋今市駅近く「さつき小学校」跡地再開発、衣食住揃う総合スーパーに
関連記事:イズミヤ上新庄店、2021年8月29日閉店-かまいたち濱家も惜別、47年の歴史に幕
関連記事:フレスコ寺方店、2020年4月29日閉店-ニチイ新業態1号店跡、40年の歴史に幕

関連記事:サボイ豊里味道館、2020年2月20日閉店-旧・豊里センター、57年の歴史に幕
関連記事:バロー淡路店、2019年7月19日開店-大阪市内初のバロー、淀川キリスト教病院跡地に
関連記事:ライフ新大阪店、2019年5月31日閉店-旧ライフ大阪本社・ラヴィーレ新大阪
関連記事:かみしんプラザ、2017年9月15日改装オープン-西松屋、アスビーなど出店

アルビス婦中速星店、2023年9月24日閉店-旧オレンジマート本社本店、婦中ショッピングセンターパピ建替えで

富山県富山市婦中町のJR高山本線婦中駅近く、国道359号線沿いにあるショッピングセンター「婦中ショッピングセンターパピ」の核店舗「アルビス婦中速星店」が2023年9月24日に閉店する。

オレンジマートの本社本店だった

婦中ショッピングセンターパピは1983年12月に開業。建物は地上2階建で店舗面積は4,055㎡。
開業以来長らく、富山地場食品スーパー「オレンジマート」が本社本店を置き、同社関連会社の協同組合が運営を担っていた。
同施設では2014年の直営食品売場「オレンジマートパピ店」リニューアルに加えて北陸地場100円ショップ「ポピア」「Home style」を導入、2015年にはタニタプロデュースのフィットネス「FITS ME」をFC形式で導入するなど集客力向上を図っていた。

アルビスとして2024年秋に再出店めざす

アルビス婦中速星店の店舗面積は1.462㎡。
同店は開店当初、オレンジマートパピ店であったが、2019年4月に富山地場同業大手「アルビス」が富山県南部の空白地補完を目的にオレンジマートを子会社化したため、2021年3月に現在の店舗名に変更、同年6月には業務統一と人事制度統合を目的にアルビスの直営店となった。(当初は2020年9月予定)
同店の閉店は施設の老朽化にともなう建替えによるもので、8月20日には老舗金沢カレー店「チャンピオンカレー」が先行閉店するなど、閉店準備が進んでいる。
アルビスは2024年秋に同店を建替再開店する方針を示しているが、長年親しまれた商業施設としての「パピ」の名称や店舗規模、業態といった詳細に関して現時点では未発表となっている。

一般的なアルビスのイメージ。

関連記事:マルート、2022年3月18日開業-JR富山駅の新駅ビル、ロフトなど約75店出店
関連記事:総曲輪ベース、2020年7月17日開業-富山西武跡地「ワクル総曲輪」に食主体の複合商業施設
関連記事:原信下飯野店、2019年10月19日開店-原信、ショッピングセンター業態で富山市初出店
関連記事:フューチャーシティファボーレ・平和堂アルプラザ富山、2019年10月19日増床リニューアル開業-施設の7割を刷新

ミスターマックスSelect南大分店、2023年9月18日閉店-旧ジャスコ・マルショクエル、賃貸借契約満了で

大分県大分市のJR久大本線南大分駅近く、大分県道207号大分挾間線(医大バイパス)沿いにあるミスターマックスHDの総合ディスカウントストア「MrMaxSelect南大分店(ミスターマックスSelect南大分店)」が2023年9月18日をもって閉店する。

かつては総合スーパーだった

ミスターマックスSelect南大分店の建物は、1973年12月に大手総合スーパー「ジャスコ南大分店」として開店。1999年には地場大手総合スーパー「マルショク南大分店」として新装開店、2011年6月にはマルショクの食品ディスカウント業態「エル南大分」として新装開店したが、運営会社の経営不振もあり2013年7月15日をもって閉店していた。

マルショク南大分店。
衣料品売場や100円ショップを備える総合スーパーだった。

ミスターマックスの厳選業態

ミスターマックスSelect南大分店は2013年10月に開店。建物は地上1階建で売場面積は2,350㎡。(屋上駐車場併設)
同店は「日常生活をサポートする小商圏型ディスカウントストア」を掲げるSelect業態4店舗目として、食品・健康美容関連用品(H&BC)を核に、同社が得意とする各種家庭用品やカー用品、DIY用品、園芸用品を「購買頻度の高いお買い得品」に厳選して展開していた。

わずか10年で閉店、賃貸借契約満了で

ミスターマックスSelect南大分店の閉店は賃貸借契約満了によるもので、店舗跡の活用方針に関しては2023年8月現在未発表となっている。
同店周辺では2019年7月に地場百貨店系総合スーパー「トキハインダストリー南大分センター」(地上4階建)が食品スーパー(平屋建)として新装開店、2021年9月にはイオングループの食品スーパー「マックスバリュ南大分店」が開店、2022年1月にはリテールパートナーズ(マルミヤストア)の食品スーパー「新鮮市場南大分店」がダイソー併設店舗として新装開店するなど、商環境の変化がみられていた。
同店はJR久大本線の駅に近い幹線道路沿いという立地にあるため、良好な立地条件を活かした跡地活用が期待される。

関連記事:ジュンク堂書店大分店、2023年7月31日閉店-関西外1号店、28年の歴史に幕
関連記事:コーナン、HIヒロセを2023年6月1日付で買収-ヒロセやOKホーム&ガーデン、コーナンの完全子会社に
関連記事:マクドナルド大分オーパ店、2021年4月28日開店-退店続きの大分OPA、1階の新たな核店舗に
関連記事:紀伊國屋書店大分店、2019年4月7日閉店-大分県最大の書店、明野アクロス2番街の核テナント

ドン・キホーテ町屋店、2023年9月4日閉店-旧マルエツ・アットマート、ダイソー・ゲオも閉店

東京都荒川区の尾竹橋前にあるパン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)系ディスカウントストア「ドン・キホーテ町屋店」が2023年9月4日午前3時をもって閉店する。

マルエツとして開店、かつてはスギ薬局都内1号店も

ドン・キホーテ町屋店の建物は、1998年10月にダイエーグループの総合スーパー「マルエツ町屋店」として開店。地上2階建で敷地面積は5,552㎡、店舗面積は3,266㎡、延床面積は約5,601㎡。
マルエツ町屋店は2004年春に直営売場の食品特化と家電量販店「コジマNew町屋店」を始めとする専門店の導入を実施したが、丸紅との提携を発端とする経営資源効率化の一環として2006年8月27日をもって閉店。
同年10月7日にはマルエツ直営売場跡に食品物流コンサルタント「グルメン」の食品スーパー「アットマート町屋店」と大手ドラッグストア「スギ薬局」の東京都内1号店「スギ薬局町屋店」が開店したが、グルメンの経営不振にともないアットマートは2011年3月27日をもって閉店していた。
(グルメンは2014年1月に民事再生手続開始、同年7月に破産手続開始)

高齢層取込み図ったドンキ、12年ほどで閉店

ドン・キホーテ町屋店は2011年12月2日に開店。売場面積は1,915㎡。ドンキ町屋店では東京下町エリアという立地特性を背景に、落ち着いた色調と幅広い通路を備える売場を展開するなど「お年寄りをはじめご家族連れのお客さま」の取込みを図った。

ドンキホーテ町屋店。(公式サイトより)

ドン・キホーテ町屋店閉店にあわせて、2023年8月20日にはファミリーレストラン「ガスト荒川町屋店」が閉店済み、9月3日には100円ショップ「ダイソー町屋店」と買取販売レンタルショップ「ゲオ町屋店」が閉店を予定しており、同施設は全館閉館となる見込みとなっている。

関連記事:ライフ東日暮里店、2021年3月13日開店-JR鶯谷駅近くの松坂屋物流センター跡地に
関連記事:エキュート日暮里、2020年7月15日リニューアル開業-日暮里エキナカ、28店が出店
関連記事:ユニクロ浅草店、2021年春開業-浅草六区「まるごとにっぽん」跡、ユニクロ旗艦店に
関連記事:東京ミズマチ、2020年6月18日開業-浅草とスカイツリーを結ぶ高架下複合商業施設、すみだリバーウォークも同日開通
関連記事:フレスポ東日暮里、2019年9月5日開業-三河島駅近く

エコレットプラストリアス久山店、2023年9月1日開店-ワールド「NEXTDOOR」跡に新生堂薬局のアウトレット新業態3号店

福岡県糟屋郡久山町のアウトレットモール「トリアス」に、九州地場大手ドラッグストア「新生堂薬局」のアウトレット業態「エコレットプラストリアス久山店」が2023年9月1日に開店する。

事業規模拡大進める新生堂薬局グループ

新生堂薬局は1978年11月に福岡市南区大橋で創業、1984年3月に法人化した。
同社は長らく福岡県を中心にドラッグストア「ドラッグ新生堂」「くすりのハッピー」と調剤薬局「新生堂薬局」「ハッピー薬局」を展開する地場企業であったが、2018年4月に東京都葛飾区に調剤薬局首都圏1号店を開店、2023年7月には大田区の「アサヒ薬局」を系列化に収めるなど店舗網の拡大を進めている。2023年8月現在の店舗数は約140店舗。

エコレットプラス3店舗目はトリアスに

エコレットプラスは、2018年4月に福岡県飯塚市忠隈に開店した新生堂薬局グループの新業態で、子会社の「ヘルスサポート」が運営を担う。
同業態の屋号の由来は「エコロジー」「アウトレット」を組合せ、社会の「プラス」になることを意図した造語で、1号店は自社グループのドラッグストア「くすりのハッピー忠隈店」、2号店は食品スーパー跡「ヨークス深江店」「ディスカウントショップ富士屋」を居抜きしたものであった。

エコレットプラストリアス久山店。

エコレットプラストリアス久山店の建物は平屋建で店舗面積は1,056㎡。
同店はアパレル大手「ワールド」の直営自主編集アウトレットストア「NEXTDOORトリアス久山」跡を居抜きするもので、既存2店舗同様に自社グループのドラッグストアが取扱う食品・化粧品・日用消耗品のアウトレット品やメーカーから調達した衣料品・家電製品など、本来廃棄予定となる商品を中心に均一価格で展開する。また、商品調達との兼合いから営業日・営業時間は不定期となる。

リニューアルが進む「トリアス久山」。

エコレットプラストリアス久山店の開店同日には、トリアス敷地内に九州最大規模を謳う大型古着倉庫店「3peace古着卸売倉庫福岡支店」(店舗面積約1,737㎡)の開店も予定しており、トリアスの核店舗である「コストコ久山倉庫店」やエコレットプラス既存2店舗と同様に話題を集めることとなりそうだ。

エコレットプラス久山店

住所:福岡県糟屋郡久山町大字山田1167-1
営業時間:不定期営業(公式アプリで要確認)

関連記事:福岡市地下鉄七隈線延伸区間、2023年3月27日開業-天神南駅から博多駅間、キャナル近くに櫛田神社前駅も
関連記事:キャナルシティ博多イーストビル、2023年春閉館-博多駅近くの別館、開業11年半で

トライアルHD、東急不動産から九州ゴルフ場事業を2024年2月買収-東急不ゴルフ場発祥の大分GCと阿蘇GC取得で本格展開へ

流通大手「トライアルHD」(福岡市東区)は、不動産大手「東急不動産」(東京都渋谷区)から東急不動産系ゴルフ場運営会社2社を2024年2月1日を目処に買収する方針を2023年8月21日に発表した。

リゾート事業見直し進める東急不と拡大進めるトライアル

東急不動産は1975年11月の「札幌東急ゴルフクラブ」「大分東急ゴルフコース(現大分東急ゴルフクラブ)」開業を機にゴルフ場事業に参入。長野蓼科を始めとする複合リゾート施設の開発により事業規模の拡大を進めた。
同社は2000年代以降も同業ゴルフ場の買収や運営受託を続けていたが、コロナ禍を背景に2022年7月には香港系複合企業「復星集団」「イデラキャピタルマネジメント」にスキーリゾート施設を売却、2023年2月~3月には三井不動産系の同業「リソル」にゴルフ場4施設を売却するなど、事業の再構築を進めている。

一方、トライアルHDは2011年8月の「トライアル長者原温泉郷」(大分県玖珠郡九重町)を皮切りに、自治体所有の研修施設(スコーレ宮若)を取得し「宮若温泉郷」(福岡県宮若市)を開業、西日本新聞グループから子会社のゴルフ場(若宮ゴルフクラブ)を取得し「SUNGOLF&RESORT」(福岡県宮若市)を開業するなど、リゾート事業の強化を持続的に打ち出している。

トライアルはリゾート事業の多角化を進めている。

東急不グループ最古のゴルフ場売却で九州から事業撤退

トライアルHDが東急不動産から取得する施設は、1975年11月開業の「大分東急ゴルフクラブ」(大分市/運営会社:TGR大分)と1976年7月開業の「阿蘇東急ゴルフクラブ」(熊本県阿蘇郡南阿蘇村/運営会社:TGR阿蘇)の2施設。
東急不動産は同社ゴルフ場事業の発祥を大分東急ゴルフクラブと位置づけるなど、50年近い歴史をもつ同施設を重要視していたが、トライアルHDへの売却により、東急不動産のゴルフ場事業は九州から姿を消すこととなる。

トライアルHDの既存リゾート施設同様、
ゴルフ場でも「おいしい食事」が提供されることとなりそうだ。

トライアルHDは、グループの主力事業である「スーパーセンター」と同様に、リゾート事業の全国展開とゴルフ場事業の本格展開をめざしており「リゾート事業においても「おいしい食事」を中心とした運営を行うことでお客様に満足いただける施設を作り上げる」とコメントしている。

関連記事:トライアル赤穂細野店、2023年2月ごろ開店-イオン向かいのパチギンUSA跡地に
関連記事:メガセンタートライアル郡山八山田店、2022年8月24日開店-東北最大・福島県初「スマートストア」、2023年1月には伊達上保原店も

コストコ門真倉庫店、2023年8月24日開店-パナソニック本社南門真地区跡地、三井不動産「ららぽーと」と共同進出

大阪府門真市の京阪本線門真市駅近く・門真インターチェンジ前のパナソニック本社南門真地区跡地に、コストコホールセールジャパンの会員制倉庫型小売卸売店「コストコ門真倉庫店」が2023年8月24日に開店する。

パナソニック本社南門真地区跡地にコストコ

コストコ門真倉庫店は、三井不動産グループがパナソニック本社南門真地区跡地で推し進める「大規模複合街づくり型開発事業」のC街区(小売街区)に開店するもので、敷地面積は約33,349㎡、延床面積は約47,560㎡。コストコとしては国内33店舗目で関西5店舗目、大阪府内2店舗目となる。
2023年8月1日には直営ガソリンスタンド「コストコ門真倉庫店ガスステーション」が先行開店してたほか、新規会員登録受付を開始していた。

コストコ門真倉庫店とガソリンスタンド。(2023年6月)

将来的にはモノレール新駅も

パナソニック本社南門真地区跡地では2023年4月にはA街区に三井不動産の複合商業施設「三井ショッピングパークららぽーと門真」「三井アウトレットパーク大阪門真」が開業しており、11月にはB街区(住宅街区)に三井不動産レジデンシャルの住商複合分譲マンション「パークホームズLaLa門真」が完成を予定、将来的にはD街区(事業所街区)にジェネリック医薬品大手「東和薬品」の事務所が開設を予定している。
加えて、2023年3月には大阪モノレール延伸事業の一環として、敷地に面して新駅「松生駅」設置の基本合意がなされており、工場跡地は三井不動産系商業施設とコストコを核とする新たな街として姿を大きく変えることとなる。

コストコ門真倉庫店

住所:大阪府門真市松生町1-5
営業時間:午前10時~午後8時(通常営業時間)

関連記事:三井アウトレットパーク大阪門真・ららぽーと門真、2023年4月17日開業-隣にコストコも、館内に「黒門市場」出張出店
関連記事:ツジトミ、2022年9月30日全店閉店-京阪沿線地盤の食品スーパー、破産手続開始で自社電子マネーも使用不可に
関連記事:アンスリー、京阪沿線から2023年度中までに全店撤退-多くは京阪ストア「もより市」に転換
関連記事:イズミヤ門真店、食品売場以外を2020年6月7日閉店-京阪門真市駅前の門真プラザ、再・再開発めざす

DON DON DONKI CITY LINK 南港店、2023年8月22日開業-ドンキ、台湾初業態「お試しコーナー」設置

台湾・台北市南港区の南港駅前に直結するショッピングセンター「シティリンク南港店」の3階に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)が運営するディスカウントストア「ドン・キホーテ」の台湾3号店となる「DON DON DONKI CITY LINK 南港店」が2023年8月22日午前11時(台湾時間)にグランドオープンする。

シティリンク南港。

日本零售連鎖店「驚安の殿堂 唐吉軻德」臺灣3號店「DON DON DONKI CITY LINK 南港」將於112年8月22日正式開幕。 

シティリンク南港にドンキ、台湾新業態多数

シティリンク南港店はシティリンク2号店として2024年12月に開業。
台湾鉄路、台湾高鐵、台北捷運(地下鉄)が乗り入れる南港駅ビル「グローバルモール南港車站」と直結されている。
シティリンク南港店のテナントは約140店舗で、2023年時点で無印良品、TSUTAYA、サッポロドラッグストアー、マツモトキヨシ、いきなりステーキ、大戸屋、牛角、くら寿司、すき家などが出店する。

「TSUTAYA BOOK STORE 南港」入口のエスカレータ。

「DON DON DONKI CITY LINK 南港店」が出店するのは、シティリンク南港店B棟3階で、店舗面積は1,156㎡。
ドンキが運営する専門コーナーとして「鮮選寿司」「コスメドンキ」等が出店。「鮮選寿司」は台湾初出店で、カウンター7席も設ける。
また、新業態となる売場「ヲた飯堂」を開設。菓子や拉麵をばら売りし、好きな菓子の詰め放題コーナーやインスタント食品をその場で調理できる試食コーナーなどを展開、食品の「お試し」することができるとしている。

DON DON DONKI CITY LINK 南港店

台北市南港區忠孝東路七段369號 B棟3F
営業時間:9時~22時(鮮選寿司21時30分L.O.)

関連記事:誠品信義店、2023年12月閉店-誠品書店の旗艦店、契約終了で
関連記事:台湾カルフール、統一グループが2023年中に買収-台湾「スーパー2強」時代に
関連記事:DON DON DONKI 忠孝新生店、2022年1月20日開店-ドンキ台湾2号店、光華商場裏の再開発ビルに
関連記事:新光三越台北忠孝店(仮称)、2022年後半開業-そごう隣接のタワーマンション下層に
関連記事:台湾国家撮影文化センター台北館、2021年4月19日開館-旧・大阪商船ビル、7年かけて復原

関連記事:DONDONDONKI西門店、2021年1月19日開店-台湾初のドンキ、松竹台湾劇場跡地「阿曼TIT」の韓国E-LAND旗艦店跡に
関連記事:台湾博物館鉄道部園区、2020年7月7日開館-台湾総督府鉄道部、鉄道博物館に

マルエー片山津店、2023年8月20日閉店-片山津プラザの核店舗、片山津温泉から大型食品スーパー消滅

石川県加賀市の片山津温泉にあるショッピングセンター「片山津プラザ」の核店舗「マルエー片山津店」が2023年8月20日をもって閉店した。

長らく「マルエー」「ゲンキー」核の施設だった

片山津プラザは1991年6月に開業。建物は平屋建で店舗面積は1,238㎡。
同施設は地場大手食品スーパー「マルエー片山津店」と地場大手ドラッグストア「ゲンキー片山津店」を核とする施設であり、マルエーは北陸地方有数の温泉街「加賀温泉郷片山津温泉」圏内という立地特性を活かした観光客向けの品揃えや橋立港直送の鮮魚を特徴としていた。

片山津プラザのマルエーとゲンキー。

片山津プラザは片山津を代表する大型店であったが、2015年6月にゲンキーが1km離れた郊外に増床移転したのち、生鮮食品強化型業態「ゲンキーフード&ドラッグ片山津店」としてリニューアルを実施。2022年9月にはわずか100m圏内に「ゲンキーフード&ドラッグ潮津店」として新店舗を開店したため競争力が低下していた。
ゲンキーは生鮮食品の取扱いがあるもの、マルエーの閉店により片山津温泉から大型食品スーパーが消滅することとなった。

(写真は公式サイトより)
関連記事:アークスクエア御経塚、2023年6月28日開業-サティ跡、ヤマダ+ムサシ+イオンの複合店に
関連記事:金沢ロフト、2021年7月閉店-片町きららの核店舗
関連記事:めいてつエムザ、2021年3月にヒーローに売却-茨城のディスカウントストア、百貨店業態で運営継続
関連記事:クロスゲート金沢、2020年6月開業-高層階はハイアット系ホテル

ニューヨークストア セントラルパーク店、2023年7月31日閉店-クリスタルモールの核店舗

福岡県福岡市中央区の大濠公園近くにあるショッピングビル「クリスタルモール」のキーテナントであるニューヨーク・エボリューション(旧社名:とみやま)のスーパーマーケット「ニューヨークストアセントラルパーク店」が、2023年7月31日にクローズした。

ニューヨークストアセントラルパーク店(公式サイトより)

クリスタルモール、大部分が空き店舗に

ニューヨークストアセントラルパーク店が出店していたクリスタルモールは、白川建設大濠マンションの跡地に2016年3月オープン。
クリスタルモールのビルは3階建て、延床面積は2,897㎡で「白川リアルエステート」が所有する。
1階が駐車場、ニューヨークストアセントラルパーク店は2階に出店。3階にはヘアサロン「クーナモンテッソーリ教室」が出店している。ヘアサロンは営業を継続する。
8月時点で後継テナントは決まっていないとみられ、クリスタルモールは当面大部分が空き店舗となる。

関連記事:福岡市地下鉄七隈線延伸区間、2023年3月27日開業-天神南駅から博多駅間、キャナル近くに櫛田神社前駅も
関連記事:キャナルシティ博多イーストビル、2023年春閉館-博多駅近くの別館、開業11年半で