カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ジョイホンパーク吉岡、2023年4月26日開業-ジョイフル本田の大型旗艦店を核にヤマダなど出店

群馬県吉岡町の吉岡バイパス沿いに、ジョイフル本田の大型旗艦店となるショッピングセンター「ジョイホンパーク吉岡」が、2023年4月26日に開業する。

ジョイホンパーク吉岡。

ジョイフル本田、12年ぶり大型旗艦店

ジョイフル本田が出店するのは吉岡バイパス沿いの農地などの跡。近隣には2021年7月に関越道駒寄スマートインターチェンジが設けられている。
建物は平屋、敷地面積は13万1,852㎡、店舗面積は3万5725㎡と、同社のなかでもかなりの大型店舗となる。ジョイフル本田が超大型店を出店するのは12年ぶりとなった。
核店舗はホームセンター「ジョイフル本田」、食品核は食品スーパー「ジャパンミート」。
そのほか「ヤマダデンキ」「ジーユー」「ABC-MART」「丸善」など、約30店舗が出店する。

ジョイホンパーク吉岡・ジョイフル本田吉岡店

群馬県北群馬郡吉岡町大久保364-1
営業時間:9時~20時(一部除く)

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名鉄百貨店一宮店、2024年閉店ー名鉄丸栄から55年の歴史に幕、愛知県では名古屋市以外の百貨店消滅へ

愛知県一宮市の名鉄名古屋本線・尾西線名鉄一宮駅、JR東海道本線尾張一宮駅前にある百貨店「名鉄百貨店一宮店」が2024年に閉店する。名鉄百貨店一宮店。

名鉄丸栄百貨店から55年の歴史に幕

名鉄百貨店一宮店(名鉄新一宮ビル)は地下1階、地上7階建て。総売場面積は17,523㎡。地下1階で食料品、地上1階から3階で婦人服、地上5階で紳士服を扱うほか、6階は「一宮中日文化センター」などが入居。7階はレストラン街となっている。レストラン街。

名鉄百貨店一宮店の前身の「名鉄丸栄百貨店」は名鉄一宮線東一宮駅跡に1969年10月開店。一宮市内に百貨店の出店計画があった名鉄百貨店と丸栄が計画を一本化し、両社と地元財界が出資する会社が運営するという方式がとられた。1982年2月に名鉄丸栄百貨店の経営悪化に伴い、名鉄百貨店などが丸栄などから株式を取得、名鉄グループの100%出資となり、「一宮名鉄百貨店」と改称された。2000年11月1日に一宮名鉄百貨店が閉店、運営会社は清算され、跡地は名鉄不動産が手掛ける高層マンションとなった。

事実上の後継となる名鉄百貨店一宮店は2000年11月3日に名鉄新一宮駅ビルの完成に合わせて開業。開店当初は生鮮食品売場や女性向け衣料品売場に注力した。ピーク時の2003年には約111億円の売り上げがあったが、他の商業施設との競争激化や新型コロナウイルスの感染拡大等の影響で2022年の売上高は約59億円と低迷していた。

跡地は商業施設を検討、名古屋以外から百貨店消滅へ

複数の地元メディアによると、名鉄百貨店一宮店は2024年にも閉店する方向という。閉店後は駅ビルの改装等を行い、新たな商業施設の開業を検討している。

また、愛知県内では2018年に「丸栄」(名古屋市)、2020年に「ほの国百貨店」(豊橋市)「西武百貨店岡崎店」(岡崎市)、2021年に「松坂屋豊田店」(豊田市)といった百貨店が閉店しているが、今回の名鉄百貨店一宮店の閉店により、サテライト店を除き愛知県内では名古屋市以外の百貨店は消滅することとなる。松坂屋豊田店の閉店セレモニー。

縮小続く名鉄グループの流通事業

名鉄グループの流通事業は長らく鉄道事業、運輸事業などと共にグループの柱の1つであったが、近年は縮小傾向が続いている。2005年にはスーパー事業を営む「名鉄パレ」をファンドとの合弁の新会社「パレ」に営業譲渡。2008年に「パレ」は同業の「オークワ」傘下となった。名鉄名古屋駅前の百貨店「名鉄百貨店本店」も名古屋駅前の再開発に伴い将来的に閉店することが決定している。名古屋鉄道の高崎社長は2023年4月の全国紙のインタビューで「再開発後に現在のような百貨店という位置づけは難しい。百貨店事業は外商を中心に新しいタイプの商業施設をつくる」と答え、また「不動産・物流・航空の3事業に注力するとしていることから、名鉄グループの流通事業の縮小は今後も続いていくことであろう。オークワ傘下となったパレマルシェ堀田店(現在は閉店)。

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ドン・キホーテ博多駅南店、2023年4月26日開業-2月28日閉店の福岡空港南店から移転

福岡県福岡市博多区の商業施設「コマーシャルモール博多」にパン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ博多駅南店」が2023年4月26日に移転オープンする。

ドン・キホーテ博多駅南店。

コマーシャルモールの蔦屋跡、ドンキに

ドン・キホーテ博多駅南店」は2月28日に閉店した「ドン・キホーテ福岡空港南店」を移転・改称したもの。もともとこの場所には「蔦屋書店」があったが、2022年9月に閉店していた。
交通の便がよく20~40代の方が多く住む活気のある地域であり、売場面積は旧店舗の約2.5倍(約2,414㎡)に拡大した。
また、旧店と比べて3つの大きな特徴があるとしている。
そのうち1つめは「食品コーナー」の拡大で、特に精肉と総菜のコーナーで焼肉に特化し、出来たての「メンチカツ」「ミルフィーユかつ」も販売。
2つめは品ぞろえ拡大と驚安品を揃えた「コスメコーナー」で、スキンケアからメイクアップまで幅広い商品を取り揃える。
3つめはmajica会員限定のプレオープンや限定プライス。4月25日には会員向けのプレオ―プンセールを行う予定となっている。

ドン・キホーテ博多駅南店

福岡県福岡市博多区東光寺町2-6-40 コマーシャルモール博多内
営業時間:9時~27時

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ドン・キホーテ千葉ポートタウン店、2023年4月25日開業-ラオックスの観光型モール跡に

千葉県千葉市中央区にある複合施設「千葉ポートスクエア」の商業棟に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ千葉ポートタウン店」が2023年4月25日に開業する。 
ドン・キホーテ千葉ポートタウン店。

核店舗が次々変わっていた千葉ポートタウン

千葉ポートタウンはオフィスや体育館、ホテルなどで構成される千葉ポートスクエアの商業棟として1993年に開業。建物は地上7階建てで、千葉ポートスクエア管理が所有している。
開業当初は「トイザらス」や「ラオックス」(家電量販店時代)など大型テナントが出店していたが、アクセスの悪さなどから慢性的な集客力不足に陥り、テナントの撤退が目立ったため施設を開発した千葉新都心開発は2005年に倒産。
その後は空きテナントが目立っていたものの、2016年2月に免税店大手のラオックスが中国の大手不動産会社「緑地集団」と合弁会社を設立し、ポートスクエアの一部施設を取得すると、ポートタウンは「日本初のインバウンド専門のアウトレットモール」として改装される予定となっていた。
千葉ポートスクエア。ポートタウンは右の建物。

2017年7月以降、館内にはラオックス主導の「体験型施設」や免税店が順次開店したが、それらはコロナ禍を待たずに2019年10月までに閉店。空き店舗が目立つ状態となっていた。
ラオックス運営エリアにあった日本いいもの物産展。
現在はドンキの売場になっている。

サバゲーフィールド「AIRSOFT ZONE DELTA」。
サバイバルできずわずか2年で閉店。

千葉ポートタウン、ドンキで落ち着くか

「ドン・キホーテ千葉ポートタウン店」は千葉ポートタウンの1階・2階に核テナントとして出店。売場面積は2,806㎡。
店内は通路も広くゆったりとした空間になっており、一人暮らし向けの総菜や驚安価格の商品を多く取り揃えるほか、まとめ買いでお得に購入できる商品や頻繁にセールを行うなど「サムシングニュー」をテーマに新鮮さを提供する。また、ドン・キホーテで人気のコスメやカラコン、駄菓子などSNSで話題の商品を多数そろえる。
千葉ポートタウンには、ドンキのほかマツキヨダイソーなどが出店している。ポートタウンは開業以来長きに亘って核テナントが次々に撤退する状態となっていたが、ドンキが核店舗となることでそうした状態がようやく落ち着くのかどうか、また他の空き床にも店舗が増えるのかどうかが注目される。

ドン・キホーテ千葉ポートタウン店

千葉県千葉市中央区問屋町1-50 千葉ポートスクエア 千葉ポートタウン(商業棟)
営業時間:9時~24時

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ダイエーイオンフードスタイル西新宿店、2023年4月15日開店-住友不動産の再開発ビルに

東京都新宿区の新築複合施設「住友不動産新宿ファーストタワー(住友不動産西新宿5丁目プロジェクト)」にダイエーのスーパー「イオンフードスタイル西新宿店」が、2023年4月13日にソフトオープン、15日にグランドオープンする。

ダイエーイオンフードスタイル西新宿店。

西新宿の複合ビル、下層階にダイエー出店

イオンフードスタイル西新宿店が出店するのは35階建ての超高層複合オフィス「住友不動産新宿ファーストタワー」下層階で、売場面積は約1,038㎡。ダイエーは新宿区初出店であるとしている。(2011年に閉店した四谷三丁目駅前「グルメシティ四ッ谷店」は子会社「グルメシティ関東」運営、現存する「ダイエー高田店」は豊島区。)
もともと、当地には再開発前にスーパー「肉のハナマサ」等が出店していた。
イオンフードスタイル西新宿店は、コンセプトに「ショートタイムショッピング」で「オンもオフもあなたの味方に」を掲げる。

店舗ロゴ・キービジュアル。

忙しい現代人のライフスタイルに合わせた手軽で美味しい食事の提供をめざすとしており、店内は弁当・惣菜を中心とする「オフィスワーカーゾーン」と、生鮮食品を中心とした「スーパーマーケットゾーン」に売場を分けて展開。「手軽で美味しい食事を提供し、周辺の人々に貢献することを目指す」としている。
なお、ネットスーパーは5月中旬に開始する。

店内は「オン」「オフ」の2つのゾーンに

ONである「オフィスワーカーゾーン」では、豊富な品ぞろえの弁当やサイドメニューを提供し、ニューヨークで人気の「チキンオーバーライス」や「ローストビーフカレー」、「食べるサラダ」など様々なメニューを用意。また、「魚屋の寿司」なども展開し、手軽に食事を取りたい人々のニーズに応える。
OFFである「スーパーマーケットゾーン」では、子供に人気のキャラクター食品や焼きいも、おつまみなど幅広い品ぞろえを提供。さらに、オーガニックの「カット野菜」や、炒めるだけの「冷凍洋風味付魚」など調理に手間のかからない商品も充実しており、忙しい人々のニーズにも応える。

ダイエー イオンフードスタイル西新宿店

東京都新宿区西新宿5-1-1-101
営業時間:7時~23時(4月16日以降)
中野坂上駅徒歩6分・西新宿駅徒歩7分

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HAPPYドンキ サニーサイドモール小倉店、2023年4月14日開店-旧西友1階にドンキ新業態

福岡県北九州市小倉南区のJR下曽根駅前にある大型ショッピングセンター「サニーサイドモール小倉」(旧・西友)1階にドンキの新業態「HAPPYドンキ サニーサイドモール小倉店」が2023年4月14日にグランドオープンする。

HAPPYドンキ。

小倉唯一・九州唯一の「新業態型ドンキ」

HAPPYドンキが出店するのはサニーサイドモール小倉の1階。
HAPPYドンキは既存のドン・キホーテと違い、商品カテゴリーごとではなくH(ヘルス)、A(アミューズメント)、P(プリティ)、P(ポジティブ)、Y(ヤミー(おいしい))というテーマごとに 5 つのゾーンに区切ったドンキの新業態。
近年の特化型新業態としては、ソラドンキ・お菓子ドンキ・お酒ドンキ・コスメドンキ・キラキラドンキに続くものとなる。
ドンキは小倉エリアで3店舗目だが、ドンキ新業態が九州に出店するのは初となった。

HAPPYドンキの店舗ロゴ。

「HAPPYドンキ サニーサイドモール小倉店」の店舗面積は772㎡で、店内では「ニコニコ企画」と題して選ぶ楽しさと幸せいっぱいのよりどりセールを開催するとしている。

HAPPYドンキ サニーサイドモール小倉店

住所:北九州市小倉南区下曽根新10-1
営業時間:10:00~21:00

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e-XP BEPPU、2023年4月4日開業-別府駅近くの家電量販店跡、西日本最大のeスポーツ施設に

大分県別府市の流川通り商店街に、九州最大のeスポーツ施設「e-XP BEPPU」が、2023年4月4日に開業した。

e-XP BEPPU.

西日本最大のeスポーツ施設、別府駅近くに

e-XP BEPPUが出店するのはマンション「センチュリーハイツ日名子」1階にあった「エディオン別府店」跡。同店はトキハ別府店に移転のため、2022年5月に閉店していた。
運営はSummerTimeStudio(本社:大分県九重町)、面積は約1300㎡で、西日本最大級のeスポーツ施設になるとしている。

館内イメージ。(リリースより)

販売エリアや休憩エリアの入場料金は無料。
PC利用料金は1DAY制1名2,500円(18時以降1,500円)、友達割引制度などもある。
今後、デバイスの販売やゲーム開発の講習会もおこなわれる予定となっている。

e-XP

大分県別府市秋葉町7-24センチュリーハイツ日名子1階
営業時間:12:00~22:00(最終受付20:00)
定休日:毎週月曜日・火曜日

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ロフト名古屋、2023年6月30日閉店-ナディアパークの核店舗、栄NOVAのロフトに統合

愛知県名古屋市中区栄のナディアパークにある大型雑貨店「ロフト名古屋」が、2023年6月30日に閉店する。

ロフト名古屋・ナディアパーク。

ナディアパークにある名鉄FCのロフト、統合で閉店

ロフト名古屋は1996年11月に開業。同年に市立高校跡を再開発して生まれた複合ビル「ナディアパーク」の核店舗だった。
店舗面積は7,378㎡。運営は名鉄生活創研で、名鉄グループのFC店だった。
一方で名鉄生活創研は2021年11月に徒歩圏のより好立地にある「栄NOVA」に「栄ロフト」(2,629㎡)を出店。実質的な店舗統合となった。

ロフトが出店する栄NOVA。

今後、ロフト名古屋で行われているポップアップショップなどは栄ロフトに引き継がれるとしている。
ロフト名古屋では、4月15日から閉店セールが、4月28日からメモリアル展が行われる。

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ミーナ天神、2023年4月28日リニューアル開業-天神ロフトが移転、ユニクロ・ブックオフなど再出店

福岡県福岡市中央区にある西鉄福岡駅・地下鉄天神駅近くのユニクロ系(ファーストリテイリング運営)ショッピングセンター「ミーナ天神」(旧マツヤレディス)が、隣接する「ノース天神」(旧ダイエーショッパーズ専門店街)と統合され、新生「ミーナ天神」として2023年4月28日にリニューアルオープンする。

ミーナ天神。

かつてダイエーショッパーズ専門店街・マツヤだった

ミーナ天神の前身「松屋」は1911年に開店。1929年に百貨店化し、1937年に現「ミーナ天神」の場所に移転した。その後、1973年に現「ミーナ天神」の建物に建て替えた際にファッションビル業態「マツヤレディス」に転換したが、経営破綻により2005年に閉店。同年にユニクロを運営するファーストリテイリングのファッションビル「ミーナ天神」としてリニューアルオープンした。

旧・ミーナ天神とダイエーショッパーズ福岡専門店街。

ノース天神は「ダイエーショッパーズ福岡専門店街」としてマツヤレディスと同じ1973年に開業。ダイエーの専門店街として菊竹金文堂(久留米市)が運営する書店「りーぶる天神」やドール・ホビーショップ「ボークス」(現在イオン内に出店)、中古レコード店「ボーダーラインレコード」、「ドムドムハンバーガー」など個性的なテナントが営業していたが、2011年7月に一旦閉店、殆どの店舗が撤退した。

「ダイエーショッパーズ福岡専門店街」時代。

2002年からは「マツヤレディス」「ショッパーズ専門店街」ともに大東建託創業家系の不動産会社「ダイショウ」の所有となったが、ショッパーズ部分は2012年6月からはダイショウ運営の商業施設「ノース天神」となり「ファッションセンターしまむら」「ブックオフスーパーバザー」などが出店。さらに、2018年7月には隣接する「ミーナ天神」とともに「福岡スタンダード石油」(久留米市)に売却されていた。
なお、ダイエーショッパーズ福岡の本館は2015年にイオン九州の店舗となり、「イオンショッパーズ福岡」に改称、2019年には全館改装され「天神ショッパーズ福岡」として運営されている。

ダイエーはイオン・天神ショッパーズ福岡となっている。

ミーナ天神・ノース天神は建物の老朽化もあり、ミーナを運営するファーストリテイリングが主導して両店舗の統合と建物のリニューアルのため2022年8月を以て一旦閉店。
両館の壁を取り払うなど、統合に向けた工事をすすめていた。

新・ミーナ天神、天神ロフトなど約30店舗が出店

新生「ミーナ天神」の総売場面積は約22,100㎡。建物は福岡スタンダード石油が所有、運営はファーストリテイリングとザイマックスがおこなう。
大型テナントとしては、地階に「マツモトキヨシ」、1階・2階に「ユニクロ」、1階にカフェ「ONCA COFFEE」併設の「JINS」、2階に「カメラのキタムラ」、3階に「GU」、4階に「ロフト」、5階に「AOKI」「ABC-MART」、6階に「セリア」「ニトリエクスプレス」、7階に「ブックオフスーパーバザー」、8階に「クロサワ楽器」、屋上にフットサルコートなどが出店する。総テナント数は約30店舗となる。(再出店含む)
なお、無印良品はイオンショッパーズ内に移転している。

ユニクロ天神。

ユニクロの売場面積は約2,840㎡と九州最大の広さとなる。このほか、地階にはイベント等の開催をおこなうPOPUP STORE「つながるひろば」を新設する。
天神ロフトはミーナ天神への移転に先駆けて、3月12日に旧店舗を閉店させている。

旧・天神ロフト。

ミーナ天神

福岡市中央区天神4丁目3番8号
営業時間
地階:7:00~22:00(一部店舗は除く)
1階~8階:10:00~20:00(一部店舗は除く)
屋上:10:00~22:30

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フォレストモール常陸太田、2023年4月7日開業-ヨークベニマル・サンドラッグなど出店

茨城県常陸太田市の国道349号線沿い・カスミ常陸太田店となりにショッピングセンター「フォレストモール常陸太田」が2023年4月7日に開業する。

ヨークベニマル、サンドラッグなど出店

フォレストモールは2003年に創業した「やまきSC開発」を母体としており「アメリカ西海岸の商業施設をモデルとした新しい流通業の形を目指し新しいライフスタイルを提案するショッピングセンター」だとしている。

フォレストモール常陸太田。

フォレストモール常陸太田は同社16施設目で、建物は平屋建て、店舗面積は5,541㎡。
同社と関係が深い「サンドラッグ」のほか、食品核として「ヨークベニマル」(売場面積2,429㎡)が出店。
そのほか眼鏡店「メガネストアー」、100円ショップ「ダイソー」、子供服「西松屋」、元気寿司系の寿司店「魚べい」、携帯電話店「au Style」が3月中に出店。さらに今後、ボディーケア「&body」、牛めし「松屋」、とんかつ「松のや」などが出店する。
また、別棟として、4月中に「マクドナルド」、「茨城日産」が開業する。

フォレストモール常陸太田

茨城県常陸太田市東部土地区画整理事業1街区1画地
営業時間:店舗により異なる
ヨークベニマルは9時~21時半。

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