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ゆめマート曽根、2025年9月2日開店-旧丸和曽根サンパル、ゆめマート北九州初「再エネ100%」店舗に

福岡県北九州市小倉南区の旧丸和曽根サンパル跡地に、イズミ系大型食品スーパー「ゆめマート曽根」が2025年9月2日に開店する。

老朽化で半世紀の歴史に一旦幕おろした旧丸和旗艦店

ゆめマート曽根は、1976年12月に地場老舗系総合スーパー「丸和曽根店」として開店。建物は平屋建で店舗面積は2,644㎡。
丸和曽根店は、丸和の旗艦店級店舗「サンパル」として、兄弟店舗(門司・行橋・川棚)同様に直営衣料や専門店街(地場書店・食物販店など)を展開したが、2011年5月に運営会社が広島地場大手食品スーパー「ユアーズ」(2015年9月イズミと資本業務提携締結)と経営統合したことで、2016年10月にユアーズ運営の“ゆめ”ブランド1号店「ゆめマート曽根」となった。
その後、2019年3月にはイズミによる事業再編の一環として、同社の地域子会社「ゆめマート北九州(旧スーパー大栄)」運営に移行、2020年8月には100円ショップ「Seria」導入を目玉とする大規模リニューアルを実施したが、2024年8月25日に建替えのため一時閉店していた

ゆめマート曽根新店舗のイメージ。

ゆめマート北九州初「再エネ100%」店舗

ゆめマート曽根の建物は平屋建で敷地面積は約7,946㎡、店舗面積は1,572㎡、延床面積は約2,464㎡。
ゆめマート曽根は同業態標準店舗に近い構造であるが、同店運営会社「ゆめマート北九州」初の試みとして、中国電力グループ系大手電気設備工事会社「中電工」とのオンサイトPPA契約と店舗屋根の太陽光パネル(260kw)により「再生可能エネルギー100%使用」を実現するとしている。

ゆめマート曽根

住所:福岡県北九州市小倉南区沼本町4-2-1
営業時間:24時間(大規模小売店舗立地法に基づく届出上)

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ミスターマックスSelectユーカリが丘店、2025年7月24日開店-関東初のMrMax厳選業態、千葉県佐倉市のイオンタウンユーカリが丘に

千葉県佐倉市の京成電鉄京成本線ユーカリが丘駅近くにあるイオン系複合商業施設「イオンタウンユーカリが丘」に、ミスターマックスHD系ディスカウントストア「MrMax Selectユーカリが丘店」が2025年7月24日に開店した。

ユーカリが丘随一の規模誇るイオンタウン

イオンタウンユーカリが丘は、2016年6月5日に閉店したイオンリテール系総合スーパー「イオンユーカリが丘店」(旧マイカルユーカリが丘サティ)を増床移転するかたちで同年6月10日に開業。建物は地上3階建2棟体制(西街区/東街区)で敷地面積は60,370㎡、延床面積は127,280㎡。
同館では開業当初、施設コンセプトに「~集う!味わう!育てる!~わたしの夢がかなう街」を掲げ、イオンリテールの生活提案型総合スーパー「イオンスタイルユーカリが丘」を核に、イオン系ファッションフロア「VIVRE GENE」やイオン系BOOK&CAFE「未来屋書店/CAFE de CRIE」、家電量販店「ノジマ」、100円ショップ「ダイソー」など150近い専門店が入居していた。

イオンタウン東街区の有力専門店に

MrMaxSelectユーカリが丘店は同施設東街区2階に入居するもので、売場面積は2,618㎡(約792坪)。厳選業態としては関東初、同社としても千葉県佐倉市初となる。
新店舗は日常生活をサポートする同社の厳選業態「MrMax Select」として、「MrMax最大級の面積と品揃えを誇るお菓子コーナー」やキッチン用品、ペット用品、文具、コスメなどを拡充。イオンタウンという「幅広い業態の店舗が揃う商業施設へのテナント出店」と同館との協業を通じてお客様の心と暮らしにゆとりをお届けできるよう努めるとしている。

MrMaxSelectユーカリが丘店。

MrMaxSelectユーカリが丘店

住所:千葉県佐倉市西ユーカリが丘6丁目12番地の3
営業時間:午前10時~午後8時

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アークスクエア須坂、2025年8月6日開業ームサシ×ヤマダの巨大施設、イオンモール近くに

長野県須坂市のイオンモール須坂の建設地近くに、アークランズとヤマダHDの共同開発ショッピングセンター「アークスクエア須坂」が2025年8月6日に開業する。

イオンモール須坂ちかくに巨大ホームセンター

アークスクエア須坂のコンセプトは「お客様の⽣活をワクワクさせる『総合⽣活提案型ショッピングスクエア』」。
建物は平屋建てで、総売場面積は約28,800㎡と広大なものとなる。
ヤマダHDとアークランドサカモトは、2022年から業種を超えてコラボレーションする新業態「総合生活提案型ショッピングスクエア」を出店しており、今回は6店目の共同出店となる。

8月6日には「ホームセンタームサシ須坂店」とが、続いて8月29日には「ヤマダデンキ Tecc LIFE SELECT 須坂本店」が開店する。

アークスクエア須坂。(公式サイトより)

ホームセンタームサシ須坂店」は売場面積約15,500㎡。
リフォーム資材・工具・農業資材を扱う「資材館」、日用品・家庭用品・ペット用品・ガーデン用品を扱う「生活館」に分かれており、約10万点を取り揃える。
また、館内にグループの「NICO PET」「アークホーム」を併設。オーダーカーテンの取り扱いも実施する。
このほかにも専門店を出店する余地があり、今後誘致が進められるものと思われる。

アークスクエア須坂

長野県須坂市井上854-1
営業時間:9時~20時(ムサシ/資材館は7時開店)

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さくら薬局の運営企業、アインHDが2025年8月子会社化ーアインHD、フランフランに続く大型買収

大手調剤薬局「さくら薬局」を展開する「クラフト」(東京都港区)を、セブン&アイHDと資本業務提携を締結しておりドラッグストアや雑貨店・調剤薬局などを展開する「アインHD」(北海道札幌市白石区)が2025年8月に子会社化する。

さくら薬局の店舗。(東京都)

経営再建中だったさくら薬局、アインHD入り

さくら薬局を展開するクラフトは1982年に東京都板橋区で創業。1999年よりイオングループと資本業務提携を結んだものの、その後イオングループを離脱。系列のスーパードラッグストアをツルハHDに譲渡したのち、2022年には事業再生ADRを申請。2023年4月より日本産業推進機構グループとなり、経営再建をすすめていた。
アインHDは、日本産業推進機構グループが保有するクラフトの株式を約591億円で取得、同社の子会社とする。

アインHDが展開する「アインズ&トルペ」。

アインHD、2000店舗を超える一大グループに

アインHDの大型買収は、2024年8月の雑貨店「フランフラン」買収に続くもの。
アインHDの調剤薬局店舗網は2000店を超え、日本最大の調剤薬局グループとしての地位を固めることとなる。

FrancFrancもアインのグループ店となっている。

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アクロスプラザ大原、2025年7月25日開業ー小名浜大原のフジコシ跡、ヨークベニマルが再出店

福島県いわき市小名浜の矢田川沿いに、大和ハウスグループの近隣型ショッピングセンター「アクロスプラザ大原」が2025年7月25日にグランドオープンする。

小名浜大原のフジコシ跡、老朽化で閉店していた

アクロスプラザ大原」が出店するのはショッピングセンター「ヨークタウンアクロスプラザ大原」の跡地。
同店は藤越の「フジコシスーパーセンター大原」として開業、藤越が2007年11月にヨークベニマルの完全子会社となったことからのちにヨークタウンとなり、核店舗はヨークベニマルへと生まれ変わった。
しかし、建物の老朽化のため2023年5月に閉店していた。

核店舗としてベニマルが再出店

アクロスプラザ大原の店舗面積は10,110㎡。
核テナントとして「ヨークベニマル」が2025年7月25日に開店。鮮魚売場では、いわきで水揚げされる「常磐もの」の品揃えを充実される。

アクロスプラザ大原。(ニュースリリースより)

このほか「ナフコ」、「ダイソー」、「マツモトキヨシ」などが出店する。ホームセンターナフコは福島県唯一の店舗となる。
なお、一部店舗はヨークベニマルに先駆けて開店している。

アクロスプラザ大原

福島県いわき市小名浜大原字東田66ほか
営業時間:9時~23時など(店舗により異なる)

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GiGO秋葉原1号館、2025年8月31日閉店-旧シントク電気のセガ、跡地にシルクハット秋葉原店

東京都千代田区のJR秋葉原駅電気街口近くにある大型ゲームセンター「GiGO秋葉原1号館(旧・セガ秋葉原1号館)」が、2025年8月31日に閉店。跡地にゲームセンター「シルクハット」が出店する。

GiGO秋葉原1号館(セガ時代)。

電気街口のシントク跡にあったセガ1号館

GiGO秋葉原1号館があった場所にはもともとシントクシントク電気)の「シントク本店」があった。GiGOの前身・セガ秋葉原1号館はシントクの経営不振により「ハイテクランド・セガ・シントク」として1992年11月に開店。シントクは1993年に事実上倒産しており、その後はサトームセンが建物を所有していたこともあった。そののち、近隣にある「セガ秋葉原GiGO」などを含めた系列との店舗名整理により「セガ秋葉原1号館」となった。
2022年1月には全国でアミューズメント事業を展開する「GENDA」(東京都大田区)がセガグループのゲームセンター運営・アーケードゲーム開発企業「GENDA SEGA Entertainment(旧セガ エンタテインメント)」(東京都品川区)を完全子会社化、セガがゲームセンター事業から撤退。それにより、2022年に看板が「GiGO秋葉原1号館」に変更されていた。なお、4号館は2022年9月に閉店するなど店舗整理も行われた。

2022年に閉館した「GiGO秋葉原4号館」

契約満了で33年の歴史に幕-跡地にシルクハットが出店

GiGOを運営するGENDAは閉店を「施設の定期建物賃貸借契約の満了のため」としており、セガ時代から33年間の歴史に幕を下ろすこととなった。GiGO秋葉原は今後2・3・5号館で営業を継続する。
GiGO秋葉原1号館の跡には、マタハリーエンターテイメントのゲームセンター「シルクハット秋葉原店(仮称)」が出店する予定だという。

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ヴィレッジヴァンガード、全店の約3割を閉店へ-2期連続赤字で、2026年5月期以降に

大手雑貨店・書店「ヴィレッジヴァンガード」 (Village Vanguard)を運営するヴィレッジヴァンガードコーポレーション(本社:愛知県名古屋市名東区)は、2026年5月期以降に全店舗の約3割にあたる81店舗の閉店を検討していることを2025年7月に発表した。

ヴィレヴァン渋谷本店。

ヴィレヴァン、経営不振で約3割閉店へ

ヴィレッジヴァンガードは1986年に愛知県名古屋市天白区で創業。東京初出店は下北沢で、2013年にはグループ全体で全国500店舗以上を構えていたが、事業売却や不採算店の閉店などにより2025年5月時点では293店舗を展開。2025年5月期の売上高は約249億円だった。

近年は書店不況に加えてサブカル・漫画アニメ系店舗などの競合業態の増加に伴い業績が低迷しており、2025年5月期の連結決算は最終損益約42億円の赤字だった。最終赤字は2期連続となっている。
不採算店舗の閉店により立て直しを図りたい考えだとしている。

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ブリックス茅ヶ崎、2025年秋開業-JR茅ケ崎駅前のイトーヨーカドー跡、マルエツなど出店

神奈川県茅ヶ崎市のJR茅ケ崎駅前にあるカギサンビルに出店していたセブン&アイHDの総合スーパー「イトーヨーカドー茅ヶ崎店」跡に、新たなショッピングセンター「BLiX茅ヶ崎」が2025年秋に開業する。

旧・イトーヨーカドー茅ヶ崎店。

46年の歴史に幕を下ろしていたヨーカドー茅ヶ崎店

イトーヨーカドー茅ヶ崎店は1979年10月にカギサンビルの核テナントとして開業。建物は地階から7階まで、売場は地階から6階で、店舗面積は12,011㎡だった。
専門店街として日高屋ロッテリアマツモトキヨシカーブスなどが出店しているほか、ヨーカドー内のテナントとして百圓領事館などが出店、大型の立体駐車場も備えていたが、イトーヨーカドーの構造改革により2025年1月に閉店していた。
なお、隣接地には、2021年11月に旧ダイクマの建物が建替えられてヤマダデンキLABI LIFE SELECT 茅ヶ崎が開業している。

茅ケ崎駅前のランドマーク、核店舗はマルエツに

BLiX茅ヶ崎」を運営するのはカギサンビルを所有するカギサン。建物はイトーヨーカドーのものをそのまま利用し、新たなコンセプトを「デイリーユース、新たな街のランドマーク」とする。また、立駐も再活用される。
核店舗となるスーパーマーケットとしては、セブン&アイグループに代わってイオングループ(旧ダイエーグループ)の「マルエツ」が地階全体に出店する。
そのほか1階にヨーカドー時代から出店しておりビルオーナーが運営する「カギサン酒店」をはじめとして「不二家」、「マムズタッチ」、「ドトールコーヒー」などが、4階に「100円ショップ Yen-joy」などが出店する予定となっている。また、高層階は医療・健康に特化したフロアとなる。
ソウルに本店を置くハンバーガー&チキン「マムズタッチ」は日本2号店。都内の1号店は直営店だったことから、本格的なチェーン展開をめざすFC店としては日本初出店となる。

BLiX茅ヶ崎・フロア構成案
フットネスヘルスケア
メディカルクリニック
ライフサポート・サービス(100円ショップ)
エンタメ・リユース
ファッション・インテリア
カフェレストラン・ライフスタイル(マツキヨなど)
B1 スーパーマーケット(マルエツ)

 

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ドン・キホーテ西友行徳店、2025年6月30日開店-行徳駅前2店目、西友行徳店内に

千葉県市川市の東西線行徳駅前にあるトライアル系商業施設「西友行徳店」内に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)系ディスカウントストア「ドン・キホーテ西友行徳店」が2025年6月30日に開店した。

ドン・キホーテ西友行徳店。

行徳駅前、ドンキ徒歩1分の場所にドンキ

ドン・キホーテ西友行徳店の面積は約1,727㎡。
徒歩1分ほどの場所にはドン・キホーテ行徳駅前店が立地する。
「行徳駅前店」ではコンパクトな売場に「スピード・時短」を特徴とした商品を、西友行徳店では「ゆっくり選べる豊富な品ぞろえ・まとめ買い」を実現させる。

行徳弁グッズを販売。

また、「神輿のまち」行徳をテーマにした限定オリジナルTシャツや、行徳の方言「行徳弁」をモチーフにしたステッカーや缶バッジ、キーホルダーも販売する。

ドン・キホーテ西友行徳店

千葉県市川市行徳駅前1-19-1
営業時間:9時~23時

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京阪三条駅、複合商業ビルを建設へ-旧地上駅跡、2025年6月30日付で京都市に都市計画提案書提出

京都府京都市東山区にある京阪電車三条駅の旧駅跡に、京阪ホールディングズが複合商業施設を建設することを発表した。

京阪三条駅・再開発完成イメージ。(ニュースリリースより)

30年近く暫定利用だった京都市内の一等地

京阪三条駅は、1987年の京阪本線地下化・1997年の京津線廃止(地下鉄東西線化)に伴い地上駅が廃止されており、2025年時点は跡地の大半が駐車場となっているなど、その後は永年暫定利用状態が続いていた。

京阪三条駅・再開発エリア。(ニュースリリースより)

そうしたなか、2024年12月には駅跡地周辺が「都市再生緊急整備地域」に指定されていた。

京阪三条駅ビル、ホテルや商業施設など入居へ

京阪ホールディングスの7月1日付の発表によると、地上駅跡にはホテルや商業施設が入居する複合商業ビルを建設する方針。6月30日付で京都市に都市再生特別地区の都市計画提案書を提出している。
新たな建物は地上6階、地下2階建てで、敷地面積は約6,400㎡、延床面積は約27,000㎡を想定しており、3階西側には、鴨川の風や音を感じすことができる展望テラスを整備する計画としている。

京阪三条駅・鴨川西側からのイメージ。(ニュースリリースより)

外観デザインなどについては、京都市美観風致審議会等での意見を反映しながら検討を進めていくといい、完成までにはしばらく時間がかかりそうだ。

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