カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

無印良品 板橋南町22、2025年11月16日閉店-要町駅近くの首都圏最大級旗艦店、僅か3年で

東京都板橋区の首都高高松ランプ近くにある無印良品の旗艦店「無印良品板橋南町22」が、2025年11月16日に閉店する。

無印良品板橋南町22・マルエツ板橋南町店。
マルエツ側は既存の建物を活用。

ハタ・スポーツプラザ跡地、再出店のマルエツと同居

無印良品板橋南町22は地下鉄要町駅から歩いて10分ほどの場所にあり、1963年に開業・2011年に閉館した「ハタ・スポーツプラザ」跡地に2022年11月に開店。スポーツクラブの建物を減築した別棟にマルエツ板橋南町店も同居する。なおマルエツはもともとテナントとして出店しており、再出店となっている。
全館の店舗面積は4,986㎡で、核店舗である無印良品とマルエツのほか「どらっぐぱぱす」、クリーニング「きょくとう」、レンタル自転車「ダイチャリ」(ハローサイクリング)が出店している。
そのうち新築棟に出店する核店舗「無印良品板橋南町22」の売場は4階建て、店舗面積は3,924㎡。無印良品としては東京都内では東京有明店、銀座店に次ぐ広さで、郊外エリアの路面店では関東最大級となっていた。

無印良品板橋南町22。こちらは新築棟。(公式サイトより)

無印良品は出店に際して2022年9月に板橋区と連携包括協定を締結。館内は「板橋推し」が全面にみられ、「板橋のいっぴん」コーナーや板橋区・近隣区で穫れた野菜コーナーが設けられたほか、フードコーナーでは板橋店限定のクラフトビールやハンバーガー、アイスクリームの提供も行われていた。

「板橋のいっぴん」をPRする店内。

なお、2022年9月に先行開店したマルエツはかつて同地にマルエツ池袋店として出店しており、スポーツプラザの閉館後も2020年まで営業していたため、マルエツは再出店だった。

無印良品首都圏旗艦店、僅か3年で閉店

無印良品板橋南町22の閉店は公式ウェブサイトなどで発表されたもの。すでに刺繍工房や自転車修理、洗剤などの量り売りなどといった旗艦店のみの特徴的な各種サービスは終了している。
4階建て・約4000㎡の建物の今後の活用方法は2025年10月時点は発表されていない。
なお、マルエツ板橋南町店は営業を継続するとみられる。

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高松東急REIホテル・松山東急REIホテル、2026年3月閉館-「四国の商店街の顔」いずれも他企業が再生へ

東急グループの大手ホテルチェーン「東急ホテル&リゾーツ」(東京都渋谷区)が運営する都市型複合ビジネスホテル「高松東急REIホテル」「松山東急REIホテル」が、2026年3月に閉館する。

四国を代表するアーケード商店街入口のホテル閉館

高松東急REIホテルは1982年4月に高松東急インとして開業。2015年に東急グループのホテル再編に伴い現名称となった。建物はマニュライフ生命保険が所有する。
客室数は191室、建物は高松市の中心商店街の1つ「兵庫町商店街」のアーケード入口に立地しており、下層階には飲食店やローソンが入居する。

高松東急REIホテル。向かいは東横イン。

松山東急REIホテルは1991年9月に松山東急インとして開業。2015年に東急グループのホテル再編に伴い現名称となった。
客室数は245室、建物は松山市の中心商店街の1つ「大街道商店街」のアーケード入口向かい、「ロープウェー商店街」入口に立地しており、下層階には飲食店やひめぎん愛媛銀行)が入居する。

松山東急REIホテル。電車通りに立地。

「高松東急REIホテル」「松山東急REIホテル」再活用へ

「高松東急REIホテル」「松山東急REIホテル」の閉館は、いずれもホテル運営管理業務受委託契約の終了に伴うもの。
高松東急REIホテルは2026年3月17日のチェックアウトを以て営業を終了。その後、JR四国グループが2026年夏ごろに「JRクレメントイン高松兵庫町」としてリブランドオープンする予定。
松山東急REIホテルは2026年3月3日のチェックアウトを以て営業を終了。その後、サンフロンティア不動産系のサンフロンティアホテルマネジメントが2026年4月ごろに「日和ホテル松山」としてリブランドオープンする予定となっている。
「四国の商店街の顔」は、いずれも新たなビジネスホテルとして再出発を切る予定だ。
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横浜1000CLUB、2026年9月閉館-元DMM VRシアターだった横浜西口のライブハウス「センクラ」、ムービルとともに再開発へ

神奈川県横浜市西区の大型ライブハウス「横浜1000CLUBサウザンドクラブ、通称・センクラ)」が、2026年9月に閉館する。

VRシアターから人気ライブハウスに

センクラの前身「DMM VR THEATER」は2015年9月に開業。
もともとこの地は長らく平面駐車場だった。

DMM VRシアター。隣接してポムポムプリンカフェがあった。

DMM VR THEATERは「世界初のホログラフィック劇場」を標榜しており、Vtuberや2次元キャラのライブをはじめ、一般アイドルのライブなども開催されたが2020年春に閉館。残念ながらラストイベントなどはコロナ禍のため中止となった。
その後、2020年5月より音楽プロダクション「LD&K」が借り受けてライブハウスとして営業をおこなうこととなった。

センクラ。

センクラの建物は相模鉄道グループが所有。キャパシティは名前のとおり約1,000人で、さまざまなバンドやアイドルグループが公演をおこなってきた。

センクラ、契約満了で約7年の歴史に幕

センクラを運営するLD&Kの大谷代表のSNSによると、閉館は契約満了のため。
家賃は年間約1億円でさらに約2億円を投じてリニューアル、7年間の定借契約だったという。

センクラの館内。(撮可公演にて撮影)

大谷代表は閉館に際して「コロナ禍明け短期間でありましたが皆様に愛されたハコ『センクラ』になれたかと自負しています。」としている。

相鉄グループ、ムービルとともに一帯再開発か

相鉄グループは、隣接する「ムービル」などとともに近い将来一帯を再開発する計画がある。

再開発が検討されるムービル。センクラと同様に相鉄系所有。

ムービルも2027年春までに閉館する予定であり、同じく相鉄グループが所有するセンクラも閉館後に解体される可能性が高い。

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キャトル宮古、2025年11月より解体-旧玉木屋・サンホーユー・ニチイ・サティ跡、宮古市が取得で

岩手県宮古市の宮古駅前にあり2021年12月に閉店したショッピングセンター「キャトル宮古」の解体が、宮古市の手により2025年11月に開始される。

キャトル宮古。

コロナクラスターで破産、41年の歴史に幕下ろしていた

キャトル宮古は1980年に大手スーパー「ニチイ」(のちマイカル)と地場企業の提携により「宮古ファミリーデパート玉木屋」として開店。店舗面積は5,999㎡。ニチイ系のまま「サンホーユー宮古店」「ニチイ宮古店」「宮古サティ」などの屋号を経て、マイカルの経営破綻により2002年に閉店した。
その後、2003年12月に地元資本により「キャトル宮古」として営業を再開。核店舗は近隣から移転したスーパー「宮ビル」で、「ハニーズ」「サーティーワンアイスクリーム」など多くのテナントが出店していた。
しかし、2021年8月にテナントの健康器具販売店で新型コロナウイルスのクラスター感染が発生。同テナントで17人以上が感染したため全館一時営業を休止し、その後も客足が遠のいていたとみられ、同年9月に「宮ビル」が倒産。

キャトル宮古の食品売場「宮ビル」。

それと前後して100円ショップ「ラ・エン」、レストラン「フードオアシス満彩」など複数の店舗が閉店し、2021年12月10日に休業(事実上の閉館)。その後、破産を申請していた。

宮古市が取得・解体、駅前再整備へ

キャトル宮古は閉館後に宮古市が土地と建物を取得。建物は耐震性にも問題があるといい、閉店から約4年を経て2025年11月より解体が開始される。
解体は約1年間の予定。キャトル跡地の具体的な活用方法は未定であるものの、宮古市はキャトル周辺の土地も取得。山形市の事例などを参考にしてワークショップを開催、活用策について「市民の意見も伺いながら検討をすすめる」としており、近い将来に駅前を再整備する考えだ。
(撮影:アイビスさん

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クリスピー・クリーム・ドーナツアミュプラザ博多店、2025年11月13日開店-九州初進出の同名店閉店から約9年ぶり復活、明太ソースや苺活かした福岡限定商品も

福岡県福岡市博多区博多駅中央街にあるJR九州系複合商業施設「JR博多シティ」に、大手ドーナツショップ「クリスピー・クリーム・ドーナツアミュプラザ博多店」が2025年11月13日に開店する。
11月13日開店を迎えるクリスピー・クリーム・ドーナツ新店舗。

クリスピークリーム九州初の拠点だった「アミュプラザ」

クリスピー・クリーム・ドーナツアミュプラザ博多店の初代店舗は、2011年3月のJR博多シティ開業にあわせ九州1号店として開店。
初代店舗は看板商品「オリジナル・グレーズド(オリグレ)」を含む幅広い商品の製造を担う大型店であり、平日でも1時間を超える行列が発生するなどJR博多シティの目玉テナントとしての役割を担った。一方、2016年1月には運営会社(KKDJ)による構造改革(地方店舗整理)の一環として福岡市内他2店舗「天神地下街店」「マリノアシティ福岡店」とともに同時閉店、同地域より一時全面撤退した。

今年4月九州再進出、5月に日本最大級ドーナツシアターも

クリスピー・クリーム・ドーナツは2025年4月24日に九州再進出1号店「ONE FUKUOKA BLDG.店(ワンビル店)」を開店。再進出当初は関西圏(大阪府茨木市/ドーナツファクトリー)製造主力商品の供給を受けて販売する暫定的といえる営業体制であったが、初代店舗に匹敵する行列を形成するなど顧客支持を獲得。同年5月開店の九州再進出2号店「キャナルシティ博多店」では、世界最新の店舗フォーマットや日本最大級のドーナツ製造見学施設「ドーナツシアター」併設といったブランドの価値やエンタメ要素を前面に打ち出していた。

テイクアウト業態、アミュ博多限定の土産商品も

クリスピー・クリーム・ドーナツアミュプラザ博多店の新店舗は、2025年9月16日をもって閉店した福岡本拠のスイーツ店「大名ソフトクリーム博多店」跡に開店するもので、同施設への出店は約9年ぶり、旧店舗と異なり立地特性を活かしたテイクアウト専門の業態となる。
新店舗では同社店舗/地域限定プレミアムシリーズ「KrispyKremePremium」名古屋・北海道・東京に次ぐ第4弾として新商品「DOUGH-wich(ドーウィッチ)」を発売、福岡らしい味わいを取り入れるなど旅行や出張といった手土産ニーズに対応する。
めんたいソースやあまおう苺挟んだ新商品も。

クリスピー・クリーム・ドーナツアミュプラザ博多店

住所:福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1 アミュプラザ博多B1F
営業時間:午前10時~午後10時

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ベイシアFoods Park館山店、2025年11月12日開店-カインズ隣接地に新築出店、ワークマン女子やスタバとともにショッピングセンター化

千葉県館山市の国道127号館山バイパス沿いにあるベイシアグループ系ホームセンター「カインズ館山店」隣接地に、同社系大型食品スーパー「ベイシアFoods Park館山店」が2025年11月11日にプレオープン、11月12日にグランドオープンする。

館山バイパス発展にあわせ拡大続ける「カインズ」

カインズ館山店は2005年7月に「スーパーホームセンター カインズホーム館山店」として開店。開店当初の建物は平屋建で店舗面積は9,700㎡。
カインズ館山店周辺では、2004年7月に尾張屋核の複合商業施設「館山マーケットプレイス」が開業するなど商業集積が段階的に進んでいる最中であり、同店も2022年4月にスタバ千葉県最南端店舗「スターバックスカインズ館山店」を新築開店、2023年4月に系列カジュアルファッション「ワークマン女子館山店(現Workman Colors カインズ館山店/近隣プラス店とは異なる)」を新築開店するなど、既存店敷地内や隣接区画への増床を進めていた。2025年現在の店舗面積は13,370㎡。

ベイシア導入で衣食住フルライン展開

ベイシアFoods Park館山店はカインズ既存棟南側に新築するもので、建物は平屋建で店舗面積は2,305㎡。
テーマに「より良いものをより安くより新鮮でより楽しく」を掲げ「食のテーマパーク」をめざす業態「Foods Park」として「地域のお客様の憩いの空間づくり」をめざすとしている。
同店開店によりカインズ館山店は衣食住をフルラインで揃えるショッピングセンターとしての役割を担うこととなる。

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キラキラドンキ海老名ビナウォーク店、2025年11月11日開店-業態初のコンテンツ訴求、若年男性客獲得に向けてイメージ刷新

神奈川県海老名市のJR相模線/小田急小田原線海老名駅前にある小田急系複合商業施設「ビナウォーク」5番館に、流通大手「パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)」の専門店業態「キラキラドンキ海老名ビナウォーク店」が2025年11月11日に開店する。

神奈川2店舗目「キラドン」、業態初のコンテンツ訴求

キラキラドンキ海老名ビナウォーク店は、ビナウォーク5番館2階のカジュアル衣料「Right-on海老名ビナウォーク店」(2025年8月17日閉店)跡に開店するもので売場面積は442.98㎡。同業態としては2024年4月開店の横浜ワールドポーターズ店に次ぐ神奈川県内2店舗目となる。
キラキラドンキ海老名ビナウォーク店では、ドンキ標準店舗が名物と位置付ける焼き芋や綿あめの自販機、韓国の人気雑貨ブランド「wiggle wiggle」商品(80種類以上)といった同業態初の“遊び心溢れるコンテンツ”や買物の楽しさという体験価値を訴求。
同業態が従来からトレンド商品と位置付ける「ツヤモテ髪(ヘアケア商品)」「映える駄菓子」「キャラクターグッズ」も数多く展開することで「若者たちが主役となる放課後の時間を、トレンドと遊び心で彩る空間を演出」するとしている。

キラキラドンキ海老名ビナウォーク店のイメージ。

既存店より「ピンク色」抑えめ、若年男性客獲得めざす

キラキラドンキ海老名ビナウォーク店では、キラキラドンキ既存店が特徴としていたピンク色を極力抑え、黄色・オレンジ・水色といったカラーを壁紙や柱に採用。若年男性を対象としたヘアケア・ファッションアイテムを多く取り揃えることで「誰でも気軽に入りやすい雰囲気を創出」するとしている。

キラキラドンキ海老名ビナウォーク店

住所:神奈川県海老名市中央 1-12-1 ビナウォーク 5 番館 2F
営業時間:午前10時~午後8時

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駒沢パーククォーター、2025年11月11日開業-「駒沢こもれびプロジェクト」、駒沢大学駅前に成城石井など出店

東京都世田谷区の東急田園都市線駒沢大学駅前に、地場不動産会社「イマックス」が運営する複合ビル「駒沢パーククォーター(KOMAZAWA Park Quarter)」A棟が、2025年11月11日に開業する。

成城石井、ロイホ、スタバ、叙々苑ー高品質商業施設に

駒沢パーククォーター」は「駒沢こもれびプロジェクト」として開発が進められていたもので、駒沢大学洋服の青山やビッグエコーが入居していた「イマックス-1ビル/2ビル」の建て替え事業。
コンセプトシーンとして、以下の3つを掲げる。

  • スローでやさしい空気感、たおやかな居心地
  • くらしを楽しむ、ふだんを楽しむ
  • 駒沢ローカルスタイルの発信基地

「駒沢こもれびプロジェクト(仮称)」A棟の建物はアウトモール型とし緑化されたテラスが特徴で、まちと自然に調和する建築デザインにしたという。また、今後隣接して南側にB棟が建設されるとみられる。

KOMAZAWA Park Quarter A棟。(公式サイトより)

建物は地上4階・地下1階建て。高品質スーパーマーケット「成城石井」を核店舗に、「叙々苑」「ロイヤルホスト」「スターバックス コーヒー」などが出店。また、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営する「SHARE LOUNGE」も設けられる。
総テナント数は17店舗となる。

KOMAZAWA Park Quarterのフロア概要(リリースより)

なお、館内の詳しい内容や建物の建設状況について、こもれびプロジェクトの公式LINEや公式サイトでも順次発表するとしている。

KOMAZAWA Park Quarter A棟

東京都世田谷区上馬三丁目18-7
営業時間:7時~23時(店舗により異なる)

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サンライズ綾瀬、2025年11月20日1期開業-駅南側に複合商業ビル、核店舗はオーケー綾瀬駅前店

東京都葛飾区の東京メトロ千代田線・JR常磐線綾瀬駅前に、複合商業ビル「サンライズ綾瀬」が2025年11月20日に1期開業した。

ダンロップスポーツクラブ等の跡、オーケーが出店

サンライズ綾瀬は綾瀬駅南側にあり、2022年までダンロップスポーツクラブガストなどが出店していた雑居ビルの跡に完成した複合商業ビル。
建物は地下1階・地上6階建てとなる。

サンライズ綾瀬。(オーケーの公式サイトより)

核店舗は地階に出店するディスカウントスーパーマーケット「オーケー綾瀬駅前店」。
店舗面積は約722㎡、オーケーとしては小型店で食品を中心に扱う。
徒歩圏には東急ストア、イトーヨーカドー、まいばすけっとなどがあるほか、隣駅の北綾瀬では2025年6月に大型ショッピングセンター「ららテラス北綾瀬」が開業したばかりで、競争が激化しそうだ。

館内にはクリニックモール、回転寿司も?

このほか、サンライズ綾瀬の上層階にはクリニックモール「そうごうメディカルモール綾瀬中央(仮称)」が設けられており、12月以降に「綾瀬中央診療所」など複数のクリニックが出店する予定となっている。館内ではまだテナント募集中の区画もあるとみられる。
なお、建築計画時のパース図では「くら寿司」の看板も設置されていたが、同店の開業予定日などについては未定となっている。

サンライズ綾瀬(オーケー綾瀬駅前店)

東京都葛飾区小菅4-10-3
営業時間:8:30~21:30(オーケー)

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ノジマ、2026年に本社をJR横浜駅前からJR品川駅前に移転-「神奈川の雄」も東京の企業に

神奈川県横浜市西区に本社を置く首都圏地場大手の家電量販店「ノジマ」が、2026年より本社を東京都港区のJR品川駅前に移転する。

一貫して神奈川県に本拠地を置いていたノジマ

ノジマは1959年に神奈川県相模原市で創業。その後、本社を横浜市に移した。なお、本店は現在も相模原市内にある。
キャッチフレーズは「人で買っていただく」。2020年には本社を横浜市西区のJR横浜駅ビル「JR横浜タワー」に移転。一貫して神奈川県に本社を置いてきた。

ノジマNEW鶴川店・マルエツ鶴川店。(町田市)

ノジマは2025年時点では首都圏南部を中心に関東・中部地方、カンボジアを中心とする東南アジアに出店。家電量販店を核店舗の1つとする商業施設も運営しているほか、近年はM&Aによる企業買収を積極的におこなっている。
首都圏中心に展開することから、大型店のテナントとして出店することが多いのも特徴だ。

ノジマ入間店・丸広百貨店入間店。(入間市)

ノジマも「東京の企業」に

ノジマが新たに本社を置くのは、東京都港区のJR品川駅前にある「品川インターシティ」。
JR横浜駅ビル「JR横浜タワー」からノジマ本社を移転させるほか、都内の子会社なども含めて8フロアに移転・集約させる。

ノジマが2025年現在本社を置くJR横浜駅ビル。

ノジマは相模原市を拠点とする女子サッカーチーム「ノジマステラ神奈川相模原(ノジマ相模原)」を持つほか、横浜Fマリノスなど神奈川県に本拠地を置くプロスポーツチームのスポンサーを務めており、横浜DeNAベイスターズでは「ノジマDAY」も開催。2025年にはマリノスの買収にも興味を示していた。
ノジマ相模原は今後も相模原に本拠地を置くとみられるが、「東京の企業」となることで、こうしたスポンサー事業についても将来的に変化していくのかどうか注目される。

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