カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

セイコーマート、電子マネー「WAON」に加盟-7月25日から取扱開始

北海道最大手のコンビニエンスストア「セイコーマート」を運営する「セコマ」(札幌市中央区)は、イオングループの電子マネー「WAON」の取り扱いを7月25日から開始した。secoma01
セイコーマートの店舗(札幌市北区)。(撮影:せぶん)

7月25日より全店で利用開始、キャンペーンも実施

7月25日より開始したWAONの店頭決済と現金チャージサービスは、セイコーマート全1,182店舗(2017年6月現在、北海道1,082店舗、茨城県86店舗、埼玉県13店舗)で実施。セイコーマートで使用できる電子マネーは交通系電子マネー、クイックペイ、iD、Edy、WAON、SAPICA(サピカは札幌市のみ)となる。
セイコーマートでは今回のWAON導入を記念し、7月25日から8月20日まで「電子マネーWAONを使って当てようキャンペーン」を開催している。セイコマートでWAONを使って支払いしたレシートを集めて応募すると、抽選でSecoma北海道産牛乳使用アイス詰め合わせ、フランス産シャンパン、炊飯器などの景品が当たる。
(詳しくは下記の外部リンクを参照)

外部リンク:セイコーマートで電子マネー「WAON」決済サービス開始 7月25日(火)より全国のセイコーマート1,181店舗にて
外部リンク:電子マネーWAONを使って当てようキャンペーン実施中!
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JR九州トランドール、商業施設シフト進む-2017年夏にも戸畑、赤間などから撤退

JR九州グループのベーカリーチェーン「トランドール」は、7月から8月にかけて赤間駅、海老津駅、戸畑駅から相次ぎ撤退することを決めた。

閉店するトランドール赤間駅店。

「駅構内」半減-今後は商業施設内店舗へシフトか

トランドールはJR九州とタカキベーカリーの合弁企業として1992年4月に創業。7月25日現在、駅構内向け業態「トランドール」、商業施設向け業態「グレンドール」、「ランジュドール」、デニッシュ専門店「デニッシュバー」などを九州・山口に37店舗展開(8月末には36店舗予定)している。
近年は鹿児島本線の黒崎駅、福工大前(筑前新宮)駅、二日市駅、久留米駅、大牟田駅などから相次ぎ撤退するとともに、イオン、イズミ(ゆめタウン)などに「グレンドール」業態の新規出店を進めていた。

ランジュドール。

トランドールは赤間駅からは7月12日に、海老津駅からは8月7日に、戸畑駅からは8月9日に撤退。福岡県内の鹿児島本線において営業を継続するのは、西小倉、八幡、千早、吉塚、博多、南福岡の各駅のみとなる。
トランドールでは7月27日にはイオン乙金ショッピングセンター(福岡県大野城市)にグレンドールを出店しており、今後もショッピングセンターへのシフトが進むであろう。

表:トランドール店舗数の推移(2007年、2017年8月末)
   2007年(最盛期)  2017年8月末
 駅構内・駅ビル店舗  33店舗  18店舗
 駅以外の店舗  18店舗  18店舗

外部リンク:トランドール|トップページ
外部リンク:閉店のお知らせ | トランドール公式ブログ
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ダイエー塚口店3番館、2017年秋閉店-塚口さんさんタウンの核店舗、ダイエーは1番館に集約

尼崎市の阪急塚口駅前の再開発ビル「塚口さんさんタウン3番館」と、さんさんタウンに出店する総合スーパー「ダイエー塚口店3番館」が2017年秋に閉店する。

塚口さんさんタウン3番館(ダイエー塚口店3番館)。

塚口さんさんタウンの核店舗として出店したダイエー

ダイエー塚口店は尼崎都市開発により管理・運営される3館体制の再開発ビル「塚口さんさんタウン」の核店舗として1978年7月に開業。塚口さんさんタウン全体の売場面積は32,514㎡。
1番館にはダイエーの衣料品売場、家電量販店「マツヤデンキ」、「未来屋書店」、行政窓口「尼崎市阪急塚口サービスセンター」、映画館「塚口サンサン劇場」などが出店。2番館にはCD・DVDレンタル専門店「TSUTAYA」や飲食店が出店、公共施設やオフィス、住宅も整備されている。3番館にはダイエーの暮らしと食料品売場(地下1階~5階)、リサイクル店「ブックオフ」、100円ショップ「キャンドゥ」、「Honeys」、「ドムドム」、公共施設などが出店している。

3番館は建て替えのため閉館-跡地は複合マンションに

塚口さんさんタウン3番館は老朽化のため2017年度中にも解体予定で、それに伴い同館のダイエー直営売場も2017年秋を目処に閉店することとなった。

入居テナントの多くが再開発に伴い撤退を進めている。

解体後、跡地には野村不動産が手がける地上16階建ての複合マンション「プラウドシティ阪急塚口(仮称)」が建設予定となっており、地下1階〜地上2階は商業施設になる予定だ。
マンションはさんさんタウン3番街解体後の2019年に着工し、2022年の完成を目指す。

売場は1番館に集約-「フードスタイル」で再出発へ

3番館の閉店後、ダイエーは現在衣料品売場となっている1番館の2階と3階を食料品と日用消耗品を取扱う「イオンフードスタイルストアby daiei」に改装する。

ダイエー塚口店売場集約リニューアルの告知。

これにより、1番館と3番館で最盛期には合計10フロアほどあったダイエー直営売場はフードスタイル(2~3階)の2フロアに集約される形となる。また、5階・6階は工事が行われており、フードスタイル改装時に新たな専門店の導入が予想される。
なお、ダイエー塚口店では1番館衣料品売場の営業終了セール(8月31日まで)、3番館3〜5階の生活用品売場の売りつくしセール(追記:10月30日まで)を開催している。
 1番館の映画館「塚口サンサン劇場」は営業継続する。

追記:3番街ダイエーは10月30日、テナントは11月15日閉店

追記:3番街のダイエー直営売場は10月30日に、テナントは9月から11月15日にかけて順次閉店する。
1番街のダイエーは11月3日にリニューアルオープンとなる。

外部リンク:ダイエー塚口店
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イオン乙金ショッピングセンター、7月29日開店

福岡県大野城市に「イオン乙金(おとがな)ショッピングセンター」が7月29日にグランドオープンする。

イオン乙金ショッピングセンター。

鉄骨平屋+公園+コンテナモール併設の新業態

イオン乙金ショッピングセンターは、福岡県大野城市が進める福岡都市計画事業乙金第二土地区画整理事業内に出店。コンセプトは「地域の皆さまがまるで『我が家』に集い楽しむ空間」。
クルマ10分圏を商圏とし、食や公園など「暮らしを楽しむ」ことをテーマにした「南街区」、ホットヨガ教室やペットショップなど「時間を楽しむ」ことをテーマにした「北街区」の2街区で構成される。
鉄骨平屋建てで、イオン九州の直営面積は2,590㎡、専門店の面積は南街区2,445㎡ 、北街区5,093㎡。
南街区にはイオン九州のほか、「グリーンパークストピック」、「グレンドール」、「未来屋書店」とフードコートなどが出店。イオン九州の売場は殆どが食品売場となる。
北街区には「スポーツオーソリティ」、「ダイソー」、「メガネのヨネザワ」「ABC-MART」などが出店する。

フードコート。

また、南街区には公園を、北街区には小規模店が出店する「コンテナモール」を設けるなど、新たな試みも実施される。

イオン乙金ショッピングセンター

住所:福岡県大野城市乙金三丁目
営業時間:10:00~21:00、イオン九州は9:00~22:00

(画像はプレスリリースより)
外部リンク:イオン乙金ショッピングセンター
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大塚ビル、解体はじまる-旧・白木屋百貨店の近代建築

JR大塚駅前にある歴史的建造物「大塚ビル」が解体されることになり、7月より工事が開始されている。

元・白木屋の近代建築-築80年で歴史に幕

大塚ビルは1937年5月に百貨店「白木屋大塚分店」として竣工(旧店を建て替え)したもの。
建物は地下1階、地上6階建てで、設計は石本喜久治、施工は清水建設(清水組)。石本氏は白木屋本店、白木屋大森分店、東京朝日新聞社ビル、広島市民球場などを設計したことで知られる。
白木屋大塚分店は1948年に閉店(その後、白木屋は東急百貨店が買収)、1956年に浜松市の百貨店「松菱」(2000年倒産)の系列店となったのち、1959年からは雑居ビルとして使われている。1960年代には劣化したタイルの剥落を防止するため外壁にアルミ板が貼られた。

現在のすがた。JR大塚駅より。

大塚ビルには最近までマクドナルド、くすりの福太郎に加えて複数のオフィス・事務所などが入居しており、建物も綺麗に維持されていたが、2017年3月に建物を三井不動産レジデンシャルが買収。7月より解体が行われることとなった。解体工期は2018年6月までとなっている。
跡地に建設される建物の概要は決まっていないが、商業施設を併設したマンションなどになることが予想される。

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かみしんプラザ、全面改装へ-2017年7月に大型テナント相次ぎ撤退

大阪府大阪市東淀川区にあるショッピングセンター「かみしんプラザ」が改装されることになり、1・2階で営業するテナントの大半が2017年7月23日から30日にかけて閉店した。

かみしんプラザ(旧・レインボープラザ上新庄)。

1階、2階で営業する大半のテナントが撤退

かみしんプラザはダイエー上新庄店を核とする「レインボープラザ上新庄」として1980年5月に開業。売場面積は9,519㎡。
2005年にダイエーが撤退した際、施設を保有する青果専門商社「シーオン」が改装を実施したが、同社の経営破綻により、現在は三菱商事系の日本リテールファンドが運営を行っている。
2016年6月には施設の外装を一新、地階に新たな食品核「平和堂フレンドマート」が導入されるなど大規模な改装が実施されたが、1階・2階は2005年のダイエー撤退後の改装以来、目立ったテナントの入替が行われていなかった。

今回、改装・契約満了により撤退するのは、ダイエー時代から営業を続けていた「メガネの愛眼」や、東京靴流通センターの地域密着型靴専門店「チヨダ」、ジーンズ専門店「JACK」、上新庄唯一の大型ゲームセンター「スペースプラネット」、ベーカリーカフェ「ル・クロワッサン」など1階、2階の9店舗。

営業終了の告知が掲げられたル・クロワッサン。

各店舗では完全閉店セールが開催されており、AFRICA TAROのレディス専門店「明日もラッキーガール」では店内商品最大80%OFF、千林への移転を決定したリサイクル子供服専門店「ECO&KIDS AKIRA」では最大70%OFFの売りつくしが行われている。
大型テナントの相次ぐ撤退により1階、2階ともにフロアの半分ほどが事実上の閉鎖状態となる。なお、地階の平和堂などは営業を継続する。

最大70%OFFで商品の売りつくしを行っているAKIRA。

人気テナント導入で2017年秋以降に全面リニューアル

かみしんプラザでは、テナントの閉店と平行して7月初旬より施設の改修工事が進められている。
既にレディスファッション専門店「Green Parks topic(グリーンパークストピック)」やイオングループの靴専門店「ASBEE fam.」、低価格眼鏡ショップ「JINS」など、一部の新テナントが開店日告知や求人募集を開始している。

かみしんプラザ1階フロアマップ(公式サイトより)。
灰色部分は改装のため閉鎖されている。

営業を継続するテナント一覧(1・2階)
  • ハニーズ(レディス)
  • GU(ファミリーカジュアル)
  • モバイラーズステーション上新庄(携帯ショップ)
  • ミカヅキモモコ(バラエティ雑貨)
  • 手芸の丸十(手芸用品)
  • Alioli(レディス)
  • マルミヤ(カジュアルバッグ・財布)
  • IROHA(ヘアカラーショップ)
  • サンキューカット(カットサロン)
閉店したテナント一覧(1・2階)
7月23日
  • メガネの愛眼
  • AFRICA TARO 明日もラッキーガール(レディス)
  • チヨダ(靴)
  • ガリバー(バラエティ雑貨)
  • ECO&KIDS AKIRA(リサイクル子供服専門店)(買取のみ)
  • JACK(カジュアルファッション)
  • スペースプラネット(ゲームセンター)
7月27日閉店
  •  ル・クロワッサンショップ(ベーカリーカフェ)
7月30日閉店
  • ECO&KIDS AKIRA(リサイクル子供服専門店)

外部リンク:かみしんプラザ
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ユニー・アピタ岩槻店、8月20日閉店-建物をスーパーバリューが取得へ

さいたま市岩槻区の大型総合スーパー「ユニー・アピタ岩槻店」が8月中旬をもって閉店する。
※閉店日が分かり次第更新します。
追記:8月20日での閉店が発表された。
追記:10月19日に「スーパーバリュー 卸売パワーセンター岩槻店」となった。 アピタ岩槻店。(画像はGoogleストリートビューより)

 

イオンとの競争激化が顕著だった

アピタ岩槻店は2000年9月開業。建物は地上3階建てで、売場面積は13,955㎡。建物はユニーが所有する。
東武伊勢崎線武里駅から西に2kmほど離れた郊外型の店舗であったが、隣接するさいたま市緑区の「イオンモール浦和美園」(2006年開業)や越谷市の「イオンレイクタウン」(2008年開業)、春日部市の「イオンモール春日部」といったイオンの大型ショッピングセンターとの競争や、かつて「東洋一のマンモス団地」と呼ばれた武里団地の人口減少による店舗利用者の減少も、閉店を招いた要因の1つと考えられる。
2006年緑区に開業したイオンモール浦和美園。

なお、岩槻店では閉店セールを8月中旬の閉店日まで行う。

建物はスーパーバリューに「贈与」

アピタ岩槻店の建物は、閉店後の10月1日にユニーから「スーパーバリュー」(埼玉県上尾市)に贈与される。
上尾市のスーパーバリューは埼玉、東京、千葉の3都県でスーパーマーケットとホームセンターを運営しており、アピタ岩槻店から東に600mの場所にも食品スーパー「スーパーバリュー春日部大場店」を出店している。
スーパーバリューはかねてより新業態開発の拠点となる物件を計画しており、立地条件が適していることなどからアピタ岩槻店の取得に至ったという。
追記:10月19日に「スーパーバリュー 卸売パワーセンター岩槻店」となった。

ニュースリリース:固定資産(建物等)の贈与による取得(受贈)に関するお知らせ(スーパーバリュー公式サイト)
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日本橋附近の首都高、地下化に向けた検討開始-国交省、東京都など、2017年7月に明かす

国土交通省と東京都、首都高速道路株式会社は、日本橋附近の首都高速道路(江戸橋JCT-竹橋JCT、2.9km)の地下化に向けた検討を開始すると発表した。

地下化を検討する区間(青色部分、国土地理院地理院地図に加筆)。

1963年に「フタ」をされた日本橋

初代の日本橋は1603年に架橋されたもので、現在の日本橋は1911年に開通した19代目のもの。1604年より五街道の起点となっており、1873年には道路元標を設置、2005年にはアジアハイウェイ(日本-中国-インド-トルコ)の起点にも指定されている(起点は首都高上)。
19代目の日本橋は、1999年に国指定重要文化財となったものの、1963年より橋の上空に首都高速道路が設置されており、かねてから景観を阻害するとの声が起きていた。

日本橋附近の首都高。

老朽化で景観議論再燃、地下化へ

地下化の方針は、7月21日に石井国土交通大臣が明らかにしたもので、工事の開始は早くても東京オリンピック終了後になるとのこと。
同区間の首都高は建設から50年以上を経て老朽化が進んでおり、2016年には国家戦略特区の都市再生プロジェクトに指定され、首都高の更新とともに、将来の日本橋のあり方についても検討が進められてきた。
 今後は着工に向け、線形・構造の計画案など具体的な検討に入ることになると考えられる。

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みなとみらいに大型音楽アリーナ、2020年春開業-ぴあ運営、1万人級

チケット販売大手の「ぴあ」(チケットぴあ、渋谷区)は、横浜市のみなとみらい21地区に大型音楽アリーナを建設することを発表した。

建設予定地。現在は更地(7月20日撮影)。

1万人級-オリンピックに伴う会場不足にも寄与

ぴあが大型音楽アリーナを建設するのは横浜市西区のみなとみらい38街区。現在、土地は三菱地所が所有しており、同社から1万2000㎡を借りて建設される。
建物は地上4階、地下1階、延床面積約21,000㎡。収容人数は1万人クラスとなる。

建設予定地図(プレスリリースより)。

同社リリースによれば、民間企業の単独主導による音楽アリーナとしては日本最大のものになるといい、「民間ならではの視点から音楽業界のニーズを丁寧にくみ取り、コンサートを観る側と演じる側の双方にとって、その環境や使い勝手を最適化した、新しいタイプの音楽アリーナの実現を目指す」としている。

完成予想図(プレスリリースより)。

開業は2020年春ごろになる予定で、東京オリンピックの開催に伴う首都圏の会場不足にも一役買うことが期待される。

外部リンク:固定資産の取得(大型音楽アリーナ建設)及び賃借に関するお知らせ(ぴあ)
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名古屋市営地下鉄の「サークルK」8店、2017年7月からローソンに-池下駅店は“ドアラまみれ”

愛知県名古屋市の名古屋市営地下鉄駅構内に、コンビニ「ローソン」8店舗が7月18日に同時開店した。

旧サークルKの8店舗をローソンに転換

今回ローソンが出店したのは名古屋市営地下鉄東山線の高畑駅、中村公園駅、池下駅、鶴舞線の鶴舞駅、桜通線の丸の内駅、御器所駅、桜山駅、久屋大通駅構内の8店舗。
いずれの店舗も3月末までユニー・ファミリーマートHDの「サークルKミニ」として営業しており、新たに駅構内売店の運営事業者となったローソンが店舗を引き継ぐ形となった。
なお、7月18日現在で名古屋市営地下鉄構内で営業する「サークルK」、「サークルKミニ」は10店舗あるが、いずれも順次「ファミリーマート」へ転換されるとみられる。

ローソン池下駅店は“ドアラまみれ”

今回出店した店舗のうち、東山線池下駅構内の「ローソン名古屋地下鉄池下駅店」では、ローソンがオフィシャルスポンサーを務めるプロ野球・中日ドラゴンズのラッピングを採用。
ラッピングはチームのマスコットキャラクターである「ドアラ」が全面に押し出されたデザインとなっており、「ローソンの制服を着たドアラ」や「からあげクンを両手に持ったドアラ」など、ここでしか見られない“レアドアラ”の姿が印象的だ。池下駅店のイメージ。外観に写るドアラが7匹なのに対しドラゴンズ選手は5人(しかも1枚)。比率がおかしい。

(イメージ画像はニュースリリースより)
ニュースリリース:名古屋市営地下鉄内に新たな駅ナカコンビニが誕生 7月18日(火)に「ローソン」8店舗オープン(ローソン公式サイト)
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